- ⚠️ 宇部市の補助は「宇部市内居住」が要件で、山口市民は対象外であること
- 山口市の教育支援センター「あすなろ教室」2か所と、公式に書かれた出席日数の扱い
- 入会金0円・利用した回数だけ後払いの施設と、「山口県初の出席認定」を掲げる施設
- 近くに合う場所がないときの3つ目の選択肢と、オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
掲載しているのは、山口市・山口県・宇部市の公式サイトおよび各施設の公式サイトで実在を確認できた場所だけです(2026年9月12日確認)。掲載は推薦や保証ではありません。NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。その前提でお読みください。費用や開設日は変わることがあるので、最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。
隣の宇部市には補助があります。ただし山口市民は使えません
山口市でフリースクールを検討するとき、費用について最初に正しておきたいことがあります。
「宇部市フリースクール等利用支援補助金」は実在します。しかも補助対象者は保護者です(「不登校児童生徒の保護者に対して…交付」と明記)。要件は、過去1年間におおむね30日以上非登校であること、原則週1回以上通所していること、宇部市内居住であること、情報提供に承諾すること、他の公的補助と重複受給していないこと。
⚠️ 問題は3つ目です。「宇部市内居住」が要件なので、山口市にお住まいの方は対象外になります。宇部市の認定施設に通っても、山口市民であれば補助は受けられません。まとめサイトで「山口県には補助がある」と書かれているのを見て予算を立てると、あとで崩れます。窓口は宇部市教育委員会事務局 教育支援課(0836-34-8630)ですが、⚠️ 上限額・補助率・申請期間は当該ページに記載がなく、交付要綱を参照するとされています。
⚠️ そして山口市独自のフリースクール利用料補助は、市の公式サイト上では確認できませんでした(市の「助成・手当など」一覧は児童手当・医療費助成等のみで、不登校関連の記載はありません)。そのぶん、この記事では入会金0円・回数に応じた後払いの施設など、始めるときの負担が小さい選択肢を軸に並べています。
山口市から通えるフリースクール5選(比較一覧)
費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設の公式サイト・電話でご確認ください。
| スクール名 | エリア | 対象 | 形態 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| フリースクールyou | 山口市内(⚠️ 番地は公式サイトに記載なし) | 小学生〜中学生(小2〜中3の事例記載) | 時間割 10:40〜15:00(開所曜日の記載なし) | 入会金0円/利用回数に応じた後払い 1〜4回 7,700円(税込)〜13〜16回 22,000円(税込) |
| ネムハイスクール学習センター | 〒754-0014 山口県山口市小郡高砂町3-24 伸光ビル2F | 公式サイトに学年の記載なし | 公式サイトに曜日・時間の記載なし | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) |
| Happy Education | 山口県山口市徳地船路575-4 | 公式サイトに学年の記載なし | 毎週 月・水・土 13:00〜17:00 | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) |
| もう一つの学校 おかむら塾 | 宇部市内(⚠️ 番地は公式サイトに記載なし) | 公式サイトに学年の記載なし | 公式サイトに曜日・時間の記載なし | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) |
| NIJINアカデミー メタバース校舎 | オンライン(自宅から) | 小1〜中3(就学前も入学可/高校段階は別組織) | 平日毎日開校。月100コマ以上の授業から選んで受講 | 月25,443円(税込)/入学金33,000円 |
5校を1校ずつ紹介します
1. フリースクールyou(山口市・学習塾セカンドスタディーの施設を利用)
運営:フリースクールyou(運営法人の記載なし)
入会金0円、行った回数だけの後払い。通えない月があっても費用で痛みません。
入会金が0円で、しかも利用した回数に応じた後払いです。1〜4回なら7,700円、13〜16回でも22,000円(いずれも税込)。この記事の中で、始めるときの金銭的なリスクが最も小さい形になっています。
後払いという点が実務的に大きい。多くのフリースクールは月額を先に払うので、体調の波で通えない月があると「払ったのに行けなかった」という後悔が積み重なります。ここは行った分だけなので、通えない時期があっても費用の面では痛みません。
出席扱いについては「多くの小学校や中学校と連携」して出席扱いが可能と記載されています。学習塾セカンドスタディーの施設を使っていて、塾の成績アップ指導のノウハウを活用し、心理カウンセラー資格を持つ塾長が支援する形。5教科に対応しています。時間割は10時40分から15時。⚠️ 番地レベルの所在地と開所曜日は公式サイトに記載がありません。080-1563-0027(受付10:30〜15:00)で確認してください。
- 所在地:山口市内(⚠️ 番地は公式サイトに記載なし。要確認)
- 対象:小学生〜中学生(小2〜中3の事例記載)
- 時間割:10:40〜15:00(開所曜日の記載なし)
- 費用:入会金0円/利用回数に応じた後払い。1〜4回 7,700円(税込)〜13〜16回 22,000円(税込)
- 特徴:学習塾セカンドスタディーの施設を利用。塾の成績アップ指導ノウハウを活用。心理カウンセラー資格を持つ塾長が支援。5教科対応
- 出席扱い:「多くの小学校や中学校と連携」して出席扱いが可能と記載
- 問い合わせ:080-1563-0027(受付10:30〜15:00)
出典:フリースクールyou 公式サイト(2026年9月12日確認)
2. ネムハイスクール学習センター(山口市小郡高砂町)
運営:ネムハイスクール学習センター(運営法人の記載なし)
「山口県初の出席認定されたフリースクール」と掲げています。小郡高砂町。
公式サイトに「山口県初の出席認定されたフリースクール」と記載されています。出席扱いを希望する場合、県内で最も早くその実務を経験した施設ということになります。学校との交渉がどう進むかは前例の有無で大きく変わるので、まず相談してみる価値があります。
性格が少し特殊で、フリースクール型の放課後等デイサービス・児童発達支援として運営されています。発達特性のある子への支援が制度的に組み込まれているということです。SST(ソーシャルスキルトレーニング)、個別支援、体験活動に加えて、パソコン・プログラミング学習があります。
📌 放課後等デイサービスは受給者証が必要になる仕組みなので、利用の前提が一般のフリースクールとは違う可能性があります。⚠️ 対象学年・開所曜日・時間・費用はいずれも公式サイトに記載がないため、083-976-1125(平日10:00〜17:00)で、利用の条件を含めてまとめて確認してください。
- 所在地:〒754-0014 山口県山口市小郡高砂町3-24 伸光ビル2F
- 特徴:フリースクール型の放課後等デイサービス・児童発達支援。パソコン・プログラミング学習、SST・個別支援・体験活動
- 出席扱い:「山口県初の出席認定されたフリースクール」と記載
- 対象学年:公式サイトに記載なし(要確認)
- 開所曜日・時間:公式サイトに記載なし(要確認)
- 費用:公式サイトに記載なし(要確認)
- 問い合わせ:083-976-1125(平日10:00〜17:00)
出典:ネムハイスクール学習センター 公式サイト(2026年9月12日確認)
3. Happy Education(山口市徳地船路)
運営:一般社団法人 Happy Education(代表 村上忍)
土曜が開いています。保護者向けの茶話会・個別相談も正式な事業です。
土曜日が開いているのは、この記事の中でここだけです。平日は動けなくても週末なら、という段階の子には、それだけで候補に入ります。開いているのは月・水・土の13時から17時。午後だけなので、朝が壁になっている場合にも合わせられます。
活動は3つの柱で構成されています。フリースクール事業、保護者サポート(茶話会・個別相談)、そして社会啓発事業。📌 保護者サポートが正式な事業として置かれている点に注目してください。不登校の初期にいちばん消耗するのは保護者であることが多く、同じ状況の人と話せる茶話会があるかどうかで、家庭の空気がかなり変わります。
場所は山口市徳地の船路。市の中心部からは離れていますが、自然の中の環境です。⚠️ 対象学年・費用・出席扱いについては公式サイトに記載がありません。090-4579-1368で確認してください。
- 所在地:山口県山口市徳地船路575-4
- 開所日時:毎週 月・水・土 13:00〜17:00
- 事業:フリースクール事業/保護者サポート(茶話会・個別相談)/社会啓発事業
- 対象学年:公式サイトに記載なし(要確認)
- 費用:公式サイトに記載なし(要確認)
- 出席扱い:公式サイトに記載なし(要確認)
- 問い合わせ:090-4579-1368
出典:一般社団法人 Happy Education 公式サイト(2026年9月12日確認)
4. もう一つの学校 おかむら塾(宇部市・山口市の隣)
運営:一般社団法人 未来でつくる
隣の宇部市。「通塾した日は出席扱いになります」と断定的に書いています。
出席扱いについて、この記事の中で最も断定的に書いています。「『おかむら塾』に通塾した日は、在籍校の出席扱いになります」。「なる場合があります」ではなく「なります」という書き方は、実務が確立していないとできません。
もう一つ重要な記載があります。「補助金の対象となる施設として認定されており、児童生徒の保護者に対して補助金が交付されます」。これは宇部市の「宇部市フリースクール等利用支援補助金」の認定施設であるという意味で、受け取るのは保護者です。⚠️ ただしこの補助には「宇部市内居住」の要件があるため、山口市にお住まいの場合は対象外になります。ここは誤解しやすいので、はっきり書いておきます。
活動は自然体験・プロジェクト学習、創作活動、グローバル体験活動の3本柱です。場所は宇部市なので、山口市南部(小郡方面)にお住まいなら検討の余地があります。⚠️ 番地・対象学年・開所曜日・時間・費用はいずれも公式サイトに記載がないため、0836-41-8204で確認してください。
- 所在地:宇部市内(⚠️ 番地は公式サイトに記載なし。山口市の隣)
- 活動:自然体験・プロジェクト学習/創作活動/グローバル体験活動
- 出席扱い:「『おかむら塾』に通塾した日は、在籍校の出席扱いになります」と公式に明記
- 補助金:宇部市フリースクール等利用支援補助金の認定施設。補助を受け取るのは保護者。⚠️ ただし宇部市内居住が要件のため山口市民は対象外
- 対象学年・開所曜日・時間・費用:公式サイトに記載なし(要確認)
- 問い合わせ:0836-41-8204
出典:もう一つの学校「おかむら塾」公式サイト(2026年9月12日確認)
5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)
運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)
家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。
ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、山口市のどこに住んでいても条件は変わりません。
メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。
費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。
- 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
- 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
- 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
- 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
- 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
- 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
- サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
- 体験:オンラインの無料体験会あり
出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月12日確認)
その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください
山口市の教育支援センターは「あすなろ教室」で、2か所あります。あすなろ第1教室=山口市小郡平砂町4-1/083-973-6257、あすなろ第2教室=山口市旭通り二丁目6-11/083-932-3084。対象は市の言葉で「いろいろな理由で学校へは行けないけれど、少しは外に出られる子どもたち」。内容は午前は学習、午後は体験活動と運動です。
📌 出席の扱いについて、市が明確に書いています。「教室へ通った日数は在籍する学校での出席日数として数えられます。」「なる場合があります」ではなく言い切っている点が大きい。民間施設だと出席扱いの交渉から始めることになりますが、ここではその心配がありません。申込は在籍校または教育相談室を通じて行います。⚠️ 開設曜日・時間・費用・対象学年は市の公式ページに記載がないため、上記の番号で確認してください。
相談の窓口は山口市教育相談室です。山口市亀山町2番1号(市役所本庁舎2階)、電話083-922-3749。受付は9時から16時(水・土・日・祝を除く)。いじめ・不登校ほか学校生活の悩み、養育相談に対応しています。
⚠️ 最後に、確認できなかったことも書いておきます。山口市・山口県とも、民間フリースクールの一覧は公表していません(県の「児童生徒支援・不登校対応」ページは校内ケース会議・スクールソーシャルワーカー活用等の資料が中心です)。公設フリースクールとオンライン・メタバース支援事業についても、公式ページ上では確認できませんでした。学びの多様化学校は山口県内に1校ありますが、下関市立文洋中学校 関西分校(令和8年指定)で、山口市内には設置されていません。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。
そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。山口市独自の補助は確認できず、隣の宇部市の補助も市内居住が要件で山口市民は使えません。フリースクールの数と性格は地域によって大きく違い、都市部と同じ前提で探すと必ず行き詰まります。
そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。
オンラインが向いているのは、こういうときです
- 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
- 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
- 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
- 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
- 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい
とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。
オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと
ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。
- ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
- ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
- ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
- ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します
③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。
⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。山口市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。
見学で聞いておきたいこと
見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。書いていないことを聞いてください。
- 今日みたいに気持ちが不安定な日に、途中で帰ることはできますか
- 在籍校への出席報告は、誰がどの頻度で行っていますか
- うちの子と年齢の近い子は、今何人くらい来ていますか
- 学習は何をどこまで見てもらえますか。教科の指導はありますか
- 見学から実際に通い始めるまで、どのくらいかかりますか
- 合わなかったときに、途中でやめる手続きと費用はどうなりますか
よくある質問
まとめ
山口市でフリースクールを検討するときは、まず費用の事実関係を押さえてください。山口市独自の補助は確認できず、隣の宇部市の補助は「宇部市内居住」が要件なので山口市民は使えません。まとめサイトの「山口県には補助がある」という記述には注意が必要です。
そのうえで、公的な「あすなろ教室」(第1=小郡平砂町、第2=旭通り)は、通った日が出席日数として数えられると市が明記しています。民間では、入会金0円で回数後払いのフリースクールyou、「山口県初の出席認定」を掲げるネムハイスクール、土曜も開いていて保護者サポートもあるHappy Education、出席扱いを断定的に書く宇部市のおかむら塾。
そして、どれも難しいと感じたなら、それは探し方の問題ではありません。開いている日数、参加のしかたの自由度、出席扱いの実績、学校とのやりとりを誰がやるのか。この4つを最初に聞いておけば、選び方を大きく間違えることはありません。


