不登校とは?文部科学省の定義と最新の子どもの状況をわかりやすく解説

「うちの子、もしかして“不登校”…?」
ある日を境に学校に行けなくなったわが子を前に、そんな不安を抱える保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「不登校とは何か?」という基本的な定義から、背景にある社会的な変化、そして私たち大人にできる関わり方まで、やさしく解説していきます。

目次

不登校の定義とは?文部科学省が示す基準とその背景

文部科学省は「不登校」について、次のように定めています。

「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的な要因・背景により、登校したくてもできない状態であり、年間30日以上欠席している児童生徒」
※病気や経済的な理由を除く。

つまり、「怠けている」「行きたくないだけ」といった誤解ではなく、子ども自身が“行けない理由”を抱えている状態を指します。

この定義は1992年に明文化され、以降、「不登校は特別なことではなく、誰にでも起こりうること」という認識が広まりつつあります。


「学校に行かない=学ばない」ではない

「学校に行っていない」という状態が、必ずしも「学んでいない」ことを意味するわけではありません。

フリースクールや家庭学習、地域の学び場など、学校以外で自分のペースに合った学びを選んでいる子どもも多くいます。大切なのは「どこで学ぶか」ではなく、「どんな気持ちで学べるか」です。


不登校は“問題”ではなく“心の声”―子どもが発している変化のサイン

不登校は、子どもが「今の環境ではうまく呼吸ができない」と感じているサインです。
人間関係の悩み、勉強への不安、身体的な不調、家庭環境の変化など、背景にはさまざまな要因が潜んでいます。

だからこそ大切なのは、「どうして行かないの?」と問い詰めることではなく、
**「今、何に困っているのか」「何があれば安心できるのか」**を一緒に見つけていくこと。

NIJINアカデミーでも、「登校の有無」よりも、“その子が安心して学べているかどうか”を何よりも大切にしています。


【最新統計】不登校の小・中学生は34万人超|11年連続の増加

文部科学省の調査によると、2023年度(令和5年度)の小・中学校における不登校児童生徒数は約34万6千人
これは11年連続の増加であり、過去最多を更新しています。

【出典】文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00005.htm

この数字は、単なる「問題の拡大」ではなく、これまで見過ごされてきた子どもの声が、ようやく社会に届きはじめたとも受け取れます。


不登校は「終わり」ではなく「選びなおせる学びのスタート」

不登校は、その子の人生が止まってしまったわけではありません。
むしろ、「今のままでは苦しい」と気づくことができた“スタートライン”です。

フリースクールや通信制高校、オルタナティブスクール、そしてNIJINアカデミーのような新しい形の学び場。
今は、一人ひとりが“自分らしい学び”を選べる時代になっています。


まとめ|子どもに「合わせさせる」から「合わせていく」社会へ

不登校は、子どもが悪いのでも、親の責任でもありません。
「なぜ行けないのか?」よりも、「どうすればこの子が自分らしく育っていけるか?」を一緒に考えていくこと。

学校に合わせる”時代から、“子どもに合わせた学びを選ぶ”時代へ。


NIJINアカデミーとは?

NIJINアカデミーは、「学校に行かない=学ばない」ではなく、
“自分らしく生きるための学び”を大切にするオルタナティブスクールです。

オンラインとリアルの両方を活かし、子ども一人ひとりの「好き」や「得意」を起点にした学びを実現しています。
不登校・ホームスクーラー・多様な背景をもつ子どもたちが、安心できるペースでつながり、挑戦できる環境です。

「自分らしく生きるって、こういうことかもしれない」
そんな感覚に、出会える場所がここにあります。

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