にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJIN GLOBAL ACADEMYも同社の事業です。インターナショナルスクールで保護者に求められる関わり方は、学校によって異なります。必須の学校行事、希望者が参加するボランティア、家での連絡確認や学習支援を分けて見ると、仕事や家庭の予定と両立できるか考えやすくなります。
「親の出番が多い」という印象だけでは、必要な時間や負担は分かりません。必須行事がある学校もあれば、PTAやイベントでの任意ボランティアを案内する学校もあります。頻度・対象者・役割が公式情報に書かれていない場合は、推測せず希望学年の担当者に確認しましょう。
親の出番は学校ごとに違う。必須参加と任意活動を分けて確認
確認できた公式案内では、KISTは一部の行事を全家庭の必須参加として明記しています。一方、FISは自動加入となるPTAとボランティア活動を紹介していますが、同じ意味での一律の必須出席回数は公開ページから確認できません。NGAはオンライン型で、保護者がつきっきりになる必要はないと案内しています。行事参加や保護者面談の頻度は、開校前のため公表情報では確認できません。
候補は、保護者向けの公式案内で参加条件や学校との連携を確認できる通学型2校(KIST、FIS)と、通学負担の違いを見るオンライン型NGAです。掲載順はKIST、FIS、NGAの順で、順位や優劣を表すものではありません。3候補を「対象・場所」「必須/任意の参加と頻度」「家庭での役割・連絡」「費用」「見学・体験・開始予定」の同じ項目で整理します。通学型2校は地域の代表や網羅的な一覧ではありません。
K. International School Tokyo(KIST)
- 対象・場所
- K1〜Grade 12、東京都江東区白河。通学型の私立学校。2027–28年度の募集案内を公開。
- 参加・頻度
- 保護者の継続的な関与をK1〜G12で強く期待。KIST Festival、保護者歓迎会、面談、Family Dayなど一部行事は全家庭の必須参加。Festivalは準備と当日のブース支援も必須。対象日程は年間カレンダーで確認し、全家庭共通の回数は学校へ照会。
- 家庭の役割・連絡
- 授業での学びを家庭で支え、学校活動に協力することを期待。Elementaryのクラスペアレントは希望者のボランティア。面談の通訳は事前に申し出て相談。
- 費用
- 2027–28年度の授業料は年293万〜310万円。出願料は4万円。新入学時は授業料以外に入学料30万円、Capital Fee 80万円、施設維持費25万円、CA費年1,000円など。送迎バス、昼食、制服等は別費用。学費とPTA/CAの費用区分を確認。
- 見学・相談
- 学校見学をAdmissionsから予約。必須行事の日程、欠席時の相談方法、平日昼の面談枠、代理参加の可否は希望学年と年度を伝えて確認。
Fukuoka International School(FIS)
- 対象・場所
- Early Years(3〜4歳)〜Grade 12、福岡市早良区百道。通学型の学校。
- 参加・頻度
- 保護者はPTAに自動加入し、年会費で活動を支援。PTAはボランティア運営でイベントの手伝いを募集し、年間を通じて複数回の会議を開催。全家庭に必須の出席回数やボランティア時間は公開ページで確認できないため、要問い合わせ。
- 家庭の役割・連絡
- 学校は保護者の関与を促し、PTAを参加方法の一つとして案内。行事例はHalloween、Japan Day、Winter Concert、Spring Festivalなど。PTAイベント数を各家庭の必須参加回数と読み替えない。
- 費用
- 2026–27年度の授業料は年185万5,000〜228万6,000円。出願料5万2,000円、入学受諾料35万円、施設費年20万円などが別途。PTA年会費は必要と記載されていますが、金額は公開ページで確認できず要問い合わせ。
- 見学・相談
- Admissionsに問い合わせて学校見学を相談。PTA会費、年間予定、必須参加の有無、任意ボランティアの時間帯、学校からの連絡方法を確認。
NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)
- 対象・場所
- 6〜18歳向けのオンラインインターナショナルスクール。2027年9月開校予定。校舎への通学はありません。
- 参加・頻度
- 保護者がつきっきりで学習を見る必要はないと公式FAQが案内。対面行事や必須参加回数、面談の開催頻度は、開校前のため公開情報では確認できず要問い合わせ。
- 家庭の役割・連絡
- 日英バイリンガルのメンターが伴走し、保護者の英語力は不要と案内。授業時間中の家庭側の見守り、端末準備、欠席連絡など、日常の分担は入学前に確認。
- 費用
- 具体的な月額は公開情報で確認できず要問い合わせ。公式FAQでは教材費を月額に含め、入学金・施設費・制服代はないと案内。資格試験を希望する場合は別料金の可能性あり。
- 体験・開始予定
- 無料体験クラスを2026年9月から毎月開催予定と案内。開校予定は2027年9月。最新の募集開始時期、体験日、保護者向け説明の有無を公式窓口で確認。
年間カレンダーで、仕事と重なる予定を先に把握
学校から年間予定を受け取ったら、行事を単に転記するだけでなく、誰が何のために出席するのかを確認します。必須と任意、保護者向けと家族全員向け、校内開催とオンラインを区別すると、日程調整に必要な情報が見えてきます。
| 行事・連絡の種類 | 先に聞くこと | 家庭で記録すること |
|---|---|---|
| 保護者説明会・歓迎会 | 全家庭必須か、対象学年、所要時間、途中参加の可否 | 開催日、出席者、仕事の調整期限 |
| 三者面談・学習面談 | 学期ごとの回数、予約方法、言語、オンライン可否 | 希望枠、通訳の要否、相談したい項目 |
| 学園祭・スポーツ・発表会 | 観覧だけか、準備や運営も必須か、兄弟同伴の条件 | 集合時刻、担当時間、準備物、欠席連絡先 |
| 休校・短縮授業 | 学年ごとの日程、延長保育・送迎の利用条件 | 迎えの担当、仕事の変更期限、代替案 |
| PTA・委員・ボランティア | 加入・会費の扱い、任意参加か、年間の活動回数 | 希望する活動、参加可能な曜日、連絡方法 |
KISTは必須行事の日付を年間カレンダーに載せると説明しています。FISのPTA案内には複数の年中行事や会議が掲載されていますが、PTAが行うイベントの数は、個々の家庭が出席すべき必須回数ではありません。予定表に記載があることと、出席義務があることを同じ意味にしないのがポイントです。
予定が未確定なら、いつ確定版が出るか、変更時にどの連絡ツールを使うかも質問します。学校からの案内が英語のみの場合、メールの配信先を複数登録できるか、翻訳や日本語での問い合わせに対応できるかを確認しておくと、見落としを減らせます。
参加者を決めるだけでなく、家庭内の連絡担当も決める
家庭の予定を支える作業は、行事に出席することだけではありません。アプリやメールを読む、締切をカレンダーに入れる、学校へ返事をする、当日参加するという複数の役割があります。保護者のどちらか一人に集中させず、無理なく続けられる分担を考えてみましょう。
| 家庭内の役割 | 担当の例 | 学校に確認したいこと |
|---|---|---|
| 日常連絡の確認 | 主担当と予備担当を1人ずつ決める | 登録できる連絡先数、連絡アプリ、回答期限 |
| 面談・行事への参加 | 勤務予定に合わせて保護者間で交代 | 参加者の条件、代理出席、オンライン対応 |
| 家庭での学習支援 | 課題の進捗を聞く、困りごとを先生に伝える | 保護者が支援する範囲、自力で進める学年目安 |
| 急な呼び出し・体調不良 | 迎えに行ける人を複数登録 | 緊急連絡の順番、代理人登録、必要な書類 |
「英語が得意な人がすべて担当する」と決めると、その人が対応できない日に連絡が滞ることがあります。学校が家族の複数人をポータルに登録できるか、配信メールを転送してよいか、連絡先変更はどこへ申請するかまで確認してください。
面談や行事に家族以外の代理人を出せるか、父母の両方が必要かは学校ごとに異なります。学校が認める参加者の条件を先に聞き、家庭の都合で調整したい日程を具体的に伝えましょう。
家庭学習は「親が教える量」ではなく、学校に求められる支援を聞く
家庭での関わりには、行事参加とは別に、学校からの連絡を読む、子どもの様子を共有する、課題を予定どおり進められる環境を作るといった役割があります。ただし、保護者が毎日教科を教えることまで一律に求められるとは限りません。
KISTは家庭での学習支援を学校と家庭の連携の一部として説明し、特に上級学年でも保護者の関与を重視すると案内しています。FISは家庭を学校コミュニティの一員として迎え、PTAや行事を通じた関与を促しています。どちらも「親が宿題を完成させる」ことを指すわけではありません。質問がある場合は、宿題の量、本人が自力で進める範囲、つまずいたときの相談先を希望学年の担当者に尋ねてください。
家庭でどの程度支えるかを決める前に、学校の具体的な期待を聞くと、親の負担を必要以上に大きく見積もらずに済みます。保護者の英語力が気になる家庭は、面談・緊急連絡・学習相談で使える言語も別途確認しましょう。
見学や面談でそのまま使える確認シートとメール文
以下をコピーし、学校名・学年・希望年度を入れて使えます。公式案内で分かったことは先に埋め、未記載項目だけ質問すると、問い合わせを短くできます。
- 希望学年・年度:[ ]
- 全家庭が出席する必須行事と年間の日程:[ ]
- 準備・当日の運営まで必須の行事:[ ]
- 平日日中の面談回数・所要時間・オンライン対応:[ ]
- PTA等の会費、任意活動、年間の開催頻度:[ ]
- 欠席・遅刻時の連絡先、代理参加の条件:[ ]
- 家庭学習や学校アプリの確認に求められる範囲:[ ]
- 学校からの連絡言語、翻訳・通訳の相談方法:[ ]
English email template
日本語で伝えたい内容
インターナショナルスクールの保護者参加に関するFAQ
学校によって違います。KISTはKIST Festivalなど一部行事を全家庭の必須参加と案内しています。FISはPTAへの自動加入とボランティア活動を案内していますが、保護者ごとの必須出席回数は公開情報から確認できないため、希望学年・年度で問い合わせてください。
学校共通の回数はありません。KISTは年間カレンダーに行事日を載せると案内し、FISのPTAは複数の会議やイベントを行うと説明しています。学校が主催するイベント数と、各家庭の必須出席回数を分けて確認しましょう。
勤務形態だけでは決められません。必須行事の日程、平日日中の面談、呼び出し時の対応、延長保育や送迎などを学校に確認し、家庭で対応できるか照らし合わせてください。個別の代替参加が認められるとは限らないため、申込み前に相談が必要です。
加入の扱い、会費、会議への出席、イベントのボランティアは別々に確認します。FISは保護者がPTAに自動加入し、年会費で支援すると案内しています。KISTのCommunity Associationにも年会費があります。会員であることだけで、すべての活動への参加が必須と推測しないでください。
学校や行事によります。参加者の条件を年間案内やAdmissions窓口で確認してください。保護者一人でよいか、本人同伴か、代理参加が可能か、家族全員が対象かを行事ごとに聞きましょう。
面談・日常連絡・緊急連絡で使える言語や、翻訳支援を分けて確認します。FISは学校からの連絡は英語と案内し、入学後に一部の翻訳支援が可能と説明しています。KISTは面談通訳を事前相談できます。
イベント開催数と義務となる出席回数は同じではありません。FISのPTAはイベントでのボランティアを募集していますが、同サイトの公開情報で全家庭に何回の参加が必要かは確認できません。活動ごとに任意か必須かを聞いてください。
一律の範囲はありません。宿題の量、子どもが自分で進める目安、保護者が声をかける範囲、困ったときの相談方法を担任に確認します。答えを代わりに作るのではなく、学習状況を学校と共有する役割かどうかを聞いてください。
多くの学校はAdmission窓口で見学や問い合わせを受け付けています。具体的な日時、保護者の参加方法、オンライン説明の有無は年度ごとに変わる場合があるため、希望学年を伝えて相談してください。見学時に年間カレンダーやPTA案内を確認できるかも尋ねます。
通学のための送り迎えや校舎行事は減りますが、保護者の関与がすべてなくなるわけではありません。NGAはつきっきりは不要と案内していますが、日常連絡や機材準備、欠席時の連絡などの具体的な運用は入学案内で確認してください。
家庭の予定に無理なく合うか、入学前に確かめる
保護者がどれだけ学校に関われるかは、学校の教育方針だけでなく、仕事の時間帯、送迎できる人、家族内の連絡分担にも左右されます。必須参加がある学校を選ぶ場合は、その条件を満たす方法を相談し、難しい場合は別の学び方も並行して検討します。
オンライン型は通学先への移動や校舎での行事参加を前提としません。一方で、家庭のネット環境、授業時間中の生活、学校からの連絡を受ける担当などは必要です。「通学がないから家庭の負担はゼロ」と決めず、実際の運用を聞いてから比較することが大切です。
確認に使った公式情報
下記の公式情報を2026年10月25日に確認しました。学費はKISTが2027–28年度、FISが2026–27年度の公開額です。募集条件、年間予定、PTA会費や行事は年度によって変わるため、出願前に希望学年の最新案内を確認してください。
- KIST「Parents/Guardians(2027–28 Admissions Handbook)」「School Fees 2027–28」「FAQ」
- FIS「Admissions FAQ」「PTA」「Tuition & Fees 2026/2027」「Contact Us」
- NGA「よくある質問」「利用規約・運営情報」
保護者の出番を比較するときは、学校のイベント総数ではなく、希望する家庭に求められる参加条件と頻度を確認してください。掲載例は各校の適合や入学を保証するものではありません。勤務先の休暇制度、代替参加の可否、会費や追加費用を含め、家庭にとって続けられるかを話し合いましょう。


