【不登校の原因かも？】「起立性障害」とは？親が知っておきたいこと

2025年6月9日

お子さんが朝起きられない、学校に行けない日が続いていませんか？
「怠けているのでは？」「甘え？」と悩んでしまう親御さんも少なくありません。
でも、実は「起立性障害」という体の病気が関係していることがあります。

起立性障害とは？

起立性障害（正式には「起立性調節障害」）は、自律神経のバランスが崩れることで、朝起きられない・立ちくらみ・頭痛・だるさなどの症状が出る病気です。

思春期のお子さんに多くみられ、特に中学生前後の年代で多く発症します。

こんな症状、ありませんか？

朝なかなか起きられない（昼頃までベッドから出られない）
立ち上がると気分が悪くなる、フラつく
午後からは元気になる
頭痛や動悸、だるさをよく訴える
学校に行きたくても体がついていかない

これらの症状がある場合、ただの「やる気のなさ」ではなく、体の不調である可能性があります。

起立性障害と不登校の関係

起立性障害があると、朝の登校がとてもつらくなります。
無理に登校させようとすると、さらに症状が悪化したり、精神的にも追い詰められてしまうことがあります。

一見、午後から元気そうに見えるため、周囲から「サボっている」「本当は元気なんじゃないか」と誤解されがちですが、これは病気の特徴です。

どう対応すればいい？

1.まずは医療機関へ相談を

起立性障害は、自律神経の不調による“体の病気”です。
「なんとなく体調が悪いだけ」と思われがちですが、れっきとした診断がつく疾患です。
まずは小児科や心療内科を受診し、必要であれば自律神経検査や血圧測定、起立試験などを受けることが勧められます。
早めの受診により、本人も「やっぱり病気だったんだ」と安心できることがあります。

受診時のポイント
・　「朝起きられない」「午後から元気になる」といった時間帯の特徴を伝える
・　学校に行けないことを本人が悩んでいる様子も伝えると、医師の理解が得られやすい

2.無理に登校を強制しない

親としては「行ってほしい」と思ってしまうのは当然の気持ちです。
でも、起立性障害の子にとって朝は特につらい時間帯。体が動かないのは“気持ちの問題”ではありません。

無理に登校を促すと、

体調がさらに悪化したり
自信を失ってしまったり
家族関係に摩擦が起きたり

と、二次的な問題につながることがあります。

大切なのは、こう伝えること：
「行けなくても大丈夫」「今は体を整えることがいちばんだよ」
――そうした言葉が、子どもの心に安心感を与えます。

3.家庭でできるサポート

起立性障害の治療には、日々の生活習慣の見直しも効果的です。
以下のような工夫を、“少しずつ、できることから”取り入れてみましょう。

生活リズムを整える

起床・就寝時刻をできる範囲で決めておく
寝だめはせず、休日も朝は遅くなりすぎないように
寝る前のスマホ・ゲームを控える（自律神経が乱れやすいため）

水分・塩分をしっかりとる

起きたらまずコップ1杯の水
スープや味噌汁なども活用して、塩分を適度にとる
夏場や運動後はスポーツドリンクも◎（低血圧対策に）

朝の光を浴びる

起きた直後にカーテンを開ける、ベランダに出るなど、太陽光を浴びることで体内時計がリセットされます
曇りの日でも“外の明るさ”は室内の何倍もあるため、できれば外気に触れるとより効果的

少しずつ“起きる習慣”をつける

最初はベッドの上で体を起こすだけでもOK
毎朝決まったルーティン（例：お湯を飲む→音楽を流す）などを作ると、体が覚えていきます

「完璧にやろう」と思わず、“今日はこれだけできた”を一緒に喜ぶ”**姿勢が何よりの支えになります。

「学校に行けない」＝「学べない」ではない

起立性障害の子どもたちは、朝の登校が難しくても、「学びたい気持ち」が消えているわけではありません。
大切なのは、今の自分に合ったリズムで学べる環境があること。

そこで、私たちNIJINアカデミーは、起立性障害を含むさまざまな事情を抱えた子どもたちが、安心して学び続けられる仕組みを整えています。

親ができることは「理解」と「選択肢の提示」

「なぜ学校に行けないの？」ではなく、
「あなたの体がつらいこと、ちゃんとわかってるよ」と伝えることが、
お子さんにとって何よりの安心になります。

そして、「学校に行けなくても、学びの選択肢はある」
そんな新しい学びの形を、ぜひ知っていただきたいのです。

🌈 NIJINアカデミーの特徴≪時間にとらわれない学びの場≫

✅ メタバース校舎で、24時間365日アクセス可能

インターネット上の仮想空間「メタバース校舎」に、いつでもログイン可能。
朝がつらくても、昼からでも夜からでも自分のタイミングで学ぶことができます。

一人で集中して学ぶ「集中ゾーン」スペースや、仲間と話せる「お話ルーム」もあり
「無理しないで続けられる学び」がそこにあります。

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校舎5階に用意されたアーカイブ視聴室で、いつでも何度でも授業動画のアーカイブが見放題！
月60コマの授業を毎月更新！勉強しようと思ったその時間からスタート可能。
自分で選び、主体的に学びを深めることができます。

11：00～12：00、13：00～14：00は自由進度学習の時間が設定されており、
その時間は全国からメタバース校舎に集い学んでいます。
そこへ行くと学ぶだけでなく、一人じゃないと感じることができます。
スタッフもいますので、分からないことは声やチャットを使って質問することもできます。

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TOPPANホールディングスと共同研究している「navima」を導入し、学年にとらわれず学び直しも先取り学習も可能に！1回の問題数も少ないのでスモールステップですすめられ、基礎学習もこれで安心。
新たにドリルを用意する必要はありません。

また子ども達が毎日どんな風に取り組んでいるのかを担任スタッフがチェックし、親御さんや在籍校との情報共有に使用しています。

✅ 夜19:00～のリアルタイム授業も開講！

「夜なら少し元気になる」
「誰かと一緒に授業を受けたい」
そんな声に応えて、昼間はもちろん、夜19:00からZOOMを使ったリアルタイム授業を実施しています。
夜に行われるので親子で授業を受けている方もいらしゃいます。

一流教師の授業は、対話的で子ども主体です。
先生が正解を教えるのではなく、学ぶ楽しさに気付かせ自然と学ぶようになっていきます。
また日本中にいるニジアカ生と学びを通じたつながりも育まれます。
もちろん、カメラOFF・声なし参加もOK。参加スタイルは自由です。
今の自分にちょうど良い距離で学ぶことができます。