こんにちは!ボランティアスタッフのみゅーです。
今回は小学3年生のなっちゃんマンとお母さまにお話を聞きました。
「学校を諦めたら、社会に適合できなくなるのではないか」
そんな不安を抱えながら、学校やフリースクールなど…さまざまな場所に挑戦したなっちゃんマン。
しかし、「ここだ!」と思える場所になかなか出会えませんでした。
そんな時に出会ったのがNIJINアカデミー。
実は一度NIJINアカデミーを辞めた経験もあるそうです。
この記事ではたくさん悩み、挑戦しながらも自分の輝ける場所を見つけたなっちゃんマンの歩みをお届けします。
学校生活 ― 入学当初の姿
ーNIJINに入学したきっかけはありますか?
なっちゃんマン:学校がうるさかった。いろんな人が「わー!」ってしてるのが苦手で、それがしんどかった。暴力も多くて、よく救急車が来てたんだよ。なっちゃんを含めて不登校が3人いたもんね。
お母さま:暴力をふるう子がいましたね。学級崩壊はしていたと思います。担任の先生も注意はしていたけど、その「怒られてる声」もだんだん怖くなってしまって。もともと音に敏感で、大きい音が好きでもあったけど苦手でもあったんです。学級崩壊がきっかけで、メンタルが落ちていき、音を苦手に感じるようになっていきました。
ー小学校入学当初はどのような様子でしたか?
お母さま:4月のはじめはたくさんお友達ができました。すごく社交的で、いろんな子に声をかけていましたね。「今日は10人できた」「20人できた」って規模で。でも、名前を聞いたあと深い会話にはならなかったみたいで。
なっちゃんマン:そうそう!「ねえ、友達にならないかい?」って声かけまくってたよ。でも、周りの人は折り紙とかしてて、なっちゃんだけ必死に絵描いたりしてた。なっちゃんは喋るのが大好き!
学校がしんどくなったきっかけ ― 音と環境の影響
ーいつ頃から学校がしんどい場所になりましたか?
お母さま:でも3週目くらい、授業が始まったころから「あれれ?」ちょっとつまらないかもって。5月にはもう「行きたくない」って言いだして、2学期初日には学校の前で泣き出して行けなくなってしまいました。
なっちゃんマン:授業つまらないかもって思いながらも、なんとか週3は行ってたよ!体育とか生活とかいろんな授業があったけど、自然と家で身につけてたものが多かったから授業はつまらなかった。それに、隣の席の子が「とげとげさん」でね。力はないんだけど口で勝負してくるタイプで。ひらがなプリントをしてたら「字が下手」って言われて、消しゴムで消されたこともあった。これはいじめだよね。学童にも行ってたけど学校以上にうるさくて、そこでも暴言や暴力があって、もっとしんどくなった。
お母さま:きっとこころが安らげる、安心できる場所がまったくなかったんだと思います。私も良くなかったのは、幼稚園生のときは暴力や暴言があれば親や先生が守ってあげていたけど、小学校に入ったら「自分で対処しないといけない」と思ってしまったこと。対処方法が分からないから訴えているのに、そこで守ってあげられなかったのがいけなかったなって。
安心できる居場所探し ― フリースクールへ
ー夏休み明けの9月はどんなふうに学校に通っていましたか?
お母さま:9月から特別支援学級に移って、送り迎えをしながら通っていました。そこで「折り紙やUNOをしてもいいし、寝てもいいし、給食を一緒に食べてもいい」って言ってもらって。でも娘が「これ、家でも良くね?」って(笑)。私も「たしかに」って思ってしまって。
ーなっちゃんマン的にはどうだった?
なっちゃんマン:楽しかったよ!「うわー!すごい!ここは自由だ!」って思った。でもふと「なんで私、学校の中にいるんだろう?」って。学校が嫌いなのに、結局学校の中にいる。それがきっかけで、不登校への道が始まったんだと思う。
お母さま:9月はいろんなフリースクールを見学しました。でもどこも「なんか違うな」って。フリースクールって「来てもいいし、来なくてもいい」「勉強してもいいし、しなくてもいい」「ゲームしてもいいし、しなくてもいい」っていう、学校の真逆の場所なんです。でも娘は「ずっと遊びたい」わけじゃなくて。家でも元気いっぱいだったので、もっと挑戦したいのかなって思って。あり余っていたんですよね、パワーが。
見つけた!私の輝ける居場所ー挑戦の日々
ーNIJINアカデミーに決めた理由はありますか?
お母さま:スケジュールがしっかり組まれていて、担任の先生もいて、授業もきちんとあることが決め手でした。とにかく行ってみないと分からないので体験会もせず、本人に相談もしないまま、私が入学を決めました。
ー入学を聞いた時はどんな気持ちだった?
なっちゃんマン:わーお、びっくり!ほんとに前日に聞いて、体験もしてないし場所も分からなかったから、まず「NIJINって何!?」って(笑)。そのままパソコンを用意されて「どうぞ」って。だから不安とかはなかった!
ー入学してみて、変化はありましたか?
お母さま:私が学校で初めて見たのは、普段元気いっぱいな娘がなるべく目立たないよう静かに過ごす姿でした。でも、NIJINアカデミーでは先生ともコミュニケーションを取ってすごく生き生きしていて。NIJINアカデミーに来て1か月でNHKの社員さんに向けてプレゼンをした後はフジテレビやソフトバンクでも挑戦して、今では「得意なことはプレゼン」と言うほどです。学校ではサポートされる立場でしたが、NIJINアカデミーでは「なっちゃんマンがいるから大丈夫」と頼られることが多くなり、自信がついたのかなと思います。
なっちゃんマン:最初はつまらないと思ってたけど、全校集会や企業プレゼンに挑戦して、気づいたら社交的になってた。緊張でお腹が痛くなることもあったけど、たくさんの人に聞いてもらえるのが楽しくなった!
やっぱりNIJINが私の居場所 ― 戻って気づいたこと
ーNIJINを離れた時期もあったんですよね。
お母さま:2年生の後半は授業にもHRにもあまり行かなくなったので「他に良いフリースクールも見つかったし、じゃあNIJINアカデミーはやめようか」と一度辞めました。でも、なぜか学期の終わりに急に学校に行き始めて、サポートルームを使いながら何とか通っていました。でもフードを深くかぶっていたり、やっぱり居心地は悪そうで…。一方でNIJINアカデミーの子たちとはオンラインや近所で会って繋がりが続いていて身近にあったので、それで「もう一度行ってみようかな」と。結局「やっぱりNIJINアカデミーのほうが合っているな」と感じて戻ってきました。
なっちゃんマン:やっぱりNIJINアカデミーのほうが楽しいし、居心地がいいって思った。
お母さま:転校先の先生や友達はすごく良い人たちでした。でも、それでも行けなかった。「どんなに環境が良くても学校は合わないんだ」と私も納得できました。本人も諦めきれずに何度も挑戦していましたが、最後は「いい意味で諦められた」と思います。
充実した日々 ― サークル活動やSNS投稿!
ー今はどんなことに取り組んでいますか?
なっちゃんマン:オタクサークルを立ち上げた!推し活好きが集まって活動してます。週1でライブやドラマの情報を会議で共有して、月1で活動報告もする予定。みんなで楽しく推し活できるサークルにしたい!

推し活をしている様子
ー最近挑戦していることは?
なっちゃんマン:最近はnoteを始めました。パパがやっているのを見て「いいな」と思って、自分も挑戦してみようって。noteやインスタ、YouTube、TikTokも含めて、始め方から投稿方法、ログイン、アカウント設定まで全部自分で調べた!
お母さま:NIJINのお母さんたちから「不登校のなりかたを子どもの目線で書いてみたら?」とアドバイスをもらって、「いいね」となり、今はそれをテーマに執筆中です。「朝、お腹が痛いって言ってみる」「夜、泣きながら寝てみる」など、子どもの実感を交えながら「#行き渋り」といったタグも使っています。影響を受けたらすぐに調べ、インプットからアウトプットまでが速くて驚きます。
ここにしかない体験 ― 少人数だからできること
ークラスの雰囲気はどう?
なっちゃんマン:クラスは快適!せれてぃー先生とはギャル仲間です!(笑)リアルで東京メトロ全体を使った鬼ごっこをしたり、いろんなことができるのが楽しい!NIJINアカデミーに入ってから、音も好きになった!
お母さま:NIJINアカデミーに戻るか迷っていた時に、先生が「受け持つよ!だからおいで!」と声をかけてくださって。先生と対等に話せて、クラスも最大8人の少人数。東京メトロ鬼ごっこのような企画も実行できて、公立の学校ではなかなかできない経験だと思います。先生が元気で「やってみよう!」と背中を押してくださるので、本当に伸び伸びと楽しそうにしていますね。
これからの夢 ― 不登校の子が生きやすい未来へ
ーこれから頑張りたいことはありますか?
なっちゃんマン:工作を極めたい!トランシーバーやネームプレート、ファックスを作った!最近は段ボールでネイルやキーボードも作ってる!キーボードは配列もちゃんと一緒にしてます!あと、NIJINアカデミーのPR大使になりたい!

パックとコスメ、自作ブランドのGAL
お母さま:娘を見て、「入学を決めました」と言ってくださった方が何人かいて。NIJINアカデミーを広める活動でチラシを配ったりもしていました。
ーこれからの夢はありますか?
なっちゃんマン:今の目標は高校フリースクールの立ち上げや、才能のある子への投資!1年生の時には大学生の人にアドバイスしてもらいながら「みんなの居場所」っていう学童保育のオンライン版のような事業も作りました。放課後や雨の日でも遊べるように、ゲーム部屋や宿題部屋、音楽室を作った!10年後、不登校の子がもっと暮らしやすい未来を作りたい!!
おわりに
不安を抱えながら何度も悩み、自分の居場所を探し続けたなっちゃんマン。
今では居場所を見つけ、プレゼンやサークル活動に取り組みながら、
「NIJINアカデミーのPR大使になる!」「不登校の子どもたちが暮らしやすい未来をつくりたい!」という素敵な目標に向かって日々挑戦を続けています。

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