不登校だったそらちーくんが笑顔を取り戻したその理由

こんにちは。ボランティアスタッフのいっちーです。

今回は小学4年生 そらちーくんと保護者の方のインタビューをお届けします。

ゲームや友達と遊ぶことが大好きなそらちーくん。

NIJINアカデミーに入るまでは通っていた小学校やフリースクールでうまくいかないことも多く、苦労の日々が続いたと言います。

「NIJINアカデミーに入った今が、親子ともに心身健康です」と語ってくれました。

そらちーくんがNIJINアカデミーを選択した経緯や、NIJINアカデミーに入ってからの変化についてお伺いしました。

目次

友達は好きだけど、環境が合わない。小学校登校をやめて、フリースクールへ

―NIJINアカデミーに入る前の様子を教えてください。

お母さま

小学1年生の時から小学校への行き渋りがありました。体育の時間に1人だけ体操服を着られてないとか(色々な課題が)あって。1年生の最後の方には本人から「もう俺は学校辞める!」とも言われました。しかし、私も仕事があったこともあり、決断がつかなくて「もう少し頑張ってみよう」と2年生まで登校を続けていました。

2年生の時の先生は宿題の量を減らしてくれたり、宿題の残りを昼休みに見てくれたり、話すのが好きなそら(そらちーくん)の話をずっと聞いてくれたり、いろいろ配慮をしてもらっていたと思います。ただ、そらは『友達と関わりたい』って気持ちが前に出やすくて、それでしつこくしすぎてお友達とトラブルになったり。そのほかも例えば先生に「みんな、教室の後ろに行って」と言われた時に1人だけうろうろしていたり、みんなと一緒の行動ができないことがあって。

「僕は他の人と違うのかな」と言っていたこともありました。

休んだり頑張って行ったり、学校に行った日には帰ってきたら疲れきって…という感じで2年生を終え、3年生になって、お友だち同士で悪い言葉を使った時に新しい担任の先生に強く叱られたのがきっかけで行くのが難しくなりました。

当時、登校は私が一緒に付き添っていたのですが「本当にもう僕無理」って言って震えて泣き出した姿を見て「あ、もうこれは行かせないほうがいいな」と思いました。

頑張らせるのをもうやめよう、と思って3年生のゴールデンウィーク後からそらと行かないことを決めました。

―そらちーくんは行かないことを決めた時、どう思いましたか?

そらちーくん

(お母さんの)決断が遅い!て思った。それとやっと終わったぜ!と思った

お母さま

本当にそう思いました。当時は朝も起きられなくなっていて、頭痛や腹痛が出たり、全然元気もなく笑わなくなっていて。沢山後悔をしました。

―学校に行かない決断をしてからはどのように過ごしていたのでしょうか?

お母さま

家の近所にあるオルタナティブのフリースクールに通いました。

そこは毎日朝9時から5時までやっていて、e-スポーツを中心的にやっているところでした。そらはゲームが好きだし最初はとても良いと思いました。できたばかりで小規模で、先生の雰囲気もすごくいいなと思って。同世代の子がいてゲームができるっていうのでそらも目をキラキラ輝かせて通っていました。

ただ、ゲームをしていると勝ったり・負けたりがあると思うんですが、そらは感情のコントロールが苦手なのでそこで癇癪を起こすことが何度かあって。

その時先生に「もういい加減にしなさいよ」と責められたことがあり、少しずつ違和感が出てきて仲の良い友達もできたんですが、3か月で辞めることになりました。

NIJINアカデミーとの出会い。初めてのオンライン環境が不安

―その後NIJINアカデミーにはどのようにたどり着いたのでしょうか?

お母さま

フリースクールを辞めてから私がインターネットで沢山検索をして、インスタ(Instagram)でニジアカ(NIJINアカデミー)を見つけました。

タツロー校長が言っていた(ニジアカの)理念がいいなと思ったし、明るそうな雰囲気にも惹かれました。 あと、午前中に体育があるところもいいなと思いました。

無料体験会に参加をしてみて感じたのが「なんでもありなんだな」という印象。

顔出ししなくていい、声をださなくてもいい、いるだけでOKという感じで。パソコンの操作には不安があったんですがハードルが下がりました。一歩を踏み出しやすくて、入ろうかなとなれました。

―そらちーくんはNIJINアカデミーをお母さんから教えてもらって、すぐに入りたいと思いましたか?

そらちーくん

ううん。オンラインっていうのがよくわからないし、パソコンも買わなきゃいけないから不安だった。体験会に出たときも(オンラインで)友達に話かけるのがどうしたらいいかわからなくて最初不安だった。

お母さま

私もそらもパソコンの使い方がわからなかったので、最初はそこで苦労することもあって(友達作りも)大変だったかもしれないです。でも何日か通い続けていると、やっぱりいろいろ分かってきて。 いつも同じ場所にいて同じゲームをしている子がいて、そらもそのゲームが好きだから、ある時「何やってんの? 」って話しかけて入れてもらって…という感じで初めてのお友達を作っていました。

それから先生にお昼休みとかに「おいで」と声をかけてもらったりして、先生交えて初めて会うお友達と一緒にゲームをやったりして、ちょっとずつ慣れていっていました。

そらちーくん

(最初に声をかけてゲームして)楽しかったし、優しくしてくれたのが嬉しかった!

「なんでも受け入れくれる」NIJINアカデミー。心身の健康が取り戻せて、一歩前へ進み始めた

―NIJINアカデミーは前のフリースクールとどんなところが違うと思いますか?

お母さま

前のフリースクールでは1人だけ仲良くなるのが難しかった子はいたけど、「俺たち親友だよな!」と言い合う子もいたし、仲の良い友達ができたという点では大きな違いはなかったと思います。

でも今は前の時にあった癇癪は本当になくなって。やっぱり環境の違いかな。 当時は精神科も通い始めて先生と相談したらやっぱり環境がよくないかな、という話でした。今も勿論イライラしちゃうということは人並みにはあるんですけど、(通院も)必要ないくらいに変わりました。

―環境の違いというのは「オンライン」だからでしょうか?それとも先生が違うからでしょうか?

お母さま

オンラインだから…うーん。

それよりも先生の違いは大きいかもしれないです。ちゃんと守ってくれる、受け止めてくれる安心感がある。以前クラス会に(そらが)パジャマで一回出たことがあって、「俺パジャマだ、今日!」と言ったら「全然それでもいいです。これがニジアカなので」ということがあって。指摘をしたり怒る先生がいないですよね。みんな明るくて。そういうところに安心感があります。

―そらちーくんは前のフリースクールとはどんな違いを感じますか?

そらちーくん

全部!時々自分が一番だみたいな人もいるけど、全部(先生もお友だちも授業も)がいい!

お母さま

あと、前の学校から大きく変わったことが1点あって。以前は朝から1日中ゲームをずっとしている生活でした。自由にして、それが良いと思っていたし。でもやっぱりそれだと脳の疲れにつながってイライラしてしまうよね、と思って。精神科の先生と相談をして平日日中の10時~15時はゲームなしにして(ニジアカの授業に出る)、夕方から夜の時間と土日は自由、っていう決まりを作って生活リズムを作りました。それが今軌道に乗りつつあって、癇癪がなくなりました。

(授業があって)生活のリズムが作れるところも前のスクールにはないニジアカのいいところかなと思います。

1日のスケジュールをホワイトボードに書きだして、生活リズムを整えていったそう。

ニジアカは出る授業を自分で決められる『自由』がある分、保護者の伴走量が増えるかな…とも教えてくれました。

―日中は興味に合った授業が受けられるカリキュラム体制が整っていて、生活のリズムが整えやすいところや、個性を受け入れてくれる先生たちの存在がフリースクールとの違いであり、魅力ということでしょうか?

お母さま

そうですね。そう思います。おかげでメンタルが安定したからか、ニジアカに入ってからは朝すんなり起きられるようになって。親子ともに今、一番生活が安定していると思います。

何よりもそらがよく笑ってくれるようになりました。

もともとすごいよく笑うし歌って踊る性格で、自分でこれやるって思ったら最後までやり遂げるって感じの性格だった(のがなくなってしまっていた)。それがまた興味を持ってやるようにもなったし、笑顔が増えました。

そらの今の様子をみたり、ニジアカのリールで勉強したりして最近は「学校って行かなくてもいいんだな」と思うようになりました。

実は最近、以前通っていた公立小学校とも連携も取るようになって、ちょくちょく行ってお話しをしたり、週に1時間だけの別室登校も始めたんです。学校には友達もいっぱいいて、前にそらが「友達にも会いたい」と言っていたのと、「週一回1時間ぐらいは行こうかな」と言うようになったので、今後のなにかにつながるきっかけになるかなと思って。

それから、療育とも縁があっていくことにしました。今の生活でリアルな場所でも繋がりが持てるようになって、「学校登校に縛られなくていいのかも」という気持ちが強くなりました。

―そらちーくんは別室登校をしてみてどうですか?

そらちーくん

(別室登校は)担任の先生が飛行機が好きで、(僕も飛行機が好きだから)行くのが楽しい。

お母さま

あと、ニジアカでも「友達に会いたい」が理由で、先日行われた社会科見学や修学旅行にも参加しました。ニジアカはリアルイベントも沢山あって…

そらちーくん

そこがニジン(NIJINアカデミー)のいいところ!

お母さま

そうそう。それからニジアカで同じサークルのお友だちが家に遊びに来てくれて一緒にゲームもしました。リアルで会うのは初めてだったから最初は緊張していたけどすぐ打ち解けて。ニジアカはオンラインで沢山の友達ができて、リアルでも会えるっていうところもいいですよね。

そらちーくん

ニジンの友はマジで最高なんだよ!

ニジアカの修学旅行や社会科見学など、リアルイベントに参加するようになって、「先生や友達とリアルでももっと会いたい」と思うようになったと言います。

NIJINアカデミー内での活動。「友達とゲームをしたい」気持ちからチームを作った

―最後に、 NIJINアカデミーでは『フォートナイト(オンライン上で仲間と戦ったり交流するゲーム)サークル』を立ち上げてリーダーもされていると聞きました。作ろうと思った理由や今のサークルの様子を教えてください。

そらちーくん

フォートナイトサークルを作ったのは入って1か月くらい。やってみたいなと思って先生に聞いて作った。

お母さま

「ゲームを一緒にやる友達を作りたい」と思ったようです。以前行っていたフリースクールで別のゲームのサークルがあって、それがヒントになって作りたいと言って、先生に聞いたら「いいよ。じゃあ人を集めてね」と言われてslack(※)で声をかけていました。

(※)…NIJINアカデミーではslackを使って友達とコミュニケーションを取ることができます。

そらちーくん

「サークルやるんですけど、一緒にやりたい人いませんか?」って声をかけた

お母さま

今、活動を見ていて難しいことをしているな、と思うこともある。

人間関係なのでお互いの主張がぶつかって喧嘩にもなっちゃうし、対戦しているからお互いに熱くもなっちゃう。しかも声だけでコミュニケーションとらなきゃなので…。

ゲーム内でやりたいことが分かれることももちろんありますし。

そらちーくん

(そういう時は)じゃあ、これ組とそれ組でわかれようって相談する。

お母さま

メンバーは7~8人なんですけど、リーダーってまとめたり連絡したりの役割があるじゃないですか。そらには荷が重いんじゃないかって話をしたこともあったんですけどやりたいって気持ちがあるのでリーダーシップの勉強かな、と思ってサポートしながら見守っています。

―やりたいと思ったら行動する実行力がすごいと思います。リーダーとしての役割はいろいろ大変なこともあるかと思いますが、フォートナイトサークルの成長を楽しみにしています

そらちーくん

はい。頑張ります!

あと、You Tubeやってます!ぜひ見てください!

▼そらちーくんのYouTubeチャンネルはこちらから▼

https://youtube.com/@sorachiichanneru-l7b?si=jVmOL-IC9AwWZ4Eh

― 本日はお時間をいただきありがとうございました。

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