【通信制って甲子園行ける?】甲子園に出場した通信制高校一覧

高校球児なら誰もが憧れる“甲子園”。「でも通信制高校じゃ無理でしょ?」――そんな固定観念を打ち破る快挙が、すでに現実になっています。2012年春、長野県の地球環境高等学校が通信制として史上初めて選抜大会に出場し、2016年夏には北海道のクラーク記念国際高等学校が夏の甲子園へ進出。さらに2023年にはクラーク記念国際が悲願の甲子園初勝利を挙げました。

本記事では、甲子園の土を踏んだ通信制高校を一覧で紹介し、通信制を選ぶことで野球に打ち込めるメリット、そして「学び」と「好き」を両立できるNIJIN高等学院の魅力までを徹底解説します。

目次

甲子園に行った通信制高校一覧

学校名 所在地 甲子園出場年・大会 出場回数 主な実績・トピック
地球環境高等学校 長野県佐久市 2012年・第84回選抜(春) 1回 通信制高校として史上初めてセンバツに出場1
クラーク記念国際高等学校 北海道深川市 2016年・第98回選手権(夏)
2022年・第94回選抜(春)
2023年・第95回選抜(春)
2023年・第105回選手権(夏)
4回 2016年に通信制として初の夏の甲子園出場。2023年夏に通信制校として初勝利を記録23
未来富山高等学校
(未来高等学校 富山中央学習センター)
富山県富山市 2025年・第107回選手権(夏)〈初出場予定〉 1回(予定) 創部8年で富山県大会を制し、全校生徒24名中23名が野球部という“野球特化”校4

ポイントで見る通信制校の躍進

  • 2012年のセンバツ初出場から10余年で、通信制校の甲子園出場は3校・計6大会に拡大。
  • 午前学習+午後練習寮完備など、通信制ならではの柔軟な学習・練習環境が強化を後押し。
  • 2023年夏のクラーク記念国際の勝利で「通信制でも勝てる」ことが実証され、後続校に大きな刺激を与えた。

  1. 地球環境高、通信制高校初のセンバツ出場(朝日新聞、2012年1月27日)
  2. クラーク国際、通信制高校として夏の甲子園初出場(Sportiva、2016年8月7日)
  3. クラーク国際、通信制高校史上初の甲子園勝利(クラーク記念国際公式、2023年8月8日)
  4. 未来富山高、富山大会優勝で甲子園初出場へ(未来高等学校公式、2025年7月26日)

甲子園に行くために通信制高校を選ぶメリット

1. 練習時間が最大化できる「午前授業+午後練習」モデル

通信制高校の多くは 午前中に学習・午後からは部活 というカリキュラムを組めるため、全日制より長い練習時間を確保できます。クラーク記念国際高では週5登校でも午前授業だけに集約し、午後は専門科目として野球に集中する日々を実践しています56

2. 専門コース+経験豊富な指導陣でレベルアップ

通信制高校には「スポーツコース」を設け、トレーニング理論や映像分析など専門科目を用意する学校が増加中。クラーク記念国際や地球環境高は甲子園出場校を率いた監督を招聘し、質の高い指導環境を整えています6

3. 全国募集×寮制で多様な才能が集まる

寮を完備し全国から選手を受け入れる通信制校では、地方の選手も学費+生活環境を一本化して野球に打ち込めます。未来富山高は全校生徒24人中23人が野球部員という“野球特化”体制で全国から逸材を集めました7

4. 小規模チームでレギュラー獲得チャンスが大きい

強豪全日制ではベンチ入りすら狭き門ですが、通信制の野球部は人数が限られるケースが多く、実戦経験を積みやすいのが特長。未来富山高のように少数精鋭で甲子園切符を勝ち取った事例もあります7

5. 高卒資格+スポーツ系ライセンスで進路の幅が広がる

柔軟な学習スケジュールで高卒資格を取得できるのはもちろん、スポーツコースでは世界各国のトレーナー協会などの専門資格を高校在学中に取得できる学校もあります8。プロ選手を目指しながら、指導者・トレーナーへの道も開けるのが通信制の強みです。


  1. みんなの通信制高校ナビ「甲子園出場できた通信制高校チームも!野球を頑張りたい人に通信制はおすすめ」
  2. ウェルカム通信制高校ナビ「通信制高校が甲子園出場!詳しい部活動を紹介」
  3. 雑記ブログ、ときどきAmazon「未来富山が初の甲子園へ 通信制23人の挑戦」
  4. ウェルカム通信制高校ナビ「野球の強い通信制高校│スポーツに打ち込みたい人におすすめ」

まとめ

通信制高校は「時間割を柔軟に組める」「全国募集で優秀な選手が集まる」「専門カリキュラムと寮完備でレベルアップできる」など、甲子園を目指すうえで大きなアドバンテージを持っています。
実際に 地球環境高等学校クラーク記念国際高等学校、そして未来富山高等学校が甲子園の舞台で実績を残し、「通信制でも甲子園へ行ける」ことを証明しました。
一方で、学業もしっかり修了し、将来の選択肢(大学進学・就職・トレーナー資格取得など)を広げられるのも通信制の強み。
「野球も勉強も、自分らしく全力で取り組みたい」──そんな夢の実現に、通信制高校は最適なフィールドとなり得ます。

  • 甲子園出場は夢ではない ─ 近年は通信制高校から毎年のように代表校が誕生。
  • 学習と練習の両立がしやすい ─ 午前授業+午後練習モデルで効率的。
  • 全国区の選手が集結 ─ 寮制+オンライン学習で地方選手にも門戸が開かれる。
  • 将来設計も安心 ─ 高卒資格はもちろん、スポーツ系ライセンス取得や大学進学サポートも充実。

次章では、野球と学びの両立を掲げる新しい通信制高校「NIJIN高等学院」の魅力を、公式サイトの情報をもとに詳しくご紹介します。

NIJIN高等学院とは?

NIJIN高等学院は、株式会社NIJINが2026年4月に開校予定の通信制サポート校です。メタバース上の校舎を拠点に、企業インターンや全国を巡る「旅プロジェクト」などリアルな体験学習を組み合わせ、「学び」と「社会」をダイレクトに結びつける先進的な教育を提供します10

教育理念 ― Be Unique, Go Special

同校が掲げるスローガンは「Be Unique, Go Special」。学歴よりも専門性独自性を深める学びを重視し、生徒一人ひとりの“違い”を武器に変えることを目指します11

主な特徴

  • メタバース校舎 × リアル体験 ― VR空間での授業と、旅プロジェクト・企業インターンによる実社会での学びを往復するハイブリッドモデル10
  • オーダーメイドカリキュラム ― 「やりたいこと」に合わせて時間割を自由に設計。教師が伴走しながら個別最適化された学びを実現12
  • 学年を超えたコミュニティ ― クラス制を廃止し、多世代が交流する環境で互いに刺激し合いながら成長12
  • 定員100名の少人数制 ― 2025年9月から募集を開始し、全国から100名を受け入れる予定。高校1〜3年生が対象9

基本データ

開校予定 2026年4月1日
所在地 メタバース上の専用校舎(事務所:東京都江東区常盤2-5-5)
募集定員 100名(全国募集)
主な学び 旅プロジェクト学習/高校生企業インターン/探究・PBL科目 ほか

「野球に本気で打ち込みつつ、社会で活躍できる力も磨きたい」——そんな高校生にとって、時間と場所の制約を超えて学べるNIJIN高等学院は有力な選択肢となるでしょう。


  1. NIJIN高等学院 基本情報(開校日・定員など)
  2. NIJIN高等学院 公式TOP|メタバース校舎・旅プロジェクト・企業インターン
  3. 学校理念「Be Unique, Go Special」
  4. ニジ高の強み|オーダーメイドカリキュラム・多世代交流
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