学校見学の予約が取れても、「何を聞けばいいんだろう」と迷うことがあります。校舎を案内してもらい、説明を聞いているうちに時間が過ぎ、帰り道で聞き忘れに気づくこともあるでしょう。
当日は、パンフレットだけではわからないことを聞いておきたいものです。授業で困ったときの対応、保護者への連絡、毎日の通学。お子さんが通う姿を思い浮かべると、質問が具体的になります。
この記事では、予約時の確認事項から、当日の質問、帰宅後の振り返りまでをまとめました。質問シートは、必要な項目だけ残してお使いください。
- 見学予約で確認することと、学校別の公式ルール
- 学習・支援・費用・生活について聞く質問
- 見学後に家族で整理するシートと英文メール
学校の対象年度・学年で条件は異なります。掲載中の案内をもとにした具体例と、家庭向けの準備の提案を区別してご利用ください。
見学の前に|予約と参加条件を確認する
学校見学では校舎を案内してもらえても、授業への参加はできない場合があります。説明会と体験授業を別に行う学校もあるので、「何が見られるのか」「子どもも参加できるのか」「選考を兼ねるのか」を予約時に確認します。
公式の予約フォームがある場合は、そちらから申し込んでください。後半の英文メールは、参加条件などを問い合わせるための文例です。メールを送った段階で予約が確定したとは考えず、学校からの返信を確認しましょう。
| 学校 | 公式案内で確認できたこと | 家庭で気をつけたいこと |
|---|---|---|
| KIST | 原則1週間以上前のフォーム予約。見学は英語または日本語。校内の写真・動画撮影は不可。 | 参加可能年齢、日程、同伴者を予約ページで確認する。 |
| FIS | FAQで出願前の見学を勧め、予約へのリンクを案内。 | 見学の言語、子どもの同伴、空き日程は個別確認。 |
| ASIJ | まず問い合わせフォームを送る手順を案内。キャンパスによって見学・Open Houseの案内が異なる。 | 希望キャンパスと子どもの年齢に合う案内から申し込む。 |
見学・説明会で聞きたい12の質問
質問を全部聞こうとすると、説明を聞く余裕がなくなります。公開資料でわかった項目はシートに記入しておき、当日はご家庭の判断に必要なものを優先してください。以下は質問の例です。支援やサービスの有無を示す一覧ではありません。
| テーマ | 質問例 | 答えを聞いたあとに残すメモ |
|---|---|---|
| 授業 | ①希望学年の1日の流れは? ②授業についていくのが難しいとき、誰が支える? | 時間割、相談担当、支援の開始条件 |
| 言語 | ③子どもへの英語支援は? ④保護者への連絡・面談は何語? | 対象学年、追加費用、通訳の可否 |
| 生活 | ⑤朝の登校・放課後の時刻は? ⑥欠席や急なお迎えの連絡方法は? | 送迎担当、締切時刻、連絡手段 |
| 安心・配慮 | ⑦困ったときに子どもは誰に伝える? ⑧感覚や学習の特性はいつ、誰に相談する? | 相談窓口、具体的な配慮、対応の限界 |
| 費用 | ⑨希望年度・学年の初年度総額は? ⑩任意と必須の費用、返金条件は? | 料金表の年度、支払期限、別途費用 |
| 出願 | ⑪選考と必要書類は? ⑫見学後の質問や空席確認はどこへ? | 公式URL、担当窓口、次の確認日 |

説明を聞くだけでなく、子どもの様子と日常を見る
教室を見られるときは、設備だけでなく、先生が子どもの質問にどう応じているか、子どもたちがどのくらいの声で話しているかにも目を向けてみてください。音や人の多さが苦手なお子さんなら、休み時間の過ごし方も気になるところです。
「静かに過ごせる場所はありますか」「授業中にわからなくなったときは、誰に聞けますか」と尋ねると、学校生活を想像しやすくなります。見学で見るのは学校の一場面なので、その印象だけで相性を決めないことも必要です。
お子さんが見学中に黙っていても、すぐに感想を求めなくてかまいません。帰ってから「あの教室、どうだった?」など、本人が見た場面を話題にすると話しやすいことがあります。
- 通学時間帯の経路を、可能な範囲で試す
- 見られなかった授業や支援は「未確認」と記録する
- 校内の写真・録音は、許可の有無を先に確認する
見学後は「事実・印象・未確認」を分けて整理する
見学した日のうちに、聞いたことをシートへ残しておきます。複数校を回る場合は、どの学校の説明だったか混ざらないよう、学校名と日付も書いてください。
「先生が質問への返事を待っていた」は、その場で見たことです。「うちの子にも合いそう」は、それを見て感じたこと。印象も大切ですが、説明を受けた内容や観察したこととは欄を分けておくと、家族で話すときの手がかりになります。
費用や配慮の可否など、入学を決めるうえで欠かせない点があいまいなら、後日メールで確認します。見学で気になった点を、そのままにして申し込む必要はありません。
そのまま使えるテンプレート
メール文例は文中の [ ] を置き換えて使えます。管理シートは項目ごとの欄に記入してください。コピー・印刷には編集した内容が反映されます。学校の公式書式ではなく、依頼・整理用の資料です。指定フォームや証明書の代用にはできません。
入力内容は外部送信・保存されません。再読込前にコピーまたは印刷してください。
見学・説明会の問い合わせメール(日英)
送る文面の [ ] を置き換え、不要な任意項目を削除してください。英語と日本語は別々にコピーできます。
日本語訳を確認・編集する
入力内容は外部へ送信・保存されません。再読み込みや画面を閉じる前にコピー・印刷してください。学校の公式書式・証明書の代用にはできません。
見学質問・振り返りシート
基本情報を記入し、確認したい項目を開いて書き込んでください。全部を埋める必要はありません。
授業の流れ・難しいときの支援未記入
英語支援・日本語・家庭への連絡未記入
欠席・送迎・放課後・緊急時未記入
困ったときの相談・必要な配慮未記入
初年度総額・別途費用・返金条件未記入
必要書類・選考・空席未記入
コピー・印刷する内容を確認
入力内容は外部へ送信・保存されません。再読み込みや画面を閉じる前にコピー・印刷してください。学校の公式書式・証明書の代用にはできません。
よくある質問
Q. 子どもを連れていってもよい?
学校ごとの参加条件を確認します。KISTは対象年齢の子どもの参加を案内する一方、乳幼児の同伴について条件を設けています。予約前に人数と年齢を伝えましょう。
根拠・確認範囲:KIST:School tours
Q. 英語が苦手でも見学できる?
KISTは英語・日本語のツアーを案内しています。他校にも同じ対応があるとは限らないため、予約時に使用言語を確認してください。
根拠・確認範囲:KIST:School tours
Q. 説明会に出れば出願したことになる?
見学・説明会の予約と、出願は分けて確認してください。ASIJでも問い合わせ・見学申込の手順を案内していますが、見学の申込みだけで入学が保証されるものではありません。
根拠・確認範囲:ASIJ:Admissions Visits
見学後、まだ聞けていないことが残ったら
見学で全部を確かめるのは難しいものです。帰宅後に質問シートを見直し、入学を決める前に必要な回答がそろっているか確認してください。足りなければ、担当者へメールを送りましょう。
参考資料・出典
2026年10月15日確認。希望年度・学年への適用は出願前に再確認してください。

