【2026年版】滋賀県大津市のフリースクールおすすめ5選|助成金・習い事情報も解説

大津市 琵琶湖

「大津市でフリースクールを探しているけど、公立の支援センターと民間のフリースクール、どう違うの?」「補助金は使えるの?」

そんな疑問や不安を抱えている保護者の方は少なくありません。

全国の不登校児童生徒数は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)で過去最多を更新し、12年連続で増加しています(参考:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」、こども家庭庁資料)。

本記事では大津市で不登校のお子さんの居場所やフリースクールを探している方に向けて、タイプの異なる5つの施設をご紹介します。あわせて、大津市独自の通所補助制度や、フリースクール以外の「習い事」の選択肢もまとめました。

大津市は、琵琶湖沿いに複数の民間フリースクールが立地するほか、教育委員会が運営する公的な教育支援センターの「ウイング」も充実しています。さらに2025年度からは「大津市フリースクール等民間施設利用者支援補助金」という独自の通所補助制度が始まっており、近畿地方の中でも補助制度を設けている数少ない自治体の一つです。

記載内容は各施設・自治体の公式サイト等をもとに調査した情報です。料金や受け入れ状況、制度の内容は変更されることがあるため、利用を検討する際は必ず各施設または大津市教育委員会に直接ご確認ください。

目次

【タイプ別】おすすめフリースクール5選

ここからは、それぞれの施設の特徴を詳しく紹介します。なお、掲載順は支援内容の優劣を示すものではありません。

1. 大津オルタナティブスクール トライアンフ|少人数・自由な学び型

京阪石場駅・三井寺駅から徒歩圏内、大津市浜大津にあるオルタナティブスクールです。「多様な学びの場からその子らしい未来へ」をコンセプトに、決まった時間割を設けず、子どもの「好き」や「得意」を中心にした学びを大切にしています。

精神面・情緒面のサポートを重視しており、在籍する小中学校の判断によって出席扱いとなる場合もあります。滋賀県内の自治体によっては通所費用の補助が受けられることもあります。

  • 通学スタイル:月・火・水・金曜 10:00〜16:00(見学・利用相談は事前予約制)
  • 向いている子:決まった時間割に縛られず、自分のペースで「好き」や「得意」を伸ばしたい子

2. フリースクール香こち|体験学習・アットホーム型

大津市桐生にあるギャラリー内で運営されている、小中学生(高校生は相談可)を対象としたフリースクールです。木に囲まれた温かい空間で、教員経験者やアロマ講師などのスタッフが「これ面白いな」と思える活動をサポートします。

クッキングやおやつ作り、工作、野菜栽培など、体験を通じた学びを重視しており、在籍校からの出席認定を受けられる場合もあります。

  • 通学スタイル:平日10:00〜14:00(週1回・週2回など選択可、スポット利用も可)
  • 向いている子:少人数でアットホームな雰囲気の中、体験活動を通じて安心して過ごしたい子

3. 昼TRY部(NPO法人D.Live)|若者・第三の居場所型

JR瀬田駅から徒歩5分、大津市大萱にある小学5年生〜高校3年生を対象とした居場所です。「安心できる居場所から、自分らしい一歩を」というコンセプトのもと、自尊感情と非認知能力を育むことを重視しています。

水曜日には個別指導中心の「スタディコース」、平日午後には「アフターTRY部」も用意されており、同年代との関わりを通じて元気や意欲を取り戻していく環境づくりに力を入れています。

  • 通学スタイル:月〜金曜10:00〜14:00(水曜はスタディコース10:00〜15:30、アフターTRY部14:00〜15:30)
  • 向いている子:同年代との関わりの中で、少しずつ自尊感情や意欲を取り戻したい子

4. 安養寺フリースクール|体験学習・寺子屋型

JR大津駅から徒歩11分、大津市松本にある浄土真宗のお寺に設置されたフリースクールです。小中高校生が対象で、教職経験者や住職、ケースワーカー、大学教授、工芸家など多様な背景を持つスタッフが指導にあたっています。

フットサルやテニス、太極拳、プログラミング、海外研修など幅広いプログラムを実施しているほか、高等学校卒業程度認定試験対策や進学支援にも対応しています。

  • 通学スタイル:月・火・木・金曜 10:00〜14:00(1日2,500円)
  • 向いている子:多様な年代・背景の大人との関わりや、幅広い体験活動を通じて力をつけたい子

5. 大津市教育支援センター「ウイング」|公的・無料型

大津市教育委員会が設置する公的な相談・支援機関です。浜大津の「明日都浜大津」内にセンターを構え、小学生向けの「小学校ウイングせた・ぜぜ・おの」、中学生向けの「中学校ウイング明日都・和邇・瀬田」という教育支援ルームを運営しています。あわせて、市内すべての市立小中学校には「校内ウイング(校内教育支援室)」も設置されており、教室に入りづらい子どもが校内で安心して過ごせる居場所となっています。

開室日や時間は教室ごとに異なるため、利用を検討する場合はまず在籍校または教育支援センター(電話:077-527-5525)へ相談するとよいでしょう。

  • 通学スタイル:教室により曜日・時間が異なる(詳細は教育支援センターへ要確認)
  • 向いている子:費用をかけずに、公的な枠組みの中で段階的に学校とのつながりを保ちたい子

【選ぶときの視点】どんなお子さんに合っている?

「うちの子にはどのタイプが合うの?」――その不安を解消すべく、各フリースクールのタイプと向いているお子さんの特徴を表にしてまとめました。

フリースクールのタイプ向いているお子さんの特徴
少人数・自由な学び型(トライアンフなど)決まった時間割に縛られず、自分の「好き」や「得意」を軸に学びたい子に向いています。
体験学習・アットホーム型(香こちなど)少人数の温かい雰囲気の中で、体験活動を通じて安心して過ごしたい子に向いています。
若者・第三の居場所型(昼TRY部など)同年代との関わりを通じて、自尊感情や意欲を少しずつ取り戻したい子に向いています。
体験学習・寺子屋型(安養寺フリースクールなど)多様な大人との関わりの中で、幅広い体験を積みたい子に向いています。
公的・無料型(大津市教育支援センターなど)費用をかけずに、公的な枠組みで段階的に学校復帰や進路を考えたいご家庭に向いています。

地域の習い事情報|学習塾以外の学びの場

フリースクール以外にも、学校が合わなかったお子さんや発達に特性のあるお子さんが安心して通える「習い事」は、居場所の選択肢の一つになります。ここでは大津市内の学習塾以外の習い事をジャンル別に紹介します。フリースクールとは異なり、通所が学校の出席扱いに直結するものではない点にはご注意ください。

  • スポーツ系:カプリ個別水泳教室(大津市内・草津市内のプールで開催):知的・発達障がい児専門の水泳教室で、1レッスン50分のマンツーマン指導。「集団行動が苦手」「一斉指示が入りにくい」「体幹が弱い」といった特性に配慮し、担当コーチ制で信頼関係を築きながら進めます。入会金10,000円、年会費5,000円、月額6,000円〜(別途保険料・施設利用料)。
  • アート・音楽系:いがたピアノ・リトミック教室(大津市緑町、JR小野駅からバス8分):2歳から通える個人レッスン中心のピアノ・リトミック教室。「年齢や発達に合わせて無理のない内容で進める」方針で、練習ノートやシール、ゲームなどを取り入れながら本人のペースを大切にしています。プレピアノコース(2歳〜就学前)は月3回6,000円など。発達特性への具体的な配慮内容は教室に直接ご確認ください。
  • プログラミング系:QUREOプログラミング教室(大津市内に11教室、例:プラコベ大津中央教室・プラコベ膳所教室など):小学2年生〜高校生を対象に、ゲーム感覚でプログラミングの基礎を学べる教室です。個別のペースで進められるため、一斉授業が苦手な子でも取り組みやすいのが特徴です。

発達特性への配慮の程度は教室によって差があるため、体験授業の際にお子さんの特性を伝え、対応可能かどうかを確認しておくと安心です。

大津市フリースクール等民間施設利用者支援補助金

大津市は、フリースクール等の民間施設を利用する不登校児童生徒の保護者を対象に、独自の通所補助制度を設けています。2026年度に要綱・様式が改正されているため、利用を検討する際は最新の要綱を確認しましょう。

  • 対象:大津市に住所を有する保護者で、次のすべてに該当する方(①申請日前1か月以内に在籍校の学級での活動に7日以上参加していない不登校児童生徒の保護者であること、②在籍校の校長がフリースクール等民間施設の利用をもって出席とみなす取扱いを認めていること、③市税の滞納がないこと、④国・県等から同種の補助を受けていないこと)
  • 補助対象経費:フリースクール等民間施設の利用に要する「利用料」(入会金・交通費・寮費・教材費・実習費・イベント参加費等の実費、体験利用に係る費用は対象外)
  • 助成額:利用月ごとに「利用料月額の2分の1に相当する額」と「10,000円」のいずれか少ない方の額を算定し、補助対象年度(4月〜翌3月)内で合算した額
  • 申請方法:大津市フリースクール等民間施設利用者支援補助金交付申請書(様式第1号)等を提出し交付決定を受けたのち、学期ごとに教育支援センター所属の公認心理師との面談を受け、通所状況を年3回(8月31日・1月31日・3月31日が報告期限の目安)報告。年度末に実績報告書兼請求書(様式第8号)を提出して補助額が確定します。4〜8月分の利用料については、事前交付請求(様式第10号)も可能です。
  • 必要書類:交付申請書、フリースクール等の利用規約・概要が分かる資料、利用契約書等、利用証明書兼誓約書(様式第2号)、(実績報告時)通所状況の報告書、領収書の写し等
  • 問い合わせ先:大津市教育委員会 教育支援センター(電話:077-527-5525、〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階)

補助を受けるには、事前に在籍校からフリースクール等の利用が出席扱いと認められている必要があります。利用を検討する際は、まず在籍校とフリースクール等の双方に相談し、認定の手続きを確認しておきましょう。

大津市の就学援助制度

大津市には、経済的な理由で学用品費や給食費などの支払いが難しい家庭を対象とした就学援助制度もあります。就学援助は、フリースクール等通所補助金とは異なる制度で、学校生活に必要な費用の一部を援助するものです。申請時期は例年1月中旬〜4月頃で、世帯全員の総所得金額等をもとに審査されます。問い合わせ・申請先は大津市教育委員会です。

見学・問い合わせ時に確認したいポイント

一覧だけでは分からない点も多いため、実際に問い合わせる際は次のようなことを確認しておくと比較しやすくなります。

  1. 対象年齢・対象学年…小学生から受け入れているか、中学生・高校生のみか。
  2. 通い方…毎日通う前提か、週1日からでも良いか。曜日や時間帯を選べるか。
  3. 費用の総額…月謝だけでなく入会金や教材費、体験活動費なども含めた年間の総額を確認すると比較しやすいです。
  4. 出席扱いの実績…在籍する学校の校長判断で「出席扱い」となるかどうかは施設と学校側の連携次第です。実績や手続きの流れを聞いておくと安心です。
  5. 大津市の補助金の対象になるか…大津市フリースクール等民間施設利用者支援補助金の対象施設か、申請の流れも含めて確認しておきましょう。
  6. 学習内容と評価方法…教科学習中心か、体験活動中心か。定期テストの代わりにどのような形で成長を伝えてもらえるか。
  7. 見学・体験の可否…多くの施設が見学や体験を実施しています。雰囲気やスタッフとの相性は、実際に足を運んでみないと分からない部分が大きいです。

費用面の情報

本記事で紹介したフリースクールの費用面についても表にまとめています。

施設・タイプ費用の目安
大津市教育支援センター「ウイング」無料
大津オルタナティブスクール トライアンフ入会金20,000円、月謝週1回16,000円〜週3〜4回36,000円
フリースクール香こち入会金10,000円、小学生週1回16,000円/月〜、中学生週1回18,000円/月〜(兄弟割引あり)
昼TRY部(D.Live)入会金30,000円、月謝:小学生週1回15,000円〜、中高生週3回35,000円
安養寺フリースクール1日2,500円

大津市には独自のフリースクール等民間施設利用者支援補助金があり、要件を満たせば利用料の2分の1(月額上限10,000円)が補助される場合があります。無料の公的施設と組み合わせて検討するのもおすすめです。

学校に通う以外の選択肢も知っておこう

フリースクールや教育支援センターに通うことだけが選択肢ではありません。学習の遅れが気になる場合や、外に出ることがまだ難しい場合は、出席扱いに対応した教材や自宅から取り組めるオンライン学習も選択肢になります。たとえばNIJINアカデミーは担任制のオンライン学習で、ゲーム感覚のメタバース教室を使いながら自分のペースで学べる仕組みです。毎日体験説明会を実施しているので、まずは雰囲気を覗いてみるのもおすすめです。

NIJINアカデミーのメタバース校舎の様子

まとめ

大津市には、公的な教育支援センターから、少人数制の個別支援型、体験学習型、若者の第三の居場所型まで、多様なタイプのフリースクールがあります。加えて、近畿地方では数少ない独自の通所補助制度も整っています。

お子さんの年齢や性格、ご家庭の希望に応じて、まずは見学や体験から始めてみることをおすすめします。近隣の草津市・栗東市・京都市のフリースクールもあわせてチェックすると、さらに選択肢が広がります。

本記事は2026年8月時点で公開されている情報をもとに作成しています。対象学年、助成内容、活動内容などは変更される場合がありますので、利用を検討する際は必ず各施設または大津市教育委員会の公式窓口で最新情報をご確認ください。

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