こんにちは。ボランティアスタッフのいっちーです。
今回は話すことや体を動かすことが好きで、クライミングに打ち込む中学校1年生 まっぴくんと、お母さまのインタビューをお届けします。
「今の生活はとても楽しい」と、明るい笑顔で話してくれましたまっぴくんですが、小学校4年生の終わりから不登校となり、別のフリースクールでの生活を経験後、中学校に進学をするタイミングでNIJINアカデミーへの入学を選択しました。
NIJINアカデミーを選択した経緯や、入ってみてのお話を伺いました。
不登校のきっかけ 「トゥレット症候群と大きなストレス」
小さい頃から体を動かすことが好きで、公園などにある遊具のうんていもすいすい移動し、活発な幼少期を送っていたというまっぴくん。
6歳ごろから「トゥレット症候群」を抱え、発症以降は数多く悩まされたと言います。
トゥレット症候群とは…本人の意思とは無関係に体が動いたり声を出したりしてしまう「チック」と呼ばれる症状が、1年以上続く神経発達症のひとつ。
小学校2年生のある時、「自分は何でこの病気を持ってしまったのだろう」と授業中に泣きだしてしまったことがありました。その様子を見た担任の先生に教室の前に連れていかれ、授業の間クラスメイトに顔を向ける形で椅子に座るよう指示されて、恥ずかしさと辛さで授業中に泣き続けた経験をしたと言います。
クラスメイトの友達の支えもあり、その出来事があってからも小学校への通学を続けていたものの、小学校3年生になると「トゥレット症候群」の症状が日常的に出るようになりました。同時期、聴覚過敏も発症します。鉄の音や友だちの大きな声を聴くのが辛くなり、早退や、登校時に校門の前で足が竦んで戻ってしまうようになり、小学校4年生の3学期から不登校となりました。
―小学校2年生の出来事から、小学校4年生で学校に行かないことを選択するまでに大きな葛藤があったかと思います。当時のお気持ちをお聞かせください。
お母さま
小学校2年生の出来事は、当時、息子は私には話ができなくて。お友達が自分のお母さんに話をして、そのお母さんから又聞きをしました。担任の先生にはもともと違和感があって、他の子に対しても色々あった方なので「運が悪かった」んだな、と捉えています。
トゥレット症は勝手に体が動いたり、声がでたりするもので、幼少期から大学病院で薬を貰って飲んでいました。症状はストレスが強くかかると、本当に明らかに増えるんですよ。9歳・10歳ごろは薬を飲んでいても症状が増えてきていて、これ以上増えると日常生活に支障が出ると思いました。
症状がひどくなると大きい声が出続けたりしてしまうので、好きなことも、電車やバスに乗ることもできなくなってしまうんです。そのことをわかっていたので息子から「休みたい」と言われて「じゃあ休もうか」とすぐに決断をしました。
心の大きな支えとなった存在 「クライミング」
幼少期にみたテレビ番組に憧れ、6歳の時からパルクールを習い始めたまっぴくん。
コロナ禍の影響で、パルクールをやる機会がなくなったことをきっかけに小学校3年生の時、クライミングに出会いました。
クライミングの存在は、不登校になる前後の時期の大きな心の支えになったと言います。
―小学校3年生は小学校で大変だった時期だったかと思いますが、その時期に始めたクライミングはどのような存在だったのでしょうか
まっぴくん
クライミングはストレスを和らげてくれて、心を落ち着けてくれるんです。
登っているときは「楽しい!」ってガス抜きをすることができる大切な場所でした。

中学校1年生になった今も、クライミングは
「なくてはならない」存在と語ってくれました。
NIJINアカデミーとの出会い 「いろんな人がいて面白い!」
小学校へ通わない選択をした後、自宅で学習をしながらクライミング中心の生活を送るようになったというまっぴくん。
いくつかのフリースクールにも登校をしたものの、小学生の期間は合う場所が見つかりませんでした。
中学生になるタイミングでお母さまが偶然SNSでNIJINアカデミーを見つけたと言います。
―なぜNIJINアカデミーをまっぴくんに紹介しようと思ったのでしょうか
お母さま
今まで行ったことがあるフリースクールは週一回で、ただみんなで集まる『居場所』的な感じの要素が強いところが多いように感じました。 みんなで集まって、「まあちょっとでもつながれたらいいね」という雰囲気で残りの週4日は特に何もなかった。毎日何かしらで人とつながれる場所がないかな、と思っていました。
協力して何かをしたり、いろんな経験ができたらいいなと思っていて。
そんな時NIJINアカデミーを見つけて、オンラインとリアルのハイブリッド登校ができるところに惹かれて息子に紹介をしました。
―体験会はいかがでしたか
まっぴくん
他にフリースクールとか体験会とか行ったのですが…他の子とのかかわり自体があまりなく、続きませんでした。
そしたらお母さんがインスタでNIJINアカデミーを見つけてくれて。
体験会に行ってみたら、全校生徒がめちゃくちゃ多いのもあって、すごい友達も多くて楽しかった!
NIJINアカデミーでの生活「少人数クラス」「深くつながれる友達」
体験会を経てまっぴくんは2025年3月、NIJINアカデミーに入学をします。
入学前に生活の中心だったクライミングも頻度を減らすことなく、どちらも楽しめる生活が送れていると言います。
―NIJINアカデミーではどのように過ごされているのでしょうか
まっぴくん
火曜・水曜・金曜日は10時から1時間、ホーム体育に参加をして、自由進度学習後に授業を受けたり、みんなでゲームをして過ごしています。
クライミングはNIJINアカデミーに入る前から土日を含めて週5日していて、それは今も変わっていないです。平日はNIJINアカデミーのあとにクライミングに行くこともあるし、午後の授業にいろいろ参加する日もあります!
あと、月曜日はリアル校(三田校)に通っていて、そこでは料理をしたり、みんなで公園に行って遊んだりしています。
お母さま
リアル校は自宅からは遠いですが、中学生にもなったので電車で1人で行ってもらっています。毎週楽しく通ってくれています。
―NIJINアカデミーでの生活はいかがですか?
まっぴくん
小学校5年生ごろから徐々に人の大声に対する感覚過敏が減ってきていて、少人数の場所でなら過ごせるようになっていました。
NIJINアカデミーは沢山の子がいるけど、リアル校やオンラインクラスも少人数なのでいけるかも、と思い通い始めました。
そしたらやっぱり精神的に心地よくて。楽しいです。
クライミングの予定も入っていて、毎日程よく予定が入っていて充実しています!
お母さま
偶然にもオンラインのクラスメイトのうち3人がリアル校でも一緒で、毎日顔を合わせることができていて。そのおかげもあって深く繋がれるお友達ができたと思います。
学校じゃない日も一緒に予定合わせて遊んだり、夜に一緒にマイクラをやっていたり。
繋がりの持てる友達ができたのは本当に良かったと思います。
NIJINアカデミーに入ってからの変化 「自分の意見を言う機会が増えた」
-NIJINアカデミーに入る前と入った後で「ここが変わった」と思うことはありますか
まっぴくん
入学してすぐ「EDIX東京2025」に参加をして、企業のブース内で発表をしました。うまくできたと思うけど、「この世の終わりかな」って思うくらい緊張しました。でも、またやってみたい気持ちになって、次はNIJINアカデミーの学園祭で「不登校」をテーマにしたスピーチコンテストがあるのでそれに出場をしたいと思っています。
お母さま
学校に行かなくなったときは疲弊する前にすぐ休む選択をしたので、ずっと元気ではあって、すごく落ち込んだ時期はなかったので「NIJINアカデミーに入って元気になった!」という劇的な変化があったわけではありませんが、お友達や人と関わる時間が増えたこと、自分の意見を言う機会が増えたことが変化かなと思います。
これからやりたいこと 「クライミング」と「プレゼンテーション」
NIJINアカデミーでの生活にも慣れてきたまっぴくんにこれからやりたいことについて伺うと、「いろんなことに興味を持って、どんどん挑戦したい」と力強く語ってくれました。
―NIJINアカデミーや外で、これから挑戦したいことや取り組んでいきたいことはありますか
まっぴくん
まずは、10月の学園祭の「スピーチコンテスト」。予選もあって、頑張らなきゃならないし、本選の会場は六本木の企業内というのも聞いているのでぜひ本選まで行きたいです。
あとはクライミング。
前は「アンダー12」というカテゴリーの中で全国大会6位になりました。
今はカテゴリーが「アンダー15」になって、年上の人と競うので難しくなったのですが、入賞できるように頑張りたい。
これからいろんなことに興味を持って、どんどん挑戦したいです。

クライミングで「東京選手権大会」に出場した際にはNIJINアカデミーの先生や友人が応援にかけつけてくれました。
NIJINアカデミーへの入学を考えている方へ
最後に、NIJINアカデミーへの入学を検討している方へのコメントも頂戴しました。
―NIJINアカデミーはどんな方にお勧めだとおもいますか
まっぴくん
NIJINアカデミーは授業の参加スタイルが自由なので、例えばカメラオフ・マイクオフでも参加ができます。だから人と話すのが苦手って子でしゃべりたくない時はカメラオフ・マイクオフもできるし、逆に、みんなとしゃべるのが大好きで、活発な子はマイクオン・カメラオンでいっぱいしゃべることもできる。
だからどんな子にもおすすめだと思います!
お母さま
どんな方におすすめか、からは少し離れてしまうのですが、
子供が学校に行かなくなるってとても不安だと思うのですが、疲れ切ってしまった後に復活させるのはとても大変だと思います。
子供にも深い傷になってしまうと思うので「何かをしてみよう」という意欲があるうちにその子にとって合う環境に身を移してあげる、ということも大切だと思いました。
学校に行けたらそれに越したことはないけれども、学校じゃなくても、できることってたくさんあるよねって今はすごく思うので、気になる方は、ぜひ一度体験してみてほしいです。
まっぴくんの挑戦をNIJINアカデミーはこれからも応援しています。
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