子どもが不登校になると、「学校に行かなくて大丈夫かな」という不安に加え、「勉強はどうしたらいいんだろう…」という悩みが多くのご家庭に訪れます。
子どもの様子を見て、心配しながらもどう声をかけたらいいか分からない——。それは、どの親も同じように感じていることです。
このコラムでは、勉強の再開のタイミングの見極め方から、家庭でできる勉強法、モチベーションの保ち方、心のケアまで、子どもと保護者の両方に寄り添いながら解説していきます。

不登校の子どもが抱える「勉強への不安」

不登校の子どもたちは、学校に行けていない間に「自分は遅れている」という強い焦りを感じることがあります。
さらに、
- 「どこから勉強を再開すればいいか分からない」
- 「周りと比べて劣っている気がする」
- 「勉強しなきゃと思うけど、やる気が出ない」
…そんな葛藤を抱えているケースが多いのです。
一方で、親が「勉強しなきゃ」と声をかけると、プレッシャーを感じてしまい、かえって心の距離ができてしまうことも。焦りや不安の正体を言葉にできない子も多いため、「勉強のことは気になるけど、何もできない」状態で止まってしまうのです。
勉強再開前に確認したい「エネルギーの貯まり具合」

NIJINアカデミーでは、「勉強の前に、まずエネルギーを充電しよう」と伝えています。
学校に行けていない=心と体がすでに疲れている状態。
そこへ無理に「勉強しなさい」と圧をかけると、さらに自己否定の気持ちが強くなってしまうこともあります。
まずは、以下のような変化が見られたら、それが再スタートのサインです。
- 朝、自然に起きられる日が増えてきた
- 表情に少しずつ明るさが戻ってきた
- 家の中で家族との会話が増えた
- 好きなことをやりたいと思える瞬間が出てきた
「ちょっとやってみようかな」と思える気持ちが芽生えたら、そこからゆっくりでOKです。
家庭でできる「勉強の始め方」

子どもが「学びたい」と感じたとき、家庭でできるサポートにはいくつかの方法があります。
■ 自主学習:安心できる場所で“できることから”

まずは子ども自身が「これならできそう」と思えるところからスタートしましょう。タブレットでの学習アプリ、市販のドリル、マンガ教材、YouTubeでの解説動画など、今は選択肢が多くあります。
特に大切なのは、「やってみて楽しかった」という体験。無理なく短時間で達成できる課題に取り組み、すぐに「できた!」と感じられることが、次への意欲につながります。
■ 家庭教師・オンライン学習:マンツーマンでの安心感

自分だけのペースで学べる環境があると、子どもにとってのプレッシャーが少なくなります。
家庭教師や不登校に理解のある個別指導では、勉強だけでなく生活面、心のサポートまで行ってくれるところも。
NIJINアカデミーでも、子どもが「今日は話すだけでもいい?」と気軽に伝えられる関係づくりを大切にしています。
■ フリースクール・オルタナティブスクール:選べる登校スタイル

不登校の子どもたちの新たな学びの場として、柔軟な登校スタイルを採用している学校も増えています。
NIJINアカデミーでは、全国各地にあるリアル教室や、家からつながるメタバース教室など、子どもが「自分に合ったスタイル」で学べるような環境を用意しています。実際の教室でも、一人ひとりのペースや状況に合わせて過ごし方を選べるのが特徴です。
モチベーションを保つためにできること

勉強のやる気は、自然と湧いてくるものではありません。工夫しながら“芽”を育てていく必要があります。
■ 「勉強って何のため?」を一緒に考える

大人にとっては当たり前でも、子どもにはピンとこないのが“勉強の目的”。
「ゲームクリエイターになりたいから、数学が必要かも」
「海外で暮らしたいから、英語をやってみたい」
など、子ども自身がやりたいことから逆算して「勉強の意味」を見つけられるように、寄り添って一緒に考えることが大切です。
■ 小さな目標設定と、達成の喜びを共有する

「今日は10分だけやってみる」
「計算ドリル1ページを終わらせる」など、達成可能な目標を一緒に決めましょう。
そして終わった後には、しっかりと「できたね!」「がんばったね!」と声をかけてください。
その一言が、子どもにとっての「自己肯定感」を育てていきます。
勉強と同じくらい大事なのは、「つながり」と「安心感」

学力の向上以上に、子どもが「自分はここにいていい」と思える居場所の存在が、勉強への意欲を引き出します。
NIJINアカデミーでは、授業だけでなくサークル活動やプロジェクト学習、社会とつながる体験などを通して、「学ぶっておもしろい」と思える機会をたくさん用意しています。
その結果、「読書に夢中になって俳句コンクールで優勝した子」や「将棋サークルで3段になった小学生」など、子どもたちが自分の得意をのびのびと伸ばしていく姿が見られています。
まとめ:焦らず、子どものタイミングで

不登校中の勉強は、焦らず“その子に合ったタイミング”で始めるのがいちばん。
勉強を再開することがゴールではなく、「学びを通じて、自分らしさを取り戻すこと」が何よりも大切です。
保護者の「そばにいるよ」「応援してるよ」という気持ちは、必ず子どもに届きます。
子どもの成長は一歩ずつでも、着実に未来へとつながっています。
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