こんにちは!ボランティアスタッフのありさんです。
今月は小学4年生のタルタルサーモンさんにインタビューさせていただきました!
好きなことが“今”をつくる毎日
以下、タ=タルタルサーモンさん、親=保護者
──最近ハマっているものってありますか?
タ ボカロ曲です!料理にもハマっていて、ポップコーンやハンバーグ、クリームソーダも作ります!
──おうちではどんなふうに過ごしていますか?
タ 夜ごはんを作ったりしています。カルメ焼きも作ったことがあるけど、重曹の味がしておいしくなかった……。あとはマイクラ!ニジアカの友達とよくやっています。Among Usも。
親 オンラインではあるけれど、いつも子どもたち4〜5人と一緒にいる感じです。夕食時に繋いで、一緒にご飯を食べたこともあって、家族みたいになっています。
学校に行きづらかった日々と、そのときの気持ち
──学校に行けなくなったのは、いつ頃でしたか?
タ 1年生のとき。2年生では少し行けたけど、行けたり行けなかったりだった。
親 1年生の3学期に「おなかが痛い」と言って行けなくなりました。ですが2年生になると急に行けるようになって、1年間通えました。でも3年生でまた少し行きづらくなって。ただ、友達が大好きで、遠足や運動会などのイベントには参加できていたんです。スクールカウンセラーの先生とも原因を探ろうとしていたんですが、友達、先生ともうまくやれていたので、当時は、はっきりとした理由がわかりませんでした。
タ 決まった時間に決まったことをするのが苦手だったのかも。
──その時期は、どんなふうに過ごしていましたか?
タ オンラインで勉強していました。何もないときは、タブレットでYouTubeを見たりもしていました。
ニジアカとの出会い——「ここなら行ってみたい!」と思えた瞬間
──ニジアカのことはどうやって知りましたか?
親 今年のお正月に親子でインフルエンザにかかって、治った後も、行く様子は見られませんでした。そこで、「もう守りの体制は十分。生活に変化をつけてみよう」となり、そのときは、とにかくネットで検索しまくりました。インスタでタツロー校長の投稿を見つけて、投稿を全部読みました(笑)。ニジアカともう一つ候補があって2つ体験をしました。
──最終的にニジアカに決めた理由を教えてください。
タ 通信教育の料理を使った実験で、料理が好きになったので、料理教室をやっている三田校(リアル教室)を選びました!あと、リアルで人に会いたい!って思って。

ニジアカでの毎日
──三田校への通学。最初は緊張しましたか?
タ 最初は緊張したけど、料理を作って終わりって感じでした。でも2日目には、「友達になろう!」って声をかけて友達ができました。今ではその子と朝から晩までマイクラしてます!
ニジアカの友達とはプライベートでも、よく遊びに行くそうです


──ニジアカのいいところを教えてください!
タ 授業が選べるところ!メタバース校舎のお話ルームでお話ししながらマイクラができるところ!リアルイベントもあるし、友達も増えて楽しい!


──面白かった授業はありますか?
タ 大喜利大会です!
(※)ニジアカメンバーはるみんさんの企画した授業!インタビュー記事はこちらからご覧いただけます↓
あと、マカロン作り!やりたいって先生にプレゼンして、できました!


──楽しかったイベントはありますか?
タ ニジアカの広告が渋谷に出たから見に行ったことです。そこでいつもマイクラしてる子に会えました。最初は「あっ・・・」って感じだったけど、うれしかった!
変わってきたこと、これからやってみたいこと
──いまはどんな毎日を過ごしていますか?
タ 朝はゆっくりです!
親 朝は友達とのハドルミーティング(チャットアプリSlack上で音声通話やビデオ通話ができる機能)から始まるような感じです(笑)
──これからやってみたいことはありますか?
タ Vチューバーやってみたい!まわりにも好きな子がたくさんいます。サンプーチャン(中華デザート)も作りたい!コマンドにも挑戦したい!インナーカラーもやってみたいです!


在籍校との交差点
親 元々人が好きな子で、どちらかというとメタバースは苦手なくらいです。
ですが、やっぱり近所を歩く時には、在籍校の子たちと会うのがつらくて、駄菓子屋さんに変装して行ったこともありました。
ただ最近は、「こういう学校に行ってるよ!」「お料理教室に行ったよ!」って自分からニジアカのことを紹介しています。一度、在籍校のお友達が家に遊びに来ていたとき、ちょうどニジアカのクラス会議がありました。先生にそのことを伝えたら、「みんなで出てみる?」という流れになって、在籍校のお友達も一緒に参加したことがあります!
“あの頃の自分”に伝えたいこと
──学校に行けなかった頃の自分に何か伝えられるとしたら何を伝えたいですか?
タ もっとはやめにニジアカ来い!って言いたい!
親 もともと元気で、人が好き。勉強よりも人とのつながりを必要にする子です。ニジアカに入ってからは、リアルでもメタバースでもつながりが広がりました。実は吃音があり、週に1回「ことばの教室」に通っています。
※「ことばの教室」:言語の発達やコミュニケーションに課題を抱える子どもたちを支援する場所で、多くは学校内に設置されています。
目的は“治す”ことではなく、世間話をしに行くような感覚です。そこで毎回、職員室に顔を出しているんですが、そこの先生がニジアカのことにとても関心を持っていて、質問攻めに遭うくらいです(笑)。校長先生も授業の内容を知りたがっている様子でした。
吃音の影響もあって、今までは強いお友達の前では、言いたいことが言えずに終わってしまうこともありました。ですが、ニジアカでは、遮られることなく話せていると親としては感じています。今までは詰まってしまうことがあると、話を途中で要約されたりしてしまうことも多かったんです。ニジアカの子どもたちはとても敏感な子が多いのか、そういうことはありません。「〇〇さんはどう思う?」と自然に話を振ってくれたり、もしぶつかりそうになっても「やめようよ」と自分たちで空気を整えていて、大人が仲裁に入らなくても解決していく様子が見られます。
実は私自身、今年の4月で仕事を辞めたばかりで、新しい働き方を模索中です。そんな中、ニジアカでのやり取りを聞いていると、「こんなに子育てに関われているのは初めてかもしれない」と感じています。
個人的には、1年後くらいにもう一度取材してもらえたら嬉しいです。まだニジアカに入って半年で過渡期なので、これからどう変わっていくのかが楽しみです。それから、ニジアカの先生には、何か困ったことがあればいつでもDMで相談できるんです。学校では、なかなか個別に対応をお願いするのは難しいので、これは本当にありがたいと思っています。親同士のつながりも増えました。
そういえば、ニジアカに入ったばかりの頃、日中メタバースに行くと、誰かしら子どもがいて、Slack(チャットツール)でも朝から発言が飛び交っていたりして……「みんなも学校に行っていないんだ」と思えて、安心感がありました。