近年、不登校の小中学生が増加する中で、「フリースクール」の存在が注目を集めています。
特に東京都港区には、子どもたちが安心して学べる環境を提供するフリースクールが数多くあります。
この記事では、港区にあるおすすめのフリースクールを紹介するとともに、学校の選び方や費用、入学までの流れなども詳しく解説します。
不登校の子どもを持つ保護者の方にとって、進学や将来の不安が少しでも解消されるよう、わかりやすくお伝えします。
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港区のフリースクールとは?不登校の小中学生が通える学びの場
フリースクールは、学校に通うことが難しい不登校の子どもたちにとって新たな学びの場です。
港区には、さまざまな教育方針やカリキュラムを持つフリースクールが点在しています。
ここでは、フリースクールの定義や役割、港区内の現状、公立学校との違いについて解説します。
フリースクールの定義と役割
フリースクールとは、義務教育に通わない小中学生が「もう一つの学びの場」として利用できる民間の教育施設です。
学習支援や社会性の育成、心理的なサポートを行う場として、子ども一人ひとりの個性を尊重した教育が行われています。
学校のように画一的な教育ではなく、子どもの興味や関心に応じた自由な学びが提供されます。
そのため、自分のペースで学べる環境が欲しい子どもにとっては理想的な選択肢となります。
港区内のフリースクールの現状
港区は東京都内でも教育に力を入れているエリアの一つで、フリースクールの数も年々増加しています。
また、港区のフリースクールは、少人数制で個別対応ができる学校が多く、不登校の子どもでも通いやすい環境が整っています。
港区内だけでなく、周辺地域から通う子どもも増えているのが現状です。
公立学校との違い
フリースクールと公立学校の大きな違いは、学習の自由度です。
公立学校では教科書に沿った一律の教育が行われますが、フリースクールでは子ども一人ひとりに合ったオーダーメイドの学びが実現します。
また、フリースクールは「不登校支援」の場としても機能しており、子どもが心理的なストレスを感じにくい環境が整っています。
公立学校では難しい個別のメンタルサポートが充実しているのも、フリースクールの強みです。
不登校の小中学生が港区のフリースクールを選ぶ際のポイント
フリースクールは学校ごとに教育方針や特色が異なるため、選び方が重要です。
ここでは、失敗しないフリースクールの選び方のポイントを解説します。
教育方針やカリキュラムが子どもに合っているか確認する
まず大切なのは、お子さんの希望や目標に合ったスクールを見つけることです。
子どもが学びたいことや求める環境は、一人ひとり異なります。
例えば、無理に学校へ通い続けた結果、心が疲れてしまったお子さんには、安心して過ごせる居場所としての機能を持つフリースクールが合う場合があります。
一方で、特定の学校を目指して勉強に取り組みたいと考えているお子さんには、学習支援が充実しているスクールが適しているでしょう。
フリースクールはそれぞれ特徴的なカリキュラムや学習方針を持っているため、事前に情報を集め、お子さんと話し合いながら見学や体験を通じて選ぶのが理想的です。
学校見学や体験入学の際には、子どもの意見を尊重し、子どもが「ここで学びたい」と思える環境かどうかを確認しましょう。
通学しやすい立地やアクセスの便利さを重視する
子どもが安心して通うためには、通学のしやすさも大切です。
港区は交通網が発達していますが、自宅から学校までの移動時間を考慮する必要があります。
特に小学生のお子さんの場合は、送り迎えが必要な場合もあるため、保護者の負担にならない立地を選ぶと良いでしょう。
オンラインスクールの場合は、自宅からアクセスできるので、家を出たがらないお子さんにもおすすめです。
学校の出席日数にカウントされるか事前に確認する
フリースクールによっては、在籍校での「出席日数」にカウントされる場合があります。
進学を希望している方は「出席認定」されるフリースクールを選ぶと良いでしょう。
在籍校との連携が重要になるため、入学前に確認することをお勧めします。
港区のフリースクールおすすめ4選!各スクールの特徴を解説
港区で特におすすめの4つをピックアップして紹介します。
NIJINアカデミー東京タワー校
画像出典:NIJINアカデミー
2025年1月に東京タワー校が開校予定!
NHKの「おはよう日本」でも紹介されたNIJINアカデミー(ニジンアカデミー 略称:ニジアカ)は、学校が合わない小学生・中学生を対象としたオルタナティブスクール。
いつでも通える校舎はオンライン上にあり、自宅にいながら、日本トップレベルの現役教師による授業を受けられます。
「Be HAPPY, Do HAPPY(君には、幸せになる力があり、人を幸せにする力もある)」を理念に掲げ、子ども一人ひとりの「こうなりたい!」「あれをやりたい!」という気持ちを引き出し、育てる教育に長けています。
これまでに約300名の小中学生が入学し、学校の満足度は91.4%、担任クラスの満足度は96%と高評価。
また、在籍校での出席日数として認められた生徒は全体の98%を占めており、復学を目指すスクールではありませんが、自信を深めて復学を果たした生徒は40名以上にのぼります。
最近では、地域での繋がりや友人関係を求める学校が合わないお子さんの新たな居場所として、リアル教室が開校しています!
東京タワー校では、お料理の得意な先生と一緒に楽しみながらお昼ご飯を作るため、お弁当いらず。
料理教室の万智(まち)先生から本格的な料理を学べるので、料理を頑張りたい子にピッタリです。
一人ひとりに寄り添ってくれるため、自分のペースで、安心して学ぶことができます。
現在、無料の体験会を行っているので、お子さんに合うか試してみると良いでしょう。
少人数制(4名~8名)で先着順のため定員が埋まってしまう可能性がありますが、まだ受け付けています。
気になる方はお早めにチェックしてみてくださいね。
→体験会・説明会の予約はこちら
※ご希望の教室で、「東京タワー校」を選択
▲東京タワー校の様子はこちら▲
項目 | 詳細 |
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対象年齢 | 小学1年生~中学3年生 |
主な対象者 | 不登校及び不登校傾向のある児童生徒、学校が合わない児童生徒 |
開校時間 | 2025年1月より週1日(月曜日) ※予定は変更になる可能性があります。 |
教育方針 | 学校に代わる教育機関 |
費用 | 初月のみ入学金11,000円(税込) 授業料/月 19,800円(税込) リアル教室/月 12,100円(税込) 施設利用料/月 1,683円(税込) ◆特別割引あり 1月申込分から値上げ致します。12月中のお申し込みがお得! ・入学金11000⇒22000円 ・メタバース授業料19800⇒23760円 ・リアル教室週1回12100⇒16500円 |
問い合わせ | お問い合わせはHPから |
住所 | 東京都港区三田2-9-2 MAビル三田二丁目2階 |
アクセス | 都営大江戸線「赤羽橋駅」徒歩7分 |
公式サイト | NIJINアカデミー リアル教室 |
生徒募集Peatix | https://peatix.com/event/4227691?lang=en-us |
ビリーバーズ広尾
画像出典:ビリーバーズ広尾
ビリーバーズ広尾は、東京都港区にあるフリースクールです。
学校に行きづらい、学校でうまくやっていけないなど、様々な理由で悩んでいる子どもたちに、安心して過ごせる「居場所」を提供しています。
家のようなアットホームな空間で少人数で過ごします。
時間割はなく、本を読んだり、ゲームをしたり、おやつを食べたり、友達と遊んだりなど、子どもたちがその日の気分で自分で1日の過ごし方を決めることができるようになっています。
固定の利用料を支払うと、どうしても「行かせないと…」と親が気負ってしまうこともあるため、入会金や年会費は無料。
チケット制で通いやすくなっています。
トライアルは1回につき6,050円(税込)かかりますが、見学は無料のため、お子さんに合う雰囲気か見てみると良いでしょう。
項目 | 詳細 |
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対象年齢 | 小学生~高校生 |
主な対象者 | 不登校及び不登校傾向のある児童生徒 |
開校時間 | 平日10:00〜14:00 |
教育方針 | 居場所 |
費用 | 入会金:無料 年会費:無料 見学:無料 トライアル:1回につき6,050円(税込) 入会前個別面談:無料(対面・zoomともに) 【チケット制 料金プラン】 ・利用の都度購入:1回あたり 4,950円(税込) ・1ヶ月コース:22回分 99,000円(税込) 1回あたり 4,500円(税込) ・2ヶ月コース:44回分 176,000円(税込) 1回あたり 4,000円(税込) |
問い合わせ | お問い合わせはHPから |
住所 | 〒106-0047 東京都港区南麻布5-3-20 有栖川ビル2F 一般社団法人ビリーバーズ(株式会社子育て支援 本社 / ボン・ヴォヤージュ有栖川 サロン 内) |
アクセス | 東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩7分 |
公式サイト | ビリーバーズ広尾 |
ワイズアカデミー 品川キャンパス
画像出典:ワイズアカデミー 品川キャンパス
ワイズアカデミー 品川キャンパスは、東京都港区高輪にあるのフリースクールです。
学校に通うのが難しい、または学校以外の場所で学びたいという中学生を対象としています。
週5日でも週1日でも、自分のペースで通うことができ、登下校時間は自由。
談話、ゲーム、勉強など自由にしていいというアットホームな雰囲気が特徴です。
学習面では、教材は中学校から支給された教科書ワークを使用し、分からないところは先生に質問できる個別指導を受けて各自進めることができます。
また、学習だけでなく、ディズニー遠足やクリスマスパーティーなど、様々なイベントも開催されています。
品川キャンパスは通信制高校のサポート校で、「高校を卒業するまでサポート」してくれます。
中学校で不登校のお子さんの将来の進路、高校への進学を不安に思っている方は一度見学をしてみると良いでしょう。
項目 | 詳細 |
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対象年齢 | 中学生・高校生 |
主な対象者 | 不登校 |
開校時間 | 平日 10時~15時で何時に来て何時に帰っても良い。 毎日でも、週1回でも自分のペースで通うことができる。 |
教育方針 | 居場所、「自立心と思いやり」を育てる |
費用 | 入会金:22,000円 月 額 :27,500円 |
問い合わせ | フリーダイヤル:0120-169-155 TEL:03-6721-7855 FAX:03-6721-7856 info@kashima-shinagawa.net |
住所 | 〒108-0074 東京都港区高輪4-11-24 ヒルズ高輪 A-302 |
アクセス | JR品川駅徒歩3分 |
公式サイト | ワイズアカデミー 品川キャンパス |
GIFT School
画像出典:GIFT School
GIFT Schoolは、東京都港区にある3歳から15歳までの子どもたちが通う、バイリンガルマイクロスクールです。
不登校の児童などの学習支援を行うフリースクールでもあります。
少人数制で、「幸せ」に生きる力を育むため、それぞれの子供が持つ個性や興味関心を大切にしています。
これまでの公教育とは異なる考え方でカリキュラムが組まれていて、それぞれの進度に合った学習を個別に行いながら、同時に探究心を育むことを目指しています。
GIFT Schoolは、費用面では他のフリースクールより高くなっていますが、従来の学校教育に満足できない保護者の方にとっては、魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。
各学年1名ずつの若干名募集とされていますので、気になる方は早めに連絡してみると良いですね。
項目 | 詳細 |
---|---|
対象年齢 | 3-14歳 |
主な対象者 | 学校以外の選択肢を探している方 |
開校時間 | 詳しくはお問い合わせください |
教育方針 | 「幸せ」に生きる力を育む |
費用 | 入学金:100,000円 授業料:週5日:月額100,000円 施設費:年額50,000円 材料費:年額50,000円 |
問い合わせ | info@gift-ed.org |
住所 | 〒107-0061 東京都港区北青山2丁目7−25 神宮外苑ビル 6階 |
アクセス | 詳しくはお問い合わせください |
公式サイト | GIFT School |
公式Instagram | https://www.instagram.com/g_i_f_t_school/ |
公式Facebook | https://www.facebook.com/GIFTinternationalschool/ |
港区のフリースクールの費用や助成金、入学の流れについて
港区のフリースクールに通う際は、費用や入学手続きの流れを事前に確認することが大切です。
ここでは、入学金や月額費用の相場、利用できる助成金、入学手続きの流れについて詳しく解説します。
入学金と月額費用の相場
フリースクールに通う際には、学費が必要となります。
文部科学省の調査によると、フリースクールの月額授業料の平均額は約3万3千円、入学金の平均は約5万3千円となっています。
学校によってはこれより高額な場合もあります。
フリースクールの費用は、授業内容やカリキュラム、サポート体制によって異なります。
費用だけで学校を選ばず、教育の質や子どもに合うかどうかを考慮することが一番大切です。
東京都港区のフリースクール助成金について
東京都では、都内在住の不登校の小・中学生の保護者を対象に利用料の助成制度を設けています。
助成額は小・中学生1人につき、月額最大2万円。
対象はフリースクール等の利用料で、入会金・施設維持費・教材費などの経費は対象外となっています。
詳しい条件や申請方法については、「東京都フリースクール等利用者支援事業を開始」HPをご確認ください。
入学までの手続き
港区のフリースクールへの入学手続きは、学校によって異なりますが、基本的な流れは共通しています。一般的な入学の流れは次の通りです。
1. 【資料請求】まずは、学校の公式サイトや資料請求フォームから、学校の案内資料を取り寄せます。
※小規模なフリースクールでは、資料のない場合もあります。
2. 【学校見学・体験入学】学校の雰囲気や教育方針を確認するために、見学会や体験入学に参加します。
3. 【面談・相談】子どもと保護者が学校側と面談し、子どもの学びの目標やサポート体制について話し合います。
4. 【入学申込】面談を経て入学を決定したら、入学申込書を提出し、入学金を支払います。
5. 【入学】入学が確定したら、必要な学用品や教材の準備をして、新しい学校生活がスタートします。
事前の相談や見学が非常に重要なので、できるだけ早めに動き出すのがポイントです。
港区のフリースクールに通うメリットとは?
港区のフリースクールに通うことで得られるメリットはたくさんあります。
不登校は、1872年から続く学校というシステムが合わないだけ。
学校には授業中は静かに座っていなければならない、先輩には従わなければならないなど窮屈なルールがたくさん存在していますよね。
フリースクールには子どもの学び方に合った自由な環境が用意されており、不登校の子どもたちが安心して学べる場所が整っています。
ここでは、3つの代表的なメリットを紹介します。
柔軟な学習環境でストレスが少ないから
フリースクールは子どもの個性やペースを尊重した学びが可能です。
厳しい校則がなく、自由な雰囲気の中でのびのびと学べる学校が多いのも特徴です。
特に、不登校を経験した子どもは、「学校の雰囲気が怖い」や「授業についていけない」という不安を抱えていることが多いため、自由な環境が大きなメリットになります。
個別の学習サポートが受けられるから
フリースクールは少人数制の授業が多く、子ども一人ひとりに合わせた学びのサポートが行われます。
苦手な教科はじっくり取り組むことができ、得意な教科はどんどん先に進めるなど、柔軟な対応が可能です。
また、専門のカウンセラーや教育コーチが常駐している学校も多いため、子どものメンタル面のサポートも受けられます。
学校生活に不安を感じているお子さんでも、安心して通える環境が整っています。
社会性やコミュニケーション能力が育まれるから
フリースクールでは、年齢や学年を超えた交流が行われる機会が多く、自然と社会性やコミュニケーション能力が育まれます。
公立学校ではなかなか得られない、異年齢の子どもたちと関わる経験が積めるのは大きな強みです。
フリースクールでは相手を尊重する文化があるため、年下だからといって従わせるということはなく、対等な人間関係を築くことができます。
これは大人になっても大切なことでしょう。
学校によっては、外部のイベントや地域交流の活動を積極的に行っているところもあるため、学校以外の大人や子どもと交流する機会も多いです。
頼れる大人や友達が増えることで、子どもの成長に良い影響を与えることができます。
港区のフリースクールで不登校の小中学生がよく抱える疑問Q&A
不登校の小中学生がフリースクールに通う際、保護者の方が疑問を感じるポイントは少なくありません。
ここでは、よくある質問に回答します。
フリースクールの卒業後の進路は?
フリースクールを卒業した後は、公立中学や高校への進学、フリースクールからの直接の進学も可能です。
通信制高校の入試は全日制高校に比べて難易度が低く、中学校や高校で不登校になった生徒たちを積極的に受け入れている学校も多くあります。
心を休ませると学習にも意欲が湧くため、勉強をして希望する学校へ進学する子どももいます。
多様な時代となった今は、お子さんに合った進路を選ぶことができます。
通学定期券は利用できる?
フリースクールは「学校教育法に基づく学校」ではないため、通学定期の利用が難しい場合があります。
ただし、在籍している学校で出席認定を得られた場合には、通学定期を購入できる可能性がありますので、確認しておきましょう。
詳しくは、文部科学省HP「登校拒否児童生徒が学校外の公的機関等に通所する場合の通学定期乗車券制度」にてご確認ください。
学習面での遅れはどうサポートされる?
フリースクールは、子どもが苦手な教科に個別対応できる環境が整っています。
学習面の遅れをしっかりサポートし、学校復帰や進学の際も無理なく対応できるよう支援が行われます。
保護者のサポート体制は?
フリースクールでは、保護者との連携が重視されており、定期的な面談や相談の機会が設けられる学校が多いです。
家庭での不安や悩みも学校のスタッフと共有することで、子どもの成長を一緒に見守ることができます。
まとめ|不登校の小中学生が輝ける港区のフリースクールの選び方
港区のフリースクールは、子どもの個性を尊重した新しい学びの場です。
子どもに合った教育方針の学校を見つけることが、成功のカギとなります。
この記事で紹介した選び方のポイントを参考に、体験入学や見学を積極的に行い、子どもが「ここで学びたい」と感じられる学校を見つけてください。
不登校は決して「終わり」ではなく、新しい「始まり」です。
フリースクールでの学びを通じて、子どもたちが自信を持って未来へ進めるよう応援しています。