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どれが合うのか、まだ決めきれていないときは
9つの質問にお答えいただくと、いま考えられる学びの場を、優先順位つきで整理してお返しします。お子さんを判定するものではありません。所要2分・登録もメール入力も不要です。
「学校に行かない選択として、家庭で学ぶホームスクールが気になっている」——そんな保護者の方に向けて、ホームスクールの基本的な考え方から、日本での出席扱いの仕組み、始め方の具体的なステップ、フリースクールとの違いまでをまとめました。
自宅学習を出席扱いにする文科省通知の要件は、教育支援センター(適応指導教室)とは?対象・費用・出席扱い・申し込みの流れでくわしく解説しています(原則無料・出席扱いの要件つき)。
ホームスクールとは、学校に通う代わりに、家庭を拠点にして学びを進める教育のかたちです。ホームスクーリング、ホームエデュケーションとも呼ばれます。欧米では制度として認められていますが、日本では制度化されておらず、在籍校に籍を置いたまま家庭中心で学ぶ形が一般的です。
ホームスクールとは?
ホームスクール(ホームスクーリング)とは、学校に通う代わりに、家庭を拠点にして学びを進める教育スタイルです。欧米では制度として広く認められていますが、日本では「学校に籍を置きながら、家庭中心で学ぶ」形が一般的です。教科学習だけでなく、興味のあることをとことん探究する、生活そのものを学びにするなど、家庭によってスタイルはさまざまです。
不登校をきっかけにホームスクールを検討し始める家庭も多くありますが、「学校に行けないから仕方なく」ではなく、「この学び方が子どもに合っている」という積極的な選択として捉え直す家庭も増えています。
日本での「出席扱い」の仕組み
日本では義務教育の関係で、就学している学校に籍を置いたまま家庭で学ぶ形が基本になります。文部科学省の通知により、ICT教材やオンライン学習などを活用した自宅学習について、一定の要件を満たし学校長が認めた場合には「出席扱い」となる制度があります。要件や運用は自治体・学校によって異なるため、担任やスクールカウンセラー、教育支援センターに早めに相談し、学校と連携しながら進めることが重要です。
出席扱いが認められる主な要件としては、保護者と学校との間で十分な連携・協力関係があること、ICT等を活用した学習であること、訪問等による対面指導が適切に行われることなどが挙げられます。詳細は学校や教育委員会によって運用が異なるため、まずは在籍校に相談することから始めましょう。
ホームスクールの始め方6ステップ
実際にホームスクールを始めるときは、次のような順番で進めると無理が少なくなります。

- 家族で話し合う:なぜホームスクールを選ぶのか、目的や期間の見通しを家族で共有します。
- 在籍校に相談する:出席扱いの可能性や連携方法について、早めに担任や管理職に相談します。
- 学習計画のたたき台を作る:完璧である必要はありません。1週間分の大まかな流れから始めます。
- 教材・学習リソースを選ぶ:デジタル教材、通信教育、市販ワークなどを組み合わせます。
- 生活リズムの最低限のルールを決める:起床・食事の時間など、崩れやすい部分だけ固定します。
- 定期的に振り返り、調整する:1〜2週間ごとに子どもの様子を見ながら、計画を柔軟に見直します。
最初から理想的な形を目指す必要はありません。多くの家庭は試行錯誤しながら、少しずつ自分たちに合ったスタイルを見つけています。
メリットとデメリット
- メリット:本人のペースで学べる、得意なことを深められる、対人関係のストレスが減る
- デメリット:保護者の負担が大きい、同世代との関わりが減りやすい、学習の進め方に迷いやすい(詳しい対策はこちら)

こうしたデメリットへの備えを怠ると、後述するような「失敗」につながることもあります。実際に多くの家庭が陥りやすい失敗パターンとその対策はホームスクールで失敗する原因と対策で詳しく解説しています。

フリースクールとの違い
フリースクールは「家庭以外の居場所」で他の子どもたちと一緒に過ごしながら学ぶ場、ホームスクールは「家庭」を拠点にする学び方という違いがあります。どちらか一方を選ぶ必要はなく、平日は家庭で学び、週に数回フリースクールに通うなど、組み合わせて活用している家庭も多くあります。お子さんの様子を見ながら、無理のない形を探っていくことが大切です。
選ぶ際の目安としては、「同世代との関わりを日常的に持ちたいか」「まずは家庭で安心できる時間を確保したいか」で考えると整理しやすくなります。迷ったら、フリースクールの体験入学に参加してみるのも一つの方法です。
動画で見る|【NIJINアカデミー】活気あふれる全校HR|不登校オルタナティブスクール・オンラインスクール
この記事の内容を確かめるための一次資料
学校以外の学びの場は、この10年で制度が大きく変わりました。いまは「学校復帰だけがゴールではない」というのが国の公式な立場です。選択肢の全体像と、それぞれが制度上どう扱われるかを押さえておくと、進路の話が現実的になります。
下の資料はすべて国・自治体・公的機関が出している一次情報です。学校や教育委員会と話すときは、この原文を示しながら相談すると、担当者によって対応が変わることを避けられます。
| 資料 | 何がわかるか |
|---|---|
| 文部科学省「学びの多様化学校の設置者一覧」 | 全国84校。旧・不登校特例校の全リスト |
| 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」 | 高校に通わずに大学受験資格を得る制度 |
| 文部科学省「就学援助」 | 学用品費・給食費などの経済的支援 |
| 文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校等調査」 | 小中の不登校353,970人。全国の最新の実数 |
| 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 | 「登校という結果のみを目標にしない」という国の方針 |
| 同 別記1(学校外の施設で相談・指導を受ける場合) | 教育支援センター等に通った日を出席扱いにする要件 |
| 同 別記2(自宅でICT等を活用した学習) | 自宅学習を出席扱いにする7つの要件 |
| 文部科学省「欠席中に行った学習の成果に係る成績評価」 | 2024年8月の改正。学習成果を成績に反映できる3要件 |
| 文部科学省「COCOLOプラン」 | 誰一人取り残されない学びの保障に向けた国の対策 |
| 文部科学省「不登校に関する地元の相談窓口」 | 全国1,045市区町村の公式相談窓口 |
| 教育機会確保法(e-Gov法令検索) | 第13条が「休養の必要性」を条文で認めている |
| こども家庭庁「子育て支援」 | 子育て世帯が使える支援制度の全体像 |
| 国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」 | 研究にもとづく生徒指導の考え方をまとめた資料 |
学校に相談するときの進め方
① 支援の目標をすり合わせる
「令和元年10月25日の通知にあるとおり、登校という結果だけを目標にするのではなく、社会的な自立を目指す形で相談させてください」——最初にここを共有しておくと、その後の話が噛み合いやすくなります。
② 具体的な場所を挙げる
「教育支援センターの利用を考えています」「オンラインのスクールを検討しています」と場所を具体的に伝えます。抽象的な相談より判断してもらいやすくなります。
③ 出席扱いの要件を一緒に確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
④ 決めたことを記録に残す
面談のあとに「本日確認したこと」をメールなどで送っておくと、担任が変わっても引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター(全国1,045市区町村の窓口一覧)
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。
家庭でいまできること
制度や相談先が分かっても、明日からどう過ごすかは別の話です。うまくいかない日があって当たり前という前提で、いま無理なくできそうなものだけを選んでください。全部やろうとしないことが、いちばん大事なコツです。
いま家庭で確かめておきたいこと
睡眠のリズムが崩れていないか(起きる時間より、寝る時間を先に整えるほうがうまくいきます)
食事が極端に減っていないか。体重の変化はないか
頭痛・腹痛・立ちくらみなど、体の訴えが続いていないか(続く場合は受診を検討してください)
「学校の話」以外で笑える時間が、1日に少しでもあるか
保護者自身が眠れているか。抱え込んでいないか
学校との連絡窓口が、担任1人に集中していないか
声のかけ方で迷ったときは
「なんで行けないの」と理由を問うと、子ども自身も説明できないことが多く、答えられない自分を責めてしまいます。理由を聞くより、いまの状態を言葉にして返すほうが伝わります。「しんどそうだね」「今日はゆっくりでいいよ」——それだけで十分な日があります。
逆に、避けたほうがよい言葉もあります。「みんな行ってるよ」「そんなことでどうするの」「甘えてるだけでしょ」。どれも本人がすでに自分に言っている言葉なので、外から重ねると逃げ場がなくなります。
相談先の選び方|どこに何を聞けるか
相談先はひとつではありません。それぞれ役割が違うので、聞きたい内容で選ぶと早く進みます。
| 相談先 | 聞けること | 費用 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 在籍校(担任・スクールカウンセラー) | 出席の扱い、校内の別室、学習の進め方 | 無料 | まず学校での配慮を相談したいとき |
| 教育支援センター(市区町村) | 学校外の公的な居場所、通所と出席扱い | 原則無料 | 学校の外に一歩を踏み出したいとき |
| フリースクール(民間) | 体験活動中心の居場所、少人数の学び | 月1〜5万円程度 | 興味や「やってみたい」から入りたいとき |
| オンライン | 自宅から参加できる学び、出席扱いの実務 | スクールにより異なる | 外に出るのが難しい/近くに選択肢がないとき |
| 医療機関(小児科・児童精神科) | 体の不調の背景、診断と治療 | 保険診療 | 睡眠・食事・体の症状が続くとき |
| 24時間子供SOSダイヤル | 子ども本人・保護者どちらの相談も | 無料・24時間 | いますぐ誰かに聞いてほしいとき(0120-0-78310) |
どこから始めればいいか迷ったら
学校に伝えるときの文例
言いたいことは決まっていても、いざ書こうとすると手が止まる——という声をよく聞きます。そのまま使える形にしました。丁寧すぎる必要はありません。事実と、してほしいことが伝われば十分です。
① しばらく休むことを伝える
本人の体調と気持ちの状態から、しばらく学校をお休みさせていただきます。
毎朝のご連絡が負担になっているため、こちらから連絡がない日は欠席としてお取り扱いいただけますでしょうか。状況が変わりましたら、その都度ご連絡いたします。
毎朝の欠席連絡は、家庭にとっても学校にとっても負担です。先にこの一文で合意しておくと、朝の消耗がなくなります。多くの学校が対応してくれます。
② 配慮をお願いする
つきましては、登校できた日は保健室や別室で過ごさせていただくことは可能でしょうか。
また、給食の時間だけ別室にする、掃除の時間は無理をさせない、といった形でもかまいません。
本人が続けられる形を一緒に考えていただけると助かります。
「配慮してください」だけでは学校も動きにくいので、場面と具体的な対処をセットで書くのがコツです。診断名は必須ではありません。
③ 出席扱いについて相談する
文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)に、学校外の施設で相談・指導を受けた場合や、自宅でICT等を活用した学習を行った場合の指導要録上の出席扱いについて定めがあると伺いました。
本校ではどのような運用になっていますでしょうか。また、要件を満たすために家庭で用意すべきものがあれば教えてください。
ポイントは「認めてください」ではなく「何を用意すればよいですか」と聞くことです。学校側も判断材料を求めています。要件の全文は教育支援センターとはの記事に原文どおり掲載しています。
④ 面談のあとに送る確認メール
確認させていただいた内容を念のためお送りします。
・当面は◯◯(別室/午後のみ など)で対応いただく
・◯◯(教育支援センター等)への通所を検討し、決まり次第ご連絡する
・出席の取り扱いについては、◯月◯日までにご回答いただく
認識に相違がありましたらお知らせください。
口頭の合意は、担任が変わると消えてしまいます。短くていいので記録に残しておくと、翌年度も引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
伝える相手の順番
この記事のテーマについて、よく寄せられる質問
同じような状況の方から実際によく届く質問をまとめました。あてはまるものから読んでください。
Q. 欠席が多いと高校に行けませんか?
A. 行けます。出席日数を選抜に使わない高校は増えており、通信制高校では欠席日数を問わないところがほとんどです。中学校卒業程度認定試験や高等学校卒業程度認定試験という道もあります。
Q. フリースクールに通うと出席扱いになりますか?
A. 要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできます。ただし文部科学省の通知では教育支援センター等の公的機関が第一に想定されており、民間施設は「公的機関に通えない場合」に考慮される位置づけです。詳しくは教育支援センターとはをご覧ください。
Q. 費用が心配です
A. 教育支援センターは原則無料です。民間のフリースクールについては、利用料の補助制度を設けている自治体が増えています。就学援助もあわせて教育委員会に確認してください。
Q. 学校に戻ることを目標にしなくていいのですか?
A. はい。文部科学省の通知が「『学校に登校する』という結果のみを目標にするのではなく、社会的に自立することを目指す」と明記しています。学校復帰は選択肢のひとつであって、唯一のゴールではありません。
Q. 近くに通える場所がありません
A. ①校内の別室、②教育支援センターの訪問型支援、③自宅でのICT学習を出席扱いにする道(別記2)、④オンライン——の順で確認するのが現実的です。地域に選択肢がないことは、家庭の責任ではありません。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。
Q. 学校に籍を置いたままでも問題ありませんか?
多くの家庭は在籍校に籍を置いたままホームスクールを実践しています。籍を抜く必要はなく、むしろ在籍関係を保つことで、出席扱いの相談や将来の復学・進学の選択肢を残しやすくなります。
Q. 何から準備すればいいですか?
まずは家族での話し合いと、在籍校への相談から始めるのがおすすめです。教材や時間割は、走りながら少しずつ整えていけば十分です。
Q. 途中でやめることはできますか?
もちろんできます。ホームスクールは一度始めたら固定するものではなく、子どもの状態に応じて学校やフリースクールと行き来しながら選び直してよい選択肢です。
NIJINアカデミーという選択肢
NIJINアカデミーは、オンラインとリアルを組み合わせて学べるオルタナティブスクールです。「家庭中心で学びたいけれど、一人で抱え込むのは不安」という方でも、オンラインで仲間や先生とつながりながら、自分のペースで学びを進められます。ホームスクールとフリースクール、両方の良さを取り入れた学び方を探している方にも選ばれています。
実際の様子を少しご紹介すると、入学初日はオンライン上の「メタバースキャンパス」で在校生がお出迎えし、操作方法や過ごし方を教えてくれます。同じ趣味やゲームの話で意気投合し、「今度メタバースで待ち合わせしよう」と自然に友達ができていく——それが日常の風景です。週1回から通えるリアル教室では、料理やアート、商品販売など教科の枠を超えた体験型の学びも用意されており、画面の中だけで完結しない学びの場になっています。
◆平日毎日、体験説明会を実施中!
NIJINアカデミーでは、平日毎日体験説明会を実施しています。ホームスクールとフリースクールの両方の良さを取り入れた学び方に興味のある方は、お気軽にご参加ください。
まずは気軽に相談したいという方は、公式LINEからのご相談も受け付けています。
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24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310
お子さんからでも、保護者の方からでも相談できます。お住まいの地域の教育相談センターにつながります。
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