小学5・6年生になると、放課後の過ごし方が大きく変わります。学童を離れて家で過ごす時間が増える子、習い事や塾で毎日が埋まる子、友達と出かけることが増える子。親が全部を決める時期から、子どもが自分で組み立てる時期への移り目です。
高学年の放課後は、親が予定を決める段階から、子ども自身が時間を組み立てる段階への移行期です。休む・学ぶ・遊ぶ・人と関わる時間のバランスを親子で確認し、睡眠と画面の時間のルールを先に決めます。そのうえで、本人が「自分の居場所」と感じられる場を一つ持てると安心です。
にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJIN放課後プロジェクトスクールも同社の事業です。
高学年の放課後は、ここが変わる
| 変わること | 高学年でよくある様子 | 親が確認したいこと |
|---|---|---|
| 過ごす場所 | 学童を離れ、家で一人や兄弟で過ごす時間が増える | 留守番のルール、困ったときの連絡先 |
| 予定の量 | 習い事や塾が増え、週の大半が埋まる | 休む日や自由な時間が残っているか |
| 友達関係 | 友達同士で約束して出かけることが増える | 行き先と帰宅時間の共有 |
| 画面の時間 | スマホやタブレットを使う時間が長くなりやすい | 使う時間と終わり方のルール |
高学年は、体も心も大きく変化する時期です。学校で疲れて帰ってきて、何もしたくない日があるのは自然なことです。予定を増やす前に、まず今の放課後がどうなっているかを本人と一緒に見てみましょう。

地域の習い事や居場所に加えて、オンラインで全国の仲間とテーマを探究する選択肢もあります。高学年が参加しやすい時間帯か、活動内容と利用条件を確かめてください。
睡眠と画面の時間は、先に決めておく
厚生労働省の睡眠ガイド2023では、小学生の睡眠時間を9〜12時間を目安としています。高学年は塾や習い事で帰りが遅くなりやすく、就寝時間が後ろにずれがちです。また、身体活動・運動ガイド2023のこども版では、1日平均60分を目安に体を動かすことに加え、余暇に画面の前で過ごす時間を短くすることが勧められています。
- 寝る時間と、画面を見るのをやめる時間
- 平日に体を動かすタイミング(習い事、外遊び、家での運動)
- 一人で家にいるときの約束(鍵、来客、火の扱い、連絡)
- 友達と出かけるときの行き先と帰宅時間の伝え方
ルールは親が一方的に決めるより、本人の意見を聞いて一緒につくるほうが守られやすくなります。うまくいかなかったら、週末などに見直しましょう。
予定は「自分で決める」練習の場にする
高学年の放課後は、時間の使い方を自分で考える練習にちょうどよい時期です。1週間の予定表を本人に書いてもらい、親は確認役に回ってみましょう。
- 動かせない予定を書く習い事、塾、家族の予定を先に入れます。
- 宿題と勉強の時間を決めるいつやるかを本人に選んでもらいます。
- 自由な時間を見える形にする空いている時間に何をしたいか、候補を書き出します。
- 週末にふりかえる疲れた日、楽しかった日を話し合い、翌週に調整します。
最初から計画どおりにいかなくてもかまいません。「思ったより疲れた」「この時間は足りなかった」と気づくこと自体が、自分を知る経験になります。
居場所と習い事は、本人の「安心」で選ぶ
| 選択肢 | 向いている子 | 確認すること |
|---|---|---|
| 児童館・地域の居場所 | 友達や地域の人と自由に過ごしたい | 高学年が使える時間、利用のルール |
| スポーツ・文化系の習い事 | 一つのことをじっくり続けたい | 練習の頻度、送迎、費用 |
| 学習塾 | 勉強の目標がはっきりしている | 通う日数、宿題の量、睡眠への影響 |
| オンラインの共同活動 | 学校以外の仲間と、好きなことで企画したい | 活動の時間帯、端末、保護者の見守り |
こども家庭庁は、場所だけでなく、人との関係や時間も居場所になり得るとしています。高学年になると、学校の友達とは違う関係を求める子もいます。大人が良さそうと思う場より、本人がほっとできるかを大切にしましょう。

「学校以外の仲間と何かしたい」が見えたら
高学年になると、自分の興味がはっきりしてきて、学校の友達とは別の仲間と何かをつくりたい、と考える子もいます。そうした気持ちが見えたら、プロジェクト型の活動が候補になります。
NIJIN放課後プロジェクトスクールは、小中学生がオンラインのメタバース校舎に集まり、仲間とプロジェクトに取り組む放課後のスクールです。公式サイト(2026年10月28日確認)では、週1回のクラス会議(月曜・水曜の17:00〜18:00の2クラス)、自由に活動できる金曜日、月2回の発表会が紹介されています。企業や自治体と組むプロジェクトもあり、いまの学校に通いながら参加できます。
平日の夕方17時からの1時間なので、学校から帰ってひと休みしてから参加できます。習い事や塾と曜日が重ならないかを確かめて選びましょう。
出典:PJ公式サイトの紹介内容をもとに編集部が整理。
よくある質問
高学年で学童をやめたあと、毎日家で一人でも大丈夫?
留守番のルールと連絡手段を決めたうえで、週に何日かは地域の居場所や習い事など、家以外で過ごす日をつくると安心です。学童を離れるときの考え方は、関連記事も参考にしてください。
習い事が多すぎて疲れているようです。
1週間の予定を一緒に書き出し、本人が負担に感じているものを聞いてみましょう。休会や回数を減らすなど、やめる以外の調整もできます。
中学に向けて塾に専念させるべき?
勉強の目標は家庭ごとに違います。塾を中心にする場合も、睡眠や体を動かす時間、好きなことに使える時間が残るかを確認しましょう。

自分で選んだ放課後を、仲間とつくる時間へ。
休む時間も、勉強や習い事も大切にしながら。学校以外の仲間と何かをつくりたくなったら、NIJIN放課後プロジェクトスクールの活動を見てみませんか。今の予定に無理なく組み込めるか、通い方や体験で確かめられます。
写真:PJ公式サイト掲載の活動風景。小学生・中学生対象。最新の活動・募集状況は公式案内をご確認ください。
あわせて読みたい
- 厚生労働省|健康づくりのための睡眠ガイド2023
- 厚生労働省|健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 こども版
- WHO|Physical activity(ファクトシート)
- こども家庭庁|こどもの居場所づくり
- NIJIN放課後プロジェクトスクール公式サイト
家庭での関わり方の例は編集上の提案です。子どもによって合う方法や変化には個人差があります。
監修:佐藤仁美(作業療法士/NIJINアカデミー東金校 教室長)


