- 校内教育支援センターの正式な呼称と、別の呼ばれ方
- 全国の設置校数と設置率(令和6年7月時点)
- そこで過ごした日の出席の扱い
- 学校の外にある教育支援センターとの違い
- 在籍校に確認するときの聞き方
校内教育支援センターとは
校内教育支援センターは、在籍する学校の中に置かれる、教室以外の居場所と学びの場です。制度としての位置づけがはっきりしたのは、2023年3月のCOCOLOプランからです。プランには、こう書かれています。
「自分のクラスに入りづらい児童生徒が、落ち着いた空間の中で自分に合ったペースで学習・生活できる環境を学校内に設置します。」
文部科学省の別の資料では、使い方をこう説明しています。
「学校には行けるが自分のクラスに入りづらい時や、気持ちを落ち着かせてリラックスしたい時に利用するなど、緩やかに学校復帰や在籍学級に復帰する場として活用できる」
つまり、勉強する部屋としてだけでなく、落ち着くための場所としての使い方も想定されているということです。
呼び方が自治体ごとに違う
同じものを指していても、名前は地域によって変わります。学校からの案内で次のような言葉が出てきたら、校内教育支援センターのことだと考えてよい場合がほとんどです。
- スペシャルサポートルーム(SSR)
- 校内フリースクール
- ステップルーム/チャレンジルーム/ふれあいルーム
- 校内適応指導教室
名前が違うだけで中身が同じとはかぎらないので、実際にどう運営されているかは在籍校に確認してください。
どのくらい設置されているか
| 区分 | 設置校数 |
|---|---|
| 小学校 | 6,643校 |
| 中学校 | 6,069校 |
| 合計 | 12,712校(全国設置率46.1%) |
令和6年7月現在の数字です(文部科学省 中央教育審議会資料)。半分以上の学校にはまだありません。お子さんの学校にあるとはかぎらない、という前提で確認してください。
出席はどう扱われるか
文部科学省の資料(令和7年4月10日 教育課程企画特別部会)では、校内教育支援センターでの学習は「出席」として整理されています。学校の中にある施設なので、フリースクールのように校長の個別判断を要するものとは位置づけが異なります。
ただし、成績や評定をどう付けるかについては、今回調べた範囲では文部科学省の資料に明確な記載を確認できませんでした。ここは学校ごとの運用になっている可能性が高いところです。在籍校に直接確認することをおすすめします。
学校の外の教育支援センターとの違い
| 校内教育支援センター | 教育支援センター(適応指導教室) | |
|---|---|---|
| 場所 | 在籍する学校の中 | 学校とは別の場所(公民館・専用施設など) |
| 設置するのは | 学校 | 市区町村の教育委員会 |
| 通う相手 | 同じ学校の子 | 市区町村内のいろいろな学校の子 |
| 対応する人 | 教職員のほか、支援員が配置される場合がある | 指導員・相談員など |
| 向いている場面 | 学校までは行ける/友だちや先生とのつながりを保ちたい | 学校の建物に入ること自体がつらい |
くわしくは教育支援センター(適応指導教室)のページをご覧ください。
在籍校に確認したい5つのこと
「ありますか」だけでは実態がつかめません。次の5つを聞くと、使えるかどうかが判断できます。
- いつ開いていますか(毎日か、曜日や時間が決まっているか)
- 誰が対応しますか(担任以外の先生か、支援員か、その時間だけ空いている先生か)
- 何をして過ごせますか(自習だけか、オンラインで授業を受けられるか)
- 成績や評定はどうなりますか
- 教室に戻ることが前提の運用ですか
とくに最後のひとつは大事です。「戻るための部屋」として運用されているのか、「そこで過ごしてよい部屋」なのかで、子どもの負担がまったく変わります。
よくある質問
NIJINアカデミーは、自宅から参加できるオルタナティブスクールです。朝の会から授業まで全国の子どもたちと一緒に過ごせて、在籍校への出席の相談にも対応しています。まずは様子を見てみたい、という段階からご相談いただけます。
