こんにちは!ボランティアスタッフのみゅーです。
今回は、小学4年生のきゃらめるさんにお話を聞きました。
「みんなで楽しく過ごしたい」
そう思っていたのに、だんだん学校へ行くことがしんどくなってしまったというきゃらめるさん。
笑顔を失いかけていた日々に、転機をくれたのが NIJINアカデミー との出会いでした。
この記事では、きゃらめるさんと保護者の方にインタビューした内容をもとに、きゃらめるさんが再び笑顔を取り戻すまでの歩みをお届けします。
みんなと楽しく過ごした学校生活
ーもともと、学校に行くことは好きだったの?
きゃらめるさん:うん、めっちゃ楽しかったし好きだった。
新しい友達もできて、先生も優しかったし、友達ともよく一緒に絵を描いたりしてた。
ーお母さまから見て、当時の様子はいかがでしたか?
お母さま:普通に学校に行っていたし、特に大きな変化は感じていませんでした。
でも、ある日を境に突然行かなくなって…。
ーそのきっかけって、何だったのかな?
きゃらめるさん:小学3年生のとき、友達3人と児童館で遊ぶ約束をしててね。
早く着いたうちと友達2人で先に中に入ったんだけど、そこでその2人がまだ来てない友達の悪口を言い出して…。
ーそれを聞いてどうしたの?
きゃらめるさん:「そういうの、良くないんじゃない?」って言ったの。
でも無視されちゃって。それがずっと心の中でもやもやしていて…。
その後も学校には行けたんだけど、遊びに誘われて「また悪口を言うんじゃないか」って不安になって、だんだん学校にも行きづらくなっちゃった。
消えないモヤモヤした気持ち
ーその出来事のあと、何か変わったことはあった?
きゃらめるさん:うん、悪口を聞いたこととは関係がないのに大きい音が苦手になっちゃった。
うちは声も大きいほうだったし、3年生の前半までは大きい音とか全然平気だった。
自分でも「なんで?」って思った。関係がないのにしんどくなっちゃって。
ー4年生になってからはどうだった?
きゃらめるさん:始業式から数日間は行けたけど、またすぐ無理になっちゃった。
新しいクラスってテンション高いじゃん? みんな大きい声で話して、教室の中を走り回ったりもして…。
クラス自体は嫌いじゃないんだけど、危ないことをしている子が苦手で…。
危ないことをしてケガして欲しくないから、放っておけなくて注意するんだけど、みんな聞いてくれなくてもやもやしてた。
ー学校を休むようになって、まわりの反応はどうだった?
きゃらめるさん:「なんで行かないの?」って、いっぱい聞かれた。
でも自分でも理由がはっきり分からなくて…。
内緒で親が寝たあと、ひとりでこっそり泣いてた。
「一か八か!」挑戦してみたら広がった世界
ー家にいる間は、どう過ごしていたの?
きゃらめるさん:パソコンは触らせてもらえなかったから、ひたすらキーを打ったり、大好きなイラストを描いたりしてた。でもずーっと暇で、「何しよう?」って考えてた。暇すぎて、もう発狂しそうだった。

きゃらめるさん作イラスト
ーNIJINアカデミーを知ったきっかけはなんですか?
お母さま:もともと下の子が学校へ行きたくないと言った時に調べていて、その時にNIJINを知りました。きゃらめるが学校を休みがちになって「そういえば」と思い出して提案しました。
ーきゃらめるさんは、どう思った?
きゃらめるさん:最初は正直「楽しくなさそう」って思った(笑)。
でも、「一か八かやってみよう」って。
ー実際に体験してみて、どうだった?
きゃらめるさん:めっちゃ楽しかった!
メタバースの校舎を歩き回ったり、リアクションのやり方を教えてもらって、他の子に「肩ポン」して話しかけたり。
そのとき「ここ、面白いじゃん!」って思ったし、「これなら気軽に話しかけられて、友達もたくさんできそう!」ってワクワクした。
オンラインだから直接会うことはあまりないけど、だからこそ気楽に通えるし、みんなと一緒に楽しいことができるのがすごくいいなって思って入学を決めた。
ーNIJINアカデミーに決めた理由はありますか?
お母さま:最初にNIJINの体験会に行って、「入りたい」って本人から言ってきたんです。
私もホームページなどを見て、「ここ、いいな」って思っていました。
本人が「やってみたい」と思えるなら、それが一番かなって。
NIJINは、子どものいいところを伸ばしてくれる場所だと感じたし、大人になってからも役に立つことをたくさん学べそうで。
いろんな世界を知ることができるのも魅力でした。
見つけた!「自分らしくいられる場所」
ーNIJINに入学してみてどうだった?
きゃらめるさん:大学の先生が授業してくれたり、日本の普通の学校ではやらないような授業もあって、「全然ちがう!すごい!」って思った!
最初は、「悪口とか言う子いるのかな…」ってちょっと心配だったけど、そんな子はいなかったし、
オンラインだから誰かが走り回ってぶつかってケガをする心配もしなくていいし、安心して楽しく過ごせてるよ。
ークラスの雰囲気はどう?
きゃらめるさん:面白い子が多くて楽しい!
大きい音も、楽しいことをやってる間は全然平気になった。
最初は興味なかったことも、みんなとやってるうちに「楽しい!」って思えるようになってきた。
ー学園祭の実行委員や、新入生迎え隊のメンバーもやってるんだよね?
きゃらめるさん:うん。「やらなきゃ」じゃなくて、「やってみたい」って思ったから!
毎週あるミーティングでみんなと話すのも楽しいし、新しいことに挑戦できるのが嬉しい!
新入生迎え隊とは、月初めに新入生へNIJINアカデミーのことを説明する係です。
ー大変だな〜とか、忙しいの嫌だな〜って思うときはある?
きゃらめるさん:ない!NIJINに通いはじめてから、いろんなことに挑戦するようになって前より忙しくなったけど、暇な時間が無くなったから全然嫌じゃないよ。
ーお母さまから見て、今のきゃらめるさんはいかがですか?
お母さま:今は「気楽に挑戦できているな」と感じています。
「これがやりたい!」という強い動機があるというよりは、「なんかある、じゃあちょっとやってみようかな」くらいの軽い気持ちで動いている感じです。
その“とりあえずやってみよう”という感覚がとてもいいなと思っていて。
たぶん普通の学校だったら、周りにたくさん人がいる中で「やってみようかな」と思っても少し迷ってしまうと思うんです。
でも今は、「まあ、いいや。とりあえずやってみよう」と思って、自然と手を上げられているのかなと感じます。
ー反対に、心配なことはありますか?
お母さま:やっぱり、勉強面については少し心配ですね。
本人は「やる」って言っているんですけど、本当にそれで大丈夫なのかな…って。
小学校の勉強は、あとからどうにかなる部分もあると思いつつ、やっぱり少し不安はあります。
でも今は、「本人が必要だって気づいたときに、そのとき取り組めばいいのかな」とも思っていて。
ただ、家でずっと何もせずにいるのが一番よくないと感じていたので、今のように何かに関わって動いてくれているなら、それだけでも十分かな、と考えています。
わくわくする未来
きゃらめるさん:NIJINには、いろんな経験をしてきた子が多いから、悪口を言う子がいないんだよね。だから安心して過ごせるんだと思う。
ーこれからは、どんなふうに過ごしていきたい?
きゃらめるさん:今のクラスがすごく楽しいから、このままでいたいな〜。
あとはできたら、難しいかもしれないけどみんなとリアルで会ってみたい!
おわりに
「みんなで楽しく過ごしたい」
そんな気持ちをずっと大切にしてきたきゃらめるさん。
その優しさが、ときに苦しさにつながることもありました。
でも今は、自分らしく笑顔で過ごせる場所を見つけています。
「一か八かやってみた」その一歩が、未来を変えるきっかけだったのかもしれません——

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