【島根県版】小学生の発達障害|診断・相談できる場所と受け方
目次
発達障害とは?小学生に見られるサイン
発達障害は、生まれつきの脳の発達の特性によって、行動やコミュニケーション、学習のあらわれ方にその子ならではのかたよりが見られる状態の総称です。育て方や本人の努力不足で起こるものではありません。主に次の3つがよく知られています。
- ASD(自閉スペクトラム症):対人関係やこだわり、感覚の過敏さに特性。空気を読む・予定変更が苦手など。
- ADHD(注意欠如・多動症):不注意(忘れ物・気の散りやすさ)や多動・衝動性が目立つ。
- LD・SLD(学習障害):全体の理解は年齢相応でも、読み・書き・計算など特定の学習が極端に苦手。
これらは重なって現れることもあります。小学校では集団行動やルールが増えるため、幼児期に目立たなかった特性が「困りごと」として表面化しやすくなります。
こんなサインが続いていませんか
一斉指示が入りにくい/じっと座り続けるのがつらい/忘れ物や紛失が多い/友だちとのトラブルが多い/板書を写すのが苦手/急な予定変更でパニックになる——こうした状態が続き、本人がつらそうなら、相談する価値があります。大切なのは「診断名がつくか」より「いま困っているか」です。
診断はどこで・どうやって受ける?(流れ・費用)
発達障害の診断は、児童精神科・小児神経科・発達外来などの医療機関で行われます。相談窓口や学校では診断はできませんが、どこにかかればよいかを一緒に考えてくれます。一般的な流れは次の4ステップです。
1
相談窓口で様子を整理する
お住まいの地域の窓口に相談し、受診が必要かの見立てをもらいます(島根の窓口は次章)。
2
医療機関を予約する
発達を診られる医療機関を予約。人気の機関は初診まで数週間〜数か月待つことも。早めの予約が安心です。
3
問診・行動観察
成育歴や家庭・学校での様子を聞き取り。母子手帳・連絡帳・通知表があるとスムーズです。
4
心理検査・発達検査 → 診断
知能検査(WISC-Vなど)や発達検査を実施し、総合して診断。診断まで1〜2か月が目安です。
費用のイメージ
診察・知能検査・心理検査は多くが健康保険の対象(原則3割負担)。島根県内の小学生は各市町村の子ども医療費助成で自己負担が軽くなることが多く、継続通院は自立支援医療制度で負担を抑えられる場合があります。すべて自費の専門機関では検査一式で1.5万〜4万円ほどが目安。金額は医療機関・自治体で異なるため予約時にご確認ください。
【島根県版】相談・診断できる場所
島根県にお住まいの方へ
島根県では、お住まいの市町村の窓口と、県の島根県発達障害者支援センター(東部「ウィッシュ」・西部「ぱすてる」)が相談を担っています。まずはお住まいの市区町村の窓口を入口にするのが近道です。地域別に見ていきましょう。
① まずはお住まいの市区町村の窓口
子どもの発達の相談は、身近な市区町村の窓口が入口です。名称は自治体ごとに異なりますが、次のような窓口があります。
- 松江市・出雲市など:市の子どもの発達相談・子育て支援の窓口。児童相談所も入口になります。
- その他の市町村:保健センター(乳幼児健診の延長で相談可)、子ども家庭・子育て相談の窓口、教育相談室、児童発達支援センター。
② 発達障害に特化した「発達障害者支援センター」
島根県では、県が島根県発達障害者支援センター(東部「ウィッシュ」・西部「ぱすてる」)を設置しています。お住まいの地域を担当する窓口を確認しましょう。各機関名は公式サイトにリンクしています。
知っておきたいこと
発達障害者支援センターは相談・支援情報の提供が中心で、診断や検査そのものは行わないことが一般的です。診断を希望する場合は、これらの窓口や市区町村を通じて医療機関を探す流れになります。連絡先・受付時間は変わることがあるため、島根県 発達障がいなど公式情報で最新をご確認ください。
③ 診断できる医療機関の探し方
「島根で発達障害を診てくれる病院がわからない」ときは、次の方法で候補を探せます。
- お住まいの市区町村の窓口・発達障害者支援センターで、地域の受診先を紹介してもらう
- 各自治体の保健センターや児童発達支援センターで、発達の相談・受診先の案内を受ける
- 大学病院の児童精神科・発達外来など、専門的に診られる医療機関を確認する
- 発達外来・児童精神科の情報サイトで、通える範囲の医療機関を探す
※予約方法・診療内容・対象年齢は医療機関ごとに異なります。受診前に必ず各機関へ直接ご確認ください。
島根県の主な相談先まとめ
学校の支援(就学相談・通級・特別支援学級)
診断の有無にかかわらず、学校で過ごしやすくするための支援があります。学びの場は「通常学級か特別支援学校か」の二択ではなく、段階的な選択肢があります。
就学相談とは
就学相談は、お子さんに合った学びの場を一緒に考える相談です。申し込み先はお住まいの市町村の教育委員会(教育センター・教育相談室)。就学の前年(年長の春〜)に始めるのが一般的で、入学後に学びの場を見直す「転学・転級」の相談もできます。
放課後等デイサービスという選択肢
診断や「通所受給者証」があると、放課後等デイサービスや児童発達支援を利用できます。放課後や長期休みに通い、遊びや活動を通してソーシャルスキルや生活の力を育てる場です。事業所ごとに特色があるため、見学して選ぶとよいでしょう。受給者証はお住まいの市区町村の障害福祉の窓口で申請します(医師の意見書で申請できる場合もあります)。
よくある質問(FAQ)
島根県で、まずどこに相談すればいいですか?
お住まいの市町村の窓口が入口です。松江市・出雲市などなど市の子どもの発達相談の窓口があります。専門的に相談したい場合は「島根県発達障害者支援センター(東部「ウィッシュ」・西部「ぱすてる」)」を利用でき、必要に応じて医療機関を案内してくれます。
島根県で、発達障害を診てくれる医療機関はどう探せばいいですか?
市町村の窓口や島根県発達障害者支援センター(東部「ウィッシュ」・西部「ぱすてる」)で、地域の受診先を紹介してもらえます。予約方法や対象年齢は医療機関ごとに異なるため、受診前に直接ご確認ください。
診断にかかる費用はどのくらいですか?
診察・知能検査・心理検査などは多くが健康保険の対象(原則3割負担)で、島根県内の小学生は子ども医療費助成でさらに軽減されることが一般的です。すべて自費の専門機関では検査一式で1.5万〜4万円ほどが目安。金額は医療機関・自治体で異なるため、予約時にご確認ください。
診断がつかなくても支援は受けられますか?
はい。学校での合理的配慮や通級指導、教育相談は確定診断がなくても利用できることが多く、放課後等デイサービスも医師の意見書などで受給者証を申請できる場合があります。まずは窓口で「今できる支援」を相談してみてください。
初診まで時間がかかると聞きました。
発達を診られる医療機関は人気が高く、初診まで数週間〜数か月待つことがあります。気になったら早めに複数の医療機関へ問い合わせておくと安心です。待っている間も、市区町村の窓口や発達障害者支援センターで相談を進められます。
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※本記事は保護者が情報を整理するための一般的な解説であり、診断・治療に代わるものではありません。お子さんの状態については必ず医療機関や専門の相談窓口にご相談ください。制度・窓口・費用などは変更される場合があります。ご利用の際は各機関の最新の公式情報をご確認ください。
最終更新:2026年7月23日