NIJIN(ニジン)アカデミー京都金閣寺校は、学校生活に悩む子どもたちが「自分らしく学び、成長できる居場所」を提供するフリースクールです。
「学校に行けない」というネガティブな感覚を「新しい選択肢がある!」という前向きな気持ちに変えてくれる場所として、多くの保護者・教育関係者から注目されています。
メタバース(オンライン)に校舎のあるNIJINアカデミーと、京都の地域に根差したリアル教室、その両方の良さをいいとこどりすることができます!
この記事では、京都金閣寺校を運営する山﨑尚子さん(通称:なお先生)が教室開校に至ったエピソードや、子どもたちの成長の様子をご紹介します。
\NIJINアカデミーリアル教室:京都金閣寺校/

NIJINアカデミー京都金閣寺校 なお先生

山﨑尚子さん(ニックネーム:なお)
好きな言葉:やまとうたは、人の心を種としてよろづの言の葉とぞなれりける
ケセラセラ、なるようになる
出身:京都府京都市
趣味:読書、リコーダー演奏、ギター演奏、歌を歌うこと、手芸、字を書くこと、猫を愛でること
得意なこと:人の気持ちに寄り添うこと、人を受け入れること、縁の下の力持ち(前に出るのは苦手)
NIJINアカデミー京都金閣寺校を開校するきっかけ

私は地元京都で30年ほど塾の講師として子どもたちと関わってきました。
その中で不登校の親子とも多く関わり、私自身も子どもの不登校を経験しました。子どもが不登校になった時の不安や苦しみは筆舌に尽くしがたいものでした。
中でも「子どもが心から安心して過ごせる場所がない」という思いや「将来この子はどうなるんだろう」という不安は常に付きまとい、「誰か助けてほしい」とずっと思っていました。また人とのつながりが少なくなることで、親も子も孤独感を味わうことも少なくありません。
学校へ行かない、という選択をしただけで、なぜ子どもたちはここまで苦しまなければならないのだろうという思いの中で、学校へ行かなくても子どもたちに未来の希望をあきらめてほしくない、子どもが安心して子供時代を過ごせる居場所を作りたい、という思いで京都金閣寺校を開校することに決めました。
教室を運営する上で、これまでの経験がどのように生かされていますか?
多くの不登校の親子や我が子の不登校を通して、まずその子が安心して過ごせる居場所が必要だと感じました。
子どもたちは学校へ行かない選択をしても、最初は心から納得はできていないという場合も少なくありません。そして自分を否定してしまい、自分はダメな人間なんだと思ってしまっていることも多い。そのため、子どもが「自分が自分であっていいんだ」と思える場所を作ることに心を砕いています。
また学校に行かないと学習面でも不安が出てきます。大人が思っている以上に、子どもたちは勉強していないことに対して自責の念を持っています。多くの子供たちが「学びたい」という思いを持っているのです。
また今までたくさんの子供たちと関わってきた中で「好き」という気持ちの大切さも実感しています。
「好き」なことは子どもたちが一歩を踏み出す大きな力になることもたくさん経験してきました。
子どもたちの「好き」という思い。その思いをできるだけくみ取り、ただ居場所として過ごすだけではなく、子どもたちが学びたいと思ったことを支援できる場、または学びたいと思えることを見つける場として、塾での経験を活かし、また塾の中で培った人とのつながりを活かすことができています。
教室の特色や魅力
・京都金閣寺校の特色はなんですか?
塾での経験を活かし、「学びをあきらめない」をモットーに子どもたちの「好き」を見つけ、それを伸ばしていけるような「学び」を提供しています。プリント学習も取り入れますが、様々な体験の中から子どもたちの「好き」を探ります。
たとえば、理科の重さを比べる実験では、自分たちで天秤ばかりから手作りし、同じ体積ならどの物質が一番重いのかを調べてみたり、初めて手にする彫刻刀を使って落款印を彫り、水墨画に挑戦した時はその落款印を実際に押してみたりしました。
また京都の地図で地図記号を探す学習をした際は、神社仏閣の散らばりを知り、「なぜこんなに偏っているのだろう」という疑問から京都の歴史に触れたりもしました。
学校へ行かないことで学びの機会が減ってしまいがちな子どもたちに、学びのきっかけを与えることができるよう教材を日々工夫しています。
そして、何よりも子どもたちが自分自身をあきらめずに、自分の未来に希望をもって過ごしていけるようにしていきたいと思っています。

・教室を運営する中で、苦労したことはありますか?
やはり個性あふれる子どもたちが集まることで、自分の思いの表現の仕方が違ったり、気持ちが伝わらなかったりすることもあります。そのことで自分をコントロールすることが難しくなったり、ほかの人とのコミュニケーションがうまくいかなくなったりすることもあります。
自分の思いや気持ちをほかの人に伝える「伝え方」をそれこそどのように子どもたちに伝えればいいのか、それぞれ違う人間が集まる中で自分も相手も思いやるコミュニケーションをどうとっていくのか、という部分が一番難しいところです。
けれど、人が社会の中で生きていくにあたって人とのつながりを作っていくことはとても大切なことです。その子それぞれに合った伝え方を工夫しながら子どもたちに向き合っています。
子ども達の成長を感じる瞬間は?
今までできなかったことができるようになった時は当然成長を感じます。とはいえ、たとえば難しい問題が解けるようになった時なども大切ですが、なにより今まではちょっと嫌だなと思っていたことに挑戦した時に成長を感じます。
それが成功したかどうかよりも、挑戦しようと思った気持ちが素晴らしいと思います。
金閣寺校に来ている子どもたちの中でも、日々の活動の中で最初は「そんなことしたくない」と躊躇していた子が「やってみようかな」と取り組み始め、今では自分から練習をしたりしている様子を見ることができたり、メタバースで顔出しなどしたくない!とかたくなにメタバースに入ろうともしなかった子が、リアル教室でのメタバースとのやり取りや働きかけを経て、初めてメタバースの中で顔を出し、今度はサークルに入って、そのサークルの発表をみんなの前ですることになって、という中で「やってみたら結構できた」という自己肯定感をあげている様子を見ることができるのはとてもうれしい経験となっています。

京都金閣寺校での過ごし方
一日のスケジュール
朝、教室へ来るとメタバースのホーム体育やホームチームの活動に参加したり、あるいはリアル教室の友達と体を動かします。そのあとはこちらが提案したいくつかの活動の中から「これやってみよう」というものに取り組むこともあれば、子どもたちの「これがしたい!」という要望に応え、みんなで取り組むこともあります。
基本的に「すること」を強制することはせず、子どもたち自身が取り組んでみたいと思った内容に取り組みますが、ちょっとやってみようという声掛けはしています。午前中は創作活動をすることが多いです。
絵を描く、彫刻をする、あるいは自分たちでことわざカルタを作ったり、国旗カルタを作ったりもしました。
俳句を楽しんだ後、俳句を実際に作りその俳句に絵をつけてみたりと様々なことに挑戦しています。

お昼ご飯をみんなで食べた後は、それぞれ自由にゆっくりと過ごした後、実験やクッキングなどの活動をすることが多いです。クッキングは実験の要素を取り入れることも多く、子どもたちは生き生きと取り組んでいます。
手作りの天秤で重さ比べをしたり、炎色反応実験、絞り染め、3等分しなければ食べられないお菓子パーティなど、子どもたちが楽しい!と思える活動を工夫しています。
子ども達がいきいきとしている時間帯はいつですか?
どの時間帯も生き生きと取り組んでくれていますが、特に人との関わりの中で一緒に何かに取り組んでいる時が一番楽しそうです。人との触れ合いは自分一人ではできなかったことでも、勇気を出して挑戦するきっかけとなりやすくなります。

他のスクールと違う、強みは何だと思いますか?
例えば学習要領で決まった学習内容に子どもたちを当てはめていくのではなく、子どもたちの気持ちありきで活動内容を進めていくところだと思います。
「したい」「好き」という気持ちを大切に、自分の興味のある分野にとことん取り組めることです。
そしてただ好きなことだけをするのではなく、常に小さな挑戦への働きかけをしています。
また何よりも大きな強みはメタバースとのハイブリッドであるということです。
メタバースという空間の中で全国から集まる仲間たちとの触れ合いは子どもたちの世界を大きく広げてくれます。また個性豊かな先生たちの授業は学年にとらわれず、子どもたちが「楽しい!」と思える授業をいつでも受けることができます。
その子その子に合った取り組みが保証されているというのは大きな強みであるといえます。
なお先生が伝えたいこと
自分らしくいることができる中で学んでいくことは「楽しいこと」です。
何をしてもいいし、何もしなくてもいい。
自分らしくいられる時間がここにはあります。
京都金閣寺校では「学びをあきらめない」をモットーに子どもたちの「なんでやろ」や「なるほど、そういうことか」というわかる喜びや学ぶ楽しさを大切にしています。
また子どもたちが「毎日が不安」ではなく、「意外と生きるって楽しいな」と思える時間が少しでも多く感じてほしい、そんな思いを胸に子どもたちに向き合っています。
Q&A よくある質問
──入学する前に実際の様子を知りたいのですが?
無料の個別説明会を行っていますので、ぜひ見に来てください。
──10時~15時までということですが、5時間も家から出たことがなく、1日過ごせるか不安です。
同じような子どもたちもいますが、今では5分10分早く迎えに来ただけで「早すぎ!」と言うほど楽しんでくれています。週1日からでも通えますので、まずはお気軽に説明会に来てみてくださいね。
──往復に1時間くらいかかるのですが、親はどう過ごしたら良いでしょうか…
お子さんの手が離れるので、リフレッシュに使う方が多いようです。
エステに行ったり、お茶をしたり、図書館に行ったり。最近は習い事を始めました!と言っている方もいました。
お子さんが楽しんでいるように、親御さんも楽しめる時間になると良いですよね。
★個別説明会をお考えの方へ★
まずはお気軽に無料の個別説明会に来てください。
少人数制で定員がありますが、まだ受け付けていますので、お早めにチェックしてみてくださいね。
京都金閣寺校概要
開校時間
☆リアル教室
週2回 月曜と木曜 10:00〜15:00
週1回 木曜 10:00~15:00
☆メタバース校舎
月曜~金曜 9時〜21時
※16時〜19時はお休み
授業は夜の部で19時〜20時と20時〜21時もあります。
電話番号:090-7965-6278
メールアドレス:nijin.academy.kyoto@gmail.com
住所:京都市北区平野宮西町16
交通:市バス わら天神前下車 徒歩5分公式Instagram:京都金閣寺校 Instagram
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