「通信制高校に興味はあるけれど、結局どこに通えばいいのか分からない」。そんな保護者・本人に向けて、岐阜駅(JR岐阜駅・名鉄岐阜駅)から通える通信制高校・サポート校を9校ご紹介します。先にお伝えしておくと、9校のうち8校は、学校の案内で岐阜駅から徒歩10分以内です。しかも、そのうち5校は徒歩3分以内に集まっています。駅からの徒歩分数を公式サイトで案内しているのは、おおぞら高等学院、鹿島朝日高等学校の連携キャンパス、トライ式高等学院、岐阜みずほ高等学院(運営団体のサイト)の4校で、残る駅徒歩圏の4校の徒歩分数は学校紹介サイトの掲載に基づく第三者情報です。残る1校は、西鶉にある岐阜県立華陽フロンティア高等学校で、岐阜駅からは歩く距離ではなく、岐阜バスで向かう形になるため、「岐阜駅から離れた校舎」として最後に並べました。にじいろには岐阜県のおすすめ通信制高校5選の記事がありますが、そちらは県内の5校の紹介で、この記事は岐阜駅を起点に、駅の徒歩圏の校舎と離れた校舎を分けて距離順に比べる点が違います。あわせて、通信制高校とサポート校の違い、学費の仕組み、見学時に確認すべきポイントまで、岐阜という立地ならではの視点でまとめました。
1. 岐阜で探す前に知っておきたい基礎知識
そもそも「通信制高校」と「サポート校」は何が違うのか
岐阜エリアで学校を探し始めると、すぐに気づくのが「通信制高校」と「サポート校」という2つの言葉が混在していることです。通信制高校は、卒業に必要な単位を認定できる「学校」そのものです。一方でサポート校は、通信制高校に在籍する生徒の学習をサポートする民間の教育施設であり、サポート校単体では高校卒業資格を取得できません。つまり、サポート校に通う場合は、別途いずれかの通信制高校に籍を置く「ダブルスクール」の形になります。この違いを理解しないまま見学に行くと、「ここに通えば卒業できる」と思っていた施設が実はサポート校で、卒業のためには別の学校への入学手続きが必要だった、という行き違いが起こりがちです。岐阜駅の周辺のように、校舎が近い場所に集まっているエリアでは特に、まず目の前の施設が「通信制高校本体」なのか「サポート校」なのかを最初に確認することが、学校選びの出発点になります。
単位制と学年制の違いも、あわせて押さえておく
通信制高校の多くは「単位制」を採用しています。学年という区切りがなく、決められた科目の単位を積み重ねていけば卒業できる仕組みで、全日制高校の「学年制」とは大きく考え方が異なります。たとえば体調を崩して一時的に通学頻度を落としても、単位制であれば留年という概念がないため、本人のペースで学び直しがしやすいという特徴があります。一方で、「卒業までに何単位必要で、今どこまで取得できているか」を自分で把握しておく必要があるため、学校側の担任・コーディネーターとこまめに進捗を確認する姿勢も欠かせません。岐阜のキャンパスを比較する際は、この進捗管理をどこまで学校側がサポートしてくれるかも、重要な比較軸になります。
レポート・スクーリング・テストという3本柱
通信制高校で単位を取得するためには、基本的に①レポート(添削課題)の提出、②スクーリング(面接指導)への出席、③単位認定試験の合格という3つをクリアする必要があります。岐阜駅周辺や市内中心部のキャンパス・学習センターは、主にこのスクーリングの機会やレポート作成のサポートを提供する場所です。校舎によってスクーリングの頻度や、オンラインでの代替可否が異なるため、「週に何回、何時間、岐阜駅の周辺に通う必要があるのか」を具体的な数字で確認しておくと、入学後の生活リズムをイメージしやすくなります。
岐阜駅が通学先として選びやすい理由と、知っておきたい注意点
岐阜駅は、岐阜県岐阜市にあるJR東海道本線・高山本線の駅で、すぐそばに名鉄岐阜駅(名鉄名古屋本線・名鉄各務原線)があります。駅の周辺にはバス乗り場もあり、市内の各方面へ岐阜バスなどで向かえる点が、通学の起点として選びやすい理由です。この記事では「岐阜駅」をJR岐阜駅と名鉄岐阜駅の駅前エリアとして扱い、徒歩分数は学校の案内にあわせて、どちらの駅からかを書き分けています。ただし、この記事で掲載する9校のうち、岐阜駅から歩いて通えるのは、学校の案内で徒歩10分以内の8校です。残る1校は、西鶉(岐阜県立華陽フロンティア高等学校)にあり、バス停からの徒歩分数で案内されています。なお、バスの所要時間や運賃は、バス会社の案内でご確認ください。東海エリアの通信制高校・サポート校は、愛知県側にお住まいなら名古屋駅、岐阜県側にお住まいなら岐阜駅と、住んでいる側の駅で分けて探すのが現実的です(名古屋駅は別の駅記事で校舎を比べています。N高等学校など同じブランド名の学校でも、校舎は別です)。週1〜数回の通学型コースを選ぶ場合は、「自宅からの所要時間」と「岐阜駅から歩くのか、バスで向かうのか」を、カリキュラムの内容と同じくらい重視して比較したいポイントです。
2. 岐阜駅から通える9校を、距離順に紹介
ここでは、岐阜駅から通う前提で選べる通信制高校本体・サポート校のうち、所在地と最寄りの案内が学校の公式サイト、または学校紹介サイトに載っている9校を紹介します。岐阜市は広く、柳津町・細畑・南殿町といった駅から離れたエリアにも学校がありますが、この記事は岐阜駅からの通いやすさで並べることを目的にしています。岐阜県全体から学校を探したい方は、岐阜県のおすすめ通信制高校5選の記事もあわせてご覧ください。順番は、まず岐阜駅から歩ける校舎を徒歩分数の短い順に、最後に岐阜駅から離れた校舎を並べています。徒歩時間は、学校の公式サイトに記載があるものは「公式」、学校紹介サイトの掲載を参照したものは「第三者情報」と区別して書いています。9校の所在地は、いずれも岐阜市内です。通信制高校本体かサポート校かという違いも併記しているので、まず自分がどちらを探しているのかを確認しながら読み進めてください。
1. おおぞら高等学院 岐阜キャンパス(JR岐阜駅 加納口から徒歩1分/公式)
屋久島おおぞら高等学校のサポート校として運営される、おおぞら高等学院の岐阜キャンパスです(所在地は岐阜市加納清水町3-8-1、日本泉ビル3階/公式サイトの表記)。公式サイトでは、JR岐阜駅の加納口(南口)から徒歩1分と案内されており、今回の9校の中でも駅に最も近い校舎のひとつです。公式サイトで「屋久島おおぞら高等学校のサポート校」と案内されているため、卒業資格は屋久島おおぞら高等学校から取得する形になり、その学費も別途かかります。通う頻度やコースは、見学時に確認してください。
2. 鹿島朝日高等学校 連携 岐阜キャンパス(名鉄岐阜駅から徒歩1分/公式)
通信制高校の鹿島朝日高等学校(通信制課程)の連携キャンパスです(所在地は岐阜市長住町2-15-3、1階/公式サイトの表記)。公式サイトでは、名鉄岐阜駅から徒歩1分と案内されています。校名のとおり鹿島朝日高等学校に在籍して卒業を目指す形が基本ですが、公式サイトでは「通信制高校・サポート校」と紹介されているため、キャンパス側の費用の有無や通い方は、見学時に確認してください。次のトライ式高等学院、5番目の岐阜みずほ高等学院と同じ長住町のあたりにあるので、見学の予約時には訪問先を取り違えないようにしましょう。
3. トライ式高等学院 岐阜駅前キャンパス(名鉄岐阜駅から徒歩約1分/公式)
個別指導で知られるトライグループが運営する高等学院です(所在地は岐阜市長住町2丁目7番地、アーバンフロントビル2階/公式サイトの表記)。公式サイトでは、名鉄岐阜駅から徒歩約1分、JR岐阜駅の長良口から徒歩約5分と案内されています。学校紹介サイトではサポート校として掲載されており、サポート校にあたる場合、卒業資格は連携する通信制高校から取得する形になり、その学費も別途かかります。公式サイトのキャンパスページには提携先の高校名が書かれていないため、どの高校に在籍する形になるかは、見学時に確認してください。
4. 岐阜みずほ高等学院(代々木高校岐阜駅前教室)(名鉄岐阜駅から徒歩2分/公式)
代々木高校の提携校として案内されている学びの場で、NPO法人の瑞穂学習支援会が運営しています(所在地は岐阜市長住町1丁目19、ハヤシビル1階/運営団体のサイトの表記)。運営団体のサイトでは、名鉄岐阜駅から徒歩2分と案内され、別の紹介サイトではJR・名鉄岐阜駅から徒歩3分とされています。学校紹介サイトによって「サポート校」と「通信制高校」の区分が分かれているため、卒業資格をどの高校から取得する形になるのか、学費が在籍校の分も別にかかるのかは、見学時に必ず確認してください。
5. N高等学校・S高等学校・R高等学校 岐阜キャンパス(名鉄岐阜駅から徒歩2分、JR岐阜駅から徒歩3分/第三者情報)
N高等学校・S高等学校・R高等学校は、ネットの高校として知られる通信制高校本体で、岐阜キャンパスは通学型のキャンパスです(所在地は岐阜市神田町9-20、G-Front3階/学校紹介サイトの表記)。学校紹介サイトでは、JR岐阜駅から徒歩3分、名鉄岐阜駅から徒歩2分と案内されています(徒歩分数は第三者情報です)。通信制高校本体にあたるため、サポート校を介さず、この1校に在籍して卒業を目指す形になります。ネットコース、通学コース、オンライン通学コースなど通い方を選べるコースが用意されているため、通学日数は見学時に確認してください。
6. 啓晴高等学校(名鉄岐阜駅から徒歩5分/第三者情報)
岐阜市高砂町2-8に本校を置く通信制高校です(所在地は学校紹介サイトの表記で、岐阜県の通信制高校の一覧にも同じ町名で掲載されています)。学校紹介サイトでは、名鉄岐阜駅から徒歩5分と案内されています(徒歩分数は第三者情報です)。通信制高校本体にあたるため、サポート校を介さず、この1校に在籍して卒業を目指す形になります。県の一覧では普通科と調理の課程が載っているので、学びたい内容に合うかどうかは、見学時に確認してください。
7. クラーク記念国際高等学校 岐阜キャンパス(JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から徒歩約10分/第三者情報)
全国にキャンパスを持つ通信制高校、クラーク記念国際高等学校の岐阜キャンパスです(所在地は岐阜市金岡町5/学校紹介サイトの表記)。学校紹介サイトでは、JR岐阜駅・名鉄岐阜駅のどちらからも徒歩約10分と案内されています(徒歩分数は第三者情報です)。通信制高校のキャンパスにあたるため、サポート校を介さず、この1校に在籍して卒業を目指す形が基本です。通学コースの内容や通う頻度は、見学時に確認してください。
8. ぎふ国際高等学校(JR岐阜駅から徒歩10分、名鉄岐阜駅から徒歩15分/第三者情報)
岐阜市橋本町3-9にある私立の通信制高校です(所在地は学校紹介サイトの表記で、岐阜県の通信制高校の一覧にも同じ町名で掲載されています)。学校紹介サイトでは、JR岐阜駅から徒歩10分、名鉄岐阜駅から徒歩15分と案内されています(徒歩分数は第三者情報です)。単位制の普通科で、通学日数やクラスを選べる「ステップアップ」「チャレンジ」「ベーシック」の3タイプが紹介されています。通信制高校本体にあたるため、サポート校を介さず、この1校に在籍して卒業を目指す形になります。
ここから先の1校は、岐阜駅から離れた校舎です。西鶉のあたりにあり、駅から歩くには距離があるため、岐阜バスなどのバスで向かう形になります。バス停からの徒歩分数で案内されています。
9. 岐阜県立華陽フロンティア高等学校 通信制課程(岐阜バス「鶉ターミナル」から徒歩3分/第三者情報・岐阜駅から離れた校舎)
岐阜県立の高校に置かれた通信制課程です(所在地は岐阜市西鶉6-69/学校紹介サイトの表記。同じ学校に定時制課程もあります)。学校紹介サイトでは、岐阜駅から岐阜バスに乗り、「鶉ターミナル」で降りて徒歩3分と案内され、別の紹介サイトでは「佐波屋敷」「鶉ターミナル」のバス停から徒歩3分とされています(バスの所要時間は案内されておらず、いずれも第三者情報です)。公立の通信制高校本体にあたるため、サポート校を介さず、この1校に在籍して卒業を目指す形になります。民間の通信制高校とは入学の手続きや時期、学費の考え方が異なるため、県の公式の案内で最新の情報を確認してください。
| No. | 学校名 | タイプ | 岐阜駅からのアクセス |
|---|---|---|---|
| 1 | おおぞら高等学院 岐阜キャンパス | サポート校(屋久島おおぞら高等学校のサポート校と公式サイトで案内) | JR岐阜駅 加納口(南口)から徒歩1分(公式) |
| 2 | 鹿島朝日高等学校 連携 岐阜キャンパス | 通信制高校(鹿島朝日高等学校)の連携キャンパス(公式サイトでは「通信制高校・サポート校」と紹介) | 名鉄岐阜駅から徒歩1分(公式) |
| 3 | トライ式高等学院 岐阜駅前キャンパス | サポート校(学校紹介サイトの区分。提携先は公式サイトでご確認ください) | 名鉄岐阜駅から徒歩約1分/JR岐阜駅 長良口から徒歩約5分(公式) |
| 4 | 岐阜みずほ高等学院(代々木高校岐阜駅前教室) | 代々木高校の提携校(紹介サイトにより「サポート校」「通信制高校」と区分が分かれます) | 名鉄岐阜駅から徒歩2分(公式) |
| 5 | N高等学校・S高等学校・R高等学校 岐阜キャンパス | 通信制高校本体のキャンパス | 名鉄岐阜駅から徒歩2分/JR岐阜駅から徒歩3分(第三者情報) |
| 6 | 啓晴高等学校 | 通信制高校(本校) | 名鉄岐阜駅から徒歩5分(第三者情報) |
| 7 | クラーク記念国際高等学校 岐阜キャンパス | 通信制高校のキャンパス | JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から徒歩約10分(第三者情報) |
| 8 | ぎふ国際高等学校 | 通信制高校(本校) | JR岐阜駅から徒歩10分/名鉄岐阜駅から徒歩15分(第三者情報) |
| 9 | 岐阜県立華陽フロンティア高等学校 通信制課程 | 公立の通信制高校 | 岐阜駅から離れた校舎/岐阜バス「鶉ターミナル」から徒歩3分(第三者情報) |
濃い緑=岐阜駅から徒歩3分以内(1-5) / 黄緑=徒歩5分(6) / 茶=徒歩10分前後(7-8) / 赤=岐阜駅から離れた校舎・バスで通う(9)。ピンをタップすると学校名が表示されます。(地図データ:OpenStreetMap)
図:9校それぞれの住所と案内をもとに地図にプロットしたものです。番号は上の表のNo.と対応しています。ピンの位置は住所と徒歩分数・バス停の案内から推定した仮座標で、国土地理院の地図で再測定する予定です。建物の正確な位置とずれる場合があります。黒い点は左がJR岐阜駅、右が名鉄岐阜駅です。赤いピンの校舎は岐阜駅から離れており、駅から歩く距離ではありません。表中の「(公式)」は学校の公式サイト(岐阜みずほ高等学院は運営団体のサイト)、「(第三者情報)」は学校紹介サイトの掲載を参照したもので、公式サイトでは案内されていません。通学を検討する場合は、必ず公式サイトでアクセスをご確認ください。
※今回の対象から外した校舎:柳津町にあるぎふ中央高等学院やぎふ笑顔高等学院、細畑駅の近くにある城南高等学校などは、岐阜駅からの行き方を示す案内が見つからないため掲載していません。岐阜市外の校舎や、岐阜市内の全日制の高校、個別指導塾・予備校も、この記事の対象外です。この記事の情報は、2026年11月時点のものです。
3. 学費の目安と、見落としがちな「ダブルスクール」の仕組み
図:サポート校だけでは卒業できず、必ずどこかの通信制高校に在籍する「ダブルスクール」の形になる(イメージ図)。
通信制高校とサポート校では、学費の考え方が異なります。サポート校の学費は「別途、在籍校の学費がかかる」のが基本です。これは、サポート校に通うだけでは高校卒業資格が得られないため、必ずどこかの通信制高校(在籍校)に入学し、その学費も別途支払う必要があるためです。たとえばおおぞら高等学院やトライ式高等学院のようなサポート校に通う場合は、サポート校の費用に加えて、提携先または選択した通信制高校の学費が重なって発生します。提携先の高校名が公式ページや紹介サイトだけでは分かりにくい施設もあるため、事前の確認が欠かせません。一方、N高等学校・S高等学校・R高等学校、啓晴高等学校、クラーク記念国際高等学校、ぎふ国際高等学校、岐阜県立華陽フロンティア高等学校のように通信制高校のキャンパス・通信制課程に通う場合は、在籍校であるその学校の学費で卒業まで完結するのが基本です。鹿島朝日高等学校の連携キャンパスや、岐阜みずほ高等学院のように提携の形で運営される施設は、費用の分かれ方が施設ごとに異なるため、見学時に確認してください。ただし、コースによって内容や通う頻度が異なるため、いずれの学校も見学時に確認することをおすすめします。
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3年間トータルでいくらかかるのか、事前に試算しておく
見学の段階では、入学金や初年度の学費だけが説明され、2年目以降の金額や教材費、行事費が見えにくいことがあります。「初年度にいくら」ではなく「3年間でいくら」という視点で資料を比較することが、入学後に想定外の出費に驚かないための一番の防御策です。サポート校を検討している場合は、サポート校側の費用と在籍する通信制高校側の費用の両方を合算した金額で試算しましょう。入学金・年間授業料・教材費・行事費・スクーリング時の交通費まで含めて一覧にしておくと、他校との比較が一気にしやすくなります。学校によっては奨学金制度や分割払いに対応しているところもあるため、資金計画に不安がある場合は、見学時に遠慮なく相談することをおすすめします。
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4. 岐阜のキャンパスを選ぶときに比較すべきポイント
登校日数とコースの柔軟さ
通信制高校・サポート校のコースは、週1日の「ゆるやかなペース型」から、ほぼ毎日通う「全日型」まで幅があります。本人の体調や生活リズムに対してコースの負荷が合っているかは、継続して通えるかどうかを左右する最も重要な要素です。見学時には、「今のコースから別のコースへ、年度の途中で変更できるか」もあわせて確認しておくと、入学後にペースを調整しやすくなります。
岐阜駅の徒歩圏か、駅から離れた校舎か
今回の9校のうち、岐阜駅から歩いて通えるのは8校で、残る1校は西鶉のあたりにあります。駅から歩いて通えるという身軽さを取るか、駅から離れた公立の通信制課程という選択肢を取るかが、岐阜での分かれ道です。駅の徒歩圏の8校は、鹿島朝日高等学校の連携キャンパス、トライ式高等学院、啓晴高等学校、岐阜みずほ高等学院が名鉄岐阜駅側からの案内、おおぞら高等学院、ぎふ国際高等学校がJR岐阜駅側からの案内で、N高等学校とクラーク記念国際高等学校はどちらの駅からも通える案内です。鹿島朝日の連携キャンパス、トライ式高等学院、岐阜みずほ高等学院は同じ長住町のあたりにあるため、見学の予約時には、どの校舎に行くのかを取り違えないようにしてください。岐阜駅から離れた1校は、バスで向かう前提になるため、雨の日にも無理なく通えるか、バスの本数や乗り換えが負担にならないかを事前に確認しておくと安心です。バスの所要時間や運賃は岐阜バスなどの案内で、実際の通学路は見学時に歩いて、確かめておくことをおすすめします。
岐阜県内の他の地域から通う場合(各務原・羽島・大垣・関・多治見・可児など)
岐阜市外から通う場合は、お住まいの市町によって使う交通手段が変わります。鉄道ならJRや名鉄で岐阜駅・名鉄岐阜駅に出て、そこから歩くのか、バスに乗り換えるのかを考えることになります。名鉄各務原線を使う場合は、自宅の最寄り駅から名鉄岐阜駅までの乗り継ぎを、乗換案内で試してみてください。市町ごとの学校の選び方は、各務原市の通信制高校や大垣市の通信制高校の記事でも整理しています。いずれの地域も、自宅の最寄り駅や停留所から岐阜駅(または通学先のバス停)までの所要時間は、この記事では案内していません。見学時に実際に通ってみることをおすすめします。岐阜駅の徒歩圏にある校舎は8校あるため、岐阜駅で降りて歩くのか、バスに乗り換えるのかで、通学の負担は大きく変わります。県内の学校の概要は岐阜県のおすすめ通信制高校5選にまとめています。
転入・編入のタイミングと、必要な手続き
すでに他の高校に在籍していて、岐阜エリアの通信制高校・サポート校への転入・編入を考えている場合は、前の学校で取得済みの単位をどこまで引き継げるかが重要な確認事項になります。学校によって、引き継げる単位の範囲や、転入可能な時期(毎月受け付けている学校もあれば、学期の区切りに限定している学校もあります)が異なるため、できるだけ早い段階で複数校に問い合わせておくと、選択肢を狭めずに済みます。在籍していた高校の「在学証明書」「単位修得証明書」などの書類が必要になることが多いため、事前に準備しておくと手続きがスムーズです。
スクールカウンセラーや個別相談の体制
不登校を経験した生徒にとっては、学習面だけでなくメンタル面でのサポート体制も学校選びの重要な軸になります。スクールカウンセラーが常駐している学校、提携する医療機関と連携している学校など、サポートの形は様々です。見学時には「調子が悪い日に、無理に通学させられることはないか」「欠席や遅刻の連絡はどのような仕組みか」といった、日々の運用に関わる質問もしておくと、入学後の安心感につながります。
5. 見学・体験入学で確認しておきたいこと
校舎見学の予約方法とタイミング
多くの通信制高校・サポート校は、随時個別の見学・相談会を受け付けています。公式サイトの申込みフォームか電話での予約が一般的で、特に転入・編入を検討している場合は、学年の区切りに縛られず早めに相談することで、選択肢を広く持てます。転入・編入のタイミングは学校によって対応が異なるため、「今すぐ動きたい」場合ほど早めの問い合わせが重要です。
在校生の声を聞けるタイミングを逃さない
説明会はスタッフからの説明が中心になりがちですが、可能であれば在校生や卒業生の体験談を聞ける機会を探してみてください。通学のリアルな様子や、岐阜という立地での過ごし方は、在校生の言葉からのほうが具体的にイメージしやすいものです。オープンキャンパスや文化祭形式のイベントを開催している学校もあるため、公式サイトやSNSで案内を確認しておくとよいでしょう。
進路サポート体制の確認
大学・専門学校への進学を考えている場合は、進路指導の実績や、サポート体制が自分の志望に合っているかも重要な比較ポイントです。進学サポートに力を入れている学校もあれば、就職支援や資格取得に強みを持つ学校もあります。見学時には「卒業生の進路実績」を具体的に聞いてみることをおすすめします。
6. 岐阜エリアでフリースクールや中学生の進路も検討したい場合
中学生の場合は、まず「学びの場」の選択肢を広く持つ
ここまでは高校生・高校進学を想定した通信制高校・サポート校を中心に紹介しましたが、中学生で学校に行きづらさを感じている場合は、まずフリースクールや教育支援センターといった別の学びの場も選択肢に入ります。通信制高校・サポート校はあくまで「高校段階」の仕組みであり、義務教育段階の中学生がいきなり利用する制度ではありません。中学生本人が学校以外の居場所を必要としている場合は、年齢や発達段階に合った支援機関をまず探すことが優先になります。岐阜市内の小中学生向けの情報は、岐阜市から通えるフリースクール5選|草潤中学校と無料のオンライン「みちる~む」もふまえて【2026年最新】にまとめています。
私立高校への進学も含めて、進路の選択肢を比較する
また、私立高校への進学を検討する場合は、岐阜県内の私立高校の学費もあわせて確認しておくと、進路の選択肢全体を比較しやすくなります。全日制の私立高校、通信制高校本体、サポート校を併用する形など、進路の組み合わせ方は一つではありません。本人の学習スタイルや生活リズム、経済的な事情を踏まえて、複数の選択肢を並べて比較検討することが、納得感のある進路選びにつながります。
保護者が情報収集をするときの心構え
保護者が情報収集をするときの心構え
通信制高校・サポート校の情報は、学校ごとに公式サイトの情報量や更新頻度にばらつきがあります。資料請求や見学の申込みは、本人の気持ちが固まってからでなくても構いません。むしろ保護者が先に情報を集め、選択肢を整理しておくことで、本人が動き出すタイミングで迷わず選べるようになります。焦って1校に絞り込むのではなく、岐阜駅の周辺だけでも複数校を比較しながら、本人のペースに合わせて進めていくことをおすすめします。
まとめ
岐阜駅から通えるのは、駅から徒歩10分以内にある通信制高校・サポート校8校と、西鶉にあってバスで向かう公立の通信制課程1校の、合わせて9校です。まず大切なのは、目の前の施設が「通信制高校のキャンパス」なのか「サポート校」なのかを正しく理解すること。そのうえで、登校日数・学費・進路サポートの3つを軸に比較すれば、本人に合った学びの場が見えてきます。
学費は「初年度いくら」ではなく「3年間でいくら」の視点で、必ず複数校を比較してから決めることをおすすめします。岐阜という立地は、岐阜駅から徒歩3分以内に5校が集まり、校舎の選択肢が多い一方で、駅から離れた校舎にはバスで向かうという特徴があります。本人の体力や性格に合わせて、歩いて通う身軽さと、公立の通信制課程のような別の選択肢のどちらを重視するかを、見学の際にしっかり確かめてください。また、公式サイトなどで徒歩分数を案内しているのはおおぞら高等学院、鹿島朝日高等学校の連携キャンパス、トライ式高等学院、岐阜みずほ高等学院の4校だけで、残る5校の徒歩分数や最寄りのバス停は学校紹介サイトの掲載に基づく第三者情報のため、住所と最寄りの駅・バス停からの距離は必ず公式サイトで確認しましょう。
通信制高校・サポート校選びに「正解」はひとつではありません。登校日数、学費、進学サポート、メンタル面のケア体制など、重視するポイントは家庭によって異なります。今回紹介した9校はあくまで比較の出発点として、ぜひ実際に見学に足を運び、本人の目で雰囲気を確かめたうえで、最終的な決断をしていただければと思います。
なお、この記事の情報は2026年11月時点のものです。岐阜駅からの徒歩分数を公式サイトなどで案内しているのは4校で、残る5校は学校紹介サイトの掲載に基づいています。校舎の移転や新設は今後もありえますので、最初の選択に時間をかけすぎず、まずは気になった学校の見学や問い合わせから始めてみてください。
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