通知表は何年分必要で、推薦状は保護者が送ってよいのでしょうか。インターナショナルスクールの出願書類は、志望校のチェックリストを一枚の管理表へ移し、書類ごとに対象期間、発行元、翻訳、提出者、期限を確かめると進めやすくなります。通知表を手元に集めるだけでは、学校直送の推薦や公式記録までそろったことにはなりません。
この記事は、応募資格を調べた後の書類実務を扱います。ASIJ、K. International School Tokyo(KIST)、Yokohama International School(YIS)などの公式案内を、手順の違いを読む例として使います。確認日は2026年10月30日。KISTは2027–28年度の正式ハンドブック、他校は掲載中の案内を参照し、自分が出願する年度・学年の指定を優先します。
以下の管理例や質問は編集部の提案です。書類の種類や必要年数を全校共通とせず、学校の回答が必要な欄は未確認のまま残してください。
書類を集めるところから、受領確認まで
必要な資料を整理すると、これまでの学びと、次にどんな環境で学びたいかが見えてきます。通学以外の候補も分けて調べられます。
最初に、出願する年度と学年のリストを確定する
必要書類は、出願する年度と学年のチェックリストから確定します。検索で見つけた一般的な一覧ではなく、学校の公式ページと、自分の出願アカウントに表示された指示を見ます。希望学年がまだ判定されていないなら、先に生年月日、現在の学年、入学希望時期を伝え、どの区分のリストを使うか尋ねましょう。
YISの入学手順は、事前申請を学校が確認した後、出願ポータルでフォームと書類のチェックリストへ進む流れです。公開ページにある準備用の一覧と、本人の申請で示された追加項目が同じとは限りません。事前申請、正式出願、入学登録のどの段階の資料かも分けて保存します。
表の一行には書類を一種類だけ入れます。「成績関係一式」とまとめず、学校が使う書類名、必要な期間、発行元、言語、提出先を書きます。必須、該当する場合、あれば提出の区別も残します。条件付きの項目をすべて必須にしたり、手元にないものを不要と決めたりしないためです。
学校のウェブとポータルの表示が違って見えるときは、どちらかを家庭だけで選ばず、希望年度・学年を添えて照合します。質問には、該当する書類名や説明の短い引用を使えます。回答日と担当窓口を控え、家族が同じ版を見て作業できるようにしましょう。
発行する人と、提出する人を別の欄にする
書類を作る人と、提出する人を別に記録します。学校が発行した通知表を保護者がアップロードする方法もあれば、学校から直接送るよう指定される方法もあります。「学校の書類だから全部学校に送ってもらう」「手元にあるから自分で送ればよい」と一括りにしないようにします。
KISTの2027–28年度資料では、Grade 3以上は直近3年分の公式成績記録を求め、学校の公式アカウントからPDFで送る、学校の封緘・押印した封筒で提出する等の方法を示しています。一方、Grade 2以下は手元にある記録のコピー等をポータルに上げる扱いです。同じ学校でも学年で方法が変わる例です(冊子11〜12頁)。
担当欄は「発行元」「依頼する保護者」「提出する人」の三つに分けられます。保護者が先生へ依頼を届け、先生が推薦を提出するなら、保護者の仕事が終わった時点と、提出が終わった時点は違います。家族内でも、どちらが先生に連絡し、誰が学校からの通知を見るかを決めます。
在籍校に頼むときは、発行してもらうものだけでなく、志望校への送り方を伝えます。指定先と送信方法が分からなければ、先に志望校へ確認します。機密扱いのものを保護者が一度受け取り、開いて確認してから転送する手順へ勝手に変えないようにしましょう。
「過去2年分」を、手元の学期と照らし合わせる
「2年分」などの表記を見たら、現在の学年を含むのか、修了した学年を指すのか、学期ごとの途中報告も必要かを確かめます。日本の年度と志望校の学校年度がずれる場合は、年だけを並べると空白や重複が生じます。何年何月から何月まで在籍した記録かを、一緒に見せられる状態にします。
ASIJの成績資料の説明は、Grade 2〜12について過去2学年と現在の学年の各学期の記録を案内しています。Grade 1と幼児段階には、手元にあれば提出する説明があります。Grade別の一般リストだけでなく、その下にある詳しい注記まで読む理由になります。
整理するときは、在籍した学校名、学年、開始と終了の年月、成績資料の発行時期を時系列に置きます。転校を挟む家庭では、同じ学年の記録が二校に分かれていても不自然ではありません。どの期間がどの学校の記録に対応するかを説明し、二校分必要かを志望校へ聞きます。
通知表が学期末にしか出ない場合は、今用意できる直近資料と次の発行予定日を伝えます。学校が現在の先生の所見や進捗報告で代えられると回答したら、その指定に沿って依頼します。まだ出ていない成績を家庭で作り足したり、古い日付を新しいものに直したりすることはしません。

通知表と公式成績証明書を、提出先の意味で確認する
学校から受け取った通知表、学校発行の公式成績証明書、在籍期間を示す証明は、同じ目的の書類とは限りません。日本語の名称が似ていても、志望校が何を確認したいのかを尋ねます。保護者が受け取った通知表のコピーで足りるか、学校印などで公式性を示す必要があるかも別の項目です。
YISの公開チェックリストには、成績レポートとofficial transcriptがそれぞれ挙がっています。学校段階や在籍歴による適用を確認せず、「通知表を添えたから両方済んだ」とは扱わないようにします。在籍校に同じ名称の英文書類がなくても、何を証明するものかを志望校と照合してから相談できます。
現在の学校へは、発行できる書類名、記載される期間や教科、出欠、評価の説明、発行言語を聞きます。志望校が要求する内容を伝えれば、既存の書式で対応できるか相談しやすくなります。学校にない独自書式を当然に作ってもらえるとは考えず、できる範囲と必要な日数を確かめましょう。
高校の科目や単位が関係するときも、成績資料をそろえることと、転入後に単位が認められることは別です。ここで家庭が換算する必要はありません。履修科目と記録の意味が分かる原資料をそろえ、配置や履修の判断は志望校の担当者へ確認します。
推薦は、内容を整えるより依頼経路を整える
推薦内容の作成と提出は、学校が指定する推薦者に任せます。保護者ができるのは、推薦者の条件、依頼方法、必要な通数、締切を確かめ、先生へ分かりやすく伝えることです。合格につながりそうな評価を先生に要求したり、保護者の書いた文章を先生名義にしたりする準備ではありません。
ASIJの推薦案内は、ポータルで先生のメールアドレスを入力し、専用のデジタルフォームを送る仕組みです。私信の推薦メール等は正式な出願資料の代わりに考慮しないと説明しています。推薦状を自由な英文で用意する前に、指定フォームを使う学校かを確認します。
推薦者の教科や立場も要件に合わせます。担任、教科の先生、学校管理職の誰でよいか、今の先生か前の先生かを聞きます。先生が変わったばかりなら、その事情を志望校へ伝え、子どもをよく知る誰に依頼できるか回答をもらいます。家庭の判断で必要人数を減らさないようにします。
依頼時には、子どもの氏名、出願先、対象年度、フォームが届く予定、提出先、締切をまとめます。先生のメールアドレスは誤記がないか本人に確認し、学校の公式連絡先が必要ならその指定を守ります。機密の回答内容を見るのではなく、依頼が届いたか、提出が完了したかだけを必要な範囲で確認しましょう。
英訳は、原本・訳文・訳した人の条件を分けて聞く
英訳の手配は、受け付ける翻訳の条件を確認してから進めます。日本語原本も一緒に必要か、全ページを訳すのか、誰が訳してよいのか、署名や証明が要るのかを、書類ごとに聞きます。成績表で認められた方法が、そのまま推薦や健康資料にも使えるとは限りません。
KISTの2027–28年度ハンドブックは、成績記録を英語で用意し、必要な翻訳を家庭で手配できると案内しています。他方、ASIJの推薦の言語に関する説明には、英語以外の推薦を受け付ける場合や、状況によって翻訳・認証を求める場合もあります。この二つから「全校で保護者訳が使える」「すべて認証翻訳が必要」という結論にはできません。
訳文を作るときは、原本のどのページ・欄に対応するかが分かるようにします。学校の評価記号、評価段階の説明、先生の所見、対象期間も確認します。日本の評価を外国の評定へ独自に換算するより、学校の元の評価と、その意味を説明する資料を付けてよいかを尋ねましょう。
機械翻訳は意味を調べる補助に使えても、そのまま正式書類になるとは限りません。特に否定表現、出欠、教科名、支援内容は元の意味が変わっていないかを確認します。外部の翻訳サービスへ子どもの記録を渡す場合も、提出先の指定と共有する情報の範囲を先に整理してください。
在籍校への依頼は、返事をもらえる単位に分ける
在籍校へ「インターに必要なものを全部お願いします」と頼むと、何を作ればよいか伝わりません。最初の連絡は、学校が発行する資料、先生へ届く推薦フォーム、家庭が用意するものを分けます。入学担当の指定がある部分は原文も添え、締切だけでなく、依頼の受理方法と完成時の連絡先を聞きます。
依頼文には、必要期間、書類名、希望言語、提出先と方法、締切、保護者の連絡先を入れます。これは編集部の整理案で、在籍校が同じ書式を採用するという意味ではありません。学校指定の証明書申請があればそちらを使い、手数料や本人確認、委任の要否も窓口に従います。
先生が推薦を担当し、事務室が成績資料を出すなら、窓口は二つになるかもしれません。それぞれに何を依頼したかを控え、同じ書類を何度も頼まないようにします。英訳を在籍校ができないと分かった場合も、発行可能な原資料まで断念せず、志望校へ翻訳の手配方法を相談できます。
書類を依頼する際には、現時点では出願準備であることを伝えます。在籍校の正式な転校・退学手続きとは分けて確認し、依頼が学校側でどのように扱われるかを尋ねましょう。入学可能日や次の学校の条件が分からないまま、学ぶ場所を先に手放す必要があると考えないようにします。
通学校の提出物が分かったあとも、その条件を別の学校へそのまま移す必要はありません。候補ごとに正式な手続きを確かめましょう。
複数校へ出すときは、同じ書類を使える範囲を確かめる
複数校への出願では、まず共通して使えそうな原資料を把握し、その後で学校ごとの条件を重ねます。一校が原本を求め、別の学校がPDFを求めるなら、同じフォルダーにあるだけで両方済んだとは扱いません。原本の必要部数や、学校の再発行にかかる日数も計画に入れます。
表は学校別に列を増やしすぎるより、提出先ごとに行を分ける方法もあります。例えば同じ通知表でも、A校は家庭アップロード、B校は在籍校直送なら二行です。翻訳は同じものを使えるか、相手校の指定様式へ書き直す必要があるかを確認します。これは管理の提案で、どちらかの学校の規定を表す例ではありません。
推薦を何校分も頼む場合は、学校名とフォーム、締切を一覧で先生へ相談します。ただしフォーム間で回答をコピーできるかは推薦者と提出先の判断です。保護者が機密の回答を集めて使い回す方法は取りません。追加依頼が決まったら、前の依頼に含まれていないことを明確に伝えましょう。
家族の作業も、一校ずつ最後まで確認する時間を設けます。別校用の出願番号をファイル名へ入れたり、違う宛先へ送ったりしないためです。学校名、対象の子ども、年度、提出書類が一致しているかを送信前に確認します。きょうだいの資料も、同じ姓だからと同じ提出欄へまとめないようにします。
PDFにした後は、読めることと原本との対応を確認する
スキャンや写真にするときは、ページの端、裏面、評価の説明、学校名や日付が切れていないかを見ます。文字が読めることに加え、書類全体の位置関係が分かるようにします。明るさを調整しても、元の評価や先生の言葉を加工して読みやすくすることはしません。
ファイル形式と容量は学校の指定が基準です。PDFでよいか、写真形式を受け付けるか、複数ページを一つにするか、原本と訳文を分けるかを確認します。全国共通の容量上限をこの記事で置くことはできません。指定が見当たらない場合は、実際のポータル表示や入学担当の回答に従います。
ファイル名は、学校に指定がなければ家庭で管理しやすいものにします。例えば「本人の識別情報・対象期間・書類の種類・版」という並べ方がありますが、氏名や生年月日を必要以上に外部へ出さないよう共有先を考えます。フォルダー内で最終版を一つにし、作業途中の訳を提出しない状態に整えます。
完成したPDFは、作った端末だけでなく、送る予定のファイルそのものを開いて確認します。ページ数、向き、文字の欠け、原本と訳文の組合せを見ます。パスワード付きファイルを送ってよいか、解除が必要かは学校に確認し、パスワードを同じ一般メールに書けば安全だとは決めつけないようにします。
ポータルは、アップロードと最終提出を区別する
出願アカウントでファイルを選べたことと、願書の最終送信が済んだことは別です。保存、アップロード、提出の表示を読み、学校がどの段階で審査に進むのかを確認します。推薦が先生から届くまで未完了のままになる場合も、保護者が何かを再送すれば解消するとは限りません。
BSTの出願ページは、必要項目と現在の学校・先生からの推薦がそろってapplication poolへ入ると説明しています。KISTの資料も、願書、出願料、必要資料を受領してから書類審査を始める流れです。画面にアカウントができたことを、必要資料一式の受理と読み替えないようにします。
入力中に止まったら、どの画面で何をしたか、エラーの表示、日時を控えます。子どもの情報が映るスクリーンショットを無関係な窓口へ送らず、学校の指定サポートへ相談します。同じ申請を何件も作り直す前に、既存アカウントで続けられるかを尋ねましょう。
KISTの出願案内は、フォームを英語表示で使い、自動のブラウザ翻訳をかけると表示や動作に支障が出る場合があると注意しています。これは同校のフォームの説明です。意味を調べる作業と実際の入力を分け、提出した項目が消えたり変わったりしていないかも見直します。
成績表がない期間は、ない理由と確認したいことを伝える
家庭学習、学校の休止、転居、在籍期間が短いなどの理由で、指定期間の書類がそろわないことがあります。空欄を架空の成績で埋めず、どの期間に、どこで、何を学んでいたかを時系列で整理します。提出できる記録と、発行されていない記録を分け、代替の扱いを志望校へ相談します。
KISTの家庭学習者の説明は、使用したプログラムや課程、そこからの成績・フィードバック等を示すよう案内しています。オンラインで教員から学んだ場合の推薦にも言及しています。ASIJの案内は、家庭学習の学習内容や進捗・結果の報告方法を問い合わせるよう求めています。どちらも家庭作成資料だけで受理・入学が決まるという意味ではありません。
前の学校が閉校している、海外にあり連絡が取れないときは、連絡を試した先と手元に残る資料を伝えます。志望校が何を確認したいかによって、次に探すものも変わります。公的な証明や別の評価を追加で求めるかは学校の判断なので、この記事で代用品を決めることはできません。
欠席が多い期間の説明も、数字を変えずに、学校が必要とする範囲で補足します。現在の学び方や本人が取り組めることを別に整理できますが、推薦者へ都合よく書いてもらうよう求めるものではありません。本人にも何を共有するかを説明し、詳しい事情は指定の相談先へ渡すようにします。
本人の作文は、手を貸してよい範囲を確認する
本人の作文やPersonal Statementがある場合は、記入者、言語、手書きか入力か、署名・日付の要否を確認します。保護者の願書回答と同じ作り方にはできません。子ども本人の文章を求める資料なら、家庭が完成文を作ることを準備の中心にしないようにします。
KISTの2027–28年度資料は、Grade 8以上のPersonal Statementについて、本人が英語で手書きし、署名と日付を付けてアップロードすると案内しています。この形式はKISTの要件です。他校が同じものを求めるとは限らず、本人のエッセイにもそれぞれの指示があります。
家庭では、本人が思い出したい経験を話す、必要な道具をそろえる、取り組む時間を決めるなどの手助けを考えられます。一方、翻訳、文法修正、生成AIでの推敲が認められるかは学校の方針を確認してください。指示が不明なまま、保護者が全面的に書き換えた文章を本人作として出さないようにします。
負担が大きいときは、提出までの日数と、どこで手が止まるかを整理します。作文が難しい理由を家庭だけで決めず、書式や支援の相談ができるかを学校へ聞きます。休息を挟んで進める時間も必要です。出願のための作業が、本人を毎晩問い詰める時間にならないよう、家族の分担を見直しましょう。
健康・支援の記録は、必要な範囲と提出経路を確かめる
健康や支援に関する記録は、一般の成績資料と分けて管理します。学校が安全な参加や受入れの検討のために求める情報を確かめ、どの担当へ、どの方法で、いつまでに渡すかを聞きます。出願するすべての学校へ、手元の記録を同じように一括送信する必要があるとは限りません。
ASIJのAdditional Reportsは、過去・現在の補助的支援について報告等を求めています。YISの書類案内には医師の署名のある健康確認資料や、該当する場合の学習支援計画等が挙がります。こうした要件を読まずに必要情報を伏せることも、要件を超えて無関係な相手に情報を送ることも避けましょう。
学校へ最初に聞く段階では、資料の種類と相談したい概要を伝え、詳しい記録の提出経路を教えてもらう方法があります。誰が閲覧するか、入学後の担当者へどう引き継がれるかも質問できます。学校がどのように対応するかは個別に確認し、支援の提供や入学を資料の提出だけで約束されたとは考えません。
家族が書類を共有する際も、作業を手伝う人全員に原資料が必要とは限りません。翻訳、送付、学校への相談で、それぞれ必要な情報を整理します。医療判断や本人への説明の仕方に迷う場合は、資料の発行元や関係する専門職に相談し、出願の都合だけで記録の意味を変えないようにします。
間に合わない書類は、期限前に提出計画を相談する
締切が近づいたら、「あと何枚か」だけでなく、外部の誰の作業を待っているかを確認します。推薦者の送信、学校の押印、翻訳、郵送は、家庭の操作だけでは終わりません。志望校の受領期限から、発行・送付に必要な期間を引いて予定を組みます。必要日数を一律に何週間と決めず、依頼先に確認してください。
一つだけ間に合わない可能性があるなら、書類名、現在の状態、発行見込み、他の資料が提出済みかを短く伝えます。「後から出してよいか」「審査は保留になるか」「別の資料を一時的に使えるか」を尋ねます。問い合わせを送るだけで期限が延びたと考えず、回答と新しい指示を記録します。
締切には、日付、時刻、時間帯、何が学校へ届いている必要があるかを合わせて読みます。郵送の消印と到着、先生が送信した日と学校の受領は同じではありません。支払いが書類審査の条件に含まれる学校では、願書だけでなく、費用手続きの指定も確認します。振込先などは必ず学校の現行案内で確かめます。
家庭の作業量が多すぎるなら、保護者が担当する転記や連絡を整理し、子どもの作文と同じ夜にすべてを詰め込まない計画にします。必要書類の少なさだけで志望校を決めるのではなく、無理なく期限に間に合う進め方や入学時期の選択を相談することもできます。
受領と差し替えを管理し、次にすることを一つにする
送信済みと、学校が受領した状態を分けて管理します。保護者提出分、先生の直送分、翻訳を別々に確認し、学校から不足の連絡があれば、どの年度・どのページが足りないかを特定します。すべてを何度も送り直すより、差し替える資料と指定の再提出方法を確かめます。
管理表には、学校から受領確認があった日と、追加対応が必要かを書きます。「提出完了」の表示が審査開始を意味するかは、その学校の案内に従います。不足がなくなったことと、入学が決まったことは別なので、次の面談や評価の連絡を待つ段階も分けておきましょう。
以下は編集部が作った記録例です。実在の家庭の経過ではなく、進み具合を書き分けるための例として使ってください。
| 書類と状態 | 確認したこと | 次の行動 |
|---|---|---|
| 通知表:学校から受領回答あり | 対象期間・ページ数を照合 | 控えを保存 |
| 推薦:先生へ依頼済み | フォーム受信は確認、提出は未確認 | 指定期日前の確認方法を相談 |
| 英訳:条件の回答待ち | 原本は確保済み | 認められる形式を学校へ質問 |
間違いに気付いた場合は、元の申請を特定して、どの部分を訂正したいかを学校へ連絡します。古い版が残る可能性も伝え、差し替え後の受領を確認します。家族の表も更新し、誰かが前の版を再送しないようにします。書類一式が受理されたら、残る面談や入学手続きは別の一覧へ移し、準備の終わった項目をいつまでも抱え続けないようにしましょう。
出願書類・受領までの管理シート
書類ごとに基本4項目を使います。追加欄は必要なものだけ。学校の回答と家庭の見込みを区別して記入します。
まずは基本4項目
必要なときだけ追加項目を開く未記入
コピー・印刷する内容を確認
学校へ提出する正式な書類ではありません。学校指定のフォームや正式な証明書を優先してください。入力内容は外部へ送信・保存しません。画面を閉じる前にコピー・印刷してください。 非公式の管理・問い合わせ資料です。正式な願書・推薦・証明書の代用ではありません。英文は不足資料の状態と発行予定を伝え、翻訳・送付者・期限の扱いを聞く内容です。角括弧を直し、該当しない質問を削除します。原資料は学校の指定経路で提出してください。
不足資料と提出計画を相談する英文メール
角括弧の部分を家庭の情報に書き換え、不要な質問は削除してください。最初の問い合わせでは詳しい健康情報や証明書を添付せず、必要書類と正式な提出方法を尋ねます。
学校へ提出する正式な書類ではありません。学校指定のフォームや正式な証明書を優先してください。入力内容は外部へ送信・保存しません。画面を閉じる前にコピー・印刷してください。
よくある質問10問
通知表の裏面にある評価の説明も送る必要がありますか?
必要なページの範囲を志望校へ確認します。裏面に評価の段階や学校の説明があるなら、その存在を伝えてください。家庭だけで成績欄を切り取り、評価の意味が分からない資料にしないようにします。英訳にもどこまで含めるかを同時に尋ねます。
学校を移った年は、二校の成績資料が必要ですか?
対象期間と各校の在籍月を示して確認してください。一年分が二校に分かれることもあるため、一校の記録で全期間を示せるとは限りません。前籍校への依頼も必要なら、発行日数と直送方法を早めに調べます。重複する期間はそのまま説明します。
推薦を頼んだ先生へ届くリンクが見当たらないそうです。どうしますか?
宛先の誤記、学校の公式メールが必要か、依頼が発行済みかを確認し、出願窓口へ再送の手順を尋ねます。保護者のメールへ転送して自分で答える方法には変えません。先生には受信・提出の状態を必要な範囲で確認し、機密の回答内容は求めないようにします。
普段の呼び名と旅券の名前が違う場合、どちらを書きますか?
本人確認と願書の氏名欄は学校の指定に従います。法的氏名と日常の呼び名を別欄で伝える方法もあるため、同一人物と分かる書き方を入学担当へ確認してください。資料ごとに別の表記を使い、誰の記録か判断できなくならないよう照合します。
前の学校が閉校していて、公式記録を取り寄せられません。
発行できない事情、在籍期間、手元にある資料を志望校へ伝え、受理できる代替や追加確認を尋ねます。別の評価や家庭のメモで必ず代えられるとは言えません。学校へ連絡を試みた履歴も残し、架空の証明を作らず対応を相談してください。
翻訳会社へ依頼する前に、何を確認すればよいですか?
翻訳が必要な書類と範囲、原本添付の要否、訳す人の条件、証明・署名の要否、提出者を確認します。同じ学校でも資料により条件が違うことがあります。見積もりを取るときは必要な範囲を伝え、受け付ける形式が不明なまま認証まで手配しないようにします。
出願後に新しい学期の通知表が出たら、自動で追加すべきですか?
追加提出が必要か、どの欄や経路で送るかを学校へ確認します。審査中の資料を勝手に差し替えると版が分かりにくくなるため、既に提出した期間と新しい発行日を伝えて相談します。回答を受けたら家庭の管理表も更新し、旧版との区別を残しましょう。
学校が発行した封筒を、翻訳のために開けても構いませんか?
封緘が必要と指定されていれば、自分で開けずに、翻訳用の控えを別に用意できるか相談します。どの原本と訳文を誰が送るかを提出先へ確認してください。封筒に入っているという見た目だけで公式性を判断せず、学校印や直送の条件も読みます。
本人の英文作文を、保護者やAIで直して提出できますか?
本人作成を求める資料の支援範囲は学校の指示を確認します。手書き指定などもあるため、家庭が完成文を作ったり全面的に書き直したりしてよいとは考えません。取り組む時間や道具を整えることと、本文を代作することを分けて準備してください。
健康や支援の記録は、最初の問い合わせメールに添付しますか?
まず必要資料の種類と正式な提出経路を尋ねます。学校が求める情報を正確に伝える一方、一般メールへ関係する記録をすべて添付する必要があるとは限りません。詳しい共有先、提出方法、追加相談の窓口を確認し、本人にも必要な範囲で説明しましょう。
今日からできること
今日できることは、志望校の対象年度・学年のチェックリストを開き、最初の一行を管理表へ写すことです。対象期間、作成する人、提出する人、言語、受領期限のうち、分からないところを一つ質問にします。
回答を受けてから在籍校へ依頼し、依頼済み・提出済み・受領済みを分けて更新しましょう。本人が担当する作業を決め、休める時間を残しながら、家族で次の一手を共有してください。
成績や先生の所見を読む過程で、本人が取り組んできた活動にも目を向けてみてください。学校選びは書類を出すところで終わりません。
参考資料・出典
資料確認日:2026-10-30。募集年度は各資料の表記を優先しています。学校ごとの条件と支援内容は各校へお問い合わせください。
- ASIJ|Admissions Guidelines — 掲載中の一般案内(確認:2026-10-30)
- KIST|Admissions Handbook 2027–28・冊子11〜13、16頁 — 2027–28年度(確認:2026-10-30)
- KIST|Applications — 2026–27・2027–28の入口を区別(確認:2026-10-30)
- YIS|Admissions — 2025–26・2026–27の手順、2027–28受付案内あり(確認:2026-10-30)
- BST|Applications — 2027–28受付案内と一般手順(確認:2026-10-30)
- NGA|入学案内 — 2027年9月開校予定(確認:2026-10-30)
- NGA|よくある質問 — 開校準備中の掲載(確認:2026-10-30)
- NGA|カリキュラム — 2027年9月開校予定の構想(確認:2026-10-30)
記事のサムネイルと本文写真はAI生成のイメージです。実在校やNGAの活動記録ではありません。

