中学生が放課後にオンラインで人とつながる場を探すなら、まず「何を一緒にする場か」と「誰が、いつ見守るか」を分けて確認しましょう。好きなテーマで仲間と制作する習い事、技能を学ぶ少人数レッスン、不登校の子を対象とする自治体の支援は、いずれもオンラインで参加できますが、目的と利用条件が違います。
にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJINアカデミー放課後PJ(NIJIN放課後プロジェクトスクール)も同社の事業です。読者が自分に合う場を選べるよう、NIJINを含めて対象、活動方法、頻度、費用、体験、見守りの条件を同じ軸で確認します。
この記事では、公式サイトで中学生の参加条件を確認でき、放課後の交流・制作・活動という目的の違いを示せる例を掲載しました。掲載順は全国オンラインの活動、技能を学ぶオンライン講座、対象を限定した自治体支援、地域で対面参加する活動の順で、順位や推奨度を意味しません。料金と募集は変わるため、申込前に各公式ページを確認してください。各情報の確認日は2026年10月21日です。
中学生の放課後のオンライン居場所は、目的から選ぶ
友だちと話す時間がほしいのか、作品を一緒につくりたいのか、学校生活について相談したいのかで、選ぶ先が変わります。「オンライン」と書かれていても、決まった時間に先生がいる講座と、子どもが自由に出入りできる仮想空間では保護者の関わり方も異なります。
比較表は画面幅に合わせて横にスクロールできます。右側の費用・体験・見守りも確認してください。
| 候補 | 対象 | 場所・方法 | 頻度と主な活動 | 月額・初期費用 | 体験・開始 | 預かり・見守り |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NIJINアカデミー放課後PJ | 小学生・中学生(料金ページは高校生も対象と記載) | 全国からメタバース校舎/千葉・神奈川にリアル校舎 | オンラインは週1回のクラス会議、好きなテーマのプロジェクト、発表会 | オンライン月12,683円、入学金22,000円。端末・通信、選択制行事などは別途確認 | 公式サイトで無料体験を案内。開始時期・空きは要確認 | 学童保育ではない。スタッフ不在時間の利用は保護者の監督が必要 |
| チャレンジスクール・デジタルクリエイター | 小学3~6年生、中学1~3年生 | 全国からオンライン授業 | 週1回60分、年43回。動画・デザイン・Webページなどの制作と発表 | 月6,980円。入会金・教材費は不要、通信費は自己負担 | 無料体験を案内。クラスの空きと入会月は要確認 | 授業時間の講師指導。日常的な預かりではない |
| 千葉県「放課後メタバースちば」 | 県内在住または県内校在籍で、不登校の状態にある中学生など | 自宅等からメタバースに参加 | 火・木の15~17時。支援員との交流、相談、ワークショップ | 公式案内に料金記載なし。要問い合わせ | 随時受付。定員に達した場合は募集終了 | 支援員が参加する時間を県が案内。家庭での預かりではない |
| よしもと放課後クラブ | 小・中・高校生向け | 東京・大阪・沖縄の対面活動が中心 | お笑い、ダンス、演技、イラスト等。曜日は校舎・講座ごと | 講座ごとに確認。東京のお笑いクラブは月9,000円の案内例あり | 初回無料体験の案内あり。募集日程を確認 | 放課後児童クラブではないと公式に明記 |
表は「居場所」という言葉で探した家庭が、オンライン習い事、自治体支援、地域の対面活動を混同しないためのものです。千葉県の事業は全国から誰でも参加できるサービスではありません。よしもと放課後クラブはオンラインではなく、画面越しより対面が合う子の比較先です。各候補が全ての家庭に同じように適するわけではありません。
学校に通いながら、マイクラ・イラスト・企画など好きなことを仲間と続けたい中学生には、NIJINアカデミー放課後PJが一つの選択肢です。週1回のクラス会議と、メタバース校舎での交流を軸にしています。料金やスタッフがいる時間まで確認し、まず体験で本人の反応を見ると判断しやすくなります。
「オンラインの居場所」と授業、見守りは同じではない
放課後に家で過ごす中学生が求めるものは一つではありません。帰宅後に友人と話したい、学校とは違う人間関係をつくりたい、作品を見てもらいたい、進路への不安を相談したい。言葉にすると似ていても、必要な支援は違います。まず本人に「誰と、何を、どのくらいの頻度でやってみたいか」を聞いてみましょう。答えがすぐに出ない場合は、短い体験を一緒に見てから選んでもかまいません。
| 求めること | 確かめたい場 | 入る前の質問 |
|---|---|---|
| 好きなものを通じて仲間がほしい | プロジェクト型のオンライン活動 | 同年代と話す時間はあるか。見学だけでも参加できるか |
| 技能を順序立てて学びたい | 少人数のオンライン講座 | 講師の指導、課題、欠席時の扱いはどうか |
| 学校に行きづらく相談先がほしい | 自治体の支援、学校の相談先 | 対象条件、相談員、在籍校との連携はどうか |
| 画面より対面で会いたい | 地域のクラブ、公共施設の活動 | 帰宅時間、交通手段、付き添いの要否はどうか |
特に「毎日、保護者が帰るまで安全に預かってほしい」という希望には、週1回のオンライン授業だけでは応えられません。放課後の見守りが必要なら、自治体の放課後事業や地域の施設の対象年齢、開所時間を別に確認してください。オンラインでの交流時間と、物理的な預かりを同じ契約として考えないことが大切です。
NIJINアカデミー放課後PJでは何をする?
NIJINアカデミー放課後PJの公式サイトは、学校に通う小中学生が放課後や休日に全国の仲間とプロジェクトに参加するオンライン習い事と説明しています。ゲームやマイクラ、イラストといった関心を入口に、作品づくりや企画、発表へつなげる構成です。決まった答えを早く解く講座を探している家庭には、専門技能を教える教室との違いを確認しておくとよいでしょう。
オンラインコースは、メタバース校舎で週1回のクラス会議を行い、公式サイトでは月曜または水曜17~18時の枠を示しています。金曜は自由活動デー、月2回の発表会も案内されています。ただし、参加曜日や実際のプロジェクトは変わり得ます。申込時に本人の予定と重なるか、今参加できる活動は何かを聞いてください。端末とインターネット環境も必要です。
公式サイトで紹介される企業との共同企画やコンテストは、活動の幅を知る参考になります。一方、過去の事例が入会後すぐに必ず体験できる内容とは限りません。いまの募集枠で参加できるプロジェクト、年齢構成、発表の機会を無料体験で確認しましょう。子どもが最初は発言しなくても、聞くだけで始められるか、進行役がどのように声をかけるかが重要です。
公式のプロジェクト一覧には、2026年10月21日時点でマインクラフトとVTuberのプロジェクトが「進行中」と記されています。前者は子どもたちがコンテストを企画し、クリエイターを招く活動、後者はイラストやVTuberへの関心から始まった活動として紹介されています。プロジェクトを選ぶときは「マイクラが好き」という入口だけで決めず、建築をつくりたいのか、イベントを企画したいのか、人に見せる作品を作りたいのかを本人と話しましょう。同じテーマでも参加したい役割が違えば、楽しさも負担も変わります。
公式サイトの過去事例には、中学生がイラストコンテストの企画・実行を主導した記録もあります。これを読んで「うちの子も必ず企業と活動できる」と受け取るのではなく、いまの活動でどの段階から参加できるかを質問する材料にしてください。アイデアを出すのが得意な子、絵を描くのが好きな子、進行を支えるのが好きな子では、同じプロジェクト内でも自然な役割が異なります。最初から発表者になる必要があるか、途中参加でもできる作業があるかを体験で確かめると具体的です。
オンラインの月謝は税込12,683円、初回の入学金は22,000円です。公式の学費ページは教材費やイベント参加費を原則追加しないと案内しますが、公式FAQは備品・教材や希望選択制の特別行事で追加費用が生じる場合を記しています。両方を踏まえ、契約前に実際に必要な端末、材料、選択制行事の費用を確認してください。メタバース校舎の利用可能時間とスタッフが常駐する時間も同じではありません。FAQはスタッフ不在時の利用を保護者の監督のもとで行うよう案内しています。
この場が合いそうなのは、好きなテーマを人と話しながら形にしたい子、送迎が難しく自宅から参加したい子、定期的な交流を学校以外にも持ちたい子です。逆に、個別の受験指導を優先したい、プログラミング言語の技能を順序立てて学びたい、毎日の保育や預かりが必要という家庭は、別の講座や地域の支援を先に確認した方が目的に近い場合があります。

技能を学びたいなら少人数のオンライン講座を確認
ベネッセのチャレンジスクール「オンラインデジタルクリエイター」は、中学1~3年生も対象です。公式案内によると週1回60分、年43回のライブレッスンで、動画編集、デザイン、Webページ制作などを段階的に学びます。毎回の作品発表と講師からの個別アドバイスがあり、クラス定員は12人です。「友だちとの自由な交流」よりも、作品制作の技能と授業中の発表を重視する家庭に向いています。
月額は税込6,980円で、入会金と教材費は不要と案内されています。通信費は自己負担です。無料体験が案内されていますが、対象学年のクラスと開始月の空きを申込画面で確認する必要があります。授業が終わった後も同じ仲間と自由に集まれる常設の居場所を期待する場合は、運営方法を質問してください。授業の仕組みだけで「継続的な友人関係ができる」と約束することはできません。
体験では、講師が一人ひとりの制作状況を把握しているか、初心者が質問できる時間があるか、子どもが「次もやりたい」と感じたかを見ます。作品の完成度だけで判断すると、慣れるまで時間が必要な子の気持ちを見落としやすくなります。
学校に行きづらい子は、自治体のオンライン支援も探す
「放課後の友だちづくり」を探す背景に、登校のつらさや人間関係の不安がある場合、習い事だけで解決しようとせず、学校や自治体の支援を同時に確認しましょう。千葉県教育委員会の「放課後メタバースちば~こさぽんの家~」は、アバターを使った子ども同士の交流に加え、支援員との相談やワークショップを案内しています。火曜・木曜15~17時に開室します。
ただし対象は、県内在住または県内の中学校に在籍し、不登校の状態にある中学生などです。県の案内では、目安として30日以上欠席し、現在も登校できない状態を示しています。全国の中学生向けの一般的なオンライン習い事と同じ条件ではありません。随時受付ですが、定員に達した場合は募集を終えるとしています。費用はこの案内ページでは確認できなかったため、申込前に運営窓口へ問い合わせてください。
ほかの自治体でも支援内容や対象が異なります。住んでいる自治体の教育相談、在籍校の相談窓口、教育支援センターに「オンラインで参加できる居場所や相談先があるか」と具体的に尋ねると探しやすくなります。オンラインの場への参加がそのまま学校の出席扱いになると考えず、在籍校と個別に確認してください。
画面越しが合わないなら、地域の対面活動へ
家から出て人と会う方が落ち着く子もいます。よしもと放課後クラブは、小中高校生を対象に、東京・大阪・沖縄の拠点でお笑い、ダンス、演技、イラストなどの活動を案内しています。中学生が興味を持つテーマから同年代と会える可能性があります。ただし、校舎や講座で対象年齢、曜日、費用が異なり、居住地からの交通負担もあります。
東京校のお笑いクラブでは、公式の体験案内に月額9,000円、初回無料体験と記載されています。これはクラブ全体の一律料金ではなく、確認した講座の例です。公式サイトは放課後児童クラブではないとも明記しています。帰宅手段や活動前後の待機場所、親の付き添い、イベントごとの追加費用を確認しましょう。
身近な地域で探すなら、市区町村の青少年センター、図書館、地域クラブの公式案内を先に見ます。オンライン活動で気が合う仲間を見つけても、日々の生活で会える人とのつながりを別に持ちたい子もいます。どちらか一方に決める必要はなく、週1回のオンライン制作と月1回の地域活動など、無理のない組み合わせを考えられます。

費用は月謝だけでなく、3か月の総額で考える
月謝の安さだけで選ぶと、入会金、端末、通信、交通費、希望制のイベント費を見落とします。次の試算は2026年10月21日に公式ページで確認した公開料金を、3か月続けた場合に当てはめたものです。キャンペーン、教材の個別購入、欠席時の扱いなどは含まず、実際の請求額を保証しません。
| 例 | 初期費用 | 月額 | 3か月の基本額 | 別に確認する費用 |
|---|---|---|---|---|
| NIJIN放課後PJ・オンライン | 入学金22,000円 | 12,683円 | 60,049円 | 端末、通信、備品・希望制行事など |
| ベネッセ・デジタルクリエイター | 入会金0円 | 6,980円 | 20,940円 | 通信、使う端末など |
| よしもと・東京お笑いクラブの例 | 要確認 | 9,000円 | 少なくとも27,000円に初期費用等を加算 | 交通、講座・イベントごとの条件 |
| 千葉県のオンライン支援 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 算出不可 | 通信、対象条件、利用時の費用 |
総額が高いほど活動内容がよい、安いほど続けやすいとは一概に言えません。本人が参加できる時間帯か、3か月の間に何を経験できるか、やめる時の手続きはどうかを並べて考えましょう。欠席が続いたときの振替や返金は運営ごとに異なるため、契約前に確認してください。
オンラインの安全と見守りを確認する
未成年が参加するオンライン活動では、サービス名よりも運営の具体的なルールを確認します。大人がいる時間、参加者同士の連絡方法、録画や写真の扱い、トラブル時の相談先、退出しやすさを聞きましょう。学校や家庭で使っているSNSと違い、外部の人とつながる場では「誰が参加者を確認するか」が大切です。
- 活動中、進行役やスタッフはどの画面・部屋にいるか。
- 授業外に子ども同士で直接連絡できるか。できるなら運営はどう見守るか。
- 作品や顔写真、声が外部に公開される場合、事前の同意と取り消し方法は何か。
- 誹謗中傷、無断撮影、個人情報の共有が起きた際の連絡先はどこか。
- 体験をやめたい、しばらく休みたいと本人が言った時にどう対応するか。
NIJIN放課後PJの公式FAQは、メタバース校舎を活動日以外にも使える一方、スタッフがいる時間は限られると説明しています。この点は「毎日、常に大人が画面を見ている」と読み替えないでください。ベネッセの講座ではレッスン時間中の講師の指導が中心です。千葉県の事業では支援員との交流が案内されています。各候補で見守りの範囲が違うからこそ、家庭が期待する範囲を事前に言葉にしておくとすれ違いを減らせます。
無料体験では「友だちができたか」より参加のしやすさを見る
一度の体験で友だちができなかったからといって、その場が合わないとは限りません。中学生は初対面の集団で発言しづらいこともあります。体験では本人が安心して入れたか、好きな活動を見つけられたか、スタッフの説明が分かりやすかったかを見ます。保護者は体験の前後で短く感想を聞き、本人の言葉をそのまま受け取ってください。
| 確認する場面 | 見ること | 運営に聞くこと |
|---|---|---|
| 入室 | 端末から迷わず参加できるか | 接続に失敗したときの連絡先 |
| 最初の10分 | 新しい参加者への声かけ | 見学だけで始められるか |
| 活動中 | 制作、会話、聞く時間のバランス | 話すのが苦手な子への参加方法 |
| 終了時 | 本人が次にやりたいことを言えるか | 次回の予定と欠席時の扱い |
| 帰宅後 | 疲れすぎていないか | 相談・退会の窓口 |
「楽しかった」の一言だけで即決せず、本人の部活動、塾、家庭の予定と両立するかを一週間の時間割に置いてみます。学校生活で疲れている子には、毎週同じ時間に参加すること自体が負担になる場合があります。オンラインなら送迎は不要でも、休む時間まで増えるわけではありません。
家庭の状況別に、選択肢を絞る
学校には通えているが、部活以外の仲間がほしい
まず本人が継続したいテーマを聞きます。作品づくりや企画に関心があるなら、NIJIN放課後PJのプロジェクト内容を見て、今の活動に合うか体験します。動画編集など一つの技能を学びたいなら、ベネッセのような少人数講座で授業内容を比べます。交流を主目的にする場合は、講座中に同年代とどのくらい話せるかを確かめてください。
部活で疲れていて、参加できる日が読めない
月額サービスの申込前に、曜日固定か、欠席時の振替があるか、休会ができるかを確認します。すぐに継続契約せず、単発の地域イベントや短期体験から始める方法もあります。放課後を予定で埋めるより、本人が休める時間を残すことを優先しましょう。
登校が難しく、相談できる大人も必要
自治体・学校の支援を確認し、オンラインの居場所の対象条件を確かめます。千葉県のように、参加者の状態や居住地を限定する事業があります。NIJIN放課後PJは学校に通う小中学生の放課後の学びとして案内される事業で、フリースクールや出席扱いの制度を代替するものではありません。家庭の状況によっては、教育相談や支援センターとの併用を考えてください。
保護者が不在の時間に見守りが必要
オンライン講座を「預かり」として使えるかどうかは別問題です。大人が不在の時間に、端末の接続、体調不良、訪問者への対応を誰がするのかを先に考えます。必要なら自治体の相談窓口や地域の施設で、対象年齢と実際の開所時間を確認してください。
続けられるかを、1週間の予定に置いてみる
オンラインなら送迎にかかる時間は減ります。それでも、参加前に宿題を終える時間、夕食、入浴、睡眠、部活動からの帰宅時刻まで含めて考える必要があります。親が「家にいながら参加できるから楽だろう」と思っても、学校で人と話し続けた中学生には、画面を開く力が残っていない日もあります。体験後は「面白かったか」に加え、「来週も同じ曜日に無理なく参加できそうか」を本人に聞きましょう。
次の表は、申し込み前に家庭で書き込むための例です。数字は各家庭の予定に置き換えます。オンラインの講座を増やすために休息を削るのではなく、いまの活動を一つ減らす必要があるかも含めて考えてください。
| 曜日 | 帰宅と既存の予定 | 新しい活動に使える時間 | 本人の疲れ方 |
|---|---|---|---|
| 月 | 部活動のある日か確認 | 17~18時に参加できるか | 週初めの疲れはどうか |
| 火 | 塾や家族の予定を記入 | 移動や接続準備を含めて確認 | 活動後に眠れるか |
| 水 | 学校の下校時刻を確認 | 17~18時に参加できるか | 週半ばの負担はどうか |
| 木・金 | 週末前の提出物や部活動を記入 | 自由活動と固定授業を分ける | 休む日を確保できるか |
例えばNIJIN放課後PJのオンラインクラス会議を検討するなら、公式に示される月曜または水曜17~18時の枠が学校や部活動と重ならないかを確認します。メタバース校舎にほかの時間も入れるとしても、活動の中心となる会議に継続して参加できるかは別です。ベネッセの講座も週1回の固定レッスンです。体験予約の前に実際のクラス時間と空き状況を確認すれば、活動内容だけを見て契約し、毎週欠席するという事態を防げます。
オンライン活動を終えた後に子どもが興奮して寝つきにくい場合は、画面を閉じてから寝るまでの時間も予定に入れます。反対に、帰宅後は一人で過ごしていた子が活動の話をするようなら、その経験が本人にとって意味を持っている可能性があります。いずれも家庭で観察できる変化であり、短期間の参加をもって学力や社会性の向上を断定する材料ではありません。
始めた後の1か月で見直すこと
体験が楽しくても、契約後の生活が苦しくなっては続きません。最初の1か月は成果を急がず、参加のハードルが下がっているかを見ます。初回は接続や進行に慣れるだけで終わるかもしれません。2回目以降に本人が活動内容を少し説明できるようになったか、声を出さなくても作品を作っているか、学校と家庭の予定が過密になっていないかを確認します。できたことを数えるより、「次回も行ってみたい」と本人が言えるかが手がかりになります。
保護者が見る項目を三つに絞ると、毎回の活動が評価の場になりにくくなります。第一に、参加前の気持ちと終了後の疲れ方。第二に、子どもが関心を持ったテーマや人。第三に、生活リズムへの影響です。作品を必ず完成させる、毎回友だちと話すといった目標を親だけで決めると、本人が参加を負担に感じることがあります。気になることがあれば運営へ相談し、参加方法を調整できるか聞きましょう。
反対に、本人が「行きたくない」と言い続ける、特定の参加者とのやり取りを避ける、活動後に強く疲れる場合は、続ける理由を親から探して押し付けないでください。活動の内容、時間帯、人間関係、画面を見ること自体の疲れなど、何が合わないのかを一つずつ確認します。休会や退会の条件は契約時に確認しておくと、無理に続ける以外の選択を取りやすくなります。
オンラインの居場所は、いつでも同じ形が合うとは限りません。中学1年のときは作品づくりで人とつながりたい子が、中学3年では受験勉強を優先するかもしれません。学校や部活動の環境も変わります。加入時だけでなく、学期ごとに本人の希望と生活を見直すことで、活動を「続けること」自体が目的になるのを防げます。
申込前に親子で確認したい7項目
- 目的:友人との交流、作品づくり、専門技能、相談のどれを優先するか。
- 対象:学年、居住地、登校状況などの条件に合うか。千葉県の支援は利用対象が限定される。
- 実際の活動:現在参加できるクラスとテーマは何か。過去の事例だけで判断しない。
- 時間:曜日、開始・終了時刻、欠席や振替の方法はどうか。
- 見守り:スタッフがいる時間と、子どもだけでアクセスできる時間はどこで分かれるか。
- 総費用:入会金、月謝、端末、通信、材料、交通、選択制行事を含めていくらか。
- 終了方法:休会・退会の連絡期限と方法、作品や個人情報の扱いはどうなるか。
この7項目のうち一つでも答えが曖昧なら、事前に運営へ質問しましょう。特に「居場所」と「預かり」は同じ言葉のように使われることがありますが、契約上の提供時間と責任の範囲は必ず確認してください。本人の希望がまだはっきりしないときは、選択肢の数を増やしすぎず、オンラインで一つ、対面で一つという具合に体験を比較すると負担を抑えられます。
中学生の習い事全般について部活との両立を考えたい場合は、中学生の習い事の選び方も参考になります。オンライン講座の種類をさらに広く見たい場合はオンライン習い事ガイド、プロジェクト型の活動がどんな学び方か知りたい場合はプロジェクト学習の解説を確認してください。この記事は、そこで扱う習い事全般の比較より、放課後に人とつながる場の参加条件と見守りに焦点を当てています。

よくある質問
中学生だけでオンライン活動に参加できますか?
参加の操作や保護者同伴の要否は事業ごとに違います。NIJIN放課後PJのFAQは子どもだけで参加でき、最初は保護者が隣にいてもよいと案内します。ただしスタッフ不在時の校舎利用は保護者の監督が必要です。各場面での条件を分けて確認してください。
オンラインの居場所は毎日使えますか?
「アクセス可能」と「スタッフが毎日いて活動を進める」は違います。NIJIN放課後PJは週1回のクラス会議と自由に使える時間を案内し、千葉県の事業は火・木15~17時を開室時間としています。使える曜日と見守りの時間を公式案内で確認しましょう。
学校の出席扱いになりますか?
この記事の候補への参加だけで出席扱いが保証されることはありません。特にNIJIN放課後PJは放課後のオンライン習い事です。登校に関する制度の判断が必要なら、在籍校と個別に相談してください。
友だちができるか心配です。
結果は約束できません。まず好きなテーマに参加できるか、話す以外の参加方法があるか、年齢の近い子がいるかを体験時に確認します。一度で打ち解けなくても、本人が次回も行きたいと思えるかを目安にします。
カメラやマイクを使わない参加はできますか?
運営のルールと活動内容によります。体験前にカメラ・マイクの必須場面、チャット参加の可否、作品発表の方法を確認しましょう。本人の安心と活動に必要なコミュニケーションの両方を考えます。
費用が心配な場合はどう選びますか?
月謝に入会金と端末・通信・交通・行事費を加えて比べます。3か月の試算表を使い、休会・退会の条件も確認します。自治体の事業は利用対象や募集条件があるため、費用だけで民間サービスと同一視しないでください。
オンライン活動と地域のクラブは併用できますか?
予定と体力が許せば可能です。まず一つ体験し、活動後の疲れ方や学校生活への影響を見ます。画面越しの制作と対面の運動・交流のように役割を分けると、予定を詰め込みすぎずに選べます。
まとめ|本人が安心して続けられる形を選ぶ
中学生の放課後にオンラインの居場所を探すときは、サービス名や料金だけで決めず、活動の目的、参加できる時間、同年代との関わり方、スタッフの見守り範囲を確かめましょう。NIJIN放課後PJは好きなテーマのプロジェクトと仲間との継続活動、ベネッセのデジタルクリエイターは技能を学ぶ少人数授業、千葉県の事業は対象条件のある支援、よしもと放課後クラブは地域で会う対面活動です。
学校に通いながら作品づくりや企画を仲間と続けたい中学生は、NIJIN放課後PJの現在の活動、空き状況、料金と体験を公式サイトで確認できます。本人が少しずつ関われるかを見ながら選んでください。
参照した公式情報
以下は2026年10月21日に確認した一次情報です。各候補の提供内容と費用は更新され得るため、申し込み時にはリンク先の現行案内を再確認してください。

