ありたい姿でいられる場所 ~僕の救世主”NIJINアカデミー” ~

ありたい姿でいられる場所 ~僕の救世主"NIJINアカデミー” ~

NIJINアカデミーに入学して、約1年。
全校生徒の前で、イベントの司会をしたり、クラス会議でオリジナルマンガを音読したり、明るい声ではつらつと話をする小学4年生ペンギンカビィさんのお話しです。

目次

1.出会った頃の彼

NIJINアカデミー入学当初、私は彼のことを恥ずかしがり屋でみんなの前で話をすることは苦手だと思っていました。クラス会議で発表するときは、入念に準備をして、当日は朝からずっとドキドキしていたからです。

『全体の前で話をするなんて、絶対無理!!』
そう言って、朝のホームルームの司会を断られた時もありました。

NIJINアカデミーを楽しんでくれているようだけれど、自分に自信がなくて、不安そう、それが私が彼に抱いた印象です。

2.本当の自分を隠して過ごした学校生活

学校では優等生。でもそれは、本当のありたい姿ではありませんでした。

「休み時間に友達から遊びに誘われるのが嫌だった。好きなことをして過ごしたかった。」

自分の好きなこと、やりたいことが明確にあるペンギンカビィさん。
でも、クラスでは、周りに合わせて学校生活を過ごしていたそうです。

好きなキャラクターは、カービィとすみっコぐらし。
好きな色はピンク。
「好きなものを身に着けていると、男の子なのに、ピンクを着てる!と言われてしまう。」

「漢字練習も苦手だった。ノートに何度も同じ漢字を書いて、覚える。辛かった。でも、やらないといけないから、必死に頑張った。」

小学3年生になって、急に学校に行けなくなった。
学校に行けなくなった理由は、今でもハッキリ分からない。でもきっと、小さな嫌なことの積み重ねが原因ではないか。小学4年生の男の子は、当時の自分と今の自分を比較して、何が自分に合わなかったのか、冷静に分析をしていました。

3.NIJINアカデミーで出会えた本当の自分

NIJINアカデミーには、挑戦の機会がたくさんあります。
最初は、クラス会議の発表から。事前に打ち合わせして、何度も練習して、好きなことを発表してみる。
クラスメイトは、共感してくれたり、褒めてくれたり、受け入れてくれました。
クラス会議で司会をクラスの子と二人で挑戦してみる。
慣れてきたら、全校生徒の前で朝のホームルームの司会をしてみる。
その司会が素晴らしいんです!聞き取りやすい声と話し方、盛り上げ方。
これは名司会者の誕生だ!!

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少しずつ、挑戦と成功を重ね、自分に自信をつけていきました。
今では、司会進行はお手の物。即興で、その場を進行することだってできます。

「NIJINアカデミーでは、学びたいことも、1日の予定も全部自分で選択することができる。それが嬉しい。NIJINアカデミーで一番楽しいのは算数の授業!」

算数の時間、彼は積極的に手を挙げて発言し、自分の解き方をみんなに共有することもできます。自由進度学習では、自ら算数の勉強を進め、最近は、中学生向けの数学の授業にも参加しています。

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「こんなに積極的な子だと思わなかった。」と保護者の方が話していました。ずっと近くで見てきた親、本人でさえ、気が付いていなかった本当の自分の姿を彼はNIJINアカデミーで見つけました。

4.子どものありたい姿とは

子どもたちは、新しいことに挑戦したいと思っています。
学びたい、成長したいと思っています。

人が挑戦をするためには、安心できる環境が必要です。
たとえ失敗しても、問題ないと信頼できる大人や仲間の存在が必要不可欠です。

ありのままの自分を出して、挑戦することができる環境と出会えた彼は、もっともっと新しい世界の扉を開いていくのでしょう。
これからの彼の成長がとても楽しみです。

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