冬休みに入って数日。宿題も一段落すると「暇」「何すればいい?」が増えてきます。外は寒く、親は年末年始の用事で手が離せない。そんなときは、予定を詰め込む前に「どんな時間がほしいのか」を一緒に確かめるところから始めましょう。
冬休みの「暇」には、休みたい・誰かと過ごしたい・始めるきっかけがほしい、という違いがあります。家の遊び、地域の催し、オンラインの活動を目的別に比べ、睡眠と体を動かす時間を先に確保してから残りの時間を本人と決めます。何も予定のない日も残しておきましょう。
にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJIN放課後プロジェクトスクールも同社の事業です。
まず「暇」の中身を聞いてみる
| 子どもの様子 | 聞いてみる言葉 | 試せる過ごし方 |
|---|---|---|
| 朝から動きたがらない | 「今日はゆっくりしたい日?」 | 読書、ぼんやりする時間、家族とのんびり |
| 友達と会えなくてつまらない | 「誰かと一緒に何かしたい?」 | 友達との約束、地域の催し、オンラインの共同活動 |
| やりたいことはあるが始められない | 「つくる・調べる・遊ぶ、ならどれ?」 | 二つほどの候補から短く試す |
| いつもの遊びに飽きた | 「冬休みだけの特別ルールを足すなら?」 | 見せる相手をつくる、期限を決めて完成させる |
学期中の疲れが出て、冬休みの前半は休みたい子もいます。すぐに答えを出させず「今日は決めなくてもいいよ」と待ってかまいません。親が毎日の退屈をすべて埋める必要はありません。

地域の催しに加えて、自宅からオンラインで仲間とテーマを探究する選択肢もあります。冬休み中も参加できるか、活動日と体験の方法を公式サイトで確かめてください。
家でできる、準備の少ない冬の遊び
年末の大掃除で見つけた物のミニ図鑑、家族向けの冬クイズ、すごろくづくり。
空き箱でお正月飾り、紙コップのけん玉、段ボールの迷路。
霜や氷の観察、冬の星座探し、近所の散歩で見つけた冬のもの集め。
遊んだゲームのルールを紙で再現する、家族に遊び方を説明する。
遊びを毎回「学びになる作品」に仕上げる必要はありません。使ってよい材料と片付ける場所だけを決め、どう遊ぶかは本人に任せます。道具が多いと迷う子には、最初は紙とテープだけなど、材料を絞ると始めやすくなります。
寒い時期こそ、睡眠と体を動かす時間を先に決める
冬休みは夜ふかし・朝寝坊になりやすく、外遊びも減りがちです。厚生労働省の睡眠ガイド2023は、小学生の睡眠時間を9〜12時間を目安としています。また、身体活動・運動ガイド2023のこども版は1週間を通じて1日平均60分を目安に体を動かすことを、WHO(世界保健機関)は1日60分以上の中強度以上の活動を勧めています。
- 起きる時間と寝る時間を、学校がある日から大きくずらしていないか
- 室内でもよいので、体を動かす時間が1日のどこかにあるか
- 画面を見る時間の終わり方を、親子で決めているか
- 年末年始の家族の予定と重ならないか
- 何も決めずに過ごせる時間が残っているか
数字は目安です。体調や家庭の事情に合わせ、「だいたいこのくらい」と親子で確認する程度で十分です。
家以外の居場所は、目的に合わせて比較する
| 選択肢 | 過ごし方の例 | 確認すること |
|---|---|---|
| 児童館・地域の施設 | 自由遊び、冬休み限定の催し | 年末年始の休館日、対象年齢、帰宅のルール |
| 図書館・公民館の講座 | 読書、工作、お正月の伝統遊び | 開催日、定員、予約の締め切り |
| 短期の体験教室 | スポーツや文化活動を数日だけ試す | 費用、持ち物、送迎の負担 |
| オンラインの共同活動 | 自宅から仲間と企画・制作する | 冬休み中の活動日、端末、保護者の見守り |
| 放課後児童クラブなど | 保護者の就労等に応じた長期休みの生活 | 開所日、申請、昼食の扱い |
年末年始は休館・休講が多い時期です。行きたい日が開いているかを、施設や自治体の案内で先に確かめてください。オンラインの活動は、保護者が不在の間の見守りを代わりに担うものではない点にも注意しましょう。
冬休み全体の予定は、1枚の表に並べる
冬休みは2週間前後と短く、年末年始の行事も重なります。カレンダーに家族の予定を書き込んでから、空いている日に「やってみたいこと」を本人と入れていくと、詰め込みすぎを防げます。
- 家族の予定を先に書く帰省、来客、大掃除など動かせない予定を入れる。
- 宿題の日を決める毎日少しずつか、まとめてやるかを本人に選んでもらう。
- やってみたいことを3つまで候補は多すぎない数に絞り、どの日にするかを決める。
- 何もしない日を残す疲れたときに休める空白の日をつくる。

この表は、春休み・夏休みにも同じ形で使えます。長期休みの終わりに「楽しかったこと」「次はやめたいこと」を一言ずつ書いておくと、次の休みの計画が楽になります。
「誰かとつくりたい」が見えたら
一人で遊ぶ時間に加えて、仲間と相談しながら何かをつくりたい子もいます。冬休みは、学校の友達以外とつながる体験を試しやすい時期でもあります。そうした希望が見えたときは、共同制作やプロジェクト型の活動が候補になります。
NIJIN放課後プロジェクトスクールは、小中学生がオンラインのメタバース校舎に集まり、仲間とプロジェクトに取り組む放課後のスクールです。公式サイト(2026年10月28日確認)では、週1回のクラス会議(月曜・水曜の17:00〜18:00の2クラス)、自由に活動できる金曜日、月2回の発表会が紹介されています。企業や自治体と組むプロジェクトもあり、いまの学校に通いながら参加できます。
冬休み中の活動日や体験会の日程は、時期によって変わることがあります。参加を考える場合は、公式サイトと体験で最新の予定を確かめてください。
出典:PJ公式サイトの紹介内容をもとに編集部が整理。
よくある質問
冬休みにゲームばかりでも大丈夫?
何を楽しんでいるかを聞いたうえで、睡眠・食事・体を動かす時間に影響が出ていないかを見ます。影響があるなら、使う時間や終わり方を親子で話し合います。ゲームの内容だけで一律に決めつけません。
共働きで冬休みに一緒に遊ぶ時間がありません。
朝の数分で「今日やること」を一緒に一つ決め、材料だけ用意しておく方法があります。預かりが必要な日は、放課後児童クラブや自治体の長期休み向けの事業の条件を確認しましょう。
冬休みの過ごし方は、学期中の放課後と何が違いますか?
時間がまとまってある一方、年末年始で施設の休みが多く、生活リズムも崩れやすい点が違います。ふだんの放課後の考え方は、関連記事の「小学生の放課後の過ごし方」も参考にしてください。

冬休みの「暇」を、仲間とつくる時間へ。
休む時間も、好きなことに向き合う時間も大切にしながら。誰かと一緒に試したくなったら、NIJIN放課後プロジェクトスクールの活動を見てみませんか。冬休みの家庭の予定に無理なく合うか、体験で確かめられます。
写真:PJ公式サイト掲載の活動風景。小学生・中学生対象。最新の活動・募集状況は公式案内をご確認ください。
あわせて読みたい
- NIJIN放課後プロジェクトスクール公式サイト
- 厚生労働省|健康づくりのための睡眠ガイド2023
- 厚生労働省|健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 こども版
- WHO|Physical activity(ファクトシート)
- こども家庭庁|こどもの居場所づくり
家庭での関わり方の例は編集上の提案です。子どもによって合う方法や変化には個人差があります。
監修:佐藤仁美(作業療法士/NIJINアカデミー東金校 教室長)


