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平塚市から通えるフリースクール10選|県の一覧に載らない市内4か所と、無料の教育支援室【2026年版】

2026 10/16
学びの選択肢 フリースクール 神奈川県
2026年9月16日2026年10月16日
平塚から通えるフリースクール10選
神奈川県のフリースクール一覧を開いて、平塚市の欄が空っぽで不安になった方へ。あの一覧は「県内すべての施設」ではなく、県の協議会と連携している施設だけを載せたものです。平塚市内には、公式サイトで料金まで公開しているフリースクールが複数あります。この記事では、平塚から通える10か所を、対象学年・開所日・費用・出席扱いの書きぶりまで同じ項目で並べます。あわせて、無料で使える市の教育支援室と、神奈川県の補助制度が保護者向けではないという事実も書きます。
この記事でわかること
  • 県の一覧に平塚市が0件なのは、協議会の連携施設だけを載せているからです。市内に施設がないわけではありません
  • 平塚駅から徒歩30秒、徒歩8分という立地の施設があります。付き添い登校の負担で選ぶなら、ここが効きます
  • 平塚市には市独自の利用料補助がありません。神奈川県の制度も「保護者に直接補助する制度ではございません」と県が明記しています
  • 藤沢市・海老名市・二宮町には補助がありますが、いずれも居住要件があり、平塚市民は使えません
  • 市の教育支援室「くすのき」は「費用は無料です。」と明記しています。民間より先に確認する価値があります
  • 10か所のうち、出席扱いを断定している施設は1つもありません。書きぶりの違いをそのまま載せます
編集部より

この記事は、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINが編集しています。10番目に自社のスクールを挙げていますので、自社の紹介を含む記事であることを先にお伝えします。ほかの9か所と同じ項目・同じ粒度で書き、公式サイトに書かれていないことは「記載なし」「確認できず」とそのまま書いています。

目次

「県の一覧に平塚がない」の正体

平塚市でフリースクールを探し始めた方の多くが、最初に神奈川県のページにたどり着きます。そして、平塚市の欄に1件も載っていないことに驚きます。茅ヶ崎市も、秦野市も、伊勢原市も、大磯町も0件です。藤沢市に2件、二宮町に1件、厚木市に1件、小田原市に1件だけ。

結論から書きます。あの一覧は「県内にあるフリースクールの全部」ではありません。神奈川県学校・フリースクール等連携協議会と連携している施設だけを載せたものです。連携していない施設は、いくら実績があっても載りません。平塚市が0件なのは、施設がないからではなく、協議会に入っている施設が市内にないからです。

実際に調べると、平塚市内には公式サイトで料金まで公開しているフリースクールが複数あります。平塚駅南口から徒歩30秒のところにも、徒歩8分のところにもあります。この記事では、そのうち市内4か所と、東海道線・小田急線で通える市外5か所を並べます。

お金の話も先に書きます。平塚市には、市が保護者にフリースクール利用料を補助する制度がありません。そして神奈川県の制度も、保護者向けではありません。県のページには「保護者の方に直接補助する制度ではございません」とはっきり書かれています。県が補助しているのは市町村で、1人あたり月1万円を基準に、その3分の1を県が負担するという組み立てです。市が制度を作らなければ、県の予算は住民に届きません。

近隣では、藤沢市が月1万円、海老名市が2分の1で上限1万5千円、二宮町が3分の2で上限1万5千円の補助を出しています。ただし、いずれも「その市町に住んでいること」が条件です。平塚市民が藤沢市の施設に通っても、藤沢市の補助は使えません。ここは間違えやすいので注意してください。

ノートと本が並んだ机の上
NIJINアカデミーの学び

「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。

NIJINアカデミーを見てみる

平塚から通えるフリースクール10選(比較一覧)

市内4か所と、東海道線・小田急線・相模線で通える市外5か所、それにオンラインを1つ。費用は公式サイトに書かれている金額をそのまま載せ、書かれていないものは「非公開」または「確認できず」としています。推測では書いていません。

スクール名 エリア(最寄り) 対象 開所 費用の目安
1. フリースクール・個別指導のT&M 平塚市豊田本郷1565-1/平塚駅前クラス(宮の前6-18) 小・中・高 10:00-21:00(日曜休) 入会金0円+月22,000円(出席表提出は別途8,800円/月)
2. 探究支援塾Trimの教室 平塚市代官町23-29(平塚駅南口 徒歩8分) 小・中・高 月・木・金 10:00-15:00 非公開
3. フリースペースいろえんぴつ 平塚市西八幡1-1-27(平塚駅 徒歩20分/バス3分) 5〜18歳 月〜金 10:00-15:00 1回2,000円 または月10,000円(無料体験2回)
4. 堀口塾 フリースクール 平塚市代官町1-5(平塚駅南口 徒歩30秒) 小・中 火・木 9:30-12:30 入塾金12,000円+税/月27,610円
5. フリースクールのぞみ教室 二宮町二宮1352-4(二宮駅 徒歩12分) 小5〜中3 平日 9:30-15:00(週1〜5日選択) 月15,000円(週1)〜52,000円(週5)+諸費用
6. いせはらフリースクール風の谷 伊勢原市伊勢原1-24-15 小5〜中3 月・火・木 10:00-15:00 月4,000円
7. NPO法人 森の仔じゆうがっこう 藤沢市亀井野2-21-9/大庭5404-3 小学生〜 月・水・金 10:30-16:30(水は14:00まで) 週1回 月16,000円〜
8. まなぶばTREK 茅ヶ崎市・藤沢市(固定教室なし) 小1〜小6 月・火・木・金 9:30-15:30 体験3回無料/月8,000〜20,000円
9. 星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール 厚木市中町3-16-8 小4〜中3 月・水・金 10:20-15:20 年会費18,000円+週1日17,000円〜
10. NIJINアカデミー(オンライン) 自宅から参加 小1〜中3 平日の学級制 月25,443円(初月のみ入学金33,000円)

10か所を1か所ずつ紹介します

1. フリースクール・個別指導のT&M|入会金0円・月22,000円。料金がすべて公開されている

T&M education services/神奈川県平塚市豊田本郷1565-1(豊田本郷フリースクール)ほか、平塚駅前クラス(平塚市宮の前6-18 スカイメイトワン2F)

平塚市内で、料金を完全に公開している数少ない施設です。入会金0円、月額22,000円(税込・全学年共通)。出席表の提出を依頼する場合は別途8,800円/月。「月いくらかかるのか」が見学前に分かるというのは、それだけで比較の出発点になります。

対象は小学生・中学生・高校生。営業時間は10時から21時で、定休日は日曜です。夜まで開いているので、昼間に動けない時期にも組み立てようがあります。農業体験・運動・社会トレーニングなど、生活リズムを取り戻すためのプログラムが用意されています。個別指導塾が併設されているのも特徴です。

出席扱いの書き方は適切です。原文は「学校に欠席されている場合にも、フリースクールへの出席により、出席扱いにされる場合もございます」。断定していません。復学するときの参考意見書の提出にも対応しています。オンライン指導にも対応していると明記されています。最寄り駅と徒歩分数、送迎の有無は公式に記載がなく、確認できませんでした。

2. 探究支援塾Trimの教室|平塚駅南口から徒歩8分。探究とキャリア伴走がセット

運営:株式会社edu-Criatice/神奈川県平塚市代官町23-29 東和電気ビル3階(JR平塚駅南口から徒歩8分)

平塚駅南口から徒歩8分。平塚市内のどこからでも計算しやすい立地です。対象は小学生から高校生まで。開所は月・木・金の週3日、10時から15時です。

中身は、探究を通じた学びと、プロ家庭教師による学習サポート、キャリアコンサルタントによる進路の伴走という3本立てです。進路まで一緒に考えてくれる体制があるのは、中学3年生や高校生を抱える家庭には大きいはずです。2026年4月に通信制高校を開校する構想も公表されています。

出席扱いについては「在籍校によって取り扱いが異なります。フリースクールに通うことで『出席扱い』と認められる場合があります」と書かれています。断定していません。費用は非公開で、兄弟割引と長期継続割引があるとだけ案内されています。送迎については公式サイト内で記載が食い違っています。教室ページには「送迎は各ご家庭でお願いしています」、トップページには「金曜限定の送迎サービス」とあります。問い合わせのときに確認してください。

3. フリースペースいろえんぴつ|1回2,000円から。無料体験が2回ある

神奈川県平塚市西八幡1-1-27 さかえビル3階(平塚駅から徒歩20分、またはバス「コンフォール平塚前」下車3分)

2024年4月に発足した、市民活動としての居場所です。対象は5歳から18歳と幅が広く、この記事の10か所のなかでもっとも対象年齢が広い場所です。開所は月曜から金曜の10時から15時。土日祝と年末年始は休みです。

費用は1回2,000円、または月額10,000円。そして無料体験が2回あります。「合うかどうか分からないのに入会金は払えない」という段階の家庭にとって、ここは現実的な最初の一歩になります。入会金の有無は公式に記載がなく、確認できませんでした。

性格は「学校でも家でもない第三の居場所」。決まったプログラムはなく、いつ来ていつ帰ってもよい設計です。出席扱いについては公式サイトに記載がなく、確認できませんでした。送迎、オンライン対応についても記載がありません。

4. 堀口塾 フリースクール|平塚駅南口から徒歩30秒。ただし週2日・午前のみ

神奈川県平塚市代官町1-5 YKビル3F(JR平塚駅南口から徒歩30秒)/電話 0463-86-6354

この記事の10か所のなかで、立地は断然ここです。平塚駅南口から徒歩30秒。付き添い登校が必要な時期、駅から歩く距離がそのまま負担になります。改札を出てすぐというのは、それだけで通える理由になります。

ただし条件があります。開所は火曜と木曜の9時30分から12時30分。週2日、午前だけです。平日の日中をまるごと過ごせる場所を探している場合には向きません。対象は小学生と中学生です。

費用は入塾金12,000円+消費税、月額27,610円(税込)と公開されています。中身は一斉授業ではなく個別のペースを重視した形で、AI教材「すらら」を使っています。平塚中等の対策で実績のある進学塾が母体です。出席扱いについては公式サイトに記載がなく、確認できませんでした。

5. フリースクールのぞみ教室(二宮町)|スクールバスがある。東海道線で平塚から2駅

運営:星槎学園高等部湘南校(学校法人国際学園)/神奈川県中郡二宮町二宮1352-4(JR二宮駅から徒歩12分)/電話 0463-71-0991

平塚から東海道線で2駅。この記事の10か所のなかで、送迎を公式に明記しているのはここだけです。公式サイトに「スクールバス送迎もあります」と書かれています。学校法人が運営していて、神奈川県の一覧にも掲載されている施設です。

対象は小学5年生から中学3年生。開所は平日9時30分から15時で、週1日から週5日まで選べます。費用は授業料が月額15,000円(週1日)から52,000円(週5日)まで。別途、年額の諸費用があります。週1日から始めて、通える日が増えたら回数を増やすという進め方が、料金の面でもそのままできます。

中身はソーシャルスキルトレーニングが充実していて、体験型の学習、電子黒板やタブレットを使ったICT活用、高校生との交流授業、学校行事への参加機会が用意されています。出席扱いについては公式サイトに記載がなく、確認できませんでした。

6. いせはらフリースクール風の谷(伊勢原市)|月4,000円。この記事で最も安い

運営:認定特定非営利活動法人 地域福祉を考える会/神奈川県伊勢原市伊勢原1丁目24-15「おおきな樹」内2階(元・伊勢原市中央保育園)/電話 0463-95-6665

月謝が月4,000円です。この記事の10か所のなかで、無料の体験を除けばもっとも安い設定です。認定NPO法人が運営していて、2025年4月に開設された新しい場所です。

対象は小学5年生から中学3年生。開所は月・火・木の10時から15時、週3日。学習支援、教育相談、社会的スキルの育成、ピアサポートが柱で、「一人一人が自分のみらいを創造できる資質・能力を養う」ことを掲げています。

平塚からは東海道線と小田急線の乗り継ぎになります。最寄り駅と徒歩分数は公式に記載がなく、確認できませんでした。入会金の有無、出席扱い、送迎についても記載がありません。費用が安いぶん、通いやすさは必ず自分の足で確かめてください。

7. NPO法人 森の仔じゆうがっこう(藤沢市)|家族支援と保護者会まで揃う総合型

NPO法人 森の仔じゆうがっこう/本部=神奈川県藤沢市亀井野2-21-9 2F/大庭教室=藤沢市大庭5404-3 205号室/電話 0466-86-7100

神奈川県の一覧に掲載されている施設です。フリースクールだけでなく、個別支援・家族支援・体験学習・保護者会までを1つの法人で担っているのが特徴で、障害児相談支援も行っています。「生きる力をはぐくむ、ワクワクする居場所」を掲げています。

対象は小学生から。開所は月・水・金の10時30分から16時30分(水曜のみ14時まで)。費用は週1回で月16,000円から。カウンセリングは60分6,000円からです。県の資料にはオンライン支援ありと記載されています。

平塚からは東海道線で藤沢まで出て、小田急江ノ島線に乗り継ぎます。最寄り駅と徒歩分数は公式に記載がなく、確認できませんでした。出席扱い、送迎についても記載がありません。

8. みんなで育むフリースクール まなぶばTREK|体験3回無料。ただし固定の教室がありません

みんなで育むフリースクールまなぶばTREK/茅ヶ崎市・藤沢市の複数拠点

ほかの9か所と性格がはっきり違います。固定の教室がありません。藤沢市少年の森、茅ヶ崎里山公園、引地川親水公園、茅ヶ崎市民の森、辻堂海浜公園といった屋外と、複数の屋内拠点を使い分ける自然体験型です。対象は小学1年生から6年生まで。小学生だけです。

開所は月・火・木・金の9時30分から15時30分(水曜休み)。費用は体験が3回まで無料で、レギュラー会員が週1回から週4回で月8,000円から20,000円。チケット会員は5回分12,500円、11回分25,000円です。週1回で月8,000円という水準は、この記事のなかでも入りやすい部類です。

自発的な学び、みんなで食べること、季節の行事を重視する設計です。入会金の有無、出席扱い、送迎については記載がなく、確認できませんでした。拠点が日によって変わるので、通う手段は事前に必ず確認してください。

9. 星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール(厚木市)|1クラス10名。県の一覧にも載っている

運営:特定非営利活動法人 星槎教育研究所/神奈川県厚木市中町3-16-8(星槎国際高等学校 厚木学習センター内)/電話 046-296-5252

神奈川県の一覧に掲載されている施設で、厚木市が公開している「出席扱いとなった施設」の一覧にも名前があります。実際に出席扱いになった実績が自治体の資料で確認できる、数少ない施設です。

対象は小学4年生から中学3年生。開所は月・水・金の10時20分から15時20分。1クラスの定員は10名です。自尊心の回復と心の成長を目的に、ソーシャルスキルトレーニングと基礎学力の習得、個別カウンセリングを組み合わせています。

費用は年会費18,000円に加えて、週1日17,000円+3,000円、週2日29,000円+6,000円、週3日31,000円+9,000円という設定です。出席扱いについては「チャレンジスクールでの出席状況は毎月末、在籍校へ送っています」という書き方で、報告はするが認定は断定しない、という姿勢です。平塚からは相模線と小田急線の乗り継ぎになり、この記事のなかではもっとも遠い候補です。

10. NIJINアカデミー(オンライン)|担任と学級がある。自宅から参加する

運営:株式会社NIJIN(当サイトの運営会社)/オンライン

最後に自社のスクールを挙げます。通所ではなく、自宅から参加するオンラインのオルタナティブスクールです。担任がいて、学級があり、時間割があります。録画を見るだけの動画配信ではありません。対象は小学1年生から中学3年生までです。

費用は月25,443円で、初月のみ入学金33,000円。平塚市には保護者向けの補助がないため、この金額がそのまま自己負担になります。ただし交通費はかかりません。平塚から厚木や伊勢原まで通う場合、定期代とバス代が毎月かかることを考えると、総額での比較が必要です。

出席扱いについては、希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値)。これは実績であって、必ず認定されるという意味ではありません。認定するかどうかを決めるのは在籍校の校長です。ほかの9か所と同じく、断定はしません。

電卓とノートで費用を計算する

平塚市のフリースクールの費用相場と、使える補助制度

10か所の公開情報を並べると、湘南エリアの相場が見えてきます。月額は4,000円から52,000円まで、10倍以上の開きがあります。これは施設の質の差ではなく、週に何日開いているかの差です。

項目 平塚周辺の幅 見落としやすい点
入会金・入塾金 0円〜12,000円+税 T&Mは入会金0円、いろえんぴつは無料体験2回、まなぶばTREKは体験3回無料。入口の負担が軽い施設が揃っているのは湘南の強みです
月額 4,000円〜52,000円 風の谷が月4,000円(週3日)、のぞみ教室が週5日で52,000円。週あたりの日数で割って比べてください
出席表・報告書の費用 0円〜8,800円/月 T&Mは出席表の提出に月8,800円が別途かかります。この費用を公開している施設は珍しく、むしろ誠実です
交通費 月0円〜約1万円 厚木・伊勢原・藤沢に通う場合、定期代が毎月かかります。平塚駅徒歩30秒の堀口塾や徒歩8分のTrimとは、総額が変わります
平塚市独自の補助 ありません 市が保護者に補助する制度は確認できませんでした
神奈川県の補助 保護者向けではありません 県のページに「保護者の方に直接補助する制度ではございません」と明記。県が補助するのは市町村です

補助金について、平塚市民が誤解しやすい点を2つ書きます。

ひとつめ。神奈川県の制度は、保護者が申請するものではありません。県は市町村に対して、1人あたり月1万円を基準にその3分の1を補助しています。つまり、市が制度を作らなければ、県の予算は住民に届きません。平塚市はまだ制度を作っていません。

ふたつめ。近隣に補助がある自治体はありますが、平塚市民は使えません。藤沢市は月1万円、海老名市は2分の1で上限1万5千円、二宮町は3分の2で上限1万5千円。ただし、いずれも「その市町に住んでいること」が条件です。二宮町にいたっては町立学校に在籍していることまで要件になっています。藤沢の森の仔じゆうがっこうに通っても、平塚市民に藤沢市の補助は出ません。

その前に。無料で使える市の窓口を先に確認してください

ここまで民間10か所を書いてきましたが、平塚市には無料で使える公的な場所があります。市に補助制度がないぶん、ここを確認する価値は大きいです。

平塚市教育支援室「くすのき」です。場所は平塚市浅間町4-39、子ども教育相談センター2階。電話は0463-36-6013。開室は月曜から金曜の9時30分から15時。

「くすのき」について、確認しておきたいこと
  • 市の案内に「費用は無料です。」とはっきり書かれています
  • 申し込みは保護者が直接できます。学校を経由しなければならない自治体もあるなかで、これは大きな違いです
  • 開室は月〜金の9:30〜15:00。民間の週2〜3日の施設より開いている日数が多い
  • 場所は浅間町4-39(子ども教育相談センター2階)、電話は0463-36-6013
  • 月額22,000円から27,610円の民間と比べると、年間で25万円以上の差になります

「公的な教室は学校の延長のようで気が進まない」という声はよく聞きます。それでも一度見てから決めるほうがいいと思います。合わなければ民間に切り替えればいいだけで、先に見ておくことで失うものはありません。そして平塚市の場合、保護者が直接申し込めるので、学校との関係がこじれている時期でも動けます。

あわせて、神奈川県は教育委員会とフリースクール等による不登校相談会とフリースクール等見学会を実施しています。1か所ずつ見学の予約を取るのが負担な時期には、まとめて話を聞ける場として使えます。

自宅のテーブルで学ぶ子ども

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで10か所を見てきて、どれも今の子どもには難しそうだと感じた方もいると思います。

平塚の場合、理由は開所日数にあることが多いです。市内4か所のうち、平日を通して開いているのはT&Mといろえんぴつの2か所だけ。Trimは週3日、堀口塾は週2日の午前だけです。市外に目を向けても、風の谷は週3日、森の仔は週3日、まなぶばTREKは週4日。「平日の日中をまるごと」という条件を満たす場所は、思ったより少ないのが実情です。

そのときに検討したいのが、家から参加できるオンラインです。まず、通所とオンラインで何がどう違うのかを並べます。

観点 オンライン(例:NIJINアカデミー) 通所フリースクール
通いやすさ 自宅から参加でき、近所の目が気にならない 平塚駅から徒歩30秒・徒歩8分という強い立地がある一方、市外の5か所は乗り継ぎが必要です
開いている日数 平日の学級制 週2日〜週5日とばらつきが大きい。堀口塾は週2日の午前のみです
費用 月25,443円(初月のみ入学金33,000円)。交通費はかからない 月4,000〜52,000円。平塚市には補助がないため、どちらも全額自己負担になります
人とのつながり 少人数の学級制で、カメラをオフにしたままの参加もできる 同じ場所に集まって、同じものを見ながら過ごせる強みがあります
出席扱い 希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値。必ず認定されるという意味ではありません) 10か所すべてで、出席扱いを断定している施設はありません。T&Mが「場合もございます」、Trimが「場合があります」という書き方です
始めるまでの早さ 転校の手続きは要りません 見学と面談を経てからになります。無料体験があるのはいろえんぴつ(2回)とまなぶばTREK(3回)です

オンラインが向いているのは、こういうときです

こんなときは、まずオンラインから
  • 家から出ること自体に、まだ大きな負担がある
  • 近所の人や同級生に会うことが不安で、通所そのものが壁になっている
  • 週2〜3日の施設では足りず、平日をまるごと過ごせる場所が見つからない
  • 体調に波があり、行ける日と行けない日の差が大きい

平塚では、市内の施設が週2〜3日開所のところに偏っています。週の残りをどう過ごすかを考えるとき、家から参加できるオンラインは現実的な選択肢になります。あわせて、いろえんぴつは1回2,000円の都度払いができるので、「行ける日だけ行く」という組み合わせ方もできます。

オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと

ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。

  • ①録画を見るだけなのか、人と会う時間があるのか。動画配信型と、担任と学級がある型では別物です
  • ②在籍校への報告をしてもらえるか。出席扱いの前提は、学校と日常的に連絡が取れていることです
  • ③報告書や出席表の作成に、別途費用がかかるか。平塚のT&Mは月8,800円と公開しています。これを聞かずに契約すると後から差が出ます
  • ④入会金と月額のほかに、施設使用料や教材費がかかるか。年間の総額で比べてください

③と④は特に見落とされます。月額だけを比べて決めてしまうと、あとから年間で数万円の差が出ます。

⚠️ NIJINアカデミーは当サイトの運営会社が運営しています。上の4つは、自社を選んでもらうためではなく、どのオンラインスクールを見るときにも同じように確かめてほしい項目として挙げています。

見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞いても意味がありません。書いていないことを聞いてください。平塚の場合、次の7つです。

見学のときの質問リスト
  • 1年間の総額はいくらですか。入会金・月額・教材費・保険料・年会費・出席表の作成費をすべて足した金額を聞く
  • 在籍校への報告書は、追加費用なしで書いてもらえますか。T&Mは月8,800円と公開しています。非公開の施設では、必ず聞いてください
  • 週に何日、何時から何時まで開いていますか。平塚市内でも週2日・午前のみという施設があります
  • うちの子の学年は受け入れていますか。まなぶばTREKは小学生のみ、のぞみ教室と風の谷は小学5年生からです
  • 在籍校への出席の報告は、どういう形でしていますか。「出席扱いになりますか」ではなく「報告の形」を聞くほうが、実態が分かります
  • いま何人が在籍していて、空きはありますか。定員が10名前後の小さな施設もあります
  • 送迎はありますか。公式に送迎を明記しているのは、二宮町ののぞみ教室だけです。Trimは教室ページとトップページで記載が食い違っているので、必ず確認してください
テーブルで向かい合って話す親子

よくある質問

神奈川県の一覧に平塚市のフリースクールが載っていないのはなぜですか。
あの一覧は県内のすべての施設を載せたものではなく、神奈川県学校・フリースクール等連携協議会と連携している施設だけを掲載しているためです。茅ヶ崎市・秦野市・伊勢原市・大磯町も同じく0件です。平塚市内には、公式サイトで料金まで公開しているフリースクールが複数あります。
平塚市に、フリースクールの利用料を補助する制度はありますか。
平塚市が保護者に直接補助する制度は確認できませんでした。神奈川県の制度も保護者向けではなく、県のページに「保護者の方に直接補助する制度ではございません」と明記されています。県は市町村に対して、1人あたり月1万円を基準にその3分の1を補助する形です。
藤沢市や海老名市には補助があると聞きました。平塚市民でも使えますか。
使えません。藤沢市(月1万円)、海老名市(2分の1・上限1万5千円)、二宮町(3分の2・上限1万5千円)はいずれも、その市町に住んでいることが条件です。二宮町はさらに町立学校に在籍していることも要件です。藤沢市の施設に通っても、平塚市民に藤沢市の補助は出ません。
平塚市内で、いちばん通いやすい場所はどこですか。
立地だけで言えば堀口塾フリースクール(平塚市代官町1-5、平塚駅南口から徒歩30秒)です。ただし開所は火曜と木曜の9時30分から12時30分、週2日の午前だけです。平日を通して開いている場所を探すなら、T&M(10時〜21時・日曜休)か、フリースペースいろえんぴつ(月〜金10時〜15時)になります。
無料または低額で通える場所はありますか。
市の教育支援室「くすのき」は、市の案内に「費用は無料です。」と明記されています(平塚市浅間町4-39・0463-36-6013・月〜金9時30分〜15時)。民間では、いせはらフリースクール風の谷が月4,000円、フリースペースいろえんぴつが1回2,000円または月10,000円で無料体験2回、まなぶばTREKが体験3回無料です。
教育支援室「くすのき」は、学校を通さないと申し込めませんか。
平塚市の案内では、保護者が直接申し込む形になっています。学校経由を必須としている自治体もあるなかで、これは平塚市の使いやすい点です。まず0463-36-6013に電話して、見学ができるか聞いてみてください。
フリースクールに通うと、必ず出席扱いになりますか。
なりません。この記事の10か所のうち、出席扱いを断定している施設は1つもありません。T&Mは「出席扱いにされる場合もございます」、Trimは「認められる場合があります」、星槎の厚木相談室は「出席状況は毎月末、在籍校へ送っています」という書き方です。最終的に決めるのは在籍校の校長です。
小学1年生です。平塚市内に通える場所はありますか。
フリースペースいろえんぴつが5歳から18歳を対象としており、低学年でも相談できます。まなぶばTREK(茅ヶ崎・藤沢)も小学1年生から6年生が対象です。一方、のぞみ教室と風の谷は小学5年生から、星槎の厚木相談室は小学4年生からなので、低学年では対象外になります。
神奈川県内に、学びの多様化学校(不登校特例校)はありますか。
神奈川県内には4校あります。星槎中学校、星槎高等学校、横浜きりん学園、鎌倉市立由比ガ浜中学校です。このうち鎌倉市立由比ガ浜中学校は公立ですが、市立学校であるため入学の要件を市に確認する必要があります。

まとめ

神奈川県の一覧に平塚市が載っていないのは、あの一覧が協議会の連携施設だけを載せているからです。市内にフリースクールがないわけではありません。平塚市内には4か所、公式サイトで情報を公開している施設があります。

立地で選ぶなら、平塚駅南口から徒歩30秒の堀口塾か、徒歩8分のTrim。ただし堀口塾は週2日の午前だけです。平日を通して開いている場所を探すなら、T&M(10時〜21時)かいろえんぴつ(月〜金10時〜15時)になります。

費用で選ぶなら、いろえんぴつは1回2,000円で無料体験が2回、まなぶばTREKは体験3回無料、伊勢原の風の谷は月4,000円です。T&Mは入会金0円で月22,000円。ただしT&Mは出席表の提出に月8,800円が別途かかると公開しています。これを公開していること自体が誠実なので、非公開の施設では必ず同じことを聞いてください。

平塚市には補助がありません。神奈川県の制度も保護者向けではなく、藤沢市・海老名市・二宮町の補助はいずれも居住要件があって平塚市民は使えません。費用は全額自己負担になるという前提で計算してください。

だからこそ、まず市の教育支援室「くすのき」(平塚市浅間町4-39・0463-36-6013)を確認してください。市の案内に「費用は無料です。」と書かれていて、保護者が直接申し込めます。合わなければ民間に切り替えればいいだけで、先に見ておいて失うものはありません。

窓辺で本を読む子ども

内容を確かめるための一次資料

  1. 神奈川県「フリースクール等の紹介」(ページ)
  2. 神奈川県「フリースクール等に通う子どもへの支援」(ページ)
  3. 平塚市「子ども教育相談センター」(ページ)
  4. フリースクール・個別指導のT&M 公式サイト(ページ)
  5. 探究支援塾Trimの教室 公式サイト(ページ)
  6. フリースペースいろえんぴつ 公式サイト(ページ)
  7. 堀口塾 フリースクール(ページ)
  8. フリースクールのぞみ教室(星槎学園高等部湘南校)(ページ)
  9. いせはらフリースクール風の谷(ページ)
  10. NPO法人 森の仔じゆうがっこう(ページ)
  11. みんなで育むフリースクール まなぶばTREK(ページ)
  12. 星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール(ページ)
  13. 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(ページ)
NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校

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NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。

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文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月15日 / 最終更新:2026年9月15日
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