「通信制高校に興味はあるけれど、結局どこに通えばいいのか分からない」。そんな保護者・本人に向けて、浜松駅(JR東海道本線・東海道新幹線の浜松駅、遠州鉄道の新浜松駅)周辺に校舎を構える通信制高校・サポート校を、距離順に8校ご紹介します。先にお伝えしておくと、徒歩分数を確認できた7校は、いずれも各校の公式サイトで、JR浜松駅から徒歩8分以内(遠州鉄道の新浜松駅から歩く校舎もあり)と案内されています。残る1校は住所のみ確認でき、徒歩分数は確認できませんでした(各校の説明と表で区別しています)。なお、今回確認できた校舎は、浜松市中央区の鍛冶町・中央・田町・海老塚にあり、駅の周辺に集まっています。あわせて、通信制高校とサポート校の違い、学費の仕組み、見学時に確認すべきポイントまで、浜松という立地ならではの視点でまとめました。
1. 浜松で探す前に知っておきたい基礎知識
そもそも「通信制高校」と「サポート校」は何が違うのか
浜松エリアで学校を探し始めると、すぐに気づくのが「通信制高校」と「サポート校」という2つの言葉が混在していることです。通信制高校は、卒業に必要な単位を認定できる「学校」そのものです。一方でサポート校は、通信制高校に在籍する生徒の学習をサポートする民間の教育施設であり、サポート校単体では高校卒業資格を取得できません。つまり、サポート校に通う場合は、別途いずれかの通信制高校に籍を置く「ダブルスクール」の形になります。この違いを理解しないまま見学に行くと、「ここに通えば卒業できる」と思っていた施設が実はサポート校で、卒業のためには別の学校への入学手続きが必要だった、という行き違いが起こりがちです。浜松駅周辺のように校舎が集まっているエリアでは特に、まず目の前の施設が「通信制高校本体」なのか「サポート校」なのかを最初に確認することが、学校選びの出発点になります。
単位制と学年制の違いも、あわせて押さえておく
通信制高校の多くは「単位制」を採用しています。学年という区切りがなく、決められた科目の単位を積み重ねていけば卒業できる仕組みで、全日制高校の「学年制」とは大きく考え方が異なります。たとえば体調を崩して一時的に通学頻度を落としても、単位制であれば留年という概念がないため、本人のペースで学び直しがしやすいという特徴があります。一方で、「卒業までに何単位必要で、今どこまで取得できているか」を自分で把握しておく必要があるため、学校側の担任・コーディネーターとこまめに進捗を確認する姿勢も欠かせません。浜松のキャンパスを比較する際は、この進捗管理をどこまで学校側がサポートしてくれるかも、重要な比較軸になります。
レポート・スクーリング・テストという3本柱
通信制高校で単位を取得するためには、基本的に①レポート(添削課題)の提出、②スクーリング(面接指導)への出席、③単位認定試験の合格という3つをクリアする必要があります。浜松駅周辺のキャンパスのような学習センターは、主にこのスクーリングの機会やレポート作成のサポートを提供する場所です。校舎によってスクーリングの頻度や、オンラインでの代替可否が異なるため、「週に何回、何時間、浜松駅周辺に通う必要があるのか」を具体的な数字で確認しておくと、入学後の生活リズムをイメージしやすくなります。
浜松駅が通学先として選ばれやすい理由
浜松駅は、静岡県西部の中心である浜松市の玄関口にあたるJR東海道本線・東海道新幹線の駅で、すぐ近くに遠州鉄道の新浜松駅もあります。JRで東西の各方面から、遠州鉄道で市内の各方面から、乗り換えを少なく通えるのが特徴です。こうした立地から、通信制高校・サポート校の運営会社にとっても「市内外の広い範囲から生徒を集めやすい拠点」になっており、今回確認できた8校も、鍛冶町に3校、中央3丁目に2校、田町に2校、海老塚に1校と、いずれも駅の周辺の町名にあります。なお、遠州鉄道には新浜松駅のほかに第一通り駅・遠州病院駅もあり、たとえば第一学院高等学校は、JR浜松駅からは徒歩約8分ですが、遠州鉄道の第一通り駅・遠州病院駅からは徒歩約2分と案内されています。週1〜数回の通学型コースを選ぶ場合、通学のしやすさは継続率にも直結する重要な要素になるため、「自宅からの所要時間」と「乗り換え回数」は、カリキュラムの内容と同じくらい重視して比較したいポイントです。
2. 浜松駅から通える8校を、距離順に紹介
ここでは、浜松駅周辺に校舎を構える通信制高校本体・サポート校・技能連携施設のうち、学校の公式サイトまたは公的機関の資料で所在地を確認できた8校を、徒歩時間の短い順に並べました(確認できなかった学校は加えていません)。浜松駅周辺で校舎が確認できたのは、東京や大阪などの大都市の主要駅に比べると少なめで、水増しはせず確認できた8校だけを載せています。浜松駅にはJRの浜松駅と遠州鉄道の新浜松駅があり、2駅は近接しているため、駅ごとの徒歩時間が案内されている場合は併記し、JR浜松駅からの時間で並べています。今回、徒歩時間はすべて学校の公式サイトの案内に基づいており(「公式」と表記)、当方が距離を測って見積もった数字や、第三者の紹介サイトの数字は使っていません。公式サイトの間で数字が食い違う校舎や、徒歩分数を確認できなかった校舎は、各校の説明に明記しました。通信制高校本体かサポート校かという違いも併記しているので、まず自分がどちらを探しているのかを確認しながら読み進めてください。
1. ヒューマンキャンパス高等学校 浜松学習センター(遠州鉄道新浜松駅から徒歩約1分/公式)
ヒューマンキャンパス高等学校の浜松学習センターは、通信制高校の学習センターです(所在地は浜松市中央区鍛冶町140 浜松Cビル7階/公式サイトの表記)。公式サイトでは、遠州鉄道の新浜松駅から徒歩1分、JR浜松駅から徒歩3分と案内されており、今回確認できた中で最も駅に近い校舎です。公式サイトの本文では「ヒューマンキャンパス高校」と表記されており、学校紹介サイトでは「ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校」の名称もあわせて載っているため、在籍する学校の名称やコースは、見学時に確認してください。通信制高校にあたるため、サポート校を介さず、この1校に在籍して卒業を目指す形になります。
2. トライ式高等学院 浜松キャンパス(JR浜松駅北口から徒歩約2分/公式)
個別指導で知られるトライグループが運営するサポート校です(所在地は浜松市中央区鍛冶町140-4 浜松Aビル1階/公式サイトの表記)。公式サイトの静岡県のキャンパス一覧では、浜松駅の北口から徒歩約2分と案内されています。通学日数や学習内容を本人に合わせて選びやすい個別対応が特徴で、「毎日は通いたくないが、孤立もしたくない」という生徒にも合わせやすい設計です。サポート校にあたるため、卒業資格は提携する通信制高校から取得する形になります。今回確認した一覧ページには提携校の記載がなかったため、提携先の通信制高校と、その学費については、見学の際に必ず確認してください。
3. 明桜館 鹿島学園高等学校連携浜松キャンパス(遠州鉄道新浜松駅から徒歩約4分/公式)
明桜館は、静岡県から「静岡県指定技能教育施設」として指定を受けている学習施設で、鹿島学園高等学校と技能連携を結んでいます(所在地は浜松市中央区海老塚2-1-16/公式サイトの表記)。公式サイトでは、JR浜松駅から徒歩5分、遠州鉄道の新浜松駅から徒歩4分と案内されています。公式サイトの表記は「サポート校」ではなく技能連携の施設ですが、卒業資格は連携先の通信制高校から取得する点は、サポート校の場合と同じです。なお、同じ施設が鹿島朝日高等学校との連携でも案内されているため、どの通信制高校に在籍する形になるのか、在籍の仕組みと学費は、見学時に確認してください。
4. おおぞら高校 浜松キャンパス(JR浜松駅北口から徒歩約5〜7分/公式)
屋久島おおぞら高等学校の「おおぞら高校 サポートキャンパス」として案内されている浜松キャンパスです(所在地は浜松市中央区鍛冶町319-28、遠鉄鍛冶町ビル6階・9階/公式サイトの表記)。公式サイトでは、JR浜松駅北口から徒歩5分と案内するページと、徒歩7分と案内するページがあり、公式の中でも数字が分かれています。実際に歩く経路と所要時間は、見学時に確認してください。校名は「屋久島おおぞら高等学校」と案内されていますが、通信制高校としての在籍の仕組みや、サポートキャンパスとしての位置づけの詳細は、公式サイトや見学時に確認すると安心です。
5. クラーク記念国際高等学校 浜松キャンパス(JR浜松駅から徒歩約7分/公式)
クラーク記念国際高等学校の浜松キャンパスは、通信制高校のキャンパスです(所在地は浜松市中央区中央3-7-1 ハーモニア新町2階/公式サイトの表記)。公式サイトでは、JR浜松駅から徒歩7分と案内されています。通信制高校本体にあたるため、サポート校を介さず、この1校に在籍して卒業を目指す形になります。通学スタイルやコースは複数あるとされているため、希望するコースの登校日数は、見学時に確認してください。
6. N高等学校・S高等学校・R高等学校 浜松キャンパス(JR浜松駅から徒歩約8分/公式)
N高等学校・S高等学校・R高等学校は、ネットの高校として知られる通信制高校本体で、浜松キャンパスは通学型のキャンパスです(所在地は浜松市中央区中央3-9-3 UNビル3階/公式サイトの表記)。公式サイトでは、JR浜松駅から徒歩8分と案内されています。通信制高校本体にあたるため、サポート校を介さず、この1校に在籍して卒業を目指す形になります。オンライン学習と通学を組み合わせて、自分のペースで学びたい生徒に向いています。
7. 第一学院高等学校 浜松キャンパス(JR浜松駅北口から徒歩約8分/公式)
第一学院高等学校は通信制高校本体で、浜松キャンパスはそのキャンパスのひとつです(所在地は浜松市中央区田町230-7/公式サイトの表記)。公式サイトでは、JR浜松駅北口から徒歩約8分、遠州鉄道の第一通り駅・遠州病院駅からは徒歩約2分と案内されています。遠州鉄道を使って通う人にとっては、JR浜松駅からの時間よりも通いやすい立地です。通信制高校本体にあたるため、サポート校を介さず、この1校に在籍して卒業を目指す形になります。
8. つくば開成高等学校 笹田学園 浜松学習センター(徒歩分数は確認できず)
つくば開成高等学校の浜松学習センターとして、愛知県が公表している通信制高校の施設の資料に、所在地が浜松市中央区田町230-10と掲載されています(この資料では「中区」と旧区名で表記)。今回の調査では、浜松駅からの徒歩分数を確認できませんでした。ただし、住所の田町230は、第一学院高等学校 浜松キャンパス(田町230-7)と同じ田町の番地で、近接した場所にあると見られます。運営の学校法人の公式サイトの情報は十分に確認できておらず、現在の開室状況やコース、通信制高校としての在籍の仕組みは、公式サイトか電話で必ず確認してください。
| No. | 学校名 | タイプ | 浜松駅からのアクセス | 学費の目安(年間) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ヒューマンキャンパス高等学校 浜松学習センター | 通信制高校(学習センター。在籍校の名称は公式サイトでご確認ください) | 遠州鉄道新浜松駅から徒歩約1分/JR浜松駅から徒歩約3分(公式) | 公式サイトでご確認ください |
| 2 | トライ式高等学院 浜松キャンパス | サポート校(提携校は公式サイトでご確認ください) | JR浜松駅北口から徒歩約2分(公式。静岡県のキャンパス一覧ページ) | 別途、在籍校の学費がかかる |
| 3 | 明桜館 鹿島学園高等学校連携浜松キャンパス | 静岡県指定技能教育施設(鹿島学園高等学校と技能連携。サポート校ではなく技能連携の施設) | 遠州鉄道新浜松駅から徒歩約4分/JR浜松駅から徒歩約5分(公式) | 別途、在籍校の学費がかかる |
| 4 | おおぞら高校 浜松キャンパス | 屋久島おおぞら高等学校 サポートキャンパス(在籍の仕組みは公式サイトでご確認ください) | JR浜松駅北口から徒歩約5〜7分(公式。ページにより5分と7分の記載あり) | 公式サイトでご確認ください |
| 5 | クラーク記念国際高等学校 浜松キャンパス | 通信制高校本体 | JR浜松駅から徒歩約7分(公式) | 公式サイトでご確認ください |
| 6 | N高等学校・S高等学校・R高等学校 浜松キャンパス | 通信制高校本体 | JR浜松駅から徒歩約8分(公式) | 公式サイトでご確認ください |
| 7 | 第一学院高等学校 浜松キャンパス | 通信制高校本体 | JR浜松駅北口から徒歩約8分/遠州鉄道第一通り駅・遠州病院駅から徒歩約2分(公式) | 公式サイトでご確認ください |
| 8 | つくば開成高等学校 笹田学園 浜松学習センター | 通信制高校の学習センター(位置づけは公式サイトでご確認ください) | 徒歩分数は確認できず(所在地は愛知県の公表資料による) | 公式サイトでご確認ください |
※学費は年度・コースにより変動し、今回は各校の金額を確認できていないため、目安の記載は控えています。必ず各校の公式サイト・説明会で最新情報をご確認ください。
濃い緑=いずれかの駅から徒歩5分圏内(1-3) / 黄緑=徒歩6〜10分圏内(4-7)、および徒歩分数を確認できなかった校舎(8)。赤(駅から離れた校舎)に当てはまる校舎はありませんでした。ピンをタップすると学校名が表示されます。(地図データ:OpenStreetMap)
図:8校それぞれの住所をもとに地図にプロットしたものです。番号は上の表のNo.と対応しています。座標は国土地理院の住所検索で測位した値ですが、番地単位(一部は町名の番まで)の精度のため、同じ番地の1と2、7と8のピンは重なり、ピンの位置は建物の位置と多少ずれる場合があります。黒い点はJR浜松駅と遠州鉄道の新浜松駅です。注記:4のおおぞら高校は、公式サイト内でも徒歩分数が5分と7分に分かれているため、安全側の色(黄緑)にしています。8のつくば開成高等学校 浜松学習センターは、徒歩分数を確認できなかったため、色分けは目安で、住所が第一学院高等学校(7)と同じ田町の番地であることに基づいています。表中の「(公式)」は学校の公式サイトの案内を参照したものです。通学を検討する場合は、必ず公式サイトで最新のアクセスをご確認ください。
※今回の対象から外した校舎:「星槎国際高等学校 浜松学習センター」(上浅田2-4-30)は、通信制高校の学習センターとして公式サイトで所在地は確認できましたが、駅からのアクセスの記載を確認できず、町名も上記の駅周辺の町とは異なるため、浜松駅から通える校舎としては加えていません。「トライ式中等部」「第一学院中等部」は中学生向けの居場所のため対象外です。「聖隷クリストファー高等学校 通信制課程」は三方原町にあり、浜松駅周辺の校舎ではないため対象外としました。「NPC高等学院 浜松校」(上島6-25-9)は一部の紹介サイトにしか記載がなく、公式サイトで確認できなかったため含めていません。「松陰高等学校」「キラリ高等学校」は、公的資料に浜松市内の学習センター・スクーリング会場として名前はありましたが、住所を確認できなかったため掲載していません。愛知県の資料に載る「ヒューマンアカデミー高等学校 浜松キャンパス」(鍛治町124)は、現在の公式サイトの浜松学習センター(鍛冶町140)と住所が異なるため、旧情報の可能性があり、1の校舎に含めて扱いました。そのほか、浜松市中央区のフリースクールや、湖西市のUGO学院など浜松駅周辺ではない施設は、この記事の対象外です。
3. 学費の目安と、見落としがちな「ダブルスクール」の仕組み
図:サポート校だけでは卒業できず、必ずどこかの通信制高校に在籍する「ダブルスクール」の形になる(イメージ図)。
通信制高校本体とサポート校では、学費の構造が違う
比較表を見て気づいた方も多いと思いますが、サポート校の学費は「別途、在籍校の学費がかかる」という書き方になっています。これは、サポート校に通うだけでは高校卒業資格が得られないため、必ずどこかの通信制高校(在籍校)に入学し、その学費も別途支払う必要があるためです。たとえばトライ式高等学院に通う場合、サポート校の費用に加えて、提携先または選択した通信制高校の学費が重なって発生します。明桜館のように技能連携の施設に通う場合も、連携先の通信制高校の学費が別にかかるかどうかを確認しておきましょう。一方、N高等学校・S高等学校・R高等学校やクラーク記念国際高等学校、第一学院高等学校のように通信制高校本体のキャンパスに通う場合は、その1校の学費だけで卒業まで完結します。
ダブルスクールの、リアルな1日
仕組みを知っても想像しにくい「二つの学びの場の使い分け」。実際にほかの高校と両立しながらニジ高に通う在校生が、1週間の過ごし方や学校での挑戦を話してくれています。
3年間トータルでいくらかかるのか、事前に試算しておく
見学の段階では、入学金や初年度の学費だけが説明され、2年目以降の金額や教材費、行事費が見えにくいことがあります。「初年度にいくら」ではなく「3年間でいくら」という視点で資料を比較することが、入学後に想定外の出費に驚かないための一番の防御策です。サポート校を検討している場合は、サポート校側の費用と在籍する通信制高校側の費用の両方を合算した金額で試算しましょう。入学金・年間授業料・教材費・行事費・スクーリング時の交通費まで含めて一覧にしておくと、他校との比較が一気にしやすくなります。学校によっては奨学金制度や分割払いに対応しているところもあるため、資金計画に不安がある場合は、見学時に遠慮なく相談することをおすすめします。
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4. 浜松のキャンパスを選ぶときに比較すべきポイント
登校日数とコースの柔軟さ
通信制高校・サポート校のコースは、週1日の「ゆるやかなペース型」から、ほぼ毎日通う「全日型」まで幅があります。本人の体調や生活リズムに対してコースの負荷が合っているかは、継続して通えるかどうかを左右する最も重要な要素です。見学時には、「今のコースから別のコースへ、年度の途中で変更できるか」もあわせて確認しておくと、入学後にペースを調整しやすくなります。
浜松という立地ならではのメリットと注意点
浜松駅周辺は、百貨店や商業施設、飲食店が集まる繁華街で、通勤・通学の時間帯や休日は人通りの多いエリアです。通学のしやすさというメリットと、繁華街ならではのにぎやかさという2つの側面を、本人の性格や状況に照らして考える必要があります。今回の8校のうち、駅から近い校舎ほど人通りの多い道を通ることになります。人混みが苦手な生徒は、通学路の雰囲気や、混雑する時間帯を避けて通えるかを事前に確認しておくと安心です。また、浜松駅には、JRの浜松駅と遠州鉄道の新浜松駅があり、どちらの駅から歩くか、あるいは別の遠鉄の駅を使うかで、徒歩時間が変わる校舎があります(たとえばヒューマンキャンパス高等学校は新浜松駅から約1分・JR浜松駅から約3分、第一学院高等学校はJR浜松駅北口から約8分・遠州鉄道の第一通り駅・遠州病院駅から約2分と案内されています)。普段使う路線に合わせて、どの駅のどの出口から歩くのが近いかを確認しておくとよいでしょう。
転入・編入のタイミングと、必要な手続き
すでに他の高校に在籍していて、浜松エリアの通信制高校・サポート校への転入・編入を考えている場合は、前の学校で取得済みの単位をどこまで引き継げるかが重要な確認事項になります。学校によって、引き継げる単位の範囲や、転入可能な時期(毎月受け付けている学校もあれば、学期の区切りに限定している学校もあります)が異なるため、できるだけ早い段階で複数校に問い合わせておくと、選択肢を狭めずに済みます。在籍していた高校の「在学証明書」「単位修得証明書」などの書類が必要になることが多いため、事前に準備しておくと手続きがスムーズです。
スクールカウンセラーや個別相談の体制
不登校を経験した生徒にとっては、学習面だけでなくメンタル面でのサポート体制も学校選びの重要な軸になります。スクールカウンセラーが常駐している学校、提携する医療機関と連携している学校など、サポートの形は様々です。見学時には「調子が悪い日に、無理に通学させられることはないか」「欠席や遅刻の連絡はどのような仕組みか」といった、日々の運用に関わる質問もしておくと、入学後の安心感につながります。
5. 見学・体験入学で確認しておきたいこと
校舎見学の予約方法とタイミング
多くの通信制高校・サポート校は、随時個別の見学・相談会を受け付けています。公式サイトの申込みフォームか電話での予約が一般的で、特に転入・編入を検討している場合は、学年の区切りに縛られず早めに相談することで、選択肢を広く持てます。転入・編入のタイミングは学校によって対応が異なるため、「今すぐ動きたい」場合ほど早めの問い合わせが重要です。
在校生の声を聞けるタイミングを逃さない
説明会はスタッフからの説明が中心になりがちですが、可能であれば在校生や卒業生の体験談を聞ける機会を探してみてください。通学のリアルな様子や、浜松駅周辺という立地での過ごし方は、在校生の言葉からのほうが具体的にイメージしやすいものです。オープンキャンパスや文化祭形式のイベントを開催している学校もあるため、公式サイトやSNSで案内を確認しておくとよいでしょう。
進路サポート体制の確認
大学・専門学校への進学を考えている場合は、進路指導の実績や、サポート体制が自分の志望に合っているかも重要な比較ポイントです。進学サポートに力を入れている学校もあれば、就職支援や資格取得に強みを持つ学校もあります。見学時には「卒業生の進路実績」を具体的に聞いてみることをおすすめします。
6. 浜松エリアでフリースクールや中学生の進路も検討したい場合
中学生の場合は、まず「学びの場」の選択肢を広く持つ
ここまでは高校生・高校進学を想定した通信制高校・サポート校を中心に紹介しましたが、中学生で学校に行きづらさを感じている場合は、まずフリースクールや教育支援センターといった別の学びの場も選択肢に入ります。通信制高校・サポート校はあくまで「高校段階」の仕組みであり、義務教育段階の中学生がいきなり利用する制度ではありません。中学生本人が学校以外の居場所を必要としている場合は、年齢や発達段階に合った支援機関をまず探すことが優先になります。
私立高校への進学も含めて、進路の選択肢を比較する
また、私立高校への進学を検討する場合は、浜松市内の私立高校の学費相場もあわせて確認しておくと、進路の選択肢全体を比較しやすくなります。全日制の私立高校、通信制高校本体、サポート校を併用する形など、進路の組み合わせ方は一つではありません。本人の学習スタイルや生活リズム、経済的な事情を踏まえて、複数の選択肢を並べて比較検討することが、納得感のある進路選びにつながります。
保護者が情報収集をするときの心構え
通信制高校・サポート校の情報は、学校ごとに公式サイトの情報量や更新頻度にばらつきがあります。資料請求や見学の申込みは、本人の気持ちが固まってからでなくても構いません。むしろ保護者が先に情報を集め、選択肢を整理しておくことで、本人が動き出すタイミングで迷わず選べるようになります。焦って1校に絞り込むのではなく、浜松駅周辺だけでも複数校を比較しながら、本人のペースに合わせて進めていくことをおすすめします。
まとめ
浜松駅周辺には、通信制高校本体とサポート校、技能連携の施設があり、今回確認できた8校のうち、徒歩分数を確認できた7校はすべて、各校の公式サイトで、JR浜松駅から徒歩8分以内と案内されています。まず大切なのは、目の前の施設が「通信制高校本体」なのか「サポート校」なのかを正しく理解すること。そのうえで、登校日数・学費・進路サポートの3つを軸に比較すれば、本人に合った学びの場が見えてきます。
学費は「初年度いくら」ではなく「3年間でいくら」の視点で、必ず複数校を比較してから決めることをおすすめします。浜松駅という立地は、JRと遠州鉄道のどちらからも通いやすいという大きなメリットがある一方、繁華街のにぎやかさも含めて、本人の性格に合うかどうかを見学の際にしっかり確かめてください。また、JR浜松駅と遠州鉄道の駅のどちらから歩くかで徒歩時間が変わる校舎や、公式サイトの中でも徒歩分数が分かれている校舎があるため、住所と最寄りの出口は必ず公式サイトで確認しましょう。
通信制高校・サポート校選びに「正解」はひとつではありません。登校日数、学費、進学サポート、メンタル面のケア体制など、重視するポイントは家庭によって異なります。今回紹介した8校はあくまで比較の出発点として、ぜひ実際に見学に足を運び、本人の目で雰囲気を確かめたうえで、最終的な決断をしていただければと思います。
なお、この記事の情報は2026年10月時点で確認できた範囲のものです。校舎の移転や新設は今後もありえますので、最初の選択に時間をかけすぎず、まずは気になった学校の見学や問い合わせから始めてみてください。
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