こんにちは!ボランティアスタッフのありさんです。
今回は、小学5年生のはるみんさんにインタビューしました!
インタビュー最後、過去の自分に向けて、「学校行かなきゃって思ってたけど、行かなくてもいいじゃん!」と伝えてくれました。
そんなふうに声をかけられるようになるまでの時間を、たどっていきます!
「行きたいけど、行けなかった」──学校との距離
──学校に行かなくなったのは、いつごろだった?
小学2年生から行けていなかった。1年生のときから、大きい音が苦手で。
──そのころは、毎日はどんな感じだった?
つらかった。学校に行きたいけど、行けなかった。
その言葉には、静かだけれど確かな重みがあるように感じました。はるみんさんなりに一生懸命過ごしていた日々があったのだと思います。
出会いは広告から──ニジアカへの入り口
ニジアカを知ったきっかけは、お母さんがInstagramで偶然見かけた広告だったそうです。
「試しに入ってみようかな、って感じ。」
──そのとき、他のオンラインスクールも見たのかな?
ニジアカだけ。入った時は全員で50人くらいだったと思う。今はかなり人が増えていいけど、全体HRはちょっと“治安が悪くなった”かも(笑)
そんな冗談にも、今のニジアカを“自分の場所”として親しんでいる様子が伝わってきました!
将棋は、“好き”をまっすぐに楽しめるもの
──将棋を始めたのはいつごろ?
小学2年生ごろ。友達はもっと早くに始めた子もいるから遅い方だと思う。
きっかけは学習アプリ。CPUと対戦してた。

──普段は誰と対戦してる?
将棋教室では大人とも対戦するし、弟ともやる。あと、ニジアカの友達とはオンラインで200〜300戦くらいした。
──勝ち負けについてはどう思う?
負けたら勉強すればいいし、勝てば素直によろこぶ!
勝っても負けても、そこに“好き”があるから向き合える──そんな芯の通った姿勢が印象的でした。


好きが仲間を呼んだ──将棋サークルの立ち上げ
── 将棋サークルを作ろうと思ったのはなぜ?
とにかく将棋がやりたくて!ニジアカでは、サークルを作るには3人以上必要なんだけど、はじめは自分と友達の2人しかいなかったから、もう一人ってなって。
──サークルを設立するためのプレゼンはどうだった?
緊張した!
──強いな〜って思う人はいる?
友達が一番強い。1回しか会ったことないけど(笑)
サークル活動を通じて、物理的な距離を感じさせない“居場所”ができているのが印象的でした。
遠く離れていても、関係性が育まれてることが感じられました。

授業じゃない授業が、いちばんおもしろい
──ニジアカで面白かった授業ってある?
クイズを作ったりする授業があって面白い。最近は大喜利大会をやった。
大喜利大会はネタのつもりで自分から提案したのに、採用されちゃった(笑)授業じゃない授業みたいなのが楽しい!
──学校の授業とは違う?
全然違う。学校はただ授業を聞いて手を挙げるだけ。でもニジアカは、楽しませてくれる!
ニジアカでは気軽に発言できる空気があるのだと感じます。“授業らしくない授業”が、「学びやすさ」につながっているようです!
──ニジアカに入って楽しかったことはある?
リアルイベントで会話できるのが楽しい!忘年会とかもあった。
オンラインでしか会話していなかった友達と初めて会った時には、わー!ってなった。
──ニジアカには、いろんな地域の子がいると思うけど、普段どんなふうにやり取りしてる?
普段は、Slack(オンライン上のチャットツール)のチャットで話したり、声でしゃべったりもする。
デザインというもうひとつの表現
──サークルは将棋以外にも入ってる?
スクラッチ(プログラミング)サークルにも参加してる。プログラミングは向いてないからデザインをしてる。
そんなセンスあふれる作品を、ここで少しだけご紹介します!



「好き」を続ける日々と、これからのこと
── 今、どんな毎日を過ごしてる?
それなりに楽しい!
──将棋の目標ってある?
できれば、今年中に教室で四段になりたい。今は24勝6敗。
──将棋の目標はある?
できれば将棋棋士。できなければデザイン系。
夢のかたちが一つに決まっていなくても、今の自分の“好き”をまんなかに据えている印象を受けました。
「ネタのつもりが、ほんとになった」──修学旅行プレゼンの話
学校の修学旅行の行き先を決めるために、プレゼンをする機会があったそうです。
行先の候補として自分の地元をプレゼンした。笑わせに行ったのに、採用されちゃった(笑)
─ 過去の自分に声をかけるとしたら、どんな言葉を伝える?
学校行かなきゃ行かなきゃって思ってた。でも行かなくてもいいじゃん!
はるみんさんは、自分の“好き”を大切にしながら、新しい日々を過ごしています。
ニジアカで出会った仲間と、好きなことを話せる空間。そのすべてが、はるみんさんにとっての“今”を支えてくれているように感じました。また、どこかで「好き」が新しい一歩を引き出してくれる日が、きっと来るはずです!