由利本荘市から通えるフリースクール5選|市内・にかほ・秋田市まで【2026年版】

由利本荘市から通えるフリースクール5選
由利本荘市は面積の広い市ですが、市内の民間フリースクールはごく限られています。秋田県が公表している居場所一覧でも、由利本荘市の欄には民間の居場所と適応指導教室が1つずつ載るだけです。ただ、隣のにかほ市と、羽越本線でつながる秋田市まで範囲を広げると、選択肢は一気に増えます。この記事では、由利本荘市から通える5校を公式情報で確認してまとめました。
この記事でわかること
  • 由利本荘市から通える5校の費用・対象・開設日の比較
  • 市内・にかほ市・秋田市という3つの距離帯の考え方
  • 由利本荘市の公的な窓口(無料)と相談の順番
  • 無料で通える居場所と、月謝がかかる場所の違い
この記事について

掲載しているのは、各施設の公式サイトと、秋田県・山形県が公表している一覧で実在を確認できた場所だけです(2026年9月8日確認)。掲載は推薦や保証ではありません。NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。その前提でお読みください。費用や開設日は変わることがあるので、最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。

目次

由利本荘市から探すときは「市内・にかほ・秋田市」の3段階で考える

由利本荘市は、北は秋田市、南はにかほ市と接し、内陸側では大仙市・横手市などとも境を接しています。JR羽越本線が羽後本荘駅を通っていて、南は仁賀保駅・象潟駅、北は秋田駅まで乗り換えなしでつながります。日本海東北自動車道も市内を通っています。

そこで、探す範囲を3段階に分けて考えると整理しやすくなります。①市内で送迎が使えるところ、②隣のにかほ市(車で30分前後の距離感)、③秋田市(羽越本線で1本、県内で施設がいちばん多い)。この記事の5校も、その順番で並べています。

文部科学省の調査では、令和6年度の小・中学校の不登校児童生徒数は全国で353,970人となり、12年連続で増えて過去最多を更新しました。地方では選択肢が少ないぶん、市の境で区切らずに探すことが役に立ちます。

由利本荘市から通えるフリースクール5選(比較一覧)

費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。

スクール名エリア対象形態費用の目安
はなえみ学舎由利本荘市・にかほ市放課後等デイサービスの対象児童福祉サービス(学校に行かない日も日中利用可)受給者証にもとづく自己負担
NIJINアカデミー 秋田にかほ校
(運営:株式会社NIJIN/当サイトの運営会社)
にかほ市象潟町小1〜中3週1リアル+週4メタバースのハイブリッドハイブリッド通学 月謝45,243円(税込)
ステップひろば秋田市大町(サンパティオ内)学校に行きづらい小中高生4段階のステップ制・個別対応事前相談 無料/ステップ1 1回1,000円ほか
フリースクールRAUM(ラウム)秋田市山王小中学生ほか平日の居場所・相談併設要問い合わせ
フリースクールKOU秋田市山王中島町年齢不問(子どもから大人まで)週2回の居場所(申込不要)無料

5校を1校ずつ紹介します

1. はなえみ学舎(放課後等デイサービス)(秋田県由利本荘市・にかほ市)

運営:あきた企画合同会社

由利本荘市内で、本荘・岩城・大内・由利・矢島・鳥海・東由利・西目と、市内ほぼ全域に送迎が回っている事業所です。

フリースクールという看板ではなく、児童福祉法にもとづく放課後等デイサービスです。ただし公式サイトに「学校に行きたくないお子さんはご相談ください」「学校の代休、ずる休みも午前中からご利用いただけます」と明記されており、学校に行かない日の日中の居場所として使えることを、事業所側が言葉にしている数少ない選択肢です。

月曜から土曜の7:00〜19:00まで開いていて、昼食は無償提供。夏休み・冬休み・春休みも利用できます。送迎の範囲が広く、本荘地区全域のほか、仁賀保方面(平沢・院内)や象潟(武道島・立石)まで回っているのが、この地域では大きな意味を持ちます。

放課後等デイサービスの利用には、一般に市町村が交付する通所受給者証が必要です。手続きや対象の考え方はお住まいの市の障がい福祉担当窓口に確認してください。

  • 利用時間:月〜土曜日 7:00〜19:00(昼食は無償提供/長期休みも利用可)
  • 送迎地域:本荘地区全域、岩城(亀田・松ヶ崎)、大内(岩谷・大内)、由利(鮎瀬・前郷・西滝沢)、矢島(矢島・河辺)、鳥海(川内・笹子)、東由利(宿・蔵)、西目(支援学校・海士剥)、仁賀保(平沢・院内)、象潟(武道島・立石)
  • 運営:あきた企画合同会社(代表 金森幸樹)
  • 連絡先:090-1064-0684

出典:はなえみ学舎 公式サイト(施設について)(2026年9月8日確認)

2. NIJINアカデミー 秋田にかほ校(秋田県にかほ市)

運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)

隣のにかほ市象潟町。由利本荘市からは羽越本線か日本海東北自動車道で向かう距離です。週1日の通学なので、少し遠くても続けやすい形になっています。

にかほ市象潟町の農家民宿を教室にしている、小中一貫のオルタナティブスクールです。週1回のリアル教室(木曜10:00〜15:00)と、週4日のメタバース校舎を組み合わせる「ハイブリッド通学」が基本の形で、体調や気分に合わせて通い方を選べます。定員は6名。

特色は農業です。教室のとなりの畑で野菜を育てたり、地域の大人と関わったり、イベントの企画から出店までを先生と一緒にやってみたり。「体験して終わり」ではなく、育てる・売る・人と関わるところまでを学びにしているのが、ほかの教室との違いです。

在籍校の出席扱いについては、文部科学省のガイドラインに沿ったサポートを行っていると案内しています。最終的に認めるかどうかは在籍校の校長の判断になるため、通う前に学校へ相談しておくと進めやすくなります。

NIJINアカデミー秋田にかほ校の校舎(農家民宿を活用した教室の外観)
NIJINアカデミー秋田にかほ校の教室内。畳の居間がそのまま学びの場になっている
NIJINアカデミー秋田にかほ校の教室長
  • 所在地:秋田県にかほ市象潟町関建石45-333
  • アクセス:日本海東北自動車道 象潟ICより車で4分/金浦ICより車で10分。駐車場あり
  • 開校:木曜日 10:00〜15:00(お盆・年末年始は休み)
  • 対象・定員:小学1年生〜中学3年生/定員6名
  • 費用:ハイブリッド通学 月謝45,243円(税込)=メタバース教育費23,760円+リアル校教育費16,500円+施設使用料4,983円。初月のみ入学金33,000円(税込)。年払いの場合はメタバース授業料が19,800円
  • 連絡先:nijinacademy.akitanikaho@gmail.com

出典:NIJINアカデミー 秋田にかほ校 公式ページ(2026年9月8日確認)

3. ステップひろば(秋田県秋田市)

運営:NPO法人ステップひろば

ここから秋田市の3校です。羽後本荘駅から秋田駅までは羽越本線で乗り換えなし。3校とも秋田駅から徒歩圏か、市内バスで行ける場所にあります。

秋田市大町のサンパティオにあるフリースクールで、いきなり集団に入らなくていい設計になっているのが最大の特徴です。まず保護者の事前相談(無料)でプランを立て、ステップ1「はなそう」(カウンセリング)→ステップ2「ふれあおう」(大学生などと少人数で過ごす)→ステップ3「かつどうしよう」(集団の活動)→ステップ4「まなぼう」(教科の学習)と進みます。

お子さんの状態によっては、その前にLINEでの交流から始めることもできると案内しています。必ず1→4の順に進む必要はなく、ステップ4が最終目標でもないと明記しているところに、この教室の姿勢が出ています。

ステップマスター(経験豊富な担当者)、カウンセラー、大学生・大学院生がかかわります。特定の高校や団体への進学・所属をすすめるものではない、とも明記されています。

  • 所在地:秋田県秋田市大町1丁目2-7 サンパティオ内
  • アクセス:JR秋田駅から徒歩15分(バス5分)/市内循環バス「ぐるる」ねぶり流し館前 下車すぐ。サン・パティオ地下駐車場あり
  • 対象:学校に行かない・行けない・行きづらい小中高生
  • 費用:事前相談 無料/ステップ1 1回1,000円/ステップ2 1回1,500円(公式サイトに「10月1日の活動から1,000円になりました」と追記あり)。ステップ3・4は要問い合わせ

出典:NPO法人ステップひろば 公式サイト(スクール案内)(2026年9月8日確認)

4. フリースクールRAUM(ラウム)(秋田県秋田市)

運営:NPO法人 秋田たすけあいネットあゆむ

NPO法人秋田たすけあいネットあゆむが運営する、秋田市山王のフリースクールです。月曜から金曜の10:00〜17:30と、平日ずっと開いているのが特徴で、秋田県の「社会的自立に困難を有するこども・若者の居場所の基本情報」にも掲載されています。

同じ法人が若者支援の拠点「ハニカムハウス」も運営しており、子どもの時期から若者期まで、切れ目なく相談できる体制があります。開所日数が多いので、「週に何日か、家以外に行ける場所がほしい」という段階の子に合いやすい選択肢です。

費用は公表されていないため、見学の申し込みとあわせて直接確認してください。

  • 所在地:秋田県秋田市山王三丁目3-22(ハニカムハウス内)
  • 活動日時:月〜金曜日 10:00〜17:30
  • 運営:NPO法人 秋田たすけあいネットあゆむ
  • 連絡先:018-862-6777

出典:秋田県「社会的自立に困難を有するこども・若者の『居場所の基本情報』」(2026年9月8日確認)

5. フリースクールKOU(秋田県秋田市)

運営:NPO法人KOU

1998年に「不登校を考える親の会あきた」として始まった団体が、いまも続けている居場所です。会場は秋田県生涯学習センターの研修室で、水曜と金曜の13:00〜16:30、月8回程度開いています。

特筆すべきは参加がすべて無料で、申し込みも不要、出欠もとらないこと。途中入室・途中退室も自由です。ボードゲーム、手芸、絵画、通信制高校のレポート、パソコン練習など、それぞれが自由に過ごしています。14時からは1時間程度のセミナーもありますが、参加は強制ではありません。

月2回の「親の居場所」(保護者の相談会)も無料です。子ども本人がまだ動けない時期に、保護者だけで先に相談に行けるのは心強い形です。

  • 会場:秋田県生涯学習センター 研修室(秋田市山王中島町1-1)
  • 活動日時:水・金曜日 13:00〜16:30(本人)/第2水・第2日曜日 14:00〜16:00(保護者の相談会)
  • 対象:年齢不問(子ども・若者・保護者)
  • 費用:無料(会場までの交通費は自己負担)
  • 連絡先:018-853-4367(あきた若者サポートステーション)

出典:NPO法人KOU 公式サイト(2026年9月8日確認)

その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください

民間のフリースクールを考える前に、無料で使える公的な場所を先に確認してください。

  • 適応指導教室「本荘ふれあい教室」:由利本荘市東町15(由利本荘市教育支援センター内)/月・水・木・金 9:15〜15:00/0184-22-7750
  • とまり木:市民有志の会が鶴舞会館の和室で開いている居場所です。開催日は由利本荘市の広報でご確認ください/0184-23-2192

教育支援センター(適応指導教室)は利用料が原則無料で、在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。

見学で確認したいこと

秋田市まで通うことを考える場合は、雪の季節の交通手段も含めて確認しておくと安心です。

見学のときに確認したい5つのこと
  • 在籍校の出席扱いを目指す場合、学校へどんな報告をしてもらえるか(頻度・様式)
  • 費用に何が含まれるか(入会金・教材費・昼食・保険料は別かどうか)
  • 行けない日が続いたときの扱い(休んだ分の費用、連絡の仕方)
  • 送迎の有無と範囲、雪の季節の交通手段
  • 子ども本人が「もう一度行ってみたい」と言うかどうか

よくある質問

由利本荘市から秋田市まで、毎日通うのは現実的ですか?
毎日となると負担は小さくありません。この記事で紹介した秋田市の3校のうち、フリースクールKOUは週2回(水・金)、ステップひろばは段階に応じた回数からで、いずれも「毎日通う」前提ではありません。まずは週1回から始めて、続けられるペースを探すのが現実的です。
お金をかけずに通える場所はありますか?
秋田市のフリースクールKOUは参加費が無料で、申し込みも不要です(会場までの交通費は自己負担)。また、由利本荘市の適応指導教室「本荘ふれあい教室」は公的な施設で利用料が原則かかりません。まずはこの2つを見てから、有料の施設を検討する順番をおすすめします。
放課後等デイサービスとフリースクールは何が違いますか?
放課後等デイサービスは児童福祉法にもとづく福祉サービスで、利用には一般に市町村が交付する通所受給者証が必要です。費用は世帯の所得に応じた自己負担になります。フリースクールは民間の任意の場で、受給者証は不要ですが、費用は施設が定めた金額を全額負担します。どちらが合うかは、お子さんの状況と手続きの負担で変わります。

まとめ

由利本荘市から通える範囲には、市内の放課後等デイサービス、隣のにかほ市のハイブリッド型スクール、そして秋田市の3校があります。無料で使えるものから順に見ていくと、本荘ふれあい教室(公的・無料)→ フリースクールKOU(無料)→ 有料の民間施設、という順番になります。

「どこがいいか」より先に、いまのお子さんが週に何回、どのくらいの距離なら動けるかを見立てておくと、見学したときの判断がしやすくなります。

この記事の内容を確かめるための一次資料

  1. 秋田県「社会的自立に困難を有するこども・若者の『居場所の基本情報』」(2026年8月5日更新) ページ
  2. 山形県「不登校児童生徒等の相談・支援を行っている民間支援団体」 ページ
  3. 庄内子どもの居場所ネットワーク「居場所をさがす」 ページ
  4. 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」 ページ
「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。秋田にかほ校のほか、全国の教室から自宅に近い場所を選べます。まずはオンラインの無料体験会から。

文責:にじいろ編集部(編集部について訂正・修正に関する方針
公開日:2026年9月8日 / 最終更新:2026年9月8日
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