大津市から通えるフリースクール5選|補助金の対象外になる費用に注意【2026年最新】

大津市から通えるフリースクール5選
大津市には「フリースクール等民間施設利用者支援補助金」があります。月額利用料の2分の1、または月10,000円のいずれか少ない額。この制度が親切なのは、何が対象外かを要綱で明記していることです。入会金、交通費、教材費・実習費・イベント参加費、体験利用費は対象外。つまり「入会金5万円」は全額自己負担になります。この記事では、その前提で大津市から通える5つを比較します。
この記事でわかること
  • 大津市の補助金の額・要件と、⚠️ 対象外になる費用(入会金・交通費・教材費・体験利用費)
  • ⚠️ 要件にある「申請前1か月以内に在籍校の活動に7日以上参加していない」という条件
  • 市内すべての小中学校に設置された「校内ウイング」と、6拠点の教育支援ルーム
  • 1回1,250円で通える場所と、ドロップイン利用ができる場所
この記事について

掲載しているのは、大津市・滋賀県の公式サイトおよび各施設の公式サイトで実在を確認できた場所だけです(2026年9月10日確認)。掲載は推薦や保証ではありません。NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。その前提でお読みください。費用や開設日は変わることがあるので、最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。

目次

大津市の補助金は、対象外になる費用がはっきり決まっています

大津市でフリースクールを検討するなら、市の補助金の中身を先に読んでおくと選び方が変わります。大津市フリースクール等民間施設利用者支援補助金です。

補助額は月額利用料の2分の1、または月10,000円のいずれか少ない額。ここまでは他の自治体と同じような設計ですが、大津市が明快なのは対象外の経費をはっきり書いていることです。⚠️ 入会金・入学金、交通費、教材費・実習費・イベント参加費等の実費、体験利用費は対象外。つまり入会金が3万円でも5万円でも、そこは全額自己負担になります。月額だけを見て予算を組むと、初月に想定外の出費が出ます。

要件も具体的です。①児童生徒の保護者で市内在住 ②申請前1か月以内に在籍校の活動に7日以上参加していない ③在籍校長が施設利用を出席と認めている ④市税の滞納がない ⑤国・県等から同趣旨の補助を受けていない。📌 ③が実務上の要になります。施設を決める前に、出席扱いの見通しを立てておく必要があるということです。

⚠️ なお、令和8年度から要綱と様式が改正され、令和7年度の様式は使用できません。申請期間は要綱に明記がなく「別途市長が定める」とされているので、窓口の教育支援センター(077-527-5525)で確認してください。

大津市から通えるフリースクール5選(比較一覧)

費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設の公式サイト・電話でご確認ください。

スクール名エリア対象形態費用の目安
フリースクール昼TRY部大津市大萱一丁目9-7 ワイエムビル202(JR瀬田駅から徒歩5分)小学5年生〜高校3年生月〜金 10:00〜14:00/水曜スタディコース 10:00〜15:30/アフターTRY部 月火木金 14:00〜15:30入会金30,000円/週1 小15,000円・中高20,000円/週2 小25,000円・中高30,000円/週3 小30,000円・中高35,000円/ドロップイン 小4,000円・中高5,000円
大津オルタナティブスクール トライアンフ〒520-0047 大津市浜大津4-3-25(京阪三井寺駅から徒歩2分/びわ湖浜大津駅から徒歩5分)小学生・中学生・高校生月・火・水・金入会金20,000円/1日コース 小14,000円・中16,000円・高18,000円/2日 小26,000円・中28,000円・高30,000円/3〜4日 小34,000円・中35,000円・高36,000円
デモクラティックスクールひまわり〒520-0054 大津市逢坂2丁目9-9(京阪上栄町駅から徒歩2分/JR大津駅から徒歩10分)主に6〜18歳月・水・木 10:00〜16:00(祝日休み)入学金10,000円/年額180,000円・月額15,000円・1回1,250円/ビジター3,500円/回
香こち -kokochi-大津市桐生2丁目11-12(帝産バス「桐生」から徒歩5分/新名神「草津田上」ICから車8分)小学生〜中学生(高校生は要相談)公式サイトに記載なし(県資料では月・水、不定期で金)入会金10,000円/週1 小16,000円・中18,000円/週2 小28,000円・中32,000円/スポット 小4,500円・中5,000円
NIJINアカデミー メタバース校舎オンライン(自宅から)小1〜中3(就学前も入学可/高校段階は別組織)平日毎日開校。月100コマ以上の授業から選んで受講月25,443円(税込)/入学金33,000円

5校を1校ずつ紹介します

1. フリースクール昼TRY部(大津市大萱・JR瀬田駅から徒歩5分)

運営:NPO法人 D.Live

ドロップイン(1日)利用あり。JR瀬田駅から徒歩5分で、週1から始められます。

ドロップイン(1日利用)が用意されているのが大きい施設です。小学生4,000円、中高生5,000円。月額の契約をする前に、1日だけ来てみることができます。週1から週3まで段階もあるので、増やすときも減らすときも刻みが細かく取れます。

開いているのは月曜から金曜の10時から14時。水曜だけ「スタディコース」として15時30分まであり、月・火・木・金には14時から15時30分の「アフターTRY部」があります。学習に集中する日と、そうでない日が分かれているので、勉強のことを考えたくない日にも行き先が残ります。

掲げているのは、自信を失った不登校の子が安心できる居場所であること。小規模なワンフロアで、ボードゲームなどをして過ごします。出席扱いについては「通った日が学校の出席として認められるケースが増えてきました」と記載されています(小中学校に限定)。JR瀬田駅から徒歩5分です。⚠️ 電話番号は公式サイトに記載がないため、サイトから問い合わせてください。

  • 所在地:大津市大萱一丁目9-7 ワイエムビル202(JR瀬田駅から徒歩5分)
  • 対象:小学5年生〜高校3年生
  • 開所日時:月〜金 10:00〜14:00/水曜スタディコース 10:00〜15:30/アフターTRY部 月火木金 14:00〜15:30
  • 費用:入会金30,000円/週1 小15,000円・中高20,000円/週2 小25,000円・中高30,000円/週3 小30,000円・中高35,000円/ドロップイン 小4,000円・中高5,000円
  • 特徴:自信を失った不登校の子の安心できる居場所。小規模ワンフロアでボードゲーム等。個別指導のスタディコース併設
  • 出席扱い:「通った日が学校の出席として認められるケースが増えてきました」と公式に記載(小中学校に限定)
  • 問い合わせ:電話番号の記載なし(公式サイトから)

出典:フリースクール昼TRY部(NPO法人D.Live)(2026年9月10日確認)

2. 大津オルタナティブスクール トライアンフ(大津市浜大津・京阪三井寺駅から徒歩2分)

運営:一般社団法人 異才ネットワーク

学年別・日数別の料金表。小学生の1日コースなら月14,000円からです。

料金表が学年別かつ日数別に細かく分かれているのが特徴です。小学生の1日コースなら月14,000円から。この記事の中でいちばん低い入り口です。入会金も20,000円と、フリースクールとしては抑えめの設定になっています。

場所は京阪三井寺駅から徒歩2分、びわ湖浜大津駅から徒歩5分。JR大津駅からも徒歩20分です。大津市は南北に細長い市域ですが、浜大津は交通の結節点なので、市内の広い範囲から公共交通で来られます。

掲げているのは、子どもの「好き」「得意」を中心にした学びと、精神面・情緒面のサポートです。活動には畑での野菜栽培、調理、火起こし、ビオトープなどの体験があります。開いているのは月・火・水・金の4日間。出席扱いについては「在籍小・中学校の判断により出席扱いとなる場合があります」と記載されています。⚠️ 開所時間の記載はないため、確認してください。

  • 所在地:〒520-0047 大津市浜大津4-3-25(京阪三井寺駅から徒歩2分/京阪びわ湖浜大津駅から徒歩5分/JR大津駅から徒歩20分)
  • 対象:小学生・中学生・高校生
  • 開所:月・火・水・金(時間の記載なし)
  • 費用:入会金20,000円/月額 1日コース 小14,000円・中16,000円・高18,000円/2日 小26,000円・中28,000円・高30,000円/3〜4日 小34,000円・中35,000円・高36,000円
  • 活動:子どもの「好き」「得意」を中心にした学び、精神面・情緒面のサポート、畑での野菜栽培・調理・火起こし・ビオトープ等の体験活動
  • 出席扱い:「在籍小・中学校の判断により出席扱いとなる場合があります」と公式に記載
  • 問い合わせ:090-7885-6301

出典:大津オルタナティブスクール トライアンフ 公式サイト(2026年9月10日確認)

3. デモクラティックスクールひまわり(大津市逢坂・京阪上栄町駅から徒歩2分)

運営:デモクラティックスクールひまわり(法人名の記載なし)

滋賀県初のデモクラティックスクール。1回1,250円、ビジター制度もあります。

滋賀県で初めてのデモクラティックスクールです。アメリカのサドベリー・バレー・スクールをモデルにしていて、何を学ぶか、何をするかを子どもたち自身が決め、運営にも参加します。カリキュラムも時間割もありません。「決められたことをこなす」ことに疲れた子には、この構造そのものが休息になることがあります。

費用の刻みが細かいのも特徴です。年額180,000円、月額15,000円、そして1回1,250円という選択肢まであります。月額15,000円は週の日数に関係ない金額なので、通える日が増えても変わりません。さらにビジター制度(1回3,500円)があるので、入学せずに不定期で来ることもできます。

開いているのは月・水・木の10時から16時(祝日休み)。京阪京津線「上栄町」駅から徒歩2分、JR琵琶湖線「大津」駅から徒歩10分と、駅からの近さはこの記事でいちばんです。⚠️ 駐車場・駐輪場はないと明記されているので、公共交通で行くことになります。出席扱いについては「ひまわりに参加した日は出席扱いになることもあります。必要な場合は所属する学校とご相談させていただきます」と記載されています。

  • 所在地:〒520-0054 大津市逢坂2丁目9-9(京阪京津線「上栄町」駅から徒歩2分/JR琵琶湖線「大津」駅から徒歩10分)。⚠️ 駐車場・駐輪場なし
  • 対象:主に6〜18歳
  • 開所日時:月・水・木 10:00〜16:00(祝日休み)
  • 費用(2026年4月〜):入学金10,000円/メンバーシップ 年額180,000円・月額15,000円・1回1,250円/ビジター3,500円/回
  • 特徴:滋賀県初のデモクラティックスクール(サドベリーをモデル)。子ども主体の運営。ビジター制度で不定期利用も可
  • 出席扱い:「ひまわりに参加した日は出席扱いになることもあります。必要な場合は所属する学校とご相談させていただきます」と公式に記載
  • 問い合わせ:050-3706-6694

出典:デモクラティックスクールひまわり 公式サイト(2026年9月10日確認)

4. 香こち -kokochi-(大津市桐生・帝産バス「桐生」から徒歩5分)

運営:香こち -kokochi-(運営者の記載なし)

自然の中で過ごすスクール。「出席認定を受けることが可能」と明記しています。

出席扱いについて「在籍校の判断により、出席認定を受けることが可能」と明記しています。大津市の補助金は「在籍校長が施設利用を出席と認めていること」を要件にしているので、この記載は費用面にも直結します。

活動は自然の中でのびのび過ごすことを軸に、制作体験、理科実験、体づくり、クッキングが組まれています。加えてアロマを活用した心身の癒しという、この記事の中では珍しい要素があります。感覚が過敏で刺激の多い場所がつらい子には、環境そのものが違うことが意味を持つことがあります。

費用は入会金10,000円、週1回で小学生16,000円・中学生18,000円。スポット利用も小学生4,500円・中学生5,000円で用意されているので、まず1日試すことができます。アクセスは帝産バス「桐生」から徒歩5分、新名神「草津田上」ICから車8分。⚠️ 開所曜日・時間は公式サイトに記載がなく、滋賀県の資料では「月・水、不定期で金」とされています。電話番号も公式サイトにはなく、県資料に080-1715-1334とあります。必ず確認してください。

  • 所在地:大津市桐生2丁目11-12(帝産バス「桐生」から徒歩5分/新名神「草津田上」ICから車8分)
  • 対象:小学生〜中学生(高校生は要相談)
  • 開所曜日・時間:公式サイトに記載なし(滋賀県の資料では月・水、不定期で金)。要確認
  • 費用:入会金10,000円/週1 小16,000円・中18,000円/週2 小28,000円・中32,000円/スポット 小4,500円・中5,000円
  • 活動:自然の中でのびのび過ごす、制作体験・理科実験・体づくり・クッキング、アロマを活用した心身の癒し
  • 出席扱い:「在籍校の判断により、出席認定を受けることが可能」と公式に記載
  • 問い合わせ:080-1715-1334(滋賀県資料に記載。公式サイトには電話番号の記載なし)

出典:香こち -kokochi- 公式サイト(2026年9月10日確認)

5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)

運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)

家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。

ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、大津市のどこに住んでいても条件は変わりません。

メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。

費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。

  • 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
  • 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
  • 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
  • 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
  • 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
  • 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
  • サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
  • 体験:オンラインの無料体験会あり

出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月10日確認)

その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください

大津市の公的な受け皿は、他の自治体と比べても層が厚くなっています。まず大津市教育支援センター。〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階、電話077-527-5525。教育相談は電話が月〜土 9:00〜17:00(受付16:30まで)、面接が月〜土 9:00〜16:30です。ことばの教室(中央)は月〜金 9:00〜16:30で、南部教室(膳所小内)・北部教室(志賀南幼稚園内)もあります。

教育支援ルーム「ウイング」は市内6拠点。中学生向けが3か所、小学生向けが3か所です。中学校ウイング明日都=浜大津4-1-1 明日都浜大津3階/月〜金 9:00〜15:00(木は9:00〜12:00)、中学校ウイング和邇=和邇高城12 和邇文化センター2階/火金 9:00〜12:00、中学校ウイング瀬田=一里山3-16-1 瀬田東市民センター2階/月水 9:00〜12:00。小学校ウイングおの=水明1-37-1 小野児童館内/火水金 9:00〜11:30、小学校ウイングぜぜ=本丸町6-50 生涯学習センター2階/火水木、小学校ウイングせた=大将軍1-14-30 瀬田北市民センター内/月木金。代表電話は077-527-5525です。⚠️ 費用の記載はありません。

📌 そして大津市の大きな特徴が、すべての市立小中学校に「校内ウイング」を設置していることです。教室に入りづらい子どもの校内の居場所として、全校に置かれています。「学校の建物までは行けるが教室に入れない」という段階なら、まずここが最初の選択肢になります。担任に相談してみてください。

民間施設については、滋賀県が公式リーフレット「多様な居場所・学びの場」を公開していて、フリースクール/居場所/親の会/その他に分類されています。県は「一定の要件を満たせば、学校外の施設において在籍校での出席認定や成績評価の対象とすることができる」と明記しています。県の相談窓口は滋賀県心の教育相談センター(野洲市北桜/相談専用 077-586-8125/月〜金 10:30〜12:30・13:30〜16:30)。⚠️ 大津市内の学びの多様化学校・公設フリースクール・メタバース支援は、市・県の公式ページでは確認できませんでした。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。

そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。大津市は南北に細長く、和邇や志賀から市街地までは移動だけでかなりの時間がかかります。フリースクールの数と性格は地域によって大きく違い、都市部と同じ前提で探すと必ず行き詰まります。

そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。

オンラインが向いているのは、こういうときです

オンラインを検討したほうがいいサイン
  • 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
  • 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
  • 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
  • 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
  • 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい

とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。

オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと

ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。

  • ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
  • ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
  • ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
  • ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します

③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。

⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。大津市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。

見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。大津では特に、補助金に直結する2つを必ず聞いてください。

見学のときに聞くこと
  • これまで何人が在籍校で出席扱いになりましたか(市の補助金の必須要件です)
  • 入会金はいくらですか(⚠️ 市の補助金の対象外なので全額自己負担になります)
  • 今日みたいに気持ちが不安定な日に、途中で帰ることはできますか
  • 在籍校への出席報告は、誰がどの頻度で行っていますか
  • うちの子と年齢の近い子は、今何人くらい来ていますか
  • 合わなかったときに、途中でやめる手続きと費用はどうなりますか

よくある質問

大津市の補助金は、いくらもらえますか。
月額利用料の2分の1、または月10,000円のいずれか少ない額です。たとえば月額20,000円の施設なら10,000円、月額15,000円の施設なら7,500円が目安になります。⚠️ ただし入会金・入学金、交通費、教材費・実習費・イベント参加費、体験利用費は対象外です。窓口は大津市教育委員会 教育支援センター(明日都浜大津1階/077-527-5525)。
入会金は補助の対象になりませんか。
なりません。要綱に明記されています。この記事の施設で言えば、入会金は昼TRY部が30,000円、トライアンフが20,000円、ひまわりが10,000円、香こちが10,000円。これらは全額自己負担です。月額だけで比べると、初月の実際の負担を見誤ります。
「申請前1か月以内に7日以上参加していない」とはどういう意味ですか。
要件のひとつに「申請前1か月以内に在籍校の活動に7日以上参加していない」ことがあります。⚠️ 学校にある程度通えている状態だと対象外になるという意味です。学校とフリースクールを併用している場合は特に、申請の可否に関わるので窓口(077-527-5525)で確認してください。
学校の建物までは行けるのですが、教室に入れません。
大津市はすべての市立小中学校に「校内ウイング」を設置しています。教室に入りづらい子どもの校内の居場所として全校に置かれているので、まず担任に相談してみてください。校外の教育支援ルーム「ウイング」も市内6拠点にあります(代表 077-527-5525)。
フリースクールに通うと、学校の出席扱いになりますか。
自動的にはなりません。在籍校の校長の判断が必要です。この記事の中では香こちが「在籍校の判断により、出席認定を受けることが可能」、昼TRY部が「通った日が学校の出席として認められるケースが増えてきました」と記載しています。滋賀県も「一定の要件を満たせば出席認定や成績評価の対象とすることができる」と明記しています。見学のときは数字で聞いてください。

まとめ

大津市でフリースクールを検討するなら、費用の見積もりに注意してください。市の補助金は月額利用料の1/2(上限月10,000円)ですが、入会金・交通費・教材費・体験利用費は対象外です。入会金が2〜3万円かかる施設が多いので、初月の負担は月額だけでは読めません。

施設は費用の刻みで選べます。ドロップイン利用ができる昼TRY部、学年別・日数別で小学生1日コース月14,000円からのトライアンフ、1回1,250円やビジター制度があるひまわり、スポット利用ができる香こち。いずれも「まず1日試す」ができるので、契約前に本人の反応を見られます。

そして無料の選択肢として、全市立小中学校の「校内ウイング」と、市内6拠点の教育支援ルーム「ウイング」があります。どれも難しいと感じたなら、開いている日数、参加のしかたの自由度、出席扱いの実績、学校とのやりとりを誰がやるのか。この4つを最初に聞いておいてください。

内容を確かめるための一次資料

  1. 大津市 フリースクール等民間施設利用者支援補助金 要綱(PDF)(ページ)
  2. 大津市 教育支援センター(ページ)
  3. 大津市 教育相談(ページ)
  4. 滋賀県「多様な居場所・学びの場」(ページ)
  5. 滋賀県 教育支援ルーム一覧(PDF)(ページ)
  6. 滋賀県 心の教育相談センター(ページ)
  7. フリースクール昼TRY部(NPO法人D.Live)(ページ)
  8. 大津オルタナティブスクール トライアンフ(ページ)
  9. デモクラティックスクールひまわり(ページ)
  10. 香こち -kokochi-(ページ)
NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校
大津市で「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、メタバース校舎に平日毎日通えるオルタナティブスクールです。全国どこからでも同じ条件で参加でき、出席扱いの申請も担当がサポートします。まずはオンラインの無料体験会から、様子だけ見てみてください。

文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月10日 / 最終更新:2026年9月10日
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