結論:説明会で聞くのは「仕組み・費用・支援・進路」の15問。パンフレットに書いてないことだけ聞く
サポート校の説明会で時間を使うべきなのは、パンフレットに載っていないことです。提携校との関係、費用の総額、来なくなったときの対応、進路実績。この記事は、その15の質問を「仕組み」「費用」「支援」「進路」の4つに分けて、答えの見方とセットでまとめたものです。オンライン説明会でもそのまま使えます。
秋は通信制高校・サポート校の説明会が集中する時期です。出願までの流れは通信制高校の出願スケジュール逆算カレンダーにまとめているので、あわせて見てください。
説明会に行く前に:メモに書いておく3つ
- 子どもの現状:いま何時に起きて、週に何日外に出ているか。話せる大人は誰か
- 譲れない条件:オンラインか通学か、費用の上限、スクーリングに行ける距離
- 聞く質問:下の15問から、優先する5つに印をつける
説明会は1回1.5〜2時間が目安で、質疑の時間は短いことが多いです。全部聞こうとせず、優先順位をつけてください。個別相談の時間がある場合は、そこで残りを聞きます。
【仕組み】Q1〜Q4
| 質問 | よい答え | 気になる答え |
|---|---|---|
| Q1. うちの子は、どこの通信制高校に在籍しますか? | 学校名・本校の所在地・提携の形がすぐ出る | 「提携校はいろいろあります」で終わる |
| Q2. レポートの添削・スクーリング・単位認定試験は、それぞれ誰が行いますか? | すべて通信制高校。サポート校は準備と管理 | 「うちで全部できます」 |
| Q3. スクーリングは年に何回、どこで、何日ですか?宿泊は要りますか? | 提携校ごとの回数・場所・日数が出る | 「学校によります」だけ |
| Q4. 卒業証書はどこの名前で出ますか? | 通信制高校の名前。サポート校は「修了」など | サポート校の名前で「卒業」と説明する |
Q4は、サポート校が自分の位置づけを正しく説明できるかを見る質問です。「学校ではない」と自分から言えるサポート校は、他の説明も信頼しやすい傾向があります。
サポート校だけでは高卒資格は取れない|通信制高校とのダブルスクールの仕組みと3年間の流れ質問の前提になる「学校とサポート校の役割分担」。【費用】Q5〜Q8
| 質問 | よい答え | 気になる答え |
|---|---|---|
| Q5. 入学金・年額・オプションを全部足した3年間の総額はいくらですか? | 書面で総額が出る | 「ご家庭によって違うので」で出さない |
| Q6. 通信制高校側の学費は別ですか?就学支援金の手続きはどちらで? | 別。手続きは通信制高校を通じて。サポート校の費用は対象外と明言 | 「無償化で安くなります」と一括りにする |
| Q7. 月払いはできますか?途中でやめた場合の返金は? | 支払い方法と返金規定が明文化されている | 「基本は年払いです」で規定が出ない |
| Q8. 基本料金に含まれるものと、別料金のものを分けて教えてください | 通学・個別サポート・行事などの区分が明確 | 「だいたい含まれています」 |
2026年度から就学支援金の所得制限がなくなりましたが、対象は通信制高校の授業料だけです。Q6で「サポート校の費用は対象外です」と自分から言えるかどうかを見てください。
サポート校の学費は無償化の対象外?就学支援金が使える部分・使えない部分【2026年度】対象・対象外の一覧と、支給額の数字。【支援】Q9〜Q12
| 質問 | よい答え | 気になる答え |
|---|---|---|
| Q9. 生徒何人に対してスタッフ何人ですか?担任はつきますか? | 数字で答える(例:1クラス8人、担任あり) | 「手厚く見ています」 |
| Q10. 子どもが来なくなった・連絡が取れなくなったとき、誰が、いつまでに、何をしますか? | 初動の担当者・期限・方法が決まっている | 「様子を見ながら」 |
| Q11. 顔出し・声出しが難しい子は、どう参加を始めますか? | 段階(チャット→音声→顔出し)がある | 「慣れれば大丈夫です」 |
| Q12. 保護者への連絡は、誰から、どのくらいの頻度でありますか? | 担当者と頻度が決まっている | 「何かあれば連絡します」 |
Q10は、15問のなかでいちばん差が出る質問です。不登校を経験した子は、入学後にまた行けなくなる時期があるのが普通で、そのときの対応が決まっているかどうかがサポート校の実力です。「様子を見ながら」という答えは、決まっていないという意味です。
【進路】Q13〜Q15
| 質問 | よい答え | 気になる答え |
|---|---|---|
| Q13. 直近の卒業生の進路の内訳(大学・専門学校・就職・その他)を教えてください | 人数か割合で出る。「その他」も隠さない | 合格実績の学校名だけを並べる |
| Q14. 進路の相談は誰が、いつから始めますか? | 担当者と開始時期(例:2年目から)が決まっている | 「本人の希望があれば」 |
| Q15. 3年で卒業できた生徒の割合はどのくらいですか? | 数字で出る | 「ほとんどの生徒が」 |
通信制高校卒業者の大学進学率は28.6%(2024年3月卒業者、学校基本調査)で、全日制・定時制の62.6%とは差があります。だからこそ、サポート校が進路にどう関わるかは聞く価値があります。合格実績の学校名より、「その他」を含めた内訳のほうが実態に近い情報です。
オンライン説明会で聞くときのコツ
- 質問はチャットに先に書いておき、質疑の時間に貼る(口頭より確実に届く)
- 「書面でいただけますか」を添える。オンラインでは資料が後送になりやすいので、送付の約束を取る
- 個別相談の予約をその場で入れる。説明会だけで決めない
- 子ども本人が参加する場合は、Q11(参加の段階)だけは本人に聞かせる
説明会のあとにやること
説明会は「決める場」ではなく「比べる材料を集める場」です。帰ったら、15問の答えを学校ごとに同じ表に書き出してください。答えが空欄になる学校は、そこが弱い学校です。2〜3校を並べると、どこが違うかがはっきり見えます。
サポート校の選び方チェックリスト|法改正後に確認したい提携校・単位認定・広告表示説明会の答えを整理するための5項目。オンラインで通えるサポート校という選択肢
ニジ高(NIJIN高等学院)
15問をそのまま聞ける場として、ニジ高の体験説明会があります。オンラインで参加でき、本人が参加しやすい形です。



ニジ高(NIJIN高等学院)は、株式会社NIJINが運営する通信制高校のサポート校です。提携する通信制高校(ワオ高等学校・鹿島山北高等学校・開志創造高等学校)に在籍して高卒資格を取り、日々の学びと居場所をニジ高が担当します。授業はオンラインのメタバース校舎が中心で、1クラス8人の少人数制。希望すればキャンパス通学も選べます。
ニジ高の体験説明会に申し込むよくある質問
- Q. 子どもを説明会に連れて行くべきですか?
- A. 本人が行けるなら一緒に。行けない場合は、保護者だけで参加し、体験会や個別相談に本人を誘う形でよいです。オンライン説明会は本人が参加しやすいことが多いです。
- Q. 質問しすぎると印象が悪くなりませんか?
- A. なりません。質問に丁寧に答えるかどうかも、サポート校を見る材料です。答えを渋る学校のほうを心配してください。
- Q. 通信制高校の説明会でも同じ質問でいいですか?
- A. Q1・Q4はサポート校向けですが、それ以外はそのまま使えます。通信制高校側には「校内の支援体制(担任・登校日・相談窓口)」を加えて聞くと、サポート校が要るかどうかの判断材料になります。
まとめ|答えを表にして、空欄の多い学校を外す
サポート校の説明会で聞くのは、仕組み(提携校・単位認定・卒業証書)、費用(総額・就学支援金の範囲・返金)、支援(人数・来なくなったときの対応・参加の段階)、進路(内訳・担当・卒業率)の15問です。パンフレットに書いてあることは聞かず、書いていないことを書面で求める。2〜3校の答えを並べれば、選ぶ理由が見えてきます。

