2025年7月20日、名古屋市で開催された「愛知サマーセミナー2025」にて、NIJINアカデミーの星野達郎(タツロー校長)《不登校が希望に変わる》特別講座を実施しました。
テーマは、「不登校=才能」から始まる未来の学びと社会のしくみ。
子どもたち、保護者、教育関係者など多様な立場の参加者が集まり、100分間の“対話型アイデアソン”が繰り広げられました。タツロー校長はこのクラスを「3年ニジ組」と名付けました。
タツロー校長ピッチ
「不登校は“問題”ではなく、“才能”かもしれない」
講座は、タツロー校長による冒頭ピッチからスタート。
自身の教育現場での経験や、NIJINアカデミーで出会った子どもたちとのエピソードを交えながら、固定化された「不登校=問題」という見方を問い直します。

📺【ピッチ動画はこちら】
「“学校に行けない”のではなく、“まだ行きたいと思える場所に出会っていない”だけかもしれない」
「“不登校”という言葉自体が、もう時代に合っていないのかもしれない」
アイスブレイク「実はわたし○○です」


続いて行われたのは、会場を一気にほぐすアイスブレイク。テーマは「実はわたし○○です」。
初対面の人同士で“ひみつの一面”を披露し合い、大盛り上がり!
あまりの盛り上がりに、タツロー校長の指示が届かないほど…(笑)
「こんなに笑ったの久しぶり!」
「話すのが楽しかった!」
そんな声が飛び交い、安心と一体感が会場を包みました。
「不登校の何が“問題”なのか?」
アイスブレイクのあとは、本講座の核心へ。
テーマは「不登校の何が“問題”なのか?」

クラス全体でタツロー校長と対話しながら、以下の5つの問題領域が導き出されました。
生徒たちが導き出した“不登校の5つの問題”
① 教育システム(出席日数・単位制など)
② 家族の負担(母が疲れる、食事の負担など)
③ 学習の保障(一人で勉強できないなど)
④ 周囲の目(特に祖父母・親戚など年配世代の教育観)
⑤ 社会性の涵養(友達ができないなど)
大切なのは、「この5つの問題は本当に“問題”なのか?」という視点です。
例えば、「授業がつまらなくて不登校になった」子どもたちは、豊かに学ぶために不登校を選択していますから、③学習の保障という意味では学校に行かないほうがよいのです。


さらに、タツロー校長は続けます。
「問題を問題たらしめるネガティブな要素を、仕組みを変えることでポジティブに転換する姿勢が大切なんです。
たとえば、画一的で管理的な教育が我が子には合っていないけれど、他の子には合っている。
それを否定せず、選択できるようにすることで、双方がハッピーになれる。
そんな“しくみ”を一緒に考えていきたい。」
参加者は、自分が「一番解決したい」と思うテーマに手を挙げ、グループに分かれて話し合いを行いました。
グループ対話「不登校=才能って、どういうこと?」
グループに分かれたあとは、さらに踏み込んだ対話が展開されました。
テーマは――
「“不登校=才能”だとしたら、どんな社会の仕組みが必要?」
年齢も立場も異なる参加者同士が、初対面ながらも率直な意見を出し合い、それぞれの納得解を導き出していきました。


普通の授業ならここで終わりとなりますが、
私たちはNIJINという教育スタートアップを通じて、これらのアイデアを実際に社会実装していくことができます。
グループから生まれた“未来のしくみ”たち
発表されたアイデアの一部をご紹介します。



- 🤖 母ロボットの開発(家事・学習補助を担うヒューマノイド)
- 👴 祖父母・親戚へのアプローチ(不登校に対する理解を深めるための仕掛け)
- 🏫 学区撤廃&選択式教育制度(子どもが自分に合った学校を選べる仕組み)
- 💻 義務教育のオンライン授業化(学校外でも学べる選択肢の拡充)
これらのアイデアは大切にしたいと思い、この文章を書き留めています。
合理的であり、実現可能であり、私もこれまで気付けなかった可能性に気づかせてくれました。
参加者の声から見えた“希望のひかり”
講座終了後に寄せられた感想からは、「不登校=才能」という視点に触れたことで生まれた気づきや、対話を通じた学びの変化が色濃く伝わってきました。
「不登校の何が“問題”なのかを他の方と話し合うことで、自分の頭の中を見つめなおし、少しすっきりできたと思います」
「いろんな方と意見交換できてよかったです。不登校のためにどんな解決策が出せるかを真剣に考えられる機会になりました」
「“授業がつまらないから行かない”という視点は新しく、刺激を受けました。こうした学びができる場は貴重です」
「不登校=悪というイメージが、実は“学校に縛られない人”への妬みだったのかもと気づかされました」
「グループディスカッションでは“なぜ周囲から言われるのか?”をテーマに話し合い、解決策も考えることができました」
「教育の多様性を知れた気がします。どこでも質の高い学びができる社会になったら素敵だと思いました」
「成績表をもらえない」「学区を選べない」といった制度面の課題や、「自分らしい学びの形を選べる仕組み」など、参加者一人ひとりが社会の“当たり前”を見直し、希望につながる視点を持ち帰る時間となりました。
校長として、社長として、先生として。
社長と校長と新規事業をしながら授業をするのは大変だと思っていましたが、
多世代の生徒たちとの対話を通じて、多くのアイデアをもらい、また一歩未来にわくわくすることができました。
この機会を用意してくれた先生方と運営の皆様、参加してくれた生徒のみなさんに感謝します。

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