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市原市から通えるフリースクール10選|月2万円の市の補助金と、市内3か所の実情【2026年版】

2026 10/16
学びの選択肢 フリースクール 千葉県
2026年9月16日2026年10月16日
市原から通えるフリースクール10選
市原市は、千葉県内でも数少ない「保護者に直接お金が出る市」です。市原市小中学校児童生徒フリースクール利用料補助金は、令和7年4月に始まりました。月額の上限は2万円。千葉市も印西市も松戸市も補助を出していますが、いずれもその市の住民が対象で、市原市民が使えるのは市原市の制度だけです。この記事では、市原から通える10か所を同じ項目で並べ、補助金と公的な教室についても書きます。
この記事でわかること
  • 市原市には保護者向けのフリースクール利用料補助があります。令和7年4月に始まった制度で、月額上限は2万円です
  • ただし令和8年度の取扱いは、市への確認が必要です。この記事では確認できた範囲だけを書きます
  • 千葉県には保護者向けの補助がありません。県が出しているのは施設(運営者)向けです
  • 市原市内のフリースクールは3か所。うち1か所は小学生のみ、1か所は2026年4月から新規受付を停止する予定です
  • 五井駅東口から徒歩7分、送迎つき、給食ありという施設があります
  • 市の教育支援教室「フレンド市原」は3教室。ただし申し込みは7段階の手続きで、学校経由です
編集部より

この記事は、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINが編集しています。10番目に自社のスクールを挙げていますので、自社の紹介を含む記事であることを先にお伝えします。ほかの9か所と同じ項目・同じ粒度で書き、公式サイトに書かれていないことは「非公開」「確認できず」とそのまま書いています。

目次

市原市には、保護者にお金が出る制度があります

最初に、市原市に住んでいる家庭にとっていちばん大きい情報から書きます。

市原市には「市原市小中学校児童生徒フリースクール利用料補助金」があります。令和7年4月1日告示の交付要綱にもとづく制度で、月額の上限は2万円。オンラインのスクールも対象に含まれています。千葉県内で保護者向けの補助を出している市はまだ少なく、市原市はそのひとつです。

ただし、この記事では正直に書きます。令和8年度も同じ条件で続いているかどうかを、市の公式サイトから直接確認することができませんでした。市のサイトは仕組みの都合で本文を読み取れず、交付要綱のPDFにも届きませんでした。確認できたのは、制度のページが現在も存在していること、交付要綱が令和7年4月1日告示であること、申請書の様式が2026年に入ってからも更新されていることの3点です。申請の前に、必ず市原市教育委員会に電話で確認してください。

あわせて、市原市は施設(運営者)向けのフリースクール運営費補助金も出していて、こちらは令和8年度の手引きが公開されていることを確認できました。通所費(交通費)の支援についての記載もあります。市として民間のフリースクールを支える姿勢がはっきりしているというのが、市原市の特徴です。

一方、千葉県には保護者向けの補助がありません。県が出しているのは「千葉県フリースクール活動支援事業」という施設向けの補助(上限100万円・2分の1)です。また、千葉県はフリースクールの一覧を公開していません。県のよくある質問には「各民間団体にお問合せください」と書かれています。探す側にとってはなかなか大変な状況です。

そして注意点をひとつ。千葉市も印西市も松戸市も補助を出していますが、いずれもその市に住んでいることが条件です。市原市民が千葉市の施設に通っても、千葉市の補助は出ません。使えるのは市原市の制度だけです。

ノートと本が並んだ机の上
NIJINアカデミーの学び

「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。

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市原から通えるフリースクール10選(比較一覧)

市原市内3か所と、内房線・京葉線・外房線で通える市外6か所、それにオンラインを1つ。費用は公式サイトに書かれている金額をそのまま載せ、書かれていないものは「非公開」または「確認できず」としています。推測では書いていません。

スクール名 エリア(最寄り) 対象 開所 費用の目安
1. フリースクールスパンアカデミー 市原市五井中央東2-25-1(五井駅東口 徒歩7分) 小・中 火〜金 9:45-14:45(給食あり) 年会費11,000円+月33,000円
2. フリースクールオリコス 市原市高滝895-18(高滝駅から約2km) 記載なし 月〜金 8:00-17:00 入会金22,000円+月33,000円
3. ひゅっげ市原 市原市ちはら台東7丁目(番地非公開) 小1〜小6 1日2時間半の活動(曜日は記載なし) 入会金・年会費・施設費0円/週1日13,000円・週2日25,000円
4. YUME School 木更津校 木更津市大和1-8-6(木更津駅東口 徒歩5分) 小・中・高 時間割例 10:00-16:00 月20,000円(週1回)〜45,000円(週5回)
5. NPO法人 ちば森の楽校 千葉市美浜区高浜7-2(稲毛海浜公園) 小・中 月〜金 10:00-15:00 入会800円+月20,000円(教材費・体験活動費別途)
6. ファミリーケアハウス One and only 茂原市本納2346-3 学年で区切らない 月〜金 9:00-17:00 1回2,000円(食事代込)/月額上限36,000円
7. フリースクールペガサス 千葉市中央区新宿1-4-10(千葉中央駅近く) 記載なし 確認できず 非公開
8. 第一学院中等部 千葉キャンパス 千葉市中央区新町16-10(千葉駅西口 徒歩5分) 中学生・小学校高学年 平日 10:00-17:00/土 10:00-15:00 非公開
9. クラーク国際中等部 千葉キャンパス 千葉市(千葉駅西口 徒歩7分) 小6〜中3 確認できず 非公開
10. NIJINアカデミー(オンライン) 自宅から参加 小1〜中3 平日の学級制 月25,443円(初月のみ入学金33,000円)

10か所を1か所ずつ紹介します

1. フリースクールスパンアカデミー|五井駅東口から徒歩7分。送迎があって、給食も出る

運営:一般社団法人セントアイヴス/千葉県市原市五井中央東2-25-1 小倉ビル2階(JR内房線「五井駅」東口から徒歩7分)

市原市内でもっとも条件が揃っている施設です。五井駅東口から徒歩7分。そのうえ「朝の送迎を始めました」というお知らせが出ていて、送迎に対応しています。この記事の10か所のなかで、送迎を公式に案内しているのはここだけです。

一日の流れが学校に近いのも特徴です。午前が9時45分から11時50分、12時から13時が給食と昼休み、午後が13時から14時45分。給食があります。開所は火・水・木・金の週4日。対象は小学生と中学生で、特別支援学校や高校生については状況に応じて判断すると書かれています。

費用は年会費11,000円(税込)と月謝33,000円(税込)。ほかに体験活動費や特別な教材費が随時発生します。市原市の補助金(月額上限2万円)が使えれば、月の自己負担は13,000円ほどになる計算です。ただし補助の要件は市に確認してください。

出席扱いについては公式サイトに記載がなく、確認できませんでした。送迎の条件・範囲・料金についても記載がないので、問い合わせのときに確認してください。

2. フリースクールオリコス|朝8時から夕方5時まで。「働けるフリースクール」を掲げる

運営:株式会社inclutia(代表取締役 三村晋也)/千葉県市原市高滝895番地18(小湊鐵道「高滝駅」から約2km)

開所が月曜から金曜の8時から17時。この記事の10か所のなかで、開いている時間がいちばん長い施設です。元教員が立ち上げた「働けるフリースクール」という掲げ方をしていて、保護者が仕事を続けられることを正面から目的にしています。不登校をきっかけに親が仕事を辞めるかどうか、という現実に向き合った設計です。

中身は自由進度学習と体験型学習の2本柱。費用は入会金22,000円(税込)と月会費33,000円(税込)。任意の「オリコスサポーター」が月500円からあります。市原市の補助金が使えれば、月の自己負担は13,000円ほどになる計算です。

弱点は立地です。高滝駅から約2km。圏央道の市原鶴舞インターからも約2kmで、車での送り迎えが前提になります。徒歩分数の記載はありません。対象学年も公式サイトには記載がなく、確認できませんでした。出席扱い・送迎についても記載がありません。

3. ひゅっげ市原|入会金も年会費も施設費も0円。ただし小学生のみ

学びと遊びの小さなフリースクール(通称「ひゅっげ市原」)/千葉県市原市ちはら台東7丁目(番地は非公開)

入会金も年会費も施設費も0円です。かかるのは利用料だけ。少人数コースが週1日で月13,000円、週2日で月25,000円。個別コースは週1回60分で月15,000円、訪問コースは1コマ60分5,000円+交通費の都度払いです。市原市の補助金が使えれば、週1日なら自己負担はほぼなくなる計算になります。

規模は一軒家の一室で、1日の定員4名。この記事のなかでもっとも小さい場所です。小学校教員や学童保育の支援員を経験したスタッフが支援にあたります。対象は小学1年から6年、小学生だけです。訪問コースは「ひゅっげ市原から20km圏内」の自宅訪問に対応しています。

大事な注意点があります。公式サイトに「少人数コースは2026年4月から新規受付停止予定」「個別コース・訪問コースは2026年4月より料金変更」と明記されています。問い合わせの前に、現在の受付状況と料金を必ず確認してください。開所曜日と時間、出席扱いについては公式サイトに記載がなく、確認できませんでした(在籍校との連携は可能との記載はあります)。番地も非公開です。

4. YUME School 木更津校|木更津駅東口から徒歩5分。出席扱いの説明が明快

運営:一般社団法人YUME/千葉県木更津市大和1丁目8-6 モリビル2F(JR木更津駅東口から徒歩5分)

内房線で市原から木更津へ。駅東口から徒歩5分という立地で、対象は小学生・中学生・高校生。高校生まで受け入れる施設は、この記事のなかでは多くありません。

出席扱いの説明が明快です。原文は「在籍の小中学校の学校長の判断のもと、フリースクールへの出席が在籍の学校の出席日数としてカウントされます。」校長判断という条件をきちんと書いたうえで、認められればカウントされると説明しています。断定ではありません。

中身は個別学習に加えて、発達障害のサポートとメンタルサポート。調理実習・プログラミング・校外学習といった体験活動が豊富です。費用は月額で週1回20,000円から週5回45,000円まで。ほかにシステム利用料等があり、詳細は問い合わせとされています。入会金の記載はありません。開所曜日は記載がなく、確認できませんでした(時間割の例は10時から16時です)。

5. NPO法人 ちば森の楽校(千葉市美浜区)|入会金800円。海と畑が舞台

運営:特定非営利活動法人 ちば森の楽校/千葉市美浜区高浜7-2(稲毛海浜公園ほか)/電話 090-4941-9329

入会金が800円です。この記事のなかで、入口の負担はここが圧倒的に軽い。月額授業料も20,000円(教材費・体験活動費は別途)で、平日フル開所のなかでは最も安い部類です。開所は月曜から金曜の10時から15時(土日祝と夏休み・年末年始は休み)。

性格は野外体験型です。「野山や畑、川や海、屋外も屋内もすべてが学びの場」を掲げ、屋内ではボードゲーム・調理・工作、屋外では畑・火起こし・田植え・稲刈り・海遊びなどを行っています。市原からは内房線で蘇我へ出て、京葉線に乗り継ぐ経路になります。

出席扱いについては、千葉市に提出している資料に「小中学生は在籍校の校長の判断により出席扱いとなります」と書かれています。校長判断という条件付きです。別の資料には「毎月末、活動状況報告を書面にて行っています。」という記述もあり、報告の実務がきちんと回っていることが分かります。送迎と最寄り駅からの徒歩分数については確認できませんでした。

6. ファミリーケアハウス One and only(茂原市)|1回2,000円、食事込み。宿泊もできる

運営:合同会社KY Flights/千葉県茂原市本納2346-3

費用の設計がこの記事のなかでいちばん珍しい施設です。1回2,000円で、食事代込み。月額の上限が36,000円。つまり行かなかった月は払わなくていいという形です。体調に波があって通える日数が読めない時期には、この料金体系はかなり有利です。

もうひとつ珍しいのが宿泊プラン(9時から翌10時で4,500円)があること。時間外は30分150円です。開所は月曜から金曜の9時から17時(土日祝休み)。対象を学年で区切っておらず、「学校に行きづらい子どもたちと大人の学び直し」を掲げ、「対象年齢120歳まで」と書いています。

スタッフに心理カウンセラー・看護師・栄養士などの資格を持つ人がいて、最大10名の少人数制です。ひきこもりの支援ではLINE相談も行っています。入会金の記載はなく、出席扱いについても記載がないため確認できませんでした。最寄り駅と徒歩分数も記載がありません。

7. フリースクールペガサス(千葉市中央区)|HSCの相談や大人の相談まで扱う

運営:NPO法人 千葉こども家庭支援センター/千葉市中央区新宿1-4-10 シーガル新宿ビル4F(千葉中央駅近く)

フリースクールに加えて、HSC・HSPの相談やカウンセリング、さらに大人の心の相談まで幅広く扱っているのが特徴です。「うちの子は繊細すぎるのではないか」という切り口から相談したい場合、話が通りやすい相手になります。Zoomでの相談にも対応しています。

ただし、公開されている情報は多くありません。対象学年、開所曜日・時間、費用、出席扱い、送迎については、いずれも公式サイトに記載がなく確認できませんでした。千葉中央駅からの徒歩分数も記載がありません。まずカウンセリングや相談の窓口として使い、そこからフリースクールの利用を相談するという順番が現実的だと思います。

8. 第一学院中等部 千葉キャンパス|千葉駅西口から徒歩5分。土曜も開いている

第一学院中等部 千葉キャンパス/千葉県千葉市中央区新町16-10 悠久ビル6F(JR千葉駅西口・京成千葉駅西口からいずれも徒歩5分)

内房線で五井から千葉へ。千葉駅西口から徒歩5分という立地です。対象は中学生と小学校高学年。開所は平日10時から17時、土曜も10時から15時まで開いています。土曜に行き先があるというのは、家にいる時間が長くなりがちな時期には意味があります。

中身は、自分のペースで学び直せる環境づくりと、ゲーム・アートなどのサークル活動。学習ツール「すらら」を使っています。保護者向けの「親の会」とスクールカウンセラーへの相談が用意されているのも特徴です。Zoomでの相談も受け付けています。

費用は非公開、出席扱いについても記載がなく確認できませんでした。問い合わせのときに、月額・入会金・在籍校への報告の形をまとめて聞いてください。

9. クラーク国際中等部 千葉キャンパス|千葉駅西口から徒歩7分。小学6年生から

クラーク国際中等部 千葉キャンパス/千葉市(JR千葉駅西口改札から徒歩7分、京成新千葉駅から徒歩約7分)

対象は小学6年生から中学3年生。クラーク記念国際高等学校と連携した中高一貫の支援が特徴で、少人数制、コミュニケーション力を育てるプログラム、文化祭や体育祭などの課外活動があります。オンライン(クラークスマート)も用意されています。

費用は非公開、開所曜日と時間も記載がなく確認できませんでした。所在地も「千葉市」までの表記で、番地は公開されていません。公開されているのは駅からの徒歩分数だけです。

行事がある学校型の環境が合う子にとっては選択肢になりますが、「行事がしんどくて学校に行けなくなった」という場合には、行事の参加が任意かどうかを必ず確認してください。

10. NIJINアカデミー(オンライン)|担任と学級がある。自宅から参加する

運営:株式会社NIJIN(当サイトの運営会社)/オンライン

最後に自社のスクールを挙げます。通所ではなく、自宅から参加するオンラインのオルタナティブスクールです。担任がいて、学級があり、時間割があります。録画を見るだけの動画配信ではありません。対象は小学1年生から中学3年生までです。

市原の事情を踏まえて書くと、市内3か所のうち、ひゅっげ市原は小学生のみで少人数コースの新規受付停止が予告されており、オリコスは高滝駅から約2kmで車が前提です。事実上、五井駅前のスパンアカデミー1か所に集中しやすい構造になっています。市外に出ると、木更津も千葉も内房線で30分以上の移動になります。

費用は月25,443円で、初月のみ入学金33,000円。市原市の補助金はオンラインのスクールも対象に含まれているため、条件を満たせば自己負担は月5,443円になる計算です。ただし要件と令和8年度の取扱いは、必ず市原市教育委員会に確認してください。交通費はかかりません。

出席扱いについては、希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値)。これは実績であって、必ず認定されるという意味ではありません。認定するかどうかを決めるのは在籍校の校長です。ほかの9か所と同じく、断定はしません。

電卓とノートで費用を計算する

市原市のフリースクールの費用相場と、補助金の使い方

市原市の相場は月33,000円に集まっています。市内3か所のうち2か所がこの金額です。ここで効いてくるのが補助金です。

項目 市原周辺の幅 見落としやすい点
入会金・年会費 0円〜22,000円 ひゅっげ市原は入会金・年会費・施設費すべて0円。スパンアカデミーは年会費11,000円、オリコスは入会金22,000円
月額 13,000円〜45,000円 市原市内は月33,000円が2か所。ひゅっげ市原は週1日13,000円・週2日25,000円。茂原のOne and onlyは1回2,000円の都度払いです
市原市の補助金 月額上限20,000円 月33,000円の施設なら、自己負担は13,000円ほどになる計算です。オンラインも対象に含まれています
交通費 月0円〜約1万円 木更津・千葉に通えば内房線の定期代がかかります。高滝のオリコスは車での送り迎えが前提です
千葉県の補助 保護者向けはありません 県が出しているのは施設向けの「千葉県フリースクール活動支援事業」(上限100万円・2分の1)です
他市の補助 市原市民は使えません 千葉市・印西市・松戸市にも補助がありますが、いずれもその市の住民が対象です

補助金について、市原市民が押さえておくべきことを3つ書きます。

ひとつめ。この記事の時点で確認できたのは、制度のページが現在も存在していること、交付要綱が令和7年4月1日告示であること、申請書の様式が2026年に入ってからも更新されていることの3点です。市の公式サイトは仕組みの都合で本文を読み取れず、令和8年度の取扱いを直接確認することができませんでした。申請の前に、必ず市原市教育委員会に電話してください。

ふたつめ。聞くべきことは決まっています。①令和8年度も制度は続いているか ②申請の期間はいつか ③市立学校に在籍していることが要件か ④校長による出席扱いの認定が必要か ⑤対象になる施設に登録や指定が必要か。この5つを一度の電話でまとめて聞いてください。

みっつめ。④が要件になっている場合、順番が変わります。「フリースクールに通う→補助金を申請する」ではなく、「在籍校の校長に出席扱いを認めてもらう→補助金を申請する」という順になるからです。施設を決める前に、在籍校との相談を始めておく必要があります。この点は必ず確認してください。

その前に。市のフレンド市原と、つなぐルームを確認してください

ここまで民間10か所を書いてきましたが、市原市には公的な選択肢が2種類あります。費用の面でも、在籍校との連携の面でも、先に確認する価値があります。

ひとつめは教育支援教室「フレンド市原」です。八幡・鶴舞・姉崎の3教室があり、開所は火曜から金曜の9時45分から14時30分(木曜は11時30分まで)。連絡先は0436-41-2825です。

フレンド市原について、知っておきたいこと
  • 八幡・鶴舞・姉崎の3教室。市内に3か所あるので、民間より近いところが見つかる可能性があります
  • 開所は火〜金の9:45〜14:30(木曜は11:30まで)
  • 申し込みは学校を経由する7段階の手続きです。思い立ってすぐ、というわけにはいきません
  • だからこそ、早めに動き始める必要があります。在籍校の担任かスクールカウンセラー、管理職に相談するところから始まります
  • 連絡先は0436-41-2825
  • あわせて、在籍校に校内教育支援センター「つなぐルーム」があるかどうかも聞いてください

ふたつめは校内教育支援センター「つなぐルーム」です。在籍校のなかにある、教室以外で過ごせる部屋です。学校の建物までなら行ける段階の子どもにとって、交通費も通学時間もかからないという点で、いちばん負担の少ない選択肢になります。

「7段階の手続き」と聞くと気が重くなりますが、手続きが決まっているということは、道筋がはっきりしているということでもあります。市原市は補助金の制度も持っている市なので、学校側も不登校の相談に慣れているはずです。まずは電話一本から始めてください。

なお、千葉県内の学びの多様化学校(不登校特例校)は2校です。習志野市立袖ヶ浦西小学校と、浦安市立浦安中学校の分教室「UMI」。いずれも令和7年に設置された分教室型で、それぞれの市の子どもが対象です。市原市民は入れません。

自宅のテーブルで学ぶ子ども

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで10か所を見てきて、どれも今の子どもには難しそうだと感じた方もいると思います。

市原の場合、理由は選択肢の少なさです。市内は3か所だけ。しかもひゅっげ市原は小学生のみで少人数コースの新規受付停止が予告されており、オリコスは高滝駅から約2kmで車が前提。公共交通で通えて小中どちらも受け入れるのは、事実上五井駅前のスパンアカデミー1か所です。市外に出れば木更津も千葉も内房線で30分以上かかります。

そのときに検討したいのが、家から参加できるオンラインです。まず、通所とオンラインで何がどう違うのかを並べます。

観点 オンライン(例:NIJINアカデミー) 通所フリースクール
通いやすさ 自宅から参加でき、近所の目が気にならない 五井駅東口徒歩7分という強い選択肢がある一方、市内のもう2か所は車前提か小学生限定です
市原市の補助金 オンラインも対象に含まれています 対象です。ただし要件と令和8年度の取扱いは市への確認が必要です
費用 月25,443円(初月のみ入学金33,000円)。交通費はかからない 市内は月33,000円が中心。補助金が使えれば、どちらも自己負担は1万円台になる計算です
人とのつながり 少人数の学級制で、カメラをオフにしたままの参加もできる 同じ場所に集まって、同じものを見ながら過ごせる強みがあります。スパンアカデミーには給食があります
出席扱い 希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値。必ず認定されるという意味ではありません) 断定している施設はありません。YUME Schoolが「学校長の判断のもと」と明記しているのが最も分かりやすい書き方です
始めるまでの早さ 転校の手続きは要りません 見学と面談を経てからになります。ちば森の楽校は入会金が800円です

オンラインが向いているのは、こういうときです

こんなときは、まずオンラインから
  • 家から出ること自体に、まだ大きな負担がある
  • 近所の人や同級生に会うことが不安で、通所そのものが壁になっている
  • 市内に通える施設が実質1か所しかなく、そこが合わなかった
  • 体調に波があり、行ける日と行けない日の差が大きい

市原では、市原市の補助金がオンラインも対象に含めているという点が効いてきます。通所とオンラインを同じ条件で比べられるということなので、「近いから」ではなく「合うから」で選べます。あわせて、茂原のOne and onlyは1回2,000円の都度払いなので、「行ける日だけ行く」という組み合わせ方もできます。

オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと

ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。

  • ①録画を見るだけなのか、人と会う時間があるのか。動画配信型と、担任と学級がある型では別物です
  • ②在籍校への報告をしてもらえるか。出席扱いの前提は、学校と日常的に連絡が取れていることです
  • ③市原市の補助金の申請に必要な書類を書いてもらえるか。書いてもらえないと月2万円が使えません。年間で24万円の差です
  • ④入会金と月額のほかに、施設使用料や教材費がかかるか。補助の対象が月額利用料だけの場合、その他の費用は自己負担になります

③は市原では特に重要です。制度がある市だからこそ、施設が申請書類に対応できるかどうかで実質負担が大きく変わります。

⚠️ NIJINアカデミーは当サイトの運営会社が運営しています。上の4つは、自社を選んでもらうためではなく、どのオンラインスクールを見るときにも同じように確かめてほしい項目として挙げています。

見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞いても意味がありません。書いていないことを聞いてください。市原の場合、次の7つです。

見学のときの質問リスト
  • 市原市のフリースクール利用料補助金の申請書類を書いてもらえますか。これがいちばん大事です。年間で24万円の差が出ます
  • 1年間の総額はいくらですか。入会金・年会費・月額・教材費・体験活動費をすべて足した金額を聞く
  • いま新規の受付をしていますか。ひゅっげ市原は少人数コースの新規受付停止を予告しています
  • うちの子の学年は受け入れていますか。ひゅっげ市原は小学生のみ、クラーク国際中等部は小学6年生から、オリコスは対象学年の記載がありません
  • 在籍校への出席の報告は、どういう形で、どのくらいの頻度でしていますか。「出席扱いになりますか」ではなく「報告の形と頻度」を聞いてください
  • 送迎はありますか。条件と料金はどうなりますか。スパンアカデミーは「朝の送迎を始めました」と案内していますが、条件は公開されていません
  • 入会金と月額のほかに、教材費や体験活動費はかかりますか。ちば森の楽校は「教材費・体験活動費別途」と明記しています
テーブルで向かい合って話す親子

よくある質問

市原市に、フリースクールの利用料を補助する制度はありますか。
あります。「市原市小中学校児童生徒フリースクール利用料補助金」で、令和7年4月1日告示の交付要綱にもとづく制度です。月額の上限は2万円で、オンラインのスクールも対象に含まれています。ただしこの記事の時点で、令和8年度の取扱いを市の公式サイトから直接確認することができませんでした。申請の前に市原市教育委員会に電話で確認してください。
補助金について、市に何を聞けばいいですか。
5つです。①令和8年度も制度は続いているか ②申請の期間はいつか ③市立学校に在籍していることが要件か ④校長による出席扱いの認定が必要か ⑤対象になる施設に登録や指定が必要か。とくに④が要件の場合、施設を決める前に在籍校との相談を始める必要があります。
千葉県に、保護者向けの補助はありますか。
ありません。千葉県が出しているのは施設(運営者)向けの「千葉県フリースクール活動支援事業」で、上限100万円・2分の1の補助です。また、千葉県はフリースクールの一覧を公開しておらず、よくある質問には「各民間団体にお問合せください」と書かれています。
千葉市や松戸市の補助は、市原市民でも使えますか。
使えません。千葉市・印西市・松戸市にも保護者向けの補助がありますが、いずれもその市に住んでいることが条件です。市原市民が使えるのは、市原市の制度だけです。
市原市内にフリースクールは何か所ありますか。
この記事で確認できたのは3か所です。フリースクールスパンアカデミー(五井中央東2-25-1・五井駅東口徒歩7分)、フリースクールオリコス(高滝895-18)、ひゅっげ市原(ちはら台東7丁目・番地非公開)。このうちひゅっげ市原は小学生のみで、少人数コースは2026年4月から新規受付を停止する予定と公表されています。
公共交通で通える場所はありますか。
フリースクールスパンアカデミーが五井駅東口から徒歩7分です。市外では、YUME School木更津校が木更津駅東口から徒歩5分、第一学院中等部千葉キャンパスが千葉駅西口から徒歩5分、クラーク国際中等部千葉キャンパスが徒歩7分です。オリコスは高滝駅から約2kmで、車での送り迎えが前提になります。
市の教育支援教室「フレンド市原」はどこにありますか。
八幡・鶴舞・姉崎の3教室があります。開所は火曜から金曜の9時45分から14時30分で、木曜は11時30分までです。連絡先は0436-41-2825。申し込みは学校を経由する7段階の手続きになるので、早めに在籍校へ相談を始めてください。
フリースクールに通うと、必ず出席扱いになりますか。
なりません。この記事の10か所のうち、出席扱いを断定している施設は1つもありません。YUME School木更津校が「在籍の小中学校の学校長の判断のもと」と条件をはっきり書いているのが、もっとも分かりやすい説明です。最終的に決めるのは在籍校の校長です。
千葉県内に、学びの多様化学校(不登校特例校)はありますか。
2校あります。習志野市立袖ヶ浦西小学校と、浦安市立浦安中学校の分教室「UMI」です。いずれも令和7年に設置された分教室型で、それぞれの市の子どもが対象です。市原市民は入学できません。

まとめ

市原市には、保護者にお金が出る制度があります。月額上限2万円、オンラインも対象。千葉県内で保護者向けの補助を出している市はまだ少なく、市原市はそのひとつです。ただし令和8年度の取扱いは、必ず市原市教育委員会に電話で確認してください。この記事では確認できた範囲だけを書いています。

市内のフリースクールは3か所です。公共交通で通えて小中どちらも受け入れるのは、五井駅東口から徒歩7分のスパンアカデミー(送迎あり・給食あり・月33,000円)。ひゅっげ市原は入会金も年会費も0円ですが小学生のみで、少人数コースは新規受付停止が予告されています。オリコスは朝8時から夕方5時までと長いぶん、高滝駅から約2kmで車が前提です。

市外では、木更津駅東口から徒歩5分のYUME School(出席扱いの説明が明快)、千葉市美浜区のちば森の楽校(入会金800円+月20,000円)、茂原のOne and only(1回2,000円の都度払い・宿泊もできる)が現実的な候補です。

そして見学で最初に聞くべきことは決まっています。「市原市の補助金の申請書類を書いてもらえますか」です。書いてもらえるかどうかで、年間24万円の差が出ます。

あわせて、市の教育支援教室「フレンド市原」(0436-41-2825)と、在籍校の「つなぐルーム」も確認してください。申し込みが7段階の手続きになるので、早めに動き始めるほど選択肢が広がります。

窓辺で本を読む子ども

内容を確かめるための一次資料

  1. 市原市「小中学校児童生徒フリースクール利用料補助金」(市原市公式サイト)
  2. 千葉県「フリースクール等に関する支援」(千葉県公式サイト)
  3. フリースクールスパンアカデミー 公式サイト(ページ)
  4. フリースクールオリコス 公式サイト(ページ)
  5. 学びと遊びの小さなフリースクール ひゅっげ市原(ページ)
  6. YUME School 木更津校(ページ)
  7. NPO法人 ちば森の楽校(ページ)
  8. ファミリーケアハウス One and only(ページ)
  9. フリースクールペガサス(NPO法人千葉こども家庭支援センター)(ページ)
  10. 第一学院中等部 千葉キャンパス(ページ)
  11. クラーク国際中等部 千葉キャンパス(ページ)
  12. 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(ページ)
NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校

「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。

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文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月15日 / 最終更新:2026年9月15日
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