文部科学省は2026年9月15日、中央教育審議会の教育課程企画特別部会(第18回)を9月25日(金)に開催すると新着情報で公表しました。議題は「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ(案)」です。8月31日の第17回は「素案」でした。
この会議はYouTube Liveで配信され、一般の人も傍聴を申し込めます。登録の締切は9月24日12時です。
「案が議題になる」と「学習指導要領が変わる」は別の話です
今回わかったのは、9月25日の部会で「審議まとめ(案)」が議題になるということだけです。
答申の時期、改訂を告示する年度、全面実施の年度は、今回の開催案内からは確認できませんでした。にじいろは、資料に書かれていないことは書きません。年度の話を見かけたときは、必ず出典をお確かめください。
1. 何が、いつ開かれるのか
| 会議名 | 中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会 教育課程企画特別部会(第18回) |
|---|---|
| 日時 | 令和8年9月25日(金曜日)9時30分~12時00分 |
| 場所 | WEB会議と対面による会議を組み合わせた方式 |
| 議題 | 次期学習指導要領等に向けた審議まとめ(案)/その他 |
| 配信 | 報道関係者および一般の方向けに、WEB会議の模様をYouTube Liveで配信 |
| 傍聴の登録 | 令和8年9月24日(木曜日)12時00分まで(文科省の開催案内ページ内の傍聴受付フォームから) |
| 配付資料 | 会議開始時間に文部科学省ホームページに掲載 |
出典:文部科学省「教育課程部会 教育課程企画特別部会(第18回)の開催について」(新着情報 令和8年9月15日掲載)
2. 「素案」から「案」へ
この部会は、2026年に入ってから次のように開かれています。日時はいずれも文部科学省の部会ページで確認できるものです。
| 回 | 開催日時 | 議題(開催案内に記載のもの) |
|---|---|---|
| 第14回 | 令和8年2月2日(月)13:00~16:00 | — |
| 第15回 | 令和8年5月13日(水)9:30~12:00 | — |
| 第16回 | 令和8年8月4日(火)9:30~12:00 | — |
| 第17回 | 令和8年8月31日(月)9:30~12:00 | 次期学習指導要領等に向けた審議まとめ(素案) |
| 第18回 | 令和8年9月25日(金)9:30~12:00 | 次期学習指導要領等に向けた審議まとめ(案) |
第14~16回の議題は、本記事では開催案内を確認していないため空欄にしています。
議題名の表記が「(素案)」から「(案)」に変わっています。ただし、この表記の違いが手続き上どこまでの意味を持つのかは、開催案内には書かれていません。確認できたのは、議題名が変わったという事実だけです。
3. 第17回の資料は、もう誰でも読めます
8月31日の第17回の配付資料は、すでに文部科学省のサイトで公開されています。中心になるのが【資料1】次期学習指導要領等に向けた審議まとめ(素案)で、4つのPDFに分かれています(第1・2部/第3部(1)(2)(3))。このほかに議事次第、進行資料、令和9年度の教育課程関係と初等中等教育局の概算要求主要事項が掲載されています。
なお、第17回の議事録は、2026年9月16日時点では部会ページに掲載されていません。掲載されているのは「開催案内」と「配付資料」です(議事録まで出ているのは第14回のみ)。会議で委員がどう発言したかを確かめたい場合は、議事録の掲載を待つことになります。
素案の中身については、にじいろで別の記事にまとめています。→ 次期学習指導要領の審議まとめ素案が出た。不登校と高校の単位制が変わるかもしれない
4. 保護者も、その場を見られます
審議会というと遠い場所の話に聞こえますが、この部会は一般の人が傍聴を申し込める会議です。専門用語は多いものの、「うちの子に関わる制度が、いまどのあたりを議論しているのか」を自分の目で見られる機会です。
- 文部科学省の第18回の開催案内ページを開く(URLは末尾の出典欄)
- ページ内の傍聴受付フォームから登録する。締切は令和8年9月24日(木曜日)12時00分。これを過ぎると受け付けられません
- 傍聴方法の詳細は、登録したメールアドレスに事前に連絡が届きます
- 当日9時30分に、文科省の部会ページで配付資料が公開されます。傍聴しない場合も、資料だけ読むことはできます
撮影・録画・録音を希望する場合は、傍聴の登録時にその旨と目的を記載する必要があります。無断での撮影・録画・録音と、その無断転載は控えるよう案内されています。また、通信状態の不具合などで傍聴を続けられなくなる可能性があり、その場合は後日掲載される議事録を確認するように、とも書かれています。
5. ★ここは誤解されやすい
- 「9月25日に次期学習指導要領が決まる」ではありません。議題は「審議まとめ(案)」の審議です
- 「案」がまとまっても、いつから教室が変わるかは、この案内からはわかりません。学習指導要領の改訂は答申 → 告示 → 移行期間 → 全面実施と段階を踏みます。今回の開催案内に年度の記載はありません
- 議題そのものが変わることがあります。開催案内に「議題・進行順序については変更する可能性があります」と明記されています
6. いま、できること/しなくていいこと
できることは、どれも小さなことです。
- 9月25日の9時30分すぎに、部会ページを開いてみる。配付資料がそのタイミングで公開されます。要約を待たずに、一次資料をそのまま見られます
- 先に第17回の素案PDFに目を通しておく。分量はありますが、目次だけでも「何が検討されているか」の地図になります
- 学校や教育委員会との面談が近い方は、話の材料として持っておく。「うちの子だけの事情」ではなく「国でもこの方向の検討が進んでいる」と共有できると、話の進み方が変わることがあります
制度が決まるのを待って、いまの選択を止める必要はありません。審議会の議論が実際の教室に届くまでには時間がかかります。いま使える選択肢——教育支援センター、校内の別室、フリースクール、通信制高校——は、すべていまのルールの中にあります。
傍聴も、しなければいけないものではありません。資料は後から読めます。
議論の結論を待てないときの、いまある選択肢
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公開日:2026年9月16日 / 最終更新:2026年9月16日
この記事は、にじいろ編集部が一次情報にあたって作成しています。編集の考え方は編集体制・編集方針をご覧ください。誤りが判明した場合は、記事を書き換えるのではなく、末尾に訂正を追記します。


