- いわき市が公開している施設ごとの個票でわかること(料金・曜日・定員まで)
- 入会金なし・月5,000円から通える施設と、1日3,000円から試せる施設
- 教育支援センター「チャレンジホーム」は市内7教室。⚠️ 申込は在籍校を通す必要があります
- ⚠️ 福島県・いわき市とも、フリースクール利用料の世帯向け補助は確認できませんでした
掲載しているのは、いわき市の公式サイト・いわき市不登校支援ポータルサイトおよび各施設の公式サイトで実在を確認できた場所だけです(2026年9月12日確認)。掲載は推薦や保証ではありません。NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。その前提でお読みください。費用や開設日は変わることがあるので、最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。
いわき市は「市内にあります」だけでは通えません
いわき市の面積は1,232.51平方キロメートル(令和7年7月1日現在)。全国でも有数の広さです。平、内郷、小名浜、勿来、田人、遠野と生活圏が分かれていて、「市内にあります」という情報だけでは、通えるかどうかを判断できません。
だから最初に見るのは施設名ではなく、家からの移動時間です。この記事では4か所すべてについて、どの地区にあるのかを先に書きました。平地区に2か所、内郷地区に1か所、草野駅の近くに1か所という並びです。市の南側(勿来・田人)や北側(久之浜)からだと、同じ市内でも片道1時間近くかかることがあります。
幸い、いわき市教育委員会の「不登校支援ポータルサイト」には、市内の民間施設が提出した個票がそのまま載っています。所在地・対象年齢・開所曜日・時間・定員・料金・出席扱いへの考え方まで同じ様式で並んでいるので、問い合わせる前に横並びで比べられます。この記事もそこを土台にしています。
⚠️ ひとつ先に伝えておきます。今回調べた範囲では、福島県にもいわき市にも、フリースクールの利用料を世帯に補助する制度は確認できませんでした。費用はそのまま家計にのります。だから「月いくらか」ではなく「1回あたりいくらか」で比べてください。週1回で月17,600円なら1回4,400円、1日3,000円の日利用なら1回3,000円。この見方にすると、続けられるかどうかの判断がしやすくなります。
いわき市から通えるフリースクール5選(比較一覧)
費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設の公式サイト・電話でご確認ください。
| スクール名 | エリア | 対象 | 形態 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 寺子屋方丈舎 平フリースクール | いわき市平倉前112-1 | 7〜15歳(小学生〜中学生) | 水・木・金 10:00〜17:00/定員20名 | 月19,000円/1日3,000円+賛助会員費2,000円(年) |
| こども総合知育研究所ドリームホープ | いわき市平作町3-2-13 | 小学生以上/定員15名 | 月(火)・水・木 10:00〜13:30 | 入学金11,000円/週1回 月17,600円ほか |
| Rainbow Kids フリースクール | いわき市内郷御厩町1丁目220-1 | 3歳〜中学生/定員10名 | 月〜金 10:00〜14:30 | 入会金なし/月5,000〜30,000円(収入に応じる) |
| TERAKOYA GAMP | いわき市平下神谷字赤沼37(がんぷ村内) | 小学生〜25歳 | 金〜月(長期休暇中は毎日) | 日帰り3,500円/合宿5,500円(記載に差あり・要確認) |
| NIJINアカデミー メタバース校舎 (運営:株式会社NIJIN/当サイトの運営会社) | オンライン(全国どこからでも) | 小1〜中3(就学前も入学可) | メタバース校舎・平日毎日 | 月25,443円/入学金33,000円 |
5校を1校ずつ紹介します
1. 寺子屋方丈舎 平フリースクール(いわき市平倉前・平地区)
運営:NPO法人寺子屋方丈舎
まずは平地区の中心部から。出席扱いについて個票に書いている、数少ない施設です。
市の個票のなかで、出席扱いについて踏み込んで書いている数少ない施設です。「必要に応じて出席日数を出します。学校との連携会議等の開催も行いたいです」と明記されています。
開所は水・木・金の10:00〜17:00で、長期休みは休校。定員は20名と、いわき市内では大きいほうです。月利用のほかに1日3,000円の日利用があるので、いきなり月ぎめにせず、まず1日だけ試すという入り方ができます。
会津若松に本部があるNPO法人が運営していて、市内の田人町にも後述の「山の中フリースクール」を持っています。
- 所在地:いわき市平倉前112-1
- 対象:7歳〜15歳(小学生〜中学生)
- 開所:毎週 水・木・金 10:00〜17:00(長期休み中は休校)
- 定員:20名
- 費用:月利用19,000円/日利用3,000円/賛助会員費2,000円(年度更新)
- 出席扱い:「必要に応じて出席日数を出します」と個票に記載
- 電話:070-5453-7131
出典:いわき市不登校支援ポータルサイト 施設個票(2026年9月12日確認)
2. こども総合知育研究所ドリームホープ(いわき市平作町・平地区)
運営:こども総合知育研究所ドリームホープ
同じ平地区で、午前中心・回数で選べるタイプ。
平地区の中心部にあり、午前中心の時間割です。10:00〜13:30なので、午後は家でゆっくりしたい段階の子でも組み立てやすい形です。
料金は通う回数で段階が分かれていて、週1回17,600円、週2回25,300円、週3回30,800円。1回4,500円のチケット制もあるので、曜日を固定できない時期はこちらから始められます。ほかに入学金11,000円と年間諸費が10,000〜25,000円程度かかります。
出席扱いについては市の個票に記載がないため、必要な場合は直接確認してください。
- 所在地:いわき市平作町3-2-13
- 対象:小学生以上
- 開所:月(祝日等により火曜になる場合あり)・水・木 10:00〜13:30
- 定員:15名
- 費用:入学金11,000円/週1回 月17,600円・週2回 月25,300円・週3回 月30,800円/チケット制1回4,500円/年間諸費10,000〜25,000円程度
- 出席扱い:個票に記載なし(要確認)
- 電話:0246-68-8782
出典:いわき市不登校支援ポータルサイト 施設個票(2026年9月12日確認)
3. Rainbow Kids フリースクール(いわき市内郷御厩町・内郷地区)
運営:Rainbow Kids フリースクール
内郷地区。費用のハードルがいちばん低く、平日毎日開いています。
この記事の4か所のなかで、費用のハードルがいちばん低い場所です。入会金がなく、授業料は月5,000円〜30,000円で「保護者の収入に応じて」と市の個票に明記されています。1日単位の利用も500円〜1,500円。
開所は月曜から金曜の10:00〜14:30と、平日毎日です。対象は3歳から中学生までと幅広く、きょうだいで年齢が離れていても同じ場所を使えます。定員は10名。
出席扱いについては個票に記載がないので、在籍校への報告をどうするかは見学のときに必ず聞いてください。
- 所在地:いわき市内郷御厩町1丁目220-1
- 対象:3歳から中学生まで
- 開所:月曜〜金曜 10:00〜14:30
- 定員:10名
- 費用:入会金なし/授業料 月5,000円〜30,000円(保護者の収入に応じて)/1日単位 500円〜1,500円
- 出席扱い:個票に記載なし(要確認)
- 電話:080-7739-8982(FAX 0246-85-0869)
出典:いわき市不登校支援ポータルサイト 施設個票(2026年9月12日確認)
4. TERAKOYA GAMP(いわき市平下神谷・JR草野駅から徒歩約15分)
運営:がんぷ村(GAMP)
草野駅の近く。キャンプ場の中にあり、泊まりでも使えます。
ほかの3か所と性格が違います。キャンプ場「がんぷ村」の敷地内にあり、日帰りだけでなく泊まりでの利用ができます。JR常磐線の草野駅から徒歩約15分。
対象は小学生から25歳までと幅が広く、開所も金曜から月曜(長期休暇中は毎日)と、平日昼間に動きにくい子でも使える曜日設定です。
⚠️ 費用は市の個票と公式サイトで書き方が違います。公式サイトは日帰り(9:00〜15:00)3,500円・合宿5,500円、市の個票は活動の区分ごとに一般3,000〜9,500円・支援料金1,500〜6,500円。どちらが現在の料金かは電話で確認してください。
- 所在地:いわき市平下神谷字赤沼37(がんぷ村敷地内)
- アクセス:JR常磐線 草野駅から徒歩約15分
- 対象:小学生〜25歳
- 開所:金曜〜月曜(長期休暇中は毎日)※公式サイトは通常利用9:00〜15:00と記載。要確認
- 費用:日帰り3,500円/合宿5,500円(公式サイト)。市の個票では一般3,000〜9,500円・支援料金1,500〜6,500円と別建ての記載あり・要確認
- 出席扱い:個票・公式サイトとも明記なし(要確認)
- 電話:050-1721-2525
出典:いわき市不登校支援ポータルサイト 施設個票/TERAKOYA GAMP 公式サイト(2026年9月12日確認)
5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)
運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)
家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。
ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、いわき市のどこに住んでいても条件は変わりません。
メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。
費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。
- 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
- 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
- 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
- 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
- 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
- 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
- サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
- 体験:オンラインの無料体験会あり
出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月12日確認)
その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください
いわき市の教育支援センターは「チャレンジホーム」という名前で、市内7教室あります(平・中央台・大浦・内郷・小名浜・磐崎・植田。令和8年度中に泉が加わる予定)。平チャレンジホームはいわき市総合教育センター(いわき市平字堂根町1-4)の中にあります。開所は月・水・金の原則10:00〜15:00。問い合わせは総合教育センター 0246-22-3705です。
費用は基本的に無料ですが、市は「各種学習活動でかかる経費については、実費をその都度徴収します」と明記しています。完全に0円ではない点だけ覚えておいてください。
⚠️ 申込は在籍校を通します。①本人・保護者・学校で話し合う ②保護者と在籍校が総合教育センターへ書類を提出する ③センターが本人と学校の状況を確認する ④見学を予約する ⑤保護者と本人が見学し、担当指導員と面談する ⑥通級開始、という6段階です。直接申し込むことはできないので、まず担任かスクールカウンセラーに話すところからになります。
無料に近い場所がもう一つあります。「いわき自主夜間中学」は、いわき市平字梅香町7番地の1(地域生涯学習館・いわき市立平第二小学校マナビィ館)で、火・木13:00〜17:00と土17:00〜21:00に開いています。入会金も授業料もなく、年会費2,000円のみ。電話は080-5562-7545です。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。
そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。いわき市は面積1,232平方キロメートルと全国有数の広さで、勿来や田人、久之浜からだと市街地の教室まで片道1時間近くかかります。フリースクールの数と性格は地域によって大きく違い、都市部と同じ前提で探すと必ず行き詰まります。
そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。
オンラインが向いているのは、こういうときです
- 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
- 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
- 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
- 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
- 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい
とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。
オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと
ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。
- ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
- ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
- ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
- ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します
③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。
⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。いわき市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。
見学で聞いておきたいこと
見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。いわき市では特に、距離と出席扱いにかかわる次の6つを聞いてください。
- これまで何人が在籍校で出席扱いになりましたか
- 在籍校への出席報告は、誰がどの頻度で行っていますか
- 送迎はありますか。ある場合、うちの地区まで来てもらえますか
- 今日みたいに気持ちが不安定な日に、途中で帰ることはできますか
- うちの子と年齢の近い子は、今何人くらい来ていますか
- 合わなかったときに、途中でやめる手続きと費用はどうなりますか
よくある質問
まとめ
いわき市は、市が民間施設の個票を公開しているという点でかなり恵まれた自治体です。料金も定員も曜日も、問い合わせる前に横並びで読めます。この記事の4か所は、平地区に2か所(寺子屋方丈舎 平フリースクール・ドリームホープ)、内郷に1か所(Rainbow Kids)、草野駅近くに1か所(TERAKOYA GAMP)という配置です。
性格ははっきり分かれています。出席扱いに踏み込んでいるのは寺子屋方丈舎、費用のハードルがいちばん低く平日毎日開いているのがRainbow Kids、午前だけ・回数で選べるのがドリームホープ、泊まりも含めて曜日の自由度が高いのがTERAKOYA GAMPです。無料に近い選択肢としては教育支援センター「チャレンジホーム」7教室といわき自主夜間中学があります。
そして、どれも遠い・難しいと感じたなら、それは探し方の問題ではありません。いわき市の広さを考えれば、移動そのものが壁になる家庭は必ずあります。開いている日数、参加のしかたの自由度、出席扱いの実績、学校とのやりとりを誰がやるのか。この4つを最初に聞いておけば、通所でもオンラインでも選び方を大きく間違えることはありません。
内容を確かめるための一次資料
- 鳥取市「フリースクール等の通所費等を助成します」(いわき市「不登校支援ポータルサイトについて」)
- 鳥取市「フリースクール等の通所費等を助成します」(いわき市不登校支援ポータルサイト)
- 鳥取市「フリースクール等の通所費等を助成します」(いわき市 総合教育センター(教育支援センター チャレンジホーム))
- 鳥取市「フリースクール等の通所費等を助成します」(いわき市のプロフィール(面積・人口))
- 鳥取市「フリースクール等の通所費等を助成します」(福島県「こどもの居場所」)
- 鳥取市「フリースクール等の通所費等を助成します」(文部科学省「学びの多様化学校 設置者一覧」)


