「にじいろ」は株式会社NIJINが提供する情報サイトです。本記事で取り上げるNIJIN高等学院は同社の事業です。そのため、この記事は中立な第三者の評価ではなく、提供元の会社が自社の学校の日々の過ごし方を案内する内容です。事実は、NIJIN高等学院の公式サイトと文部科学省の公開情報で確認できた範囲だけを書き、確認できなかったことは「公式で要確認」と明記します。確認日は2026年10月29日です。
通信制高校やサポート校を調べていると、学費や入学手続きの説明はたくさん見つかります。ところが、保護者がいちばん知りたいのは、実は「入学したあと、子どもは毎日どんなふうに過ごすのか」ではないでしょうか。朝は起きられるのか。授業には出なければならないのか。勉強が遅れていても大丈夫か。人と話すのが苦手でも続けられるのか。こうした疑問は、パンフレットの理念よりも、時間割と日常の仕組みを見たほうがずっと分かりやすく答えが出ます。
この記事は、NIJIN高等学院(愛称は「ニジ高」)の一日の流れ・一週間の時間割・学習サポートの仕組みに絞って、公式サイトで確認できる内容を整理しました。入学の手続きや費用の全体像は、にじいろの別記事「NIJIN高等学院の入学の流れ」で扱っているため、ここでは入学後の毎日に焦点を当てます。
- 時間割は授業が自由参加。午前は自分のペースで過ごし、昼ごろから学校の時間が始まる
- 午後コースでは、13:00のエクササイズから参加する過ごし方が紹介されている
- 全校ホームルームは毎週火曜。8人の異学年クラスには担任がつく
- 学び直しには、授業アーカイブ500本以上とAI型学習ドリル「navima」が使える
- 単位と高校卒業資格は提携の通信制高校で取得する。ニジ高自体は高校ではない
- 公式ページ間で時間表記に違いがあるため、細部は説明会で要確認
NIJIN高等学院の「毎日」を先に確認する
最初に、NIJIN高等学院という学校の立ち位置を整理しておきます。ニジ高は通信制高校のサポート校です。公式のよくある質問でも、高校卒業資格を授与できるのは通信制高校であり、NIJIN高等学院自体は高校ではないと説明されています。卒業に必要な単位は、提携している通信制高校(ワオ高等学校、鹿島山北高等学校、開志創造高等学校)で取得します。ニジ高は、その学びを日々の学校生活として支える役割を担います。
この二重構造が、時間割を読むときの前提になります。ニジ高の時間割に並ぶ授業やプロジェクトは、「ニジ高の学校生活」を作る時間です。通信制高校のレポート・スクーリング・試験は、その時間割の中で進捗を管理しながら進めていく、という関係になっています。
公式サイトの「学校生活」のページには、「ニジ高の一日」「一週間のスケジュール」「キャンパス」「イベント・行事」「サークル」「マイプロジェクト」「先生紹介」という項目が並んでいます。この記事では、そのうち一日と一週間の時間割、学習の仕組み、通い方の選び方を中心に整理します。結論から言うと、ニジ高の時間割は「出席を求める時間割」ではなく「選べる時間割」として作られています。
まず全体像:平日の基本の流れ(公式の時間割より)
| 時間 | 内容 | 参加のしかた |
|---|---|---|
| 午前(〜11:00) | 自分のペースで過ごす | 体調に合わせて起床・準備ができる |
| 11:00〜12:00 | 授業 | 自由参加。参加しない日はレポートやマイプロジェクトに使える |
| 12:00〜13:00 | 昼休み | 昼食と交流の時間 |
| 13:00〜14:00 | エクササイズ(火曜は全校ホームルーム) | 全員で体を動かす。ダンスの日もある |
| 14:00〜15:00 | 自学またはマイプロジェクト | 画面越しに先生のサポートを受ける |
| 15:00〜16:00 | クラス会議 | 進捗の共有と仲間からのフィードバック |
| 16:00〜(放課後) | サークル活動など | 自分で立ち上げることもできる。生徒会などの活動日もある |
上の表は、公式の「ニジ高の一日」と「一週間のスケジュール」の記載をもとに、にじいろ編集部が一つの表にまとめたものです。参加する時間帯や曜日の細かい扱いは、担任と相談して決める形だと公式に説明されています。次の章から、一日の流れを順番に見ていきます。
一日の流れ:午後コースの生徒の一日を時刻順に追う
公式の「ニジ高の一日」ページは、「午後コース」の生徒のある一日を、時刻順に紹介しています。午後コースとは、午前を自分のペースで過ごし、13:00のエクササイズから学校の時間に参加するコースだと説明されています。朝が苦手な人や、体調に合わせて動きたい人に向けたコースです。
一日の流れを眺めて気づくのは、「全員が同じ時間に同じことをする」場面が少ないことです。一日のなかで固定されているのは、昼休みの後のエクササイズやクラス会議のような、人とつながる時間が中心です。勉強そのものは、授業・自学・マイプロジェクトのどれを選ぶかという形で、本人に選ぶ余地が残されています。
「午前を自分のペースで」は何を意味するか
不登校を経験したお子さんの場合、朝の登校時間がいちばんの壁になることは少なくありません。ニジ高の時間割は、午前を自由時間として置き、学校の時間は昼から始めてもよいという設計です。公式のよくある質問でも、全員が集まらなければならない時間の決まりはなく、アーカイブ視聴にも対応していると案内されています。
ただし、「自由時間」が何もしなくてよい時間という意味なのか、午前中に取り組む課題があるのかは、公式の一日のページからは読み取れません。午前の過ごし方や家庭での学習の進め方については、説明会で担任や担当者に聞いておくと、具体的なイメージが持てます。
「仮の写真」という表記に注意
公式の「ニジ高の一日」ページには、一部の写真が「仮の写真」と表記されています。つまり、ページの構成は「ある日のニジ高生」を追うかたちですが、写真は実際の撮影とは限りません。保護者としては、ページの雰囲気を一つの目安にしつつ、実際の授業の様子は体験説明会やメタバース校舎の見学で確かめるのが確実です。
一週間の時間割:火曜の全校ホームルームと、曜日ごとの動き
一日の流れは、一週間に広げると少し変化がつきます。公式の「一週間のスケジュール」では、平日の時間割は基本的に同じ型で、その上に火曜の全校ホームルーム、放課後のサークル、生徒会といった活動が重なります。
毎週火曜の13:00〜14:00には、全校ホームルームがあります。学年や所属クラスを越えて、全員が集まる時間です。サークルを立ち上げたいときは、担任に相談したうえで、この全校ホームルームや8人のクラス会議で提案する、という流れも公式に書かれています。つまり、火曜は「学校全体の意思が動く日」と言えます。
| 曜日・時間帯 | 固定されている活動 | メモ |
|---|---|---|
| 毎週火曜 13:00 | 全校ホームルーム | 小中高の生徒が集まる場。発表の機会にもなる |
| 月曜・水曜 15:00 | クラス会議(カリキュラムページの例) | 週2回。担任が一人ひとりに声をかける |
| 平日 11:00 | 授業(自由参加) | 選択授業は週4回と案内されている |
| 平日 14:00 | 自学・マイプロジェクト | マイプロジェクトは週2回と案内されている |
| 放課後 | サークル・生徒会など | 生徒会の曜日は公式で要確認(先輩の例では水曜) |
| 土日 | 授業・行事はなし(時間割上) | 特別行事は別途案内。公式で要確認 |
「先輩の1週間の例」として公式が紹介しているのは、次のような過ごし方です。月曜はクラス会議で旅のプロジェクトの進捗を発表し、仲間から意見をもらう。火曜はオンラインで友人と一緒にレポートに取り組む。水曜は生徒会で修学旅行を企画する。金曜は10月の海外旅行に向けて英語を勉強する。土日はモデル活動をしていて、教員のサポートを受けながら学業と両立している、という内容です。
この例から分かるのは、同じ時間割でも、生徒ごとに一週間の中身がまったく違うということです。レポートに集中する日もあれば、企画や発表に使う日もあります。一人の生徒の例がそのまま自分の子に当てはまるわけではありませんが、「何を選んでもよい余白がある」ことは読み取れます。

「授業は自由参加」とはどういうことか:選ぶ学びの仕組み
時間割に「自由参加」と書かれると、「出なくても本当に大丈夫なのか」「勉強が進まなくなるのでは」と不安になるかもしれません。公式のよくある質問では、必修科目や出席必須のイベントはなく、自分で選べると説明されています。一方で、卒業に必要な単位は提携の通信制高校で取得するため、「何も取り組まなくてよい」という意味ではないことも押さえておく必要があります。
公式のカリキュラムのページには、学びが「5つの柱」で整理されています。その一つである「選ぶ」の項目には、次のような内容が挙がっています。
- 選択授業(週4回):AI、マインドフルネス、教材開発、ワークショップ設計、総合型選抜向けの小論文・面接・自己PR講座など
- 授業アーカイブ:500本以上。NIJINアカデミーの授業との連携
- AI型学習ドリル「navima」:学年やペースに合わせて進められ、解説動画がある
- 自由進度の学び直し:中学内容からの復習に対応
選択授業のテーマは、ビジネス・社会共創、テクノロジー・AI、クリエイティブ、社会・地域、グローバル、進路・受験といった領域に分かれていると紹介されています。固定のコースはなく、生徒の興味からテーマが生まれる、という考え方です。
授業アーカイブと navima:自分の速度で戻れる
学習の遅れが心配な家庭にとって、重要なのは「戻れる場所があるか」です。公式のよくある質問には、中学内容の復習用アーカイブ視聴や、基礎から学び直せる授業があると書かれています。授業アーカイブは500本以上、AI型学習ドリルのnavimaは学年やペースに合わせて進められ、解説動画もあります。つまずいた単元に、自分のペースで戻れる仕組みが用意されている、と整理できます。
ただし、アーカイブの科目一覧や、navimaが対応している教科・学年の範囲は、公式ページの記載だけでは確認できません。特に「中学のどの単元まで戻れるか」「高校内容の補習にも使えるか」は、お子さんの状況によって知りたい点が変わります。説明会で、具体的な単元名を挙げて聞いてみるのがおすすめです。
選択授業は「受験対策」にも使える
公式では、総合型選抜向けの小論文・面接・自己PRの講座が選択授業として用意されていると案内されています。また、進路が未定の場合は、自己理解のワークや社会人との対話、企業インターンを通じて一緒に探す、と書かれています。大学進学、専門学校、就職、起業、海外進学といった選択肢が示されていますが、個別の進学実績は公式で確認できていないため、ここでは書きません。
マイプロジェクトとクラス会議:「自分で創る学び」の中身
ニジ高の学びを特徴づけているのが、マイプロジェクトです。公式のカリキュラムでは、学びの方針を「与えられる学び」ではなく「自分で創る学び」と説明し、マイプロジェクトは週2回、企業や地域と関わる個人のプロジェクトとして位置づけられています。
公式の「学校生活」ページには、生徒5名のインタビューが載っています。その内容を、公式の記載の範囲でまとめると、次のようになります。
これらは、あくまで「公式サイトで紹介された事例」であり、全員が同じような企画を行うわけではありません。ただ、好きなことや関心を、学校の時間の中で形にできるという点は共通しています。入学時にやりたいことが決まっていなくても、1年目は「居場所と生活リズムづくり」、2年目は「好きなことをプロジェクトにする」、3年目は「進路を自分で選ぶ」という3年間の流れの例が、公式のカリキュラムに示されています。
クラス会議:8人の異学年クラスで「次の一歩」を決める
クラス会議は、8人の異学年クラスで行われます。公式の「ニジ高の一日」では、プロジェクトの進捗を共有し、仲間からフィードバックを受け、次回までの課題を決める時間と説明されています。カリキュラムのページでは、毎週のクラス会議で担任が一人ひとりに声をかけると書かれています。
不登校を経験した子にとって、「進捗を発表する」と聞くと緊張するかもしれません。公式のよくある質問には、チャットのみの参加から始められること、カメラ・マイクをオフにしたままでも参加できることが書かれています。発表の場に出る前に、まず「そこにいて、聞いている」状態から始められる設計です。
発表の機会は、校内だけではない
公式のカリキュラムには、発表の機会として、全校ホームルーム、EDIX東京(5月)、NIJIN教育万博(11月)、Niji Pitch(2月)が挙げられています。参加の義務ではなく、希望する生徒が挑戦できる場だと読み取れます。発表を求められる雰囲気が不安な場合は、説明会で「発表は必ずしなければならないか」を直接確認してください。
学習サポートの全体像:担任・専任サポート・学び直し
ここまで見てきた時間割と学びの仕組みを、「誰が支えるのか」の視点で整理します。公式の記載から確認できるサポートは、大きく三つに分かれます。
担任は全員につきます。専任サポートは希望制のオプションで、公式の学費ページでは、月額16,500円(税込)、引きこもりや対人恐怖症の生徒が対象と書かれています。誰でも自動的に利用できるものではなく、費用も別にかかる点は、費用面の見積もりの際に確認が必要です。
提携校のサポートとニジ高のサポートは別物
もう一つ押さえておきたいのが、提携通信制高校側にも学習サポートがあることです。公式のよくある質問では、「学習サポートは、提携校のサポートに加え、少人数授業や探究活動、企業インターンなどがある」と整理されています。提携校のレポート、スクーリング、試験については、ニジ高が進捗管理と準備を支える形です。
提携校が実際にどのようなサポート(添削の頻度、質問対応の方法など)を行っているかは、ニジ高の公式ページからは分かりません。提携校の詳細は、各校の公式情報で確認が必要です。
「発達特性や集団が苦手」な場合の伝え方
公式のよくある質問には、発達障害のある方や転入生など、多様な生徒が通っていると書かれています。また、発達特性やHSP、集団が苦手な場合は、少人数で、アバターとチャットだけでも参加でき、希望者は専任サポートスタッフ(オプション)を使えると説明されています。
お子さんに特性や困りごとがある場合は、説明会や個別相談の場で、「何が苦手で、どんな配慮があると過ごしやすいか」を具体的に伝えると、実際にどこまで対応できるかが分かります。診断名がなくても相談できるかどうかは、公式で要確認です。

単位と卒業資格は提携校で:レポート・スクーリング・試験の分業
時間割や学習サポートの話の背景には、通信制高校の卒業の仕組みがあります。文部科学省の「通信制高校とは?」のページによると、卒業には74単位以上が必要で、特別活動(ホームルーム活動を含む)は卒業までに30単位時間以上指導されます。
通信制高校の学習方法は、レポート(添削指導)、スクーリング(面接指導)、試験の三つで構成されています。文部科学省の説明では、レポートでは決められた回数を提出して、教員から助言を受けます。スクーリングは教員や他の生徒と対面で学び、質問や実験・実習に取り組めます。試験は、学んだ内容の定着度を確認するためのものです。
| 項目 | 通信制高校(提携校) | NIJIN高等学院 |
|---|---|---|
| 卒業資格の授与 | 授与する(在籍して取得) | 授与しない(サポート校) |
| レポート・試験 | 提携校が出題・採点 | 進捗管理と準備を支える |
| スクーリング | 提携校が実施(校により日数が異なる) | ニジ高独自のスクーリングはない |
| 日々の学校生活 | (通信制のため通学は限定的) | 時間割・クラス会議・サークルなど |
| 学費 | 提携校の学費は別にかかる | ニジ高の学費は別にかかる |
公式のよくある質問によると、ニジ高独自のスクーリングはありません。ただし、提携校の宿泊型スクーリングへの参加は必要で、校によって年1〜2回、日数も異なります。公式の案内では、ワオ高等学校(岡山)が年2回、鹿島山北高等学校(神奈川)が年1回、開志創造高等学校(新潟)が8日間とされています。通学に時間がかかる日は年に数日だけと整理できますが、日程や費用は提携校ごとに異なるため、公式で要確認です。
「通信制は不利」ではないのか
公式のよくある質問では、通信制高校の卒業資格は全日制・定時制と同じ高等学校卒業資格で、進学・就職でも正式な学歴として扱われる、と説明されています。具体的な進学先や就職先の実績は、この記事では公式で確認できた範囲を超えるため扱いません。気になる場合は、説明会で直近の進路状況を聞いてみてください。
就学支援金は「提携校の授業料」に使える
お金の話を一点だけ触れておきます。文部科学省は、2026年度から高等学校等就学支援金の所得制限が撤廃されたと案内しています(改正法は令和8年3月31日成立、4月1日施行。支援を受けるには申請手続きが必要)。ニジ高の公式学費ページでは、就学支援金の対象は提携通信制高校の授業料のみで、ニジ高の学費は対象外と書かれています。施設費・教材費・スクーリング費も対象外です。支給額や申請の時期は、提携校の案内で確認してください。
通い方の比較:オンライン・リアル教室・併用を同じ軸で見る
NIJIN高等学院は、オンラインを中心にしながら、通学のしかたを複数用意しています。ここでは、公式サイトに書かれている通い方を、同じ比較軸で並べます。これは優劣や人気の順位ではなく、ご家庭の状況に合わせて選ぶための整理です。表の並び順に意味はありません。
| 通い方 | 参加の場所 | カメラ・顔出し | 費用のめやす(税込) | 公式で要確認 |
|---|---|---|---|---|
| メタバース校舎(オンライン) | 自宅など(全国・海外から) | アバター・チャットのみでも可 | 授業料に利用料を含む | 授業の出席の目安 |
| リアル教室キャンパス | 全国40拠点の専門教室(アート・音楽・ダンス・料理・プログラミング等) | 対面 | 公式で要確認 | 拠点ごとの内容・費用 |
| キャンパス通学(週1) | オプション | 対面 | 月16,500円 | 対象キャンパスの場所 |
| キャンパス通学(週2) | オプション | 対面 | 月22,000円 | 対象キャンパスの場所 |
| 全日制・通信制との併用 | 在籍校+ニジ高 | オンライン中心 | ニジ高の入学金・授業料 | 在籍校との調整 |
注意点として、「全国40拠点の専門教室」と「キャンパス通学(週1・週2)」が同じ拠点を指すのかどうかは、公式ページの記載だけでは判断できません。公式のキャンパスのページには、通学オプションの記載がなく、学費のページには月額の記載があります。どの拠点で、何曜日に、どんな内容かは、体験説明会や問い合わせで個別に確認する必要があります。
コース区分(A〜D)との対応
公式の「ニジ高とは」では、通い方がA〜Dの四つのコースで整理されています。全日制高校に在籍したままオンライン個別サポートを受けるコース(A)、通信制高校に在籍しながら仲間・イベント・学習サポートを使うコース(B)、連携校に入学しニジ高を日々の学校として使うコース(C)、中学在学中に体験入学し、NIJINアカデミーを経て高等部に進むコース(D)です。今の高校を辞めるか迷っている場合は、辞めずに週に数日だけニジ高に通う方法もあると、公式のよくある質問に書かれています。
状況別:朝が苦手・対人不安・勉強の遅れ。どう使えそうか
ここまでの公式情報をもとに、ご家庭の状況ごとに「どこを見ればよいか」を整理します。これは公式の手続きではなく、公式の記載を踏まえた、にじいろ編集部の整理です。個別の対応可否は、説明会や問い合わせで確認してください。
どの場合でも共通して大切なのは、お子さん本人が「やってみてもいい」と思えるきっかけを作ることです。公式のよくある質問には、本人が乗り気でない場合でも保護者のみで相談できること、体験説明会では本人はカメラ・マイクオフでチャットのみの参加もできることが書かれています。まずは保護者が情報を集めて、本人には必要になったときに伝える、という進め方も取れます。
「午後コース」を選ぶ前に家庭で話しておきたいこと
- 午前の時間に、家庭でどんなことをしておくとよさそうか(生活リズム、課題、休養)
- 13:00に参加するために、昼食や準備はどのくらい前から必要か
- 画面越しの参加で、家の中のどこが落ち着ける場所か
- 参加できない日があっても、責めない・責められないという共通認識を持てるか
上の4点は公式に書かれた項目ではなく、時間割から逆算した「家庭で先に話しておくと安心なこと」です。時間割が自由なぶん、家庭での過ごし方のルールづくりが大切になる場合があります。

行事・サークル・NIJINアカデミーとの交流
学校の時間は、授業やプロジェクトだけではありません。公式の「学校生活」のページでは、行事やサークルの運営も、生徒が「参加する」だけでなく「つくっていく」ものとして紹介されています。
サークルは、顧問が決めるのではなく、生徒の「やってみたい」から立ち上がります。立ち上げの流れは、担任に相談する、毎週火曜の全校ホームルームや8人のクラス会議で提案する、仲間を集めて始める、の3ステップです。2026年9月時点で活動している2つのサークルとして、ハンドメイドサークルと鉄道サークルが紹介されています。NIJINアカデミーのサークル(マインクラフト、ロブロックス、フォートナイト、イラスト、料理、写真、将棋など)にも、ニジ高の生徒は参加できます。
活動の中心はメタバース校舎で、リアルの集まりは生徒が企画します。カメラ・マイクをオフにしてチャットだけで参加することもできます。リアルの集まりや材料が必要な活動では、交通費や材料費などの実費がかかることがある点は、公式に書かれています。
小中高がつながる:NIJINアカデミーとの連携
公式の「学校生活」には、ニジ高生がNIJINアカデミーの小中学生に自分の得意なことを授業として届けられること、学年や学校を越えて小中高で一緒に行事をつくれることが書かれています。小中一貫のNIJINアカデミーからニジ高に進学する生徒もいます。公式のよくある質問では、650名を超える不登校の子どもたちを支えてきた実績があるとされています。
カリキュラムのページには、特別行事として海外修学旅行(2026年10月メルボルン、2027年2月インド、2027年シリコンバレー、2028年イギリスを予定)が挙げられています。費用は別途で、参加した行事ごとに案内されるため、予算の目安は公式で要確認です。
行事への参加は「希望制」
公式のよくある質問では、出席必須のイベントはないと説明されています。行事に参加しない選択も取れる、と読み取れます。一方で、企業インターン(TIB、週1回・希望者)、スタディツアー、学園祭などの特別行事は、参加した行事ごとに実費が案内されます。「何に参加すると、いくらかかるか」を、事前に確認しておくと安心です。
日々の過ごし方に関わる費用だけ整理する
入学金や授業料の全体像は、別記事「NIJIN高等学院の入学の流れ」で詳しく扱っています。ここでは、この記事で見てきた「日々の過ごし方」に関わる費用だけを、公式の学費ページ(2026年9月時点・税込)から整理します。
| 項目 | 金額 | 条件・補足 |
|---|---|---|
| 授業料(年払い) | 年398,000円 | 4月〜翌年3月。メタバース校舎の利用料を含む |
| 授業料(月払い) | 月39,800円 | 年払いとの選択制 |
| 専任サポートスタッフ | 月16,500円 | 希望者向け。1対1で伴走 |
| キャンパス通学(週1) | 月16,500円 | 希望者向けオプション |
| キャンパス通学(週2) | 月22,000円 | 希望者向けオプション |
| 特別行事・課外活動 | 実費 | 修学旅行・企業インターン・学園祭・サークルの材料費など |
オプションは、必要な人だけが追加する形です。専任サポートや通学オプションを使う場合は、授業料に加えて月額がかかります。提携通信制高校の学費、パソコンとマイク付きイヤホンの準備も別に必要です。納入済みの学費・入学金は返金されない、と公式に書かれているため、オプションを付けるかどうかは、説明会で試算を出してもらってから決めるのが安心です。
公式ページの食い違いと、説明会で確認したいこと
公式サイトの複数のページを読み比べると、時間表記に違いが見つかりました。公式の最新ページを優先しつつ、食い違い自体を明記します。
| 項目 | 「一週間のスケジュール」「ニジ高の一日」 | 「カリキュラム」(週間時間割の例) |
|---|---|---|
| エクササイズ(ホーム体育) | 13:00〜14:00(午後コースはここから参加) | 毎朝10:00にホーム体育(週4回) |
| クラス会議 | 15:00〜16:00(平日の枠として記載) | 月曜・水曜の15:00(週2回) |
| 授業 | 11:00〜12:00(自由参加) | 11:00に選択授業(週4回) |
| 時間割の位置づけ | 先輩の例・午後コースの一日 | 「時間割は例。参加するコマは担任と相談」 |
考えられる理由は、午前コースと午後コースで時間割が異なること、また「例」として掲載された時間割であることですが、公式はこの食い違いを説明していません。自分の子が参加する時間割は、入学時に担任と決めるという前提で読むのが安全です。
説明会で聞いておくと安心な質問
- 午前コースと午後コースで、一日の時間割はどう違うか
- 参加するコマを決めるのはいつ、誰とか。あとから変えられるか
- 提携校のレポートの進め方と、ニジ高の時間割との関係
- 専任サポートの具体的な内容と、使い始めのタイミング
- リアル教室・キャンパス通学の拠点、曜日、内容
- 特別行事の年間の目安と、費用のかかり方
体験説明会は無料で、オンラインで開催されます。全国どこからでも参加でき、カメラ・マイクはオフでもよく、保護者のみの参加も可能と、公式に案内されています。説明会後は、無理な勧誘はないとされています。

よくある質問(FAQ)
Q. 朝起きられない日が多くても通えますか?
A. 公式の時間割では、午前は自分のペースで過ごす時間とされ、午後コースでは13:00のエクササイズから参加する過ごし方が紹介されています。公式のよくある質問では、全員が集まる時間の決まりはなく、アーカイブ視聴にも対応していると案内されています。実際の出席の扱いは公式で要確認です。
Q. 授業に出ないと単位は取れませんか?
A. 公式では、必修科目や出席必須のイベントはないとされています。ただし、卒業に必要な単位は提携の通信制高校で取得し、レポート・スクーリング・試験が必要です。ニジ高は、その進捗管理と準備を支えます。
Q. カメラやマイクをオフにしたままでも参加できますか?
A. できると公式に案内されています。チャットのみの参加から始められ、メタバース校舎ではアバターでの参加もできます。体験説明会も、カメラ・マイクをオフにして参加できます。
Q. 勉強が遅れているのですが、ついていけますか?
A. 中学内容の復習用アーカイブ視聴や、基礎から学び直せる授業があると、公式のよくある質問に書かれています。授業アーカイブは500本以上、AI型学習ドリルのnavimaも利用できます。学び直せる範囲の詳細は公式で要確認です。
Q. 一週間のうち、固定の予定はありますか?
A. 毎週火曜13:00の全校ホームルームが、公式に明記された固定の時間です。クラス会議は週2回(月曜・水曜の15:00)とカリキュラムページに例示されています。時間割は例で、参加するコマは担任と相談して決めます。
Q. 担任や相談できる人はいますか?
A. 8人の異学年クラスごとに担任がつき、毎週のクラス会議で一人ひとりに声をかけると、公式に書かれています。対人不安が強い場合は、希望により専任サポートスタッフ(オプション・月16,500円・税込)が1対1で伴走します。
Q. スクーリングはどのくらいありますか?
A. ニジ高独自のスクーリングはありません。提携通信制高校の宿泊型スクーリングへの参加が必要で、校によって年1〜2回、日数も異なります。公式の案内では、ワオ高等学校(岡山)が年2回、鹿島山北高等学校(神奈川)が年1回、開志創造高等学校(新潟)が8日間です。
Q. 入学前に用意するものはありますか?
A. オンライン受講ができるパソコンと、マイク付きイヤホンが必要と、公式のよくある質問に書かれています。対応機種と通信環境は入学許可後に案内されます。
Q. 今の高校を辞めずに、ニジ高にも通えますか?
A. 公式のよくある質問では、全日制・通信制のどちらとも併用でき、今の高校を辞めずに、週に数日だけニジ高に通う方法もあると説明されています。在籍校の学費はそのままで、ニジ高の入学金と授業料がかかります。
Q. 子どもが乗り気でないときは、どうすればよいですか?
A. 公式のよくある質問には、保護者のみでの相談を歓迎していると書かれています。体験説明会は保護者のみの参加も可能で、本人はカメラ・マイクオフでチャットのみの参加もできます。まずは保護者が情報を集める形でも問題ありません。
参考にした公式情報と確認日
この記事は、次の公式情報を確認日2026年10月29日に確認して書いています。内容は更新される場合があります。
- NIJIN高等学院「一週間のスケジュール」 https://highschool.nijin.co.jp/campuslife/schedule/
- NIJIN高等学院「ニジ高の一日」 https://highschool.nijin.co.jp/oneday/
- NIJIN高等学院「カリキュラム」 https://highschool.nijin.co.jp/education/
- NIJIN高等学院「学校生活」 https://highschool.nijin.co.jp/campuslife/
- NIJIN高等学院「サークル」 https://highschool.nijin.co.jp/campuslife/circle/
- NIJIN高等学院「キャンパス」 https://highschool.nijin.co.jp/campus/
- NIJIN高等学院「学費」 https://highschool.nijin.co.jp/fee/
- NIJIN高等学院「よくある質問」 https://highschool.nijin.co.jp/faq/
- NIJIN高等学院 トップ(ニジ高とは・コース・連携校) https://highschool.nijin.co.jp/
- 文部科学省「通信制高校とは?」 https://www.mext.go.jp/tsushinseikoukou/about/
- 文部科学省「高校生等への修学支援」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/index.htm
まとめ:ニジ高の毎日は「選べる時間割」。細部は説明会で確かめる
NIJIN高等学院の毎日は、午前は自分のペース、昼から学校の時間、授業は自由参加、火曜は全校ホームルーム、という選べる時間割で組まれています。学びは、授業アーカイブやnavimaによる学び直しと、マイプロジェクトによる「自分で創る学び」の両方があり、担任と、希望制の専任サポートが支えます。
一方で、単位と卒業資格は提携通信制高校で取得することは変わりません。レポート・スクーリング・試験は必要で、費用も別にかかります。また、公式ページ間で時間表記に食い違いがあるため、お子さんが実際に参加する時間割は、説明会や入学時の面談で確認してください。
この記事に書いた内容で分からない点は、説明会や公式の問い合わせページ(https://highschool.nijin.co.jp/contact/)で確認できます。お子さんのペースに合う毎日かどうか、ご家族で話し合う材料にしていただければ幸いです。


