- さいたま市が公表しているフリースクール等一覧表に、市内のどこに何があるか
- 見沼区・南区・西区・浦和区、それぞれで通える場所と費用の目安
- 令和8年4月に開校した学びの多様化学校「さいたま市立いろどり学園」のこと
- 無料で使える教育支援センター6か所の名前と電話番号(Growthは令和7年度で終了しました)
掲載しているのは、各施設の公式サイトと、さいたま市が公表している「不登校の児童生徒を支援するフリースクール等一覧表」で実在を確認できた場所だけです(2026年9月9日確認)。掲載は推薦や保証ではありません。NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。その前提でお読みください。費用や開設日は変わることがあるので、最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。
さいたま市には、市が公表しているフリースクールの一覧表があります
さいたま市教育委員会の総合教育相談室(048-711-5495)は、「不登校の児童生徒を支援するフリースクール等一覧表」をPDFで公表しています。市立小・中学校からの在籍報告と、各団体からの掲載許可にもとづいて作られている一覧です。
市自身が「全ての支援団体を網羅しているものではありません」「個々の民間団体について、その適否を評価するという趣旨のものではありません」と断り書きを付けているとおり、これは推薦リストではありません。ただ、実際にさいたま市の子どもが通っている場所が分かるという点で、探し始めの資料としては非常に役立ちます。
2026年に大きく変わったことが2つあります。ひとつは、令和8年4月に学びの多様化学校「さいたま市立いろどり学園 小学部・中学部」が開校したこと。もうひとつは、不登校等児童生徒支援センター(Growth)が令和7年度で活動を終了し、市内6か所の教育支援センターがオンライン支援を引き継いだことです。
以下では、一覧表に載っている市内の施設のうち公式サイトで内容を確認できた4か所と、市外になりますが武蔵浦和から武蔵野線で約12分のNIJINアカデミー越谷校を紹介します。
NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。埼玉県内では越谷市にリアル教室があり、武蔵浦和駅から武蔵野線で約12分です。まずはオンラインの無料体験会から。
さいたま市から通えるフリースクール5選(比較一覧)
費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設の公式サイト・電話でご確認ください。
| スクール名 | エリア | 対象 | 形態 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 丘のうえフリースクール | さいたま市見沼区春岡(七里駅 徒歩12分) | 小学生・中学生(高校生は要相談) | グループ/個別/ライトの3コース。認知トレーニング「コグトレ」を導入 | 要問い合わせ |
| フリースクールリエゾン | さいたま市南区別所(武蔵浦和駅 徒歩3分) | 小学生・中学生 | 無学年方式。心理士・カウンセラーが学習とSSTを担当 | 要問い合わせ(無料体験コースあり) |
| デモクラティックスクール さいたま あみゅーず | さいたま市西区中野林 | 4歳〜18歳 | カリキュラム・テスト・評価なし。子どもと大人が対等に運営 | 要問い合わせ |
| アソマナ学園 | さいたま市浦和区常盤 | 小学生・中学生 | オンライン+週1回〜のスクーリングのハイブリッド | 入学金25,000円/授業料 月28,350円+システム利用料 月3,800円 |
| NIJINアカデミー 越谷校 | 越谷市赤山町(東武「越谷駅」徒歩5分) | 小1〜中3 | 週1〜2日のリアル教室+メタバース校舎 | 要問い合わせ |
5校を1校ずつ紹介します
1. フリースクールリエゾン(リエゾンアカデミー)(さいたま市南区別所(JR「武蔵浦和駅」徒歩3分))
運営:フリースクールリエゾン
南区。武蔵浦和駅から徒歩3分で、市内のどこからでも行きやすい立地です。
JR武蔵浦和駅から徒歩3分という、さいたま市内でも屈指のアクセスの良さを持つフリースクールです。武蔵野線と埼京線が交わる駅なので、南区だけでなく市内の広い範囲、さらに戸田・蕨・川口方面からも通えます。
「脳科学をベースにした次世代型フリースクール」を掲げていて、無学年方式で一人ひとりに合わせて進めます。心理士やカウンセラーが在籍し、学習支援とソーシャルスキルトレーニング(SST)の両方を担当します。ワーキングメモリーを鍛えるプログラムに力を入れているのが特徴です。
通い方は週1回からのスクーリング。英会話や運動のプログラムもあります。学校と連携して出席扱いになると公式サイトに記載がありますが、最終的な判断は在籍校の校長が行うので、学校にも確認してください。無料体験コースがあるので、まず一度試せます。
- 所在地:さいたま市南区別所6-6-8 D2
- 最寄り:JR「武蔵浦和駅」から徒歩3分
- 対象:小学生・中学生
- 形態:週1回からのスクーリング。無学年方式・個別対応
- 体制:心理士・カウンセラーが在籍。学習支援+ソーシャルスキルトレーニング
- 費用:要問い合わせ(無料体験コースあり)
- 備考:さいたま市が公表する「不登校の児童生徒を支援するフリースクール等一覧表」に掲載
出典:フリースクールリエゾン リエゾンアカデミー 公式サイト(2026年9月9日確認)
2. 丘のうえフリースクール(さいたま市見沼区春岡(東武アーバンパークライン「七里駅」徒歩12分))
運営:丘のうえフリースクール(代表:丹愛子)
見沼区。公認心理師の代表が運営する小規模な場所です。
さいたま市見沼区春岡の「すばこ」という建物にある、小さなフリースクールです。東武アーバンパークライン(東武野田線)七里駅から徒歩12分。代表の丹愛子さんは公認心理師の資格と中学・高校の英語教員免許を持っています。
コースはグループ・個別・ライトの3つ。認知トレーニング「コグトレ」を取り入れていて、勉強そのものの前に、見る・聞く・想像するといった土台の力を整えるところから始められます。
公式サイトが掲げているのは「生徒さんの『こころ』をなによりも大切に」という方針です。不登校からの進路相談や、通信制高校の受験対策にも対応しています。規模が小さいぶん、ひとりずつに時間をかけてもらえるのが強みです。
- 所在地:さいたま市見沼区春岡1-25-1「すばこ」
- 最寄り:東武アーバンパークライン「七里駅」から徒歩12分
- 対象:小学生・中学生(高校生は要相談)
- コース:グループコース/個別コース/ライトコース
- 費用:要問い合わせ
- 備考:さいたま市が公表する「不登校の児童生徒を支援するフリースクール等一覧表」に掲載
出典:丘のうえフリースクール 公式サイト(2026年9月9日確認)
3. アソマナ学園(アソマナオンラインフリースクール)(さいたま市浦和区常盤)
運営:特定非営利活動法人アソマナ
浦和区。平日はオンライン、週1回から対面という組み合わせ方です。
さいたま市浦和区常盤にあるNPO法人が運営する、オンラインとリアルを組み合わせたフリースクールです。発達障害や不登校の支援に特化しているのが特徴です。
平日はオンラインで、専属コーチが一人ひとりに付きます。学習は無学年方式。これに加えて週1回からのスクーリングがあり、ダンス、自然体験、地域探検といった対面の活動に参加できます。グループでのプロジェクトを通して、人とのかかわり方も練習します。
費用は入学金25,000円、授業料が月28,350円、システム利用料が月3,800円と公表されています。金額がはっきり出ているので、家計の計画が立てやすいのは安心材料です。学校と連携して計画的に学習指導を行うことで出席日数として扱われる、と案内されていますが、判断するのは在籍校です。
- 所在地:さいたま市浦和区常盤9-17-1
- 対象:小学生・中学生
- 形態:平日オンライン(専属コーチ・無学年方式)+週1回〜のスクーリング
- 費用:入学金25,000円/授業料 月28,350円/システム利用料 月3,800円
- 運営:特定非営利活動法人アソマナ
- 備考:さいたま市が公表する「不登校の児童生徒を支援するフリースクール等一覧表」に掲載
出典:アソマナオンラインフリースクール 公式サイト(2026年9月9日確認)
4. デモクラティックスクール さいたま あみゅーず(さいたま市西区中野林)
運営:デモクラティックスクールさいたまあみゅーず
西区。カリキュラムもテストもない、考え方がはっきり違うタイプです。
さいたま市西区中野林にある、サドベリー型(デモクラティックスクール)の学び場です。4歳から18歳までが対象で、一般的なフリースクールとは考え方がはっきり違います。
カリキュラムがなく、テストも評価もありません。何をするかは子ども自身が決めます。予算の使い道やルールづくりも、子どもと大人が1人1票の対等な立場で話し合って決めます。「学び=遊び=生きること」という捉え方が土台にあります。
この形が合うかどうかは、はっきり分かれます。「学校の勉強に戻る道筋をつけたい」という目的なら、ほかの選択肢のほうが合うかもしれません。逆に「まず自分で決める経験を取り戻したい」という段階なら、強い選択肢になります。まずは見学して、場の空気を見てから判断してください。
- 所在地:さいたま市西区中野林799-4
- 対象:4歳〜18歳
- 形態:デモクラティックスクール(サドベリー型)。カリキュラム・テスト・評価なし
- 運営:子どもと大人が対等に参加するミーティングで運営
- 費用:要問い合わせ
- 備考:さいたま市が公表する「不登校の児童生徒を支援するフリースクール等一覧表」に掲載
出典:さいたま市「不登校の児童生徒を支援するフリースクール等一覧表」(PDF)(2026年9月9日確認)
5. NIJINアカデミー 越谷校(越谷市赤山町(越谷駅 徒歩5分))
運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)
市外ですが、武蔵浦和駅から武蔵野線で南越谷駅まで約12分。週4日のメタバース校舎と組み合わせる形なので、リアル教室に行くのは週1〜2日です。
東武スカイツリーライン「越谷駅」から徒歩5分にある、株式会社NIJINのリアル教室です。開校は火曜・木曜の10:00〜15:00(18:00までの延長預かりあり)と、中学生限定の水曜9:00〜14:00。週1コースと週2コースがあり、定員は火・木が8名、水が4名です。
公式ページには「学校へ戻すこと」をゴールにはしていない、と書かれています。一人ひとりの「やってみたい」を出発点に、外へ出て季節を感じたり、料理をしたり、イベントを企画したり、地域の人と関わったり——という活動を通して、小さな成功体験を積み重ねていく方針です。教室長だけでなく、地域の大人がゲストティーチャーとして関わるのも特徴です。
行き渋り・五月雨登校、感覚過敏やHSPなどの繊細さ、発達障害、場面緘黙といった状態のお子さんを想定していることが公式ページに明記されています。埼玉県教育委員会が公表している民間活動団体・施設の一覧にも掲載されています。


- 開校場所:埼玉県越谷市赤山町1-147 マリフラット2(東武スカイツリーライン「越谷駅」から徒歩5分)
- 開校日:火曜・木曜 10:00〜15:00(18:00まで延長預かりあり)/水曜 9:00〜14:00(中学生対象)
- 対象:小学1年生〜中学3年生
- 定員:火・木 8名/水 4名
- 費用:公式ページに料金表の掲載がないため、要問い合わせ
- 連絡先:nijin.academy.koshigaya@gmail.com
出典:NIJINアカデミー 越谷校 公式ページ(2026年9月9日確認)
その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください
さいたま市には、無料で使える教育支援センターが6か所あります。北「はばたき」(048-661-0050)、堀崎「ステップ」(048-688-1414)、あいぱれっと「あおぞら」(048-711-5433)、岸町「はぐくみ」(048-838-8686)、美園「かけはし」(048-711-7215)、岩槻「たいよう」(048-790-0227)。月〜金曜の9:00〜17:00(祝休日・年末年始を除く)で、費用はかかりません。
2026年(令和8年)4月には、学びの多様化学校「さいたま市立いろどり学園 小学部・中学部」が開校しました。本校はさいたま市立教育研究所の一部に置かれ、市内6か所の教育相談室の一室をキャンパスとして使います。対象は「市内在住の原則学校を30日以上欠席している、もしくはしていた児童生徒」。転入学の申請は時期が決まっているので、総合教育相談室(048-711-5495)に確認してください。
💡 なお、不登校等児童生徒支援センター(Growth)は令和7年度をもって活動を終了しました。今後は市内6か所の教育支援センターがオンライン支援を導入する方針が示されています。古い記事にGrowthの案内が残っていることがあるので、注意してください。さいたま市は「指導要録上の出席扱い」のガイドラインも公表しているので、出席扱いを考えるならそちらも先に読んでおくと話が早いです。
見学で確認したいこと
一覧表に載っていることと、お子さんに合うかどうかは別の話です。見学のときは、次の5点を確認してみてください。
- 在籍校の出席扱いを目指す場合、学校とどう連携してくれるか(連絡の頻度・報告の形)
- 1日の流れと、参加しない選択ができるかどうか
- スタッフの人数と、子ども何人につき何人が見るか
- 月謝のほかにかかるお金(教材費・材料費・遠足費・入会金)
- 見学だけ・体験だけで終わってもいいか、その後の連絡の取り方
よくある質問
まとめ
さいたま市は、市が「実際に子どもが通っている施設」の一覧を公表しているぶん、探し始めやすい街です。見沼区・南区・西区・浦和区に選択肢があり、武蔵浦和駅徒歩3分の場所から、カリキュラムもテストもないデモクラティックスクールまで、性格はかなり違います。
2026年は制度の面でも変わり目でした。学びの多様化学校「いろどり学園」が開校し、Growthは終了して6か所の教育支援センターに引き継がれています。無料で使えるこれらの選択肢を先に確認したうえで、民間施設を1〜2か所見学する。この順番で進めれば、費用の面でも安心です。
出席扱いになるかどうかは、どの施設でも在籍校の判断です。さいたま市はガイドラインを公表しているので、通う場所を決める前に学校と一緒に読んでおいてください。


