にじいろ|発達障害の基礎と支援
その子らしく進むために、
その子らしく進むために、
診断・相談・学び方を一緒に探す
発達障害の現状や種類を知り、診断・相談先、家庭や学校での支援、治し方ではなく特性に合う学びの選択肢を落ち着いて探すためのガイドです。
01|現状
発達障害の現状を、数字と事実から知る
発達障害について調べるとき、まず大切なのは「数字が何を表しているか」を分けて考えることです。調査で示された割合は、医師の診断を受けた人の割合とは限りません。困りごとに気づき、相談や支援につながるための入口として、現状を確認しましょう。
8.8%小・中学校の通常学級で、学習面または行動面に「著しい困難」を示すとされた児童生徒の推定割合文部科学省・令和4年調査。学級担任等の回答に基づく数値です。
約11人に1人8.8%を人数感に置き換えた目安発達障害の診断率ではなく、特別な教育的支援の必要性に関する推定値です。
74,919人令和4年調査で回答が得られた標本児童生徒数全国の公立小・中・高等学校の通常学級を母集団とした調査です。
数字を読むときの注意:文部科学省は、この調査について「発達障害のある児童生徒数の割合を示すものではなく、特別な教育的支援を必要とする児童生徒数の割合を示すもの」と説明しています。診断の有無にかかわらず、生活や学習の困りごとは相談できます。
出典:文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)」 / 特別支援教育の現状に関する基礎資料
02|一覧
発達障害の種類・特性の一覧表
発達障害は一つの型に当てはめられるものではなく、特性の現れ方や強さ、環境との組み合わせが一人ひとり異なります。ここでは代表的な診断名・支援につながる相談テーマを、特徴と支援の方向とともに整理します。
| 種類・相談テーマ | 主な特性の例 | 困りやすい場面の例 | 支援・環境調整の方向 |
|---|---|---|---|
| ASD自閉スペクトラム症 | 社会的コミュニケーション、こだわり、見通し、感覚の違い | 急な予定変更、曖昧な指示、大人数や刺激の多い環境 | 予定の見える化、具体的な伝え方、安心して休める場所 |
| ADHD注意欠如・多動症 | 不注意、多動性、衝動性、段取りの難しさ | 長時間の着席、忘れ物、提出物、順番待ち | 課題を短く区切る、動ける時間をつくる、仕組みで補う |
| LD/SLD限局性学習症・学習障害 | 読み、書き、計算など特定の学習領域のつまずき | 板書、音読、漢字、作文、筆算、テストの時間 | ICT・音声教材、書く量の調整、合理的配慮、得意な方法の活用 |
| 発達性協調運動症不器用さ・運動の困難 | 手先の操作、運動、姿勢、道具の扱いに関する困難 | 着替え、書字、体育、図工、集団活動 | 道具や手順の工夫、練習量の調整、できた方法の共有 |
| チック症・トゥレット症運動・音声チック | 本人の意思とは関係なく、動きや声が出ることがある | 緊張する場面、注目される場面、疲労やストレスが強い時期 | 叱責や注目を減らす、安心できる場所、医療・学校との連携 |
| 吃音児童期発症流暢症 | 音や言葉の繰り返し、引き伸ばし、言葉が出にくい状態 | 発表、音読、急かされる会話、からかいへの不安 | 話し方を急かさない、内容を聴く、専門機関に相談する |
| 場面緘黙関連する相談テーマ | 家庭では話せても、特定の場面では話せないことがある | 教室での発表、音読、返事、初対面の人との会話 | 「話して」の圧を減らす、代替手段、段階的な支援 |
診断名だけで判断しないことが大切です。 場面緘黙のように医学的な分類と支援制度上の扱いが異なるテーマもあります。気になる場合は、自治体の発達相談、医療機関、教育相談などで困りごとを具体的に伝えてください。
03|記事
発達障害の診断・検査・相談先
診断を受けるか迷うとき、どこに相談すればよいか、検査や学校支援を知りたいときに読む記事です。
04|記事
ASD・ADHD・LDを詳しく知る
特性の理解から、学校生活、将来や進路まで、テーマ別に読めます。
ASD小学生の自閉スペクトラム症(ASD)とは?特徴と、診断・相談できる場所読む →
ASD・中学生中学生のASD|思春期の特性・二次障害・進路と支援読む →
ASD・不登校ASDの子が不登校になったら|理由と対応、安心できる学びの場読む →
ADHDADHD(注意欠如・多動症)とは?特性の3タイプ・年齢別の現れ方と相談の目安読む →
ADHD・小学生小学生のADHDとは?特徴・接し方・支援を解説読む →
ADHD・家庭ADHDの子の宿題・忘れ物が減る仕組みづくり|叱らずに続く工夫読む →
LD小学生の学習障害(LD)とは?読み書き・計算のつまずきと支援読む →
ディスレクシアディスレクシアとは?小学生の特徴・漢字のつまずきとチェックリスト読む →
05|記事
感覚過敏・不安・学校生活の困りごと
診断名がまだ分からない段階でも、目の前の困りごとから支援を考えられます。
06|記事
発達障害の「治し方」と学びの選択肢
発達特性を一律に「治す」のではなく、医療・支援・環境調整を組み合わせ、その子に合う学び方を探します。
FAQ
発達障害についてよくある質問
発達障害の診断がなくても相談できますか?
できます。診断の有無にかかわらず、生活・学習・対人関係で気になる場面があれば、自治体の発達相談、教育相談、医療機関、学校のスクールカウンセラーなどに相談できます。
発達障害は治りますか?
発達特性を一律に消すというより、本人の得意・苦手や環境とのミスマッチを理解し、医療・療育・学校の配慮・家庭での工夫などを組み合わせて困りごとを減らしていく考え方が基本です。
フリースクールを選ぶときは何を確認すればいいですか?
対象年齢、通い方、活動内容、費用、スタッフとの相性、学校や自治体との連携、出席扱いの確認方法などを、見学や相談で確かめましょう。



























