ニジアカとの出会いで広がったキキさんの挑戦

こんにちは!ボランティアスタッフのありさんです!

今回は小学5年生のキキさんに、不登校だった時期のこと、そして大きな挑戦となったICCカタパルトのことに

ついてインタビューしました!

目次

音がつらかったあの頃 ― 学校に行けなかった日々

──学校に行けなくなったきっかけは覚えていますか?

もともと大きな音が苦手で、幼稚園も一度変えています。

小学校も不安だったけど、ちょうどコロナ禍で学校へ登校することがなく、雰囲気がわかりませんでした。

コロナ禍明けにはじめて登校したら、同年代の子たちの声がうるさすぎて、疲れてしまって…。

そのあと、熱が出て休んだことをきっかけに、学校に行けなくなりました。

──その時はどんな気持ちでしたか?

周りは学校に行くのが当たり前だったから、行きたくないけど、行かなきゃ…っていう気持ちがぐるぐるしていました。

──学校に行かなかった時期はどう過ごしていましたか

ひたすら色々な映画を見ました。今まで見たことある映画も、新しい映画も。

他にはゲームをしたり、お母さんの知り合いの畑で畑作業をしたりして過ごしていました。

学校に行けなかった日々、キキさんは、自分なりのペースで時間を過ごしていました。できることを探しながら、日々をつないでいたのだと感じます。

自分に合う場所を見つけて ―ニジアカとの出会い

──ニジアカを知ったきっかけは?

お母さんが探してくれて、いくつかのオンライン学校を見た中で、ニジアカに決めました。

説明会に参加して、一番スケジュールがしっかりしていて、雰囲気が合っていると思ったので選びました。

ニジアカの先生は間違っていても「それは違うんじゃない?」「こうした方がいいかも」と優しく指摘してくれます。

──実際に入ってみてどうでしたか?

入ってすぐのころ、担任の先生に料理が好きと話したら、「料理教室やる?」と提案されました。

正直、最初は驚いたけど(笑)、ひまつぶしにはいいかな、色々やってみたいな、と思ってやってみることにしました。

簡単なレシピを考えて、チラシを作ったりもできました。はじめは抵抗があったけど、顔出しして説明もできました。

ニジアカの「やってみない?」というスタイルがいいです。

キキさんが作った料理教室のチラシ🍊
デザインを考えたりするのが好きだそうです!

──思い出に残っていることはありますか?

色々あるけど…ICCカタパルトへの挑戦です。(詳しくは3.で紹介します!)

大勢の知らない大人の前で話せたことへの達成感があります。

──他にはありますか?

サークルです。サークル立ち上げの条件として、プレゼンが必要なんです。

顔出しと声出しが必要になるので、最初は緊張しましたが、だんだん慣れてきました。

──サークルについて教えてください

いぬいぬサークル、ねこねこ会、動画制作サークルの3つに入っています。

猫カフェに行ったりなど、リアル会も開催しています。

リアル会の集合写真🐶
キキさんの癒しのペットたち🐶🐈

いぬいぬサークル、動画制作サークルには、立ち上げからかかわりました。

プレゼン時の資料💻

新しい学びの場を探す中で出会ったのが、ニジアカ。自分の“好き”や“得意”が歓迎される場所。
それが、少しずつ自信につながっていったと話してくれました。

“怖いけど、やってみたい”を越えて ― ICCカタパルトへの挑戦

──ICCカタパルト(※)に挑戦しようと思ったきっかけを教えてください

ICCカタパルト
ICCサミットは、挑戦を続ける起業家、経営者、投資家、クリエイターらが集うビジネスカンファレンス。
その一環として開催される「ICCカタパルト」は、参加者が自らのビジョンやアイデアを短時間で発表するピッチコンテストです。

全体ホームルームで告知を見て、興味を持ちました。

『保護者の付き添いなしで参加できる人募集』とあって、「これは流石にいけないかな」と…。

でもその後、詳細を見て「面白そう!」と思いました。ちょうど少し前にサークルで発表したこともあって、

新しいことに挑戦することへの抵抗がなくなってきていたので、「怖いけど挑戦してみたい」と思って

応募しました。

応募人数が多ければ抽選とあったので、まさかとは思ったけど、参加が決まりました。

参加メンバーにはEDIX(※)に出ていたメンバーもいて、本当に自分がここに混ざってもいいのか?と

不安にもなったけど、やってみることにしました。

EDIX
「教育」に関する製品やサービスが出展する、日本最大級の教育関連展示会。
EDIXでは、展示会と併設して、教育の「今」と「未来」を考えるセミナープログラムも開催されています。
そのプログラム内で、ニジアカ生が登壇

──準備はどのようにしましたか?

優勝するかどうかを左右する最後の部分を担当することになりました。

こんな感じで合っている?という確認はしたけど、そこまで見てもらうということはせず、自分で取り組みました。

はじめは実感がわいていなかったけど、本番が近づくにつれて緊張してきました。

──当日の気持ちはどうでしたか?

本番は、台本通りには話せなかったし、あんまり覚えていません。

終わってからは『疲れた』という気持ちのほうが大きかったけど、達成感はありました。

登壇直後には、先生からもよかったよ!とたくさんメッセージをもらいました。

新しい挑戦に「怖いけどやってみたい」と飛び込んだキキさん。
初めての舞台に立つまでの緊張、そしてやり切ったあとの達成感。
ICCカタパルトの経験は、これからを支える確かな一歩になったようです。

いま、そしてこれから ― 挑戦を重ねる毎日

──将来やってみたいこと、夢はありますか?

特にこれ、といった夢は今はありません。

やってみたいな、と思うことがあればやってみるようにしています。

──学校に行けなかったときの自分に何かを伝えられるとしたら何を伝えますか?

がむしゃらにがんばれ。やってみればなんとかなる、かな。

「やってみたいと思ったことは、とりあえずやってみる」明確な夢はまだないからこそ、今の挑戦を楽しめているのかなと思います。新しい挑戦を重ねながら、自分のペースで世界を広げているキキさん。
今はビブリオバトルのような企画を進めていると話してくれました。
きっとこれからも、“怖いけどやってみたい”を、たくさん超えていくんだろうなと思います。応援しています!

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