にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJIN高等学院も同社の事業です。通信制高校を検討するときは、通学日数だけでなく、レポートやスクーリングを続けられるか、困ったときに誰へ相談できるかを確かめることが大切です。
この記事では、通信制高校で起こりやすい負担を制度と学び方に分けて整理し、入学前にできる確認方法を紹介します。学校を順位付けする記事ではありません。最後に、オンライン中心の学習支援を探す場合の一例としてNIJIN高等学院の公開情報も記載します。費用や条件は変更されることがあるため、出願前に各校の最新資料をご確認ください。
通信制高校のデメリットは「自分で進める学習」と「登校機会の少なさ」に出やすい
通信制高校は、毎日決まった時間に教室へ通う全日制とは学び方が異なります。文部科学省の説明では、自宅などで学習し、レポートの提出(添削指導)、スクーリング(面接指導)、試験などを組み合わせて単位修得を目指します。自分のペースで学びやすい一方、学習の予定を立てることや、必要な登校日を確保することが負担になる人もいます。
「通信制だから卒業しにくい」「友達ができない」と一律には言えません。学校ごとに学習管理の方法、スクーリング会場、相談体制、通学コースの有無が異なります。自分が困りそうな場面を先に想像し、その支援が実際に受けられるかを確認しましょう。
- 課題を後回しにしやすい:提出予定と、遅れたときに相談できる相手を確認する。
- 人と会う機会が少なくなりやすい:希望する交流頻度や参加方法を確かめる。
- スクーリングの場所・日程が負担になることがある:会場、日数、交通費、宿泊の必要性を確認する。
- 学校ごとの違いを比べにくい:高校本体と支援施設の役割、費用、卒業要件を分けて見る。
レポート、スクーリング、試験を含む通信制の学習の仕組みは、文部科学省「通信制高校とは?」で確認できます。まずは「自分に合う支援があるか」を具体的に比較してください。
デメリット1:学習計画を自分で管理する必要がある
通信制課程では、自宅などで進める学習とレポート提出が学びの大きな部分を占めます。毎日の時間割が固定されないことは、体調や生活に合わせやすい利点です。その反面、課題の締切が見えにくいまま先送りすると、提出や試験の準備が一時期に重なることがあります。
入学前に確かめたいこと
- 年間のレポート提出予定と、1週間あたりの学習量の目安
- 提出状況を本人・保護者がどの画面や連絡手段で確認できるか
- 遅れが出たとき、担任や学習担当者へどう相談できるか
- 学習計画を一緒に立てる面談や声かけが、どの頻度であるか
相談体制を比べるときは、「サポートあり」という説明だけで決めず、誰が、どの方法で、どのくらいの頻度で連絡するのかを聞きましょう。本人が自分で進めたい場合は、連絡の頻度を調整できるかも確認点です。
デメリット2:人と会う機会や学校生活の形が希望と合わないことがある
通信制高校でも、スクーリングや行事、通学コースなどで人と関わる機会を設ける学校があります。ただし、日常的に同じ教室で過ごす全日制と同じ学校生活とは限りません。交流を求めている人には機会が足りなく感じられることがあり、静かな環境を望む人には登校日や集団活動が負担になることもあります。
「友達ができるか」を学校側の約束だけで判断せず、交流の場がいつ、どの形で用意されるのかを確かめましょう。オンライン上の交流、少人数の活動、対面行事など、参加方法が複数あるかも確認できます。
見学・相談で聞く質問
- 生徒同士が関わる機会は、通常の月に何回ほどありますか。
- 参加を見合わせたり、途中で休んだりできますか。
- オンラインと対面の両方で参加できる活動はありますか。
- 人間関係で困った場合、本人は誰に相談できますか。
交流の多さは多ければよいとは限りません。本人が望む頻度と、無理のない参加方法があるかを軸に考えてください。
デメリット3:スクーリングの会場や日程が通学負担になることがある
通信制高校のスクーリングは、在籍する高校の学習計画に沿って行われます。自宅から近い場所で受けられるとは限らず、会場までの交通費や、日程によっては宿泊が必要になるケースもあります。必要な回数・時期・会場は学校や履修科目などで異なるため、入学前に個別に確認してください。
特に、学校案内に掲載されたキャンパスと、面接指導や試験を実施する会場が同じとは限りません。「普段の学習場所」「スクーリング会場」「試験会場」を分けて尋ねると、通学負担を把握しやすくなります。
| 確認する項目 | 聞いておきたい内容 |
|---|---|
| 会場 | 住所、最寄り駅、会場までの交通手段。キャンパスとは別会場か。 |
| 日程・回数 | 年間予定、科目ごとの参加回数、振替や欠席時の扱い。 |
| 費用 | 交通費、宿泊費、会場費など、授業料以外に必要な費用。 |
| 配慮 | 体調や移動の事情がある場合の相談窓口と、対応できる範囲。 |
デメリット4:学校・コースによって学習支援や費用の内容が違う
同じ通信制高校でも、学習管理の方法、通学コース、相談体制、キャンパスの有無は異なります。また、「通信制高校」「キャンパス」「サポート校」は同じ役割ではありません。高校本体は在籍先や単位認定を担い、サポート校は学習や生活面を支援する施設・事業者として高校と連携する形が一般的です。名称だけで判断せず、契約先と提供内容を確認しましょう。
費用を比べるときは、授業料だけでなく、入学金、施設・教材費、通学コース料金、スクーリングや試験の交通・宿泊費を分けて書き出します。高校本体とサポート校の両方に支払う場合は、各費用の支払先、返金条件、休学・転校時の扱いを確認してください。
比較表に入れるとよい項目
- 学校本体・キャンパス・サポート校のどれか
- 卒業資格を出す学校名と、卒業までに必要な単位・活動
- 学習支援の内容と、質問・相談への対応方法
- スクーリング・試験の場所、日程、移動費
- 入学時と年間の費用、追加料金、支払先、返金条件
- 見学・体験の有無と、本人が参加しやすい方法
文部科学省は、通信制高校の学習計画や添削指導・面接指導の実施など、教育の質を確認する観点を公表しています。説明会では、年間計画や相談窓口を具体的に示してもらえるかも確認しましょう。通信制高校情報発信サイト「点検調査を通じて明らかになった不適切な事案」
比較:通信制高校と全日制高校は、生活リズムや学習の進め方が異なる
どちらが優れているかではなく、本人が続けられる学び方かどうかで比べます。実際の運用は学校ごとに異なるため、表は一般的な違いを確認するための目安です。
| 比較項目 | 通信制高校 | 全日制高校 |
|---|---|---|
| 学習の進め方 | 自学自習を軸に、レポート、面接指導、試験などを組み合わせる。 | 学校での授業を中心に、年間の時間割に沿って学ぶ。 |
| 日常の登校 | 登校頻度は学校・コースにより異なる。自宅学習中心の選択肢もある。 | 原則として平日に登校する学校生活が中心。 |
| 時間の組み立て | 学習時間を調整しやすい一方、課題の予定管理が必要。 | 時間割や学校の予定に沿って学習を進めやすい。 |
| 人との関わり | スクーリング、行事、通学コースなど機会は学校ごとに異なる。 | 日々の授業や行事で同級生と過ごす機会が多い。 |
| 確認する負担 | 課題の管理、スクーリング会場、自己学習の支援体制。 | 通学時間、時間割、校則や集団生活の環境。 |
通信制高校でも、高等学校の課程として定められた学習と卒業要件があります。登校日が少ないことだけで選ばず、卒業までの年間計画を本人が理解できる形で説明してもらいましょう。
後悔を減らす学校選びは、困りそうな場面を質問に変える
資料を読むだけでは、自分に合うかどうかを判断しにくいことがあります。本人が気にしている点を一つずつ質問にして、学校説明会や個別相談で回答を確かめましょう。
- 学習の進め方:週の学習例、課題の締切、質問の受付方法を聞く。
- 卒業要件:卒業資格を出す学校、必要単位、スクーリング・試験の条件を確認する。
- 支援の担当者:日々の学習や生活面を誰が支え、連絡頻度をどう決めるかを聞く。
- 費用の全体像:高校本体と支援施設それぞれの費用、追加費用、返金条件を確認する。
- 本人の感覚:体験や相談後に、安心できたこと・負担だったことを本人の言葉で記録する。
その場で決めず、説明された内容を資料やメールで受け取って比較してもかまいません。本人が相談に参加しづらい場合は、保護者だけで話を聞けるか、カメラやマイクを使わない参加方法があるかを問い合わせてみましょう。
オンライン中心の学習支援を検討する場合:NIJIN高等学院の公開情報
ここでは、比較候補の一例としてNIJIN高等学院の公式公開情報を整理します。NIJIN高等学院は通信制高校そのものではなく、提携する通信制高校に在籍しながら学ぶサポート校です。高等学校卒業資格を出すのは在籍する提携校であり、必要なレポート、スクーリング、試験などは提携校の要件に従います。
| 事業の種別 | 通信制高校サポート校 |
|---|---|
| 学び方 | オンライン中心。任意のキャンパス通学コースは公式案内で最新状況を確認。 |
| 学習・支援内容 | 対話やプロジェクト型の学び、学習や学校生活のサポート。内容は教育内容で確認。 |
| 卒業資格 | NIJIN高等学院単独では付与しない。提携通信制高校に在籍し、その学校の卒業要件を満たす必要がある。 |
| スクーリング・試験 | NIJIN高等学院内では実施せず、在籍する提携校の会場・日程に参加する。 |
| 学院側の費用 | 公式入学案内の表示(2026年3月時点):入学金55,000円、授業料398,000円/年または月払い39,800円。希望者向けオプションあり。提携校の学費は別途で、学校により異なる。 |
| 確認先 | 入学案内・学費、公式FAQ |
この形式が合う可能性があるのは、オンラインを軸にしながら、学習や高校生活について定期的に相談したい人です。通学による日々の居場所や、近隣での対面活動を優先する人は、対面の頻度と場所を別の学校・施設とも比べてください。料金や提携校の条件は変わることがあるため、記事の確認日だけで判断せず、出願前に最新の見積もりとスクーリング予定を受け取ってください。
通信制高校のデメリットに関するよくある質問
通信制高校は自分で勉強しないといけませんか?
自宅などで進める学習があるため、課題や予定を把握する必要があります。学校によっては担任との面談、学習計画の相談、通学コースなどがあります。どの支援が誰からどれくらい受けられるかを確認しましょう。
通信制高校に入れば、必ず高校を卒業できますか?
入学だけで卒業が決まるわけではありません。在籍校の定める単位修得や特別活動などの卒業要件を満たす必要があります。卒業までの単位計画と、遅れたときの相談方法を在籍予定校に確認してください。
通信制高校はスクーリングに行かなくてもよいのですか?
一般に面接指導(スクーリング)が教育課程に含まれます。実施方法や必要な回数は学校・科目などによって異なります。会場と日程を確認し、欠席した場合の扱いを学校に尋ねてください。
友達ができにくいですか?
交流の機会は学校ごとに違うため、一概には言えません。オンライン交流、行事、通学コース、少人数活動など、本人が参加しやすい機会があるかを見学や相談で確認しましょう。
通信制高校でも大学進学を目指せますか?
進学を目指すことはできますが、受験科目の指導や進路相談の内容は学校・コースにより異なります。希望する進路を伝え、教科指導の範囲、個別相談の方法、実績の対象年度や集計方法を確認してください。
入学前に見学や体験はできますか?
実施の有無や方法は各校で異なります。本人が来校しにくい場合、オンライン相談、保護者のみの相談、短時間の見学が可能かを問い合わせてください。
サポート校に入れば、高校卒業資格を取れますか?
サポート校だけで高等学校卒業資格が得られるわけではありません。通常は提携する通信制高校にも在籍し、その高校の卒業要件を満たす必要があります。契約前に、在籍する高校名と費用の支払先を確認してください。
サポート校を利用すると学費は二重になりますか?
高校本体の学費と、サポート校の費用が別にかかる場合があります。学校とコースによって異なるため、入学金、授業料、教材費、通学費、スクーリング関連費用を含む総額を書面で確認してください。
スクーリング会場が遠い場合はどうすればよいですか?
在籍予定校に、別会場の利用可否、年間日程、必要な交通・宿泊費、欠席や振替の扱いを確認します。通える範囲かどうかを、実際の移動時間や本人の体調も含めて検討しましょう。
通信制高校が合わないと感じたら、転校できますか?
転入・編入の受け入れ時期や、前籍校で修得した単位の扱いは、転校先の規定や履修状況によって異なります。退学を決める前に、候補校へ在籍期間、単位、必要書類、卒業時期の見込みを相談してください。
参考にした公式情報
確認日:2026年10月22日。学校や制度の情報は更新されるため、出願・契約の前に各公式窓口で最新内容をご確認ください。

