【青森県青森市】「NIJINアカデミー青森浪岡校」 教室長・兼田綾子さんインタビュー!|フリースクール・不登校オルタナティブスクール小中一貫校

NIJIN(ニジン)アカデミー青森浪岡校は、学校生活に悩む子どもたちが「自分らしく学び、成長できる居場所」を提供するフリースクールです。

「学校に行けない」というネガティブな感覚を「新しい選択肢がある!」という前向きな気持ちに変えてくれる場所として、多くの保護者・教育関係者から注目されています。

メタバース上に校舎を持つNIJINアカデミーのオンライン教育と、地域に根ざしたダンススクールというリアルな体験の場。その両方の魅力を融合し、「学ぶ場所は学校だけじゃない」「地域全体が学び場になる」そんな新しい学びのカタチを実現しています。

この記事では、青森浪岡校運営する兼田綾子さん(通称:やこたん先生)が教室開校に至ったエピソードや、子どもたちの成長の様子をご紹介します。

\NIJINアカデミーリアル教室:青森浪岡校/

目次

NIJINアカデミー青森浪岡校 やこたん先生

兼田綾子さん(ニックネーム:やこたん)

好きな言葉:Just trust yourself,then you will know how to live.(自分自身を信じるだけでいい。きっと生きる道が見えてくる!)

出身:秋田県大館市(忠犬ハチ公のふるさと)

趣味:多肉植物を育てること、読書、水族館に行くこと

得意なこと:四つ葉のクローバーを見つけること(青森浪岡校の近くでたくさん見つかるよ♫)

NIJINアカデミー青森浪岡校を開校するきっかけ

「学校に行けない=問題」ではなく、「今の環境がその子に合っていないだけかもしれない」。
この視点をもっと当たり前にしたくて、青森市浪岡の地に教室を開きました。

私は、特別支援学校の教員を13年務めたあと、現在はスクールカウンセラーやメンタルコーチとしても、不登校やHSC(ハイリーセンシティブチャイルド)の繊細なお子さん、発達特性のあるお子さんたちと日々関わっています。

開校の直接のきっかけになったのは、現在、青森浪岡校に通っているHくん(小学5年生の男の子)とお母さんとの出会いです。

彼は、小3の終わりごろから学校に行きづらくなりました。
「教室がうるさい」「怖い」と話し、朝起きることも難しくなっていったそうです。

元々は友達と遊ぶのが大好きだった彼。
だからこそ、「どうしてうちの子が…」というお母さんの戸惑いも深かったと思います。

小4の春に一度復学したものの長くは続かず、その後は校内の教育支援センターへの五月雨登校。
ご家族でたくさん話し合い、支援の選択肢を探し、小規模特認校の見学、プログラミング教室への通所など、たくさんの「できること」を試してこられました。

でもある日、学校の前で泣き崩れる息子の姿を見て、
「もう、行かせることにこだわるのはやめよう」と、お母さんは大きな決断をされたそうです。

そんな話を聴く中で、H君親子が呟いた一言。
「やこたんが、息子の先生だったらいいのに」

その言葉が、私に使命を与えてくれました。

浪岡校は、そんな背景から生まれた、「子どもが自分らしく安心して学べる場所」です。
自然に囲まれた静かな教室と、メタバース(バーチャル空間)という新しい学びの形をかけ合わせ、
子どもたちの「心地よさ」と「自信」を育んでいきます。

開校を決めたタイミングで、私の娘(小1)の不登校が始まりました。正直、戸惑いました。

でも、娘はこう言うのです。「お母さんの学校が一番楽しそうだもん!」って。娘は一番近くで見ているからわかるのでしょうね。私が心から楽しんでいる姿と、青森浪岡校に通ってくる子ども達がどんどん笑顔になっていくことを。

NIJINアカデミー青森浪岡校 教室の特色

NIJINアカデミー青森浪岡校の教室は、川のせせらぎや木々の揺れる音に包まれた、自然豊かで静かな環境にあります。感覚が敏感な子どもたちにとっても、心と体をゆるめながら安心して過ごせるのびのび空間です。

学びは、子ども一人ひとりの「好き」や「やってみたい」から始まります。アートや調理、探究活動など、夢中になれる体験の中で、子どもたちは自然と「学ぶって楽しい」という感覚を取り戻していきます。

一日のながれ・スケジュール

10:00ホーム体育(風船や体操、散歩でゆるっとスタート)
10:30ホームルーム(オンラインでつながる)
11:00創作・調理・自由進度学習など好きな活動
12:00ランチタイム(お弁当/時々、調理)
13:00メタバース学習 (自主進度学習)or 外遊びなど
15:00ふりかえり・お迎え

教室の特色を教えてください

ここで私が何より大切にしているのは、子どもが「何かができる」よりも、「ここにいていい」と思えることです。

繊細な子は、「無理」「わからない」と言いがちです。でもそれは、やりたくないのではなく、「できなかったとき」に傷つくのが怖いだけ
私はその言葉の奥にある、「ほんとはやってみたい」という気持ちを信じています。
だからこそ、子どもがふと手を伸ばしたその瞬間を逃さずに受けとめ、「自分でもできた!」という感覚を、そっと一緒に喜びたい。
それが、青森浪岡校が大事にしていることです。

他のスクールと違う、強み魅力は何だと思いますか?

教室長である私自身は、特別支援教育・心理カウンセリング・コーチングという3つの専門性を活かして、子どもと保護者の両方に丁寧に向き合っています。

感覚過敏やこだわりの強さ、見えづらい困りごとに対して、「こうすればいい」と指示するのではなく、その子の中にある“安心の種”を一緒に見つけて育てるような関わり方を大切にしたいです。そして、「問題を解決する」ことだけが目的ではなく、“自分の人生を主体的に歩む力”を育みたいです。

私は、子どもを“支援の対象”と見るのではなく、
「いまこの瞬間を一緒に生きていく、かけがえのない存在」として見たい
です。
保護者とも、正解を押しつけ合うのではなく、“一緒に悩みながら、答えを育てていく関係”でありたいと願っています。送迎の際に、お茶を飲みながら話ができるような、保護者にとっても安心の場づくりをしています。

教室長 やこたんさんが伝えたいこと

「ただ元気に学校に行ってほしいだけなんです」
そんな親御さんの言葉に、私はこれまで何度も触れてきました。

でも無理に“学校仕様”に合わせる必要なんて、ないんです。

子どもが「ここにいていい」と思える場所があること。
得意を活かし、夢中になって学ぶ姿があること。
それが、子どもたちの未来への力になります。

NIJINアカデミー青森浪岡校は、そのための選択肢のひとつでありたいと願っています。

子どもと共に、親もまた、これまでの当たり前を手放しながら、新しい時代にアップデートしていける。
それは、もしかすると「子どもの不登校」が与えてくれた、大切なギフトなのかもしれません。

教室長やこたんさんの経歴

1987年秋田県生まれ。国立弘前大学教育学部卒。

特別支援学校教諭歴13年。障害のある子どもと保護者、地域の先生の教育相談に携わる。

2022年、35歳でプロコーチに転身。HSP(ひといちばい敏感な人)や家族のこじれた問題を解消し、生きやすくなる人を増やすために個別相談事業を開始。3年間で継続サポートした家庭は85件以上。「40年間の親子関係のわだかまりが4ヵ月で解消した」「不登校の親子の悩みが3か月で晴れて、笑い合える状態になった」という声が絶えない。

2023年、HSPの啓発活動団体【HSP未来ラボ全国】を仲間と共に設立。「多様性」「自己・他者理解」「心理的安全性」をテーマに、3年間で小中学校・地域子育てコミュニティ等で15回の講演実績がある。

2024年から青森県立高等学校のスクールカウンセラーとして任用。

2025年6月には、自宅で不登校向けオルタナティブスクール「Nijinアカデミーリアル校(青森浪岡校)」を開校。

<保有資格など>

・特別支援学校教諭歴13年

 (小/中・国語/高・国語/特別支援学校教諭 知・肢・病)

・HSPメッセンジャープロフェッショナル

・アドラー心理学ベースのコーチングアナザーヒストリー 認定プロコーチ

・アサーティブジャパン応用講座修了

青森浪岡校 概要

開校時間
☆リアル教室
週1回 火曜 10:00~15:00 
料金16,500円
   
☆メタバース校舎
月曜~金曜 9時〜21時
※16時〜19時はお休み
授業は夜の部で19時〜20時と20時〜21時もあります。

対象:小学1年生~中学3年生

青森市、弘前市、黒石市、平川市、藤崎町、板柳町、鶴田町、田舎館村、五所川原市などの近隣にお住いの方

電話番号:090-5844-611
メールアドレス:nijin.academy.aomori.namioka@gmail.com
住所:青森県青森市浪岡大字浪岡字川合43-16
交通:(浪岡駅から徒歩5分)
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijin.academy.aomorinamioka/

まずはお気軽に体験会に来てください。
少人数制で定員がありますが、受け付けていますので、お早めにチェックしてみてくださいね。

▶️ 最新の教室情報はこちら:NIJINアカデミー公式サイトリアル教室一覧

Q&A よくある質問

─入学する前に実際の様子を知りたいのですが?

体験会は毎週火曜日に随時可能ですので、ぜひ見に来てください。
▽公式フォーム:https://forms.gle/VB3Dzw4s2QwzGzBc7
──10時~15時までということですが、5時間も家から出たことがなく、1日過ごせるか不安です。

同じような様子のお子さんも時間いっぱい楽しんでいます。起立性調節障害などで睡眠リズムが安定しないお子さんも、体調に合わせながら通ってきています。体験会のときには、午前中だけと言っていたお子さんが、「やっぱり午後のアート活動にも参加したい」と1日いっぱい過ごすことができたケースもあります。
週1日から通えますので、まずはお気軽に説明会に来てみてくださいね。

──往復に1時間くらいかかるのですが、親はどう過ごしたら良いでしょうか…


お子さんの手が離れるので、リフレッシュに使う方が多いようです。
美容院行ったり、お茶をしたり、図書館に行ったり。大人の習い事のお時間にも良いかもしれません。お子さんが楽しんでいるように、親御さんも楽しめる時間になると良いですよね。ご家族で協力して送迎してくださっていますので、おばあちゃんと一緒に来て、そのまま活動の様子を見学していただいたこともあります。

▶️ 最新の教室情報・説明会予約はこちら:NIJINアカデミー公式サイトへ

▶️やこたん教室長のように東北地域や北海道でリアル校を開校してみませんか?

 教室長を募集中です:NJINアカデミー採用情報へ

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