こんにちは。ボランティアスタッフのいっちーです。
今回は小学校5年生 ひろさんのインタビューをお届けします。
鉄道や将棋が好きで、算数が得意なひろさん。
NIJINアカデミーを「安心できる場所」と嬉しそうに語ってくれました。
NIJINアカデミーを選択した経緯や、NIJINアカデミーでどのように過ごしているかをお伺いしました。
不登校のきっかけは「学校でのいじめ」
小学校に入学後、数年間は普通に通学をしていたというひろさん。
小学4年生の5月頃から、徐々に学校に行かなくなったと言います。
そのきっかけはクラスメイトによる「いじめ」でした。
5月からの数か月間は思い悩みながらなんとか学校に行っていましたが夏が明け、9月から自分の「嫌」という気持ちを尊重し学校に行かない選択をしました。
NIJINアカデミーの体験会で感じた「なんか安心できるかも」
学校に行かなくなってから、近所のフリースクールなどの登校も考えていたというひろさん。
ある日、お母さまからNIJINアカデミーを紹介され興味を持ったと言います。
―どうしてNIJINアカデミーにアンテナが立ったのでしょうか?
ひろさん
近所のフリースクールにはない、「オンライン」という特長に惹かれました。「オンライン」ならチャットで気軽に話ができるし、もし喧嘩をしても取っ組み合いにもならないな、と思って。
その後1か月間の無料体験会に参加をし、ひろさんはNIJINアカデミーに入ることに決めました。
―無料体験会を経て「ここにしよう」と思った理由を教えてください
ひろさん
1か月間でいろんな授業を聞きました。内容が楽しかったです。
あと、授業に出ても出なくてもよくて、自分の好きに選べるところがすごく良かったです。自分は基本的には楽しくて全部出ていたけれど、出る・出ないを自分で選べると思えると、プレッシャーがなくて。今まで行っていた学校は基本「全部出なきゃダメ!」という感じだったから。
なんか安心していられるな、って思った。
NIJINアカデミーでの日常 「オンライン授業」「自由進度学習」「サークル活動」
2024年12月からNIJINアカデミーに入ったひろさん。
どのような1日を過ごされているのか伺いました。
―NIJINアカデミーに入ってからどのような1日を過ごしていますか?
ひろさん
朝7時に起きて、9時から始まる朝1の授業がある場合はそれに参加します。
10時から火曜・水曜・金曜はホーム体育・ホームルームがあるのでそれに出て、月曜と木曜は自宅でお母さんと決めた算数とか理科とか社会などのドリルをやります。
11時からは自分の出たい授業があれば参加をするし、自由進度学習をすることもあります。
午後も授業があれば参加するし、自由進度学習をすることもありますが、塾にも通っていて週に2回、午後1時間は外の塾で勉強をしています。
あと午後は毎週水曜日に4時から1時間クラス会議があるのでそれに参加します。
―NIJINアカデミーの自由進度学習は具体的にどんなことをするのでしょうか?
ひろさん
自分はドリルやスクラッチをやっています。
わからないことがあれば友達や先生に聞くと教えてくれるから楽しい。

スクラッチでいろんな作品を作っているひろさん。
最近は習い事のピアノで得た知識と経験を生かして「スマートフォンの着信音を完全に再現した」作品や自作のゲームを作ったと、教えてくれました。
―クラス会議というのはどんなものですか?
ひろさん
会議では「このクラスはもっとこうしたら良いんじゃないか」とか、いろいろクラスの中で意見を出し合ったり、決めたりしています。あとは朝のホームルームで何を発表するかとかを決めたりもします。
今度あるクラス会議では4月に1回自己紹介をしたけどもっと深く知りたいよね、ってことで改めて自己紹介をし合うことにしました。
NIJINアカデミーでは部活動にも所属し、その活動にも参加をしているというひろさん。
NIJINアカデミーのサークル活動についてもお話を伺いました。
―サークル活動はどんなことをするのでしょうか?
ひろさん
サークルは「将棋サークル」と「鉄道研究部」に入っていて、将棋のほうは10人、鉄道のほうはもう15人くらい部員がいます。
将棋サークルではみんなでオンライン将棋を打って対戦をしたりします。
鉄道研究部のほうではロブロックス(子どもたちに人気のゲーム作成もできるオンラインプラットフォーム)で鉄道のゲームをしたり、鉄道しりとりをしたり、カフート(無料で使えるクイズアプリ)を使ってクイズ大会をしたりします。

あと、この間は『鉄道博物館』(鉄道の歴史やしくみを体験できる大型ミュージアム)にも行くリアルイベントもありました!
リアルで会えて嬉しかったし、楽しかった。
▼ NIJINの部活動・サークル活動について ▼
NIJINアカデミーはみんな優しい
NIJINアカデミーに入って約半年。
授業環境だけでなく、友人関係でも心理的安全性が保たれていると教えてくれました。
ひろさん
ニジアカ(NIJINアカデミー)は友達がすごく親切で。わからないこととか困ったことがあればチャットで聞くと助けてくれる。ここに入る前までは年上って乱暴なイメージがあったけど、年上の人もすごく優しい。
友達関係も安心できるな、って思うようになりました。
イベント「修学旅行」でリーダーシップを学んだ
NIJINアカデミーでの活動に積極的に取り組んでいるひろさん。
先日は2泊3日で行われたNIJINアカデミーの「ニジアカ修学旅行2025 in 北海道・白老」にも参加をしました。
―修学旅行はどんなことをしたのでしょうか?
ひろさん
札幌観光もしたし羊ヶ丘展望台にも行ったし、テレビ塔にも行きました。
ウポポイではトゥレッポン(ウポポイのPRキャラクター)を見て、可愛くて大好きになったし、北海道に走っていた電車の写真も撮りました。
―現地で何をするかは自分たちで決めたのでしょうか?
ひろさん
はい。1グループ5人のグループ行動をするところもあって、先生からの薦めもあってそのリーダーをやりました。
スケジュールを組むのは時間も考えなきゃいけないし、天候も見なきゃいけなくて…
その事前準備は大変だったけど、楽しかったです。
私は今回、親なしで1人で参加をしたんですが親子で参加をしている子もいて、グループ行動で困った時は親の人達に助けてもらいました。

周囲の助けを得ながら、リーダーの役割を担ったことはとても良い経験になったと、楽しそうに語ってくれました。
▼ 修学旅行の様子はこちらからもご覧いただけます。▼
▼ NIJINアカデミーでは様々な年間行事を行っています。▼
これからやりたいこと 「学園祭」「数学検定」
オンラインでの通学から始め、サークル活動・修学旅行と少しずつリアルで仲間たちとのつながりを持ち始めたひろさん。
現在の居住地域の周辺にはリアル校がないため、日常はオンラインが中心にはなるものの今後あるリアルイベンドにも参加をしたいと教えてくれました。
―NIJINアカデミーやそのほかでこれからやってみたいことなどはありますか?
ひろさん
ニジアカでは今度の10月にある学園祭に行ってみたいです!
六本木でいろいろ出店があるって聞いているから現地で友達に会ったり、実際を見てみたいです。
▼ NIJINアカデミー 学園祭 2025の詳細はこちら ▼
あとは算数が得意で今一次関数も勉強していて、数学検定も受けています。
この間、5級(中学校1年生レベル)に受かったから次は4級が取れるように頑張りたい!
NIJINアカデミーのここが好き
最後にNIJINアカデミーの魅力を伺いました。
―NIJINアカデミーのどんなところが好きですか?
ひろさん
安心して過ごせるっていうところはもちろん、周りの友達や先生が優しいところや助けてくれるところ。
楽しいって気持ちや嬉しいって気持ちに沢山なれる場所です。
「安心して過ごしたい」と思っている子にはすごくいいところだと思います。
NIJINアカデミーで「安心」に出会い、沢山の繋がりを作り始めているひろさんの活動をこれからも応援しています。

体験説明会から3日以内の入会で無料授業特典付き!
満席日も多数。お早めのご予約がおすすめです。
▼NIJINアカデミーについて詳しく知りたい方はこちら▼

動画で見る|【不登校】夏休み明けに増えるのは「子どもが急に行きたくなくなる」からではありません。子どもが学校に行けなくなるまでの本当の理由
この記事の内容を確かめるための一次資料
不登校をめぐる情報は、体験談と一般論が混ざりやすい分野です。いま国が何を方針としているかを押さえておくと、学校や自治体とのやりとりで迷いにくくなります。とくに出席扱いの要件は、知っているかどうかで選べる道が変わります。
下の資料はすべて国・自治体・公的機関が出している一次情報です。学校や教育委員会と話すときは、この原文を示しながら相談すると、担当者によって対応が変わることを避けられます。
| 資料 | 何がわかるか |
|---|---|
| 文部科学省「学びの多様化学校の設置者一覧」 | 全国84校。旧・不登校特例校の全リスト |
| 文部科学省「生徒指導提要」 | 学校の生徒指導の基本方針(改訂版) |
| 文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校等調査」 | 小中の不登校353,970人。全国の最新の実数 |
| 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 | 「登校という結果のみを目標にしない」という国の方針 |
| 同 別記1(学校外の施設で相談・指導を受ける場合) | 教育支援センター等に通った日を出席扱いにする要件 |
| 同 別記2(自宅でICT等を活用した学習) | 自宅学習を出席扱いにする7つの要件 |
| 文部科学省「欠席中に行った学習の成果に係る成績評価」 | 2024年8月の改正。学習成果を成績に反映できる3要件 |
| 文部科学省「COCOLOプラン」 | 誰一人取り残されない学びの保障に向けた国の対策 |
| 文部科学省「不登校に関する地元の相談窓口」 | 全国1,045市区町村の公式相談窓口 |
| 教育機会確保法(e-Gov法令検索) | 第13条が「休養の必要性」を条文で認めている |
| こども家庭庁「子育て支援」 | 子育て世帯が使える支援制度の全体像 |
| 国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」 | 研究にもとづく生徒指導の考え方をまとめた資料 |
学校に相談するときの進め方
① 支援の目標をすり合わせる
「令和元年10月25日の通知にあるとおり、登校という結果だけを目標にするのではなく、社会的な自立を目指す形で相談させてください」——最初にここを共有しておくと、その後の話が噛み合いやすくなります。
② 具体的な場所を挙げる
「教育支援センターの利用を考えています」「オンラインのスクールを検討しています」と場所を具体的に伝えます。抽象的な相談より判断してもらいやすくなります。
③ 出席扱いの要件を一緒に確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
④ 決めたことを記録に残す
面談のあとに「本日確認したこと」をメールなどで送っておくと、担任が変わっても引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター(全国1,045市区町村の窓口一覧)
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。
家庭でいまできること
制度や相談先が分かっても、明日からどう過ごすかは別の話です。うまくいかない日があって当たり前という前提で、いま無理なくできそうなものだけを選んでください。全部やろうとしないことが、いちばん大事なコツです。
いま家庭で確かめておきたいこと
睡眠のリズムが崩れていないか(起きる時間より、寝る時間を先に整えるほうがうまくいきます)
食事が極端に減っていないか。体重の変化はないか
頭痛・腹痛・立ちくらみなど、体の訴えが続いていないか(続く場合は受診を検討してください)
「学校の話」以外で笑える時間が、1日に少しでもあるか
保護者自身が眠れているか。抱え込んでいないか
学校との連絡窓口が、担任1人に集中していないか
声のかけ方で迷ったときは
「なんで行けないの」と理由を問うと、子ども自身も説明できないことが多く、答えられない自分を責めてしまいます。理由を聞くより、いまの状態を言葉にして返すほうが伝わります。「しんどそうだね」「今日はゆっくりでいいよ」——それだけで十分な日があります。
逆に、避けたほうがよい言葉もあります。「みんな行ってるよ」「そんなことでどうするの」「甘えてるだけでしょ」。どれも本人がすでに自分に言っている言葉なので、外から重ねると逃げ場がなくなります。
相談先の選び方|どこに何を聞けるか
相談先はひとつではありません。それぞれ役割が違うので、聞きたい内容で選ぶと早く進みます。
| 相談先 | 聞けること | 費用 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 在籍校(担任・スクールカウンセラー) | 出席の扱い、校内の別室、学習の進め方 | 無料 | まず学校での配慮を相談したいとき |
| 教育支援センター(市区町村) | 学校外の公的な居場所、通所と出席扱い | 原則無料 | 学校の外に一歩を踏み出したいとき |
| フリースクール(民間) | 体験活動中心の居場所、少人数の学び | 月1〜5万円程度 | 興味や「やってみたい」から入りたいとき |
| オンライン | 自宅から参加できる学び、出席扱いの実務 | スクールにより異なる | 外に出るのが難しい/近くに選択肢がないとき |
| 医療機関(小児科・児童精神科) | 体の不調の背景、診断と治療 | 保険診療 | 睡眠・食事・体の症状が続くとき |
| 24時間子供SOSダイヤル | 子ども本人・保護者どちらの相談も | 無料・24時間 | いますぐ誰かに聞いてほしいとき(0120-0-78310) |
どこから始めればいいか迷ったら
この記事のテーマについて、よく寄せられる質問
同じような状況の方から実際によく届く質問をまとめました。あてはまるものから読んでください。
Q. 学校を休ませてもいいのでしょうか?
A. 教育機会確保法の第13条は「個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ」と条文で明記しています。休むことは制度の外側にある逸脱ではなく、法律が想定している状態です。
Q. どこに相談すればいいですか?
A. まずは市区町村の教育委員会(教育相談室)です。学校を通さずに保護者から直接相談できる自治体がほとんどです。全国の窓口は文部科学省のページから探せます。
Q. 学校以外に、どんな場所がありますか?
A. 教育支援センター(適応指導教室)は原則無料の公的な居場所、学びの多様化学校は特別の教育課程を組める正式な学校、ほかにフリースクールとオンラインがあります。
Q. 出席扱いにできますか?
A. 要件を満たせば校長の判断で可能です。通所する場合は別記1、自宅でICT等を活用して学ぶ場合は別記2の要件があります。令和6年度は学校外の機関等で42,978人、自宅ICT学習で13,261人が出席扱いになっています。
Q. この先どうなるのか不安です
A. 不登校の経験がその後を決めるわけではありません。不登校を公表した著名人12人のように、別の道で力を発揮している人は多くいます。いまは先を決めるより、目の前の回復を優先してよい時期です。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。

