- ⚠️ 奈良市の公設フリースクールHOPが橿原市民には使えない理由(要項の原文)
- 橿原市の教育支援センター「虹の広場」と、在宅のオンライン通所「web虹」
- 市内2か所・高取町・香芝市の費用と、出席扱いを明記している1か所の注意点
- 近くに合う場所がないときの3つ目の選択肢と、オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
掲載しているのは、奈良県・橿原市・奈良市の公式資料および各施設の公式サイトで実在を確認できた場所だけです(2026年9月12日確認)。掲載は推薦や保証ではありません。NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。その前提でお読みください。費用や開設日は変わることがあるので、最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。
橿原市では「奈良市のHOPは使えない」ところから考え始めてください
奈良県の不登校支援を調べると、必ず「公設フリースクール」という言葉が出てきます。奈良市が運営するHOPあやめ池とHOP青山で、HOPあやめ池は費用が「無料(カリキュラムによっては、材料費などをご負担いただく可能性がございます)」。全国的にも珍しい仕組みです。
⚠️ ただし対象は要項にはっきり書かれています。HOP青山は「奈良市在住の学校に行きにくい児童生徒(小学4年生から中学3年生)」、HOPあやめ池は「奈良市在住の通常の学校以外で多様な学びを希望する児童生徒(小学4年生から中学3年生)」。いずれも「奈良市在住の」が対象の定義に入っているため、橿原市に住むお子さんは対象になりません。奈良市の「多様な学び支援マップ」も「市内在住の不登校児童生徒およびその保護者に対し」作られたもので、掲載は奈良市内の施設です。
橿原市独自のフリースクール利用料の補助も、今回は確認できませんでした。奈良県が国に対して出している「公設フリースクール等多様な学びの場づくりに係る財政支援」の要望資料には、市町村独自の取組を進めている自治体として奈良市・上牧町・河合町の名前が挙がっていますが、橿原市は含まれていません。📌 制度は変わることがあるので、検討の時点で教育支援センター「虹の広場」(0744-29-5913)に一度確認してみてください。
なお奈良県教育委員会が県内の民間フリースクールの一覧を公表しているかは、今回確認できませんでした。そのかわり、県の教育振興課が「生きづらさを感じる子ども・若者のための『支援機関ガイド』」を公表しています(県ポータル出典)。相談窓口・カウンセリング機関・自助グループや親の会・居場所やフリースペースなど7つの分類で県内の機関を載せたもので、この記事の3番目に挙げた場所もここから確認しました。⚠️ ただし対象がひきこもりの若者まで広く、学齢期の子ども向けのフリースクールに特化した一覧ではありません。
橿原市から通えるフリースクール5選(比較一覧)
費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設の公式サイト・電話でご確認ください。
| 施設名 | エリア | 対象 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| フリースクール・自立学習塾 Liber | 橿原市中町 | 不登校の小学生〜高校生 | 入会費15,000円/月4回15,000円〜1ヶ月全て参加36,500円 | 市内で料金体系が全部公表されている場所。単発利用の枠もある |
| 学習支援塾遊 | 橿原市久米町 | 入学資格は設けていない | 記載なし(要確認) | 決まった時間の授業がなく、好きな時間に勉強できる形 |
| 居場所「べいす」 | 高市郡高取町 | 不登校・ひきこもりなどの子ども・若者 | 1回500円+登録料1,000円(材料費別途) | 県の支援機関ガイドに掲載。1回500円から使える |
| フリースクール そよ風 | 香芝市真美ケ丘 | 記載なし(要確認) | 年会費3,000円/一人利用 ひと月10,000円 | 出席扱いを明記。⚠️ ただし認定しているのは広陵町 |
| ★NIJINアカデミー メタバース校舎 | オンライン | 小1〜中3 | 月25,443円(税込) | 自宅から参加。カメラオフ可。平日毎日開校 |
5校を1校ずつ紹介します
1. フリースクール・自立学習塾 Liber(橿原市中町・料金が全部出ている)
運営:合同会社96企画
橿原市内。この記事の中で、入会費から単発利用まで料金体系が全部公表されている唯一の場所です。1日だけ試す枠もあります。
対象は運営会社の公式サイト(96kikaku-liber.jp)に「不登校の小学生〜高校生までが対象のフリースクール」と明記されています。フリースクールの活動日は「【通常活動日】月・火・金 ※祝日を除く」「【時間帯】9:30〜16:30」。⚠️ 同じ法人のトップページには営業時間9:30〜21:00・定休日は木・日・祝という記載もありますが、これはフリースクールと橿原アクターズクラブの両方に共通して載っている表で、法人としての受付時間だと考えられます。活動日は月・火・金という前提で、問い合わせ時に確かめてください。
費用は正会員が入会費15,000円、月4回(週1回ペース)15,000円、月8回(週2回ペース)26,500円、1ヶ月全て参加36,500円。これとは別にスポット会員の枠があり、入会費15,000円(3回目までは入会金不要)で、午前の部・午後の部がそれぞれ2,500円、1日の部が3,800円です。📌 「3回目までは入会金がいらない」という設計は、いきなり月額を払わずに試せるということです。合うかどうか分からない段階では、この枠から始められます。
⚠️ 出席扱いについては公式サイトに記載がありません。在籍校の校長が判断することなので、「これまで何人が在籍校で出席扱いになりましたか」「在籍校への報告は誰がしますか」を電話で聞いてください。連絡先は0744-25-2107です。
- 所在地:橿原市中町200-98
- 時間:通常活動日 月・火・金(祝日を除く)9:30〜16:30(法人の受付は9:30〜21:00、木・日・祝を除く)
- 対象:不登校の小学生〜高校生
- 費用(正会員):入会費15,000円/月4回(週1回ペース)15,000円/月8回(週2回ペース)26,500円/1ヶ月全て参加36,500円
- 費用(スポット会員):入会費15,000円(3回目までは入会金不要)/午前の部・午後の部 各2,500円/1日の部3,800円
- 対象の出典:運営会社サイト96kikaku-liber.jpに「不登校の小学生〜高校生までが対象のフリースクール」と記載
- 出席扱い:公式サイトに記載なし(要確認)
- 電話:0744-25-2107
出典:フリースクール・自立学習塾 Liber(2026年9月12日確認)
2. 学習支援塾遊(橿原市久米町・時間を決めずに通える形)
運営:学習支援塾遊
橿原市久米町、建物の名前に「神宮前」を冠する場所です。時間割を決めない形が特徴ですが、公表されている情報がとても少ない場所でもあります。
公式サイトに「入学資格は設けておらず」と書かれています。学年や年齢で線を引かないという意味に読めますが、具体的に何歳から何歳までかは書かれていません。通い方については「決まった時間の授業はなく、好きな時間に勉強ができる」「お昼の時間帯から開いている」とあります。📌 朝が動きにくい段階の子にとって、午後から開いていることは実際に効きます。
⚠️ 料金は「良心的な授業料設定」という記載だけで、金額は公表されていません。この記事では、確認できなかった金額を推測で書くことはしません。開所曜日と具体的な時間も記載がないので、あわせて電話で確かめてください。
⚠️ 橿原神宮前駅からの所要時間についても、公式サイトに記載がありません。建物の名称に「神宮前」とあることから駅に近いと推測できますが、推測は推測です。見学の予約をするときに「最寄り駅から歩いて何分ですか」と一緒に聞いてしまうのが早いです。連絡先は090-3268-6710です。
- 所在地:橿原市久米町568 オーバン神宮前303
- 時間:記載なし(要確認)。「お昼の時間帯から開いている」との記載のみ
- 対象:「入学資格は設けておらず」との記載。具体的な学年・年齢の記載なし(要確認)
- 費用:記載なし(要確認)。「良心的な授業料設定」との記載のみ
- 通い方:決まった時間の授業はなく、好きな時間に勉強ができる
- 出席扱い:公式サイトに記載なし(要確認)
- 電話:090-3268-6710
- 最寄り駅からの所要時間:記載なし(要確認)
出典:学習支援塾遊 フリースクール(2026年9月12日確認)
3. 居場所「べいす」(高市郡高取町・1回500円から)
運営:一般社団法人なら人材育成協会
橿原市に隣接する高取町。奈良県の支援機関ガイドに載っている居場所で、1回500円から使えます。週3日、午前から午後まで開いています。
奈良県の「生きづらさを感じる子ども・若者のための『支援機関ガイド』」の「居場所・フリースペース」の欄に掲載されています(県ポータル出典)。対象は「さまざまな困難を抱える子ども・若者(不登校・ひきこもり・ニート・障がい者)」とされています。
「べいす」は水曜日から金曜日の10時〜15時、利用料は1回500円、登録料が1,000円(材料費は別途)。同じ団体が「ゆいえ」というフリースペースも不定期で開いていて、こちらは1回500円〜です。📌 単発で500円という値段は、この記事の中でいちばん軽い入り口です。月額を決めずに「まず1日行ってみる」ができます。
⚠️ ここは学校の代わりとして毎日通う場所というより、居場所・フリースペースという位置づけです。対象も不登校の小中学生に限らず、ひきこもりやニートの若者まで含みます。お子さんの年齢で使えるか、日中に小中学生が過ごせるかは、必ず電話で確かめてください。0745-67-0104です。出席扱いについての記載も見当たりませんでした。
- 所在地:高市郡高取町観覚寺824-3
- 時間:べいす 水〜金 10時〜15時/ゆいえ 不定期
- 対象:さまざまな困難を抱える子ども・若者(不登校・ひきこもり・ニート・障がい者)
- 費用:べいす 1回500円、登録料1,000円(材料費は別途)/ゆいえ 1回500円〜
- 出席扱い:記載なし(要確認)
- 電話:0745-67-0104
- 位置づけ:フリースクールではなく居場所・フリースペース
- 橿原市からの距離感:高取町。近鉄吉野線で橿原神宮前から南へ
出典:奈良県 生きづらさを感じる子ども・若者のための支援機関ガイド(2026年9月12日確認)
4. フリースクール そよ風(香芝市真美ケ丘・出席扱いを明記)
運営:NPO法人T-seed
香芝市、近鉄大阪線の五位堂駅から徒歩約11分。この記事で出席扱いをはっきり書いている唯一の場所ですが、読み方に注意が必要です。
開所は火曜日13〜17時、水曜日から金曜日が9〜17時(祝日や学校休校時は休み)。費用は年会費3,000円(入退室システム料金、安全保険代)、一人利用がひと月10,000円、おやこ利用が1回300円です。別途プログラム料・昼食代・おやつ代がかかる場合があります。ひと月10,000円という額は、この記事の中でいちばん抑えられています。
⚠️ 出席扱いの記載を、そのまま自分の市に当てはめないでください。公式サイトには「『フリースクール そよ風』を利用した日は、学校の出席扱いとなります。※広陵町の認定フリースクールです。広陵町の他にも連携を行っています」とあります。📌 つまり認定しているのは広陵町で、橿原市との連携があるかどうかは、この文からは分かりません。出席扱いは最終的に在籍校の校長が判断するものなので、「橿原市の学校に通う子で、出席扱いになった例はありますか」と具体的に聞いてください。
⚠️ 対象学年についても明記がありませんでした。アクセスは公式サイトに「近鉄大阪線『五位堂駅』より徒歩約11分」と書かれています。橿原市からは大和八木で乗り換えて数駅ですが、実際の所要時間は公式サイトの情報ではないので、時刻表で確かめてください。連絡先は090-8382-9966(多田)、メールはnpo.t.seed@gmail.comです。
- 所在地:香芝市真美ケ丘1-15-15「T-seedこみゅにてぃ」内
- アクセス:近鉄大阪線「五位堂駅」より徒歩約11分
- 時間:火曜日 13〜17時/水〜金曜日 9〜17時(祝日や学校休校時は休み)
- 対象:記載なし(要確認)
- 費用:年会費3,000円/一人利用 ひと月10,000円/おやこ利用 1回300円/別途プログラム料・昼食代・おやつ代
- 出席扱い:利用した日は出席扱いになると明記。⚠️ ただし認定は広陵町。橿原市との連携は要確認
- 電話:090-8382-9966(多田)
- メール:npo.t.seed@gmail.com
出典:フリースクール そよ風(NPO法人T-seed)(2026年9月12日確認)
5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)
運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)
家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。
ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、橿原市のどこに住んでいても条件は変わりません。
メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。
費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。
- 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
- 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
- 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
- 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
- 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
- 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
- サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
- 体験:オンラインの無料体験会あり
出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月12日確認)
その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください
橿原市の教育支援センターは「虹の広場」で、場所はかしはら万葉ホール3階、電話0744-29-5913。開設時間は月曜日から金曜日(祝祭日を除く)の午前9時から午後4時30分までです。対象は市内公立小・中学校に在籍する児童生徒。⚠️ 費用については市のページに記載がないため、こちらも電話で確かめてください。
相談の窓口は3つに分かれています。いじめ・不登校等に関する電話相談は0744-47-3001で、月曜から金曜(祝祭日を除く)の午前9時から午後4時30分、対象は市内公立小・中学校の児童生徒と保護者。SNS相談は24時間受付(対応は平日9時から17時)で、対象は市内公立中学校の生徒です。スクールカウンセリングは月曜と水曜の10時から17時、かしはら万葉ホールで、申込は虹の広場(0744-29-5913)です。
📌 橿原市には、在宅のままオンラインで通う「web虹」という仕組みがあります。市の不登校対策基本方針に「既に実施している在宅でのオンライン通所『web虹』に加えて、今後は『虹の広場』に来たくても来られない、『web虹』にも参加できない子どもたちの訪問支援チームの創設を検討します」と書かれています。⚠️ 対象学年・申込方法・費用を説明した独立のページは見つかりませんでした(要確認)。虹の広場に「web虹はうちの子でも使えますか」と聞くのが早いです。
⚠️ 県の「ならコネクト」については、今回は確定できませんでした。橿原市の基本方針には「奈良県立教育研究所が中心となり、オンラインでの個別の学習に重点を置いている『奈良県公設フリースクール「ならコネクト」』では、メタバースを活用し」という記述があります。ただし奈良県立教育研究所の公式ページにこの名称の記載を見つけられず、県内全域の子どもが使えるのか、設置自治体の在住者に限られるのかは分かりませんでした。使えないと決めつけず、県または虹の広場に確認してください。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。
そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。奈良県は、奈良市に公設フリースクールやオンライン支援が集まっている一方で、県として民間フリースクールの一覧を公表しているかを今回は確認できませんでした。中南和地域では、選択肢を探すこと自体に手間がかかります。しかも今回の4か所のうち、料金が全部そろっているのは2か所だけです。都市部と同じ前提で探すと、必ず行き詰まります。
そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。
オンラインが向いているのは、こういうときです
- 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
- 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
- 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
- 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
- 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい
とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。
オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと
ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。
- ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
- ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
- ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
- ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します
③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。
⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。橿原市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。
見学で聞いておきたいこと
見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。橿原では特に、出席扱いについて「橿原市の学校の例」を必ず聞いてください。
- 橿原市の学校に通う子で、これまで在籍校で出席扱いになった例はありますか(他市の認定がそのまま使えるとは限らないため)
- 1か月通うと、月謝のほかに合計でいくらかかりますか(入会費・年会費・教材費・昼食代・保険料を全部足した額で)
- うちの子の学年は受け入れていますか(対象学年が公表されていない場所があるため)
- 今日みたいに気持ちが不安定な日に、途中で帰ることはできますか
- 在籍校への出席報告は、誰がどの頻度で行っていますか
- 週に1日だけ、あるいは1回だけ試す、という使い方はできますか
よくある質問
まとめ
橿原市でフリースクールを探すときの前提は、奈良市の公設フリースクールHOPは使えないということです。要項に「奈良市在住の」と明記されています。橿原市独自の利用料補助も、今回は確認できませんでした。
そのうえで、この記事では市内2か所と高取町・香芝市の計4か所を並べました。料金が全部そろっているのはLiber(橿原市)とそよ風(香芝市)の2つ。1回だけ試せる枠があるのはLiberのスポット会員と高取町のべいすです。学習支援塾遊は料金も対象学年も公表されていないので、電話で聞くところから始まります。
それでも合いそうな場所が見つからないときは、施設を探し続けるよりも、家から出られないこと自体が壁になっていないかを一度考えてみてください。壁がそこにあるなら、施設をいくつ調べても解決しません。次の章で、3つ目の選択肢について書いています。


