「にじいろ」は株式会社NIJINが提供する情報サイトです。本記事で取り上げるNIJIN GLOBAL ACADEMYは同社の事業です。
そのため、この記事は中立の第三者による評価ではありません。事実として書く内容は、NIJIN GLOBAL ACADEMY(以下NGA)の公式サイトと文部科学省の公開資料で確認できた範囲に限ります。確認日は2026年10月29日です。公式に書かれていないことは推測せず、「公式で要確認」と明記します。
「うちの子は英語が話せない。インターナショナルスクールの授業なんて、ついていけるのだろうか」。オンラインのインターナショナルスクールを調べ始めた保護者が、最初にぶつかる不安はこれではないでしょうか。「英語要件なし」と書いてあっても、本当に英語ゼロで入れるのか、入ったあと置いていかれないかは別の問題です。
この記事は、NGAは英語が話せない子でも始められるのかという一点に絞って、公式情報を整理します。入学の条件、1日の流れ、レベル別の授業、日本語の支え、日本の学校との関係、そして公式で確認できなかった点まで、順に見ていきます。
先に結論です。公式サイトは、英語の要件も入学試験もなく、日英バイリンガルのメンターが日本語も交えて伴走すると説明しています。一方で、英語初心者向けの段階別プログラムの中身、日本語と英語の使い分けの比率、メンターの経歴などは、2026年10月29日時点で公式サイトに見当たりませんでした。「始められる設計になっている」ことと「ついていけると保証されている」ことは別なので、その差を意識して読んでください。
この記事でわかること
- 公式サイトが示す「英語ゼロ」の前提と、その範囲
- 入学試験・英語要件・保護者の英語力について、公式に書かれていること
- フルスクール型の1日の流れ(時刻つきの表)
- CEFRレベル別の選択授業と、毎日15分の単語アプリ
- 放課後と土曜に通う場合の一週間モデル
- 日本語と英語の比重など、確認できなかったこと
- 日本の学校の在籍と出席扱いの考え方(文部科学省の資料)
- 開校時期(2027年9月)と学費の現状
英語が話せなくても始められる?公式が示す「英語ゼロ」の前提
NGAは、アジア・オセアニアの6歳から18歳を対象にした、オンラインの少人数・対話型インターナショナルスクールです。運営は株式会社NIJINで、開校は2027年9月の予定、1期生は100名と公式サイトに書かれています。
英語の面で最初に確認したいのは、入学の条件です。公式サイトの入学案内とよくある質問によると、入学試験や選抜はなく、英語の要件もありません。英語が話せない子も受け入れる、と明記されています。ダブルスクールのページには、日本語の支えを前提に設計されており「英語ゼロから始められる」という趣旨の記載もあります。
ここで大切なのは、書かれている範囲を正確に読むことです。公式が言っているのは「入る前に英語力を問わない」ことと、「バイリンガルのメンターが伴走し、最初は日本語の比重を高くしながら英語に触れていく」ことです。英語初心者のための段階表や、何か月でどのレベルに届くといった見通しは、確認した範囲では出てきませんでした。
表1 「英語が話せない子」について、公式サイトで確認できたこと・できなかったこと(NGA公式サイトの入学案内・よくある質問・NGAとは・ダブルスクールのページより整理)
| 項目 | 公式サイトの記載 | 確認できなかったこと |
|---|---|---|
| 入学試験・選抜 | なし | — |
| 英語の要件 | なし。英語が話せない子も受け入れるとされる | 「英語ゼロ」の子が最初の数か月でどう過ごすかの具体例 |
| 保護者の英語力 | 求めない。つきっきりも不要とされる | — |
| 日本語の支え | 日英バイリンガルのメンターが伴走。最初は日本語の比重を高くするとされる | 日本語と英語の比率、いつ英語中心に移るか |
| レベルの扱い | 選択授業はCEFRレベルを基準に選ぶ | レベル判定の方法、各レベルの基準 |
この表の右列が、公式で要確認の項目です。左列の「できる」と、右列の「まだ分からない」を分けて見ると、問い合わせるべき質問が自然に見えてきます。第2節以降で、それぞれを掘り下げます。
「英語要件なし」の中身:入試・保護者・メンターの3方向から確認
「英語要件なし」という言葉は、実は3つの意味に分けて考えられます。子ども本人、保護者、そして学校側の体制です。公式サイトで、それぞれがどう書かれているかを整理します。
子ども本人:入る前に英語力を問われない
入学試験も選抜もなく、まず対話(面談)から始めると公式のよくある質問にあります。入学案内でも、学年は面談などの対話を通じて柔軟に決めるとされています。英語の点数やレベルで入学の可否を決めないということです。一方で、面談で何を聞かれるのか、所要時間はどのくらいかは書かれていません。
保護者:英語力は求められない
公式のよくある質問は、保護者に英語力を求めないこと、つきっきりも不要であることを答えています。メンターが伴走する前提だからです。英語が苦手な保護者にとっては大きな安心材料ですが、機材の準備や、授業時間に合わせた声かけなど、家庭でできる支えは別に必要になるはずです。具体的な保護者の役割は、公式で要確認です。
学校側:バイリンガルのメンターが一人ひとりに付く
学びのしくみのページによると、一人ひとりに「バイリンガルメンター」がつき、英語が初めての子は母語で支えられる、と説明されています。8名のクラスで、問い合い・話し合いを通じて考える場をつくることも掲げられています。メンターの採用基準や体制は整備中とされているため、どんな経歴の人が担当するのかは、現時点では分かりません。
なお、カリキュラムのページには母語(日本語)によるサポートについての記述が見当たりませんでした。他のページには書かれているので矛盾というより、ページごとに説明の範囲が違うと読むのが自然です。ただ、こうしたページ間の差は、問い合わせの際に確認する価値があります。
3方向の確認で見えた、読み間違えやすいポイント
- 「英語の要件なし」は、入学の条件の話。入学後の授業の難しさの話ではない。
- 保護者に英語力は求められないが、家庭で必要な支えの中身は公式で要確認。
- メンターの経歴・採用基準は整備中。
- 日本語を使う場面と英語を使う場面の線引きは、公式で要確認。
英語初心者のフルスクール型の1日:時刻つきで見る
NGAには、NGAを主な学校として通う「フルスクール型」と、日本の学校に通いながら参加する「ダブルスクール型」があります。公式サイトで1日の流れの例が示されているのは、主にフルスクール型です。英語初心者の子が1日をどう過ごすのかをイメージするために、まずここを見ておきます。
表2 フルスクール型の1日の流れ(例)(NGA公式サイト「学びのしくみ」より。時刻は日本時間の例で、各国のタイムゾーンに合わせて変わる)
| 時刻 | 内容 | 英語初心者の視点 |
|---|---|---|
| 9:30 | 単語アプリ+チェックイン。AIが毎日15分、その子に合った単語を出題 | 自分のレベルから始める設計。入口の負担を小さくする工夫と読める |
| 10:00 | ホーム体育・朝読書。週3回体を動かして始める | 英語の聞き取りを求められにくい時間帯。ただし使用言語は公式で要確認 |
| 10:30 | 選択授業・クラス会議。CEFRレベルとコンテンツを基に担任と選ぶ8名の授業 | レベルに合う授業を選ぶ。IGCSEも選択肢に含まれる |
| 12:30 | ランチ&フリータイム。金曜は「世界の食卓」クッキング | 授業外の雑談の場。英語の使用度合いは公式で要確認 |
| 13:30 | 社会共創プロジェクト(PBL)。企業や自治体の実際の課題に週2回取り組む | チームでの対話が中心。英語初心者の関わり方は公式で要確認 |
| 14:30 | 振り返りジャーナル。今日学んだことと明日へ持っていくことを振り返る | 書く・話す形式の詳細は公式で要確認 |
時刻は「学びのしくみ」のページに基づいています。なお、「NGAとは」のページでは、朝のサークルが9:00、コア授業が10:00、ランチが12:30、プロジェクトが14:00、振り返りが15:30と、少し違う時刻で書かれています。どちらも「例」であり、開始時刻が9:30か9:00かは、公式の最新情報で要確認です。
もう一つ、1日の中で英語に触れる場面を数えてみると、毎日の単語アプリ、選択授業、プロジェクト、振り返りと、少なくとも4つの接点があります。ただし、これは1日の例を数えただけで、各場面で英語がどのくらい使われるかは書かれていません。
朝:単語とチェックインで始める
毎日15分の単語アプリと、メンターとのチェックイン。英語に触れる最初の接点が、短く固定されています。
午前:体を動かし、8名の授業へ
ホーム体育は週3回。選択授業はCEFRレベル別で、担任と一緒に選びます。
午後:プロジェクトと振り返り
社会共創プロジェクトは週2回。1日の終わりには、学んだことをジャーナルに振り返ります。

CEFRレベル別の選択授業:Pre-A1から始められる設計
英語が苦手な子にとって、授業に参加できるかどうかを左右するのは、レベルが合っているかどうかです。公式サイトによると、NGAの選択授業はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルとコンテンツを基に選ぶ形になっています。
カリキュラムのページでは、教員がそれぞれ得意分野の授業を週1コマ開き、各授業がCEFRのPre-A1からB2+までのレベルに紐づけられている、と書かれています。選択授業は「週2コマ〜」が標準とされています。Pre-A1は、CEFRの中で最も初歩的なレベルです。英語がほとんど分からない状態の子向けの入り口が、レベル表の側に用意されていることは、この記述から読み取れます。
表3 選択授業の内容として公式に挙げられているもの(NGA公式サイト「カリキュラム」より整理)
| 区分 | 公式に挙げられている内容 | 公式で要確認な点 |
|---|---|---|
| 発音・読み | フォニックス、読み聞かせ | どのレベルの授業で実施されるか |
| 語彙・口頭練習 | 語彙アプリ、スピーキング、シャドーイング | 授業時間、人数、使用言語 |
| 読む・表現 | リーディング、ドラマ | 教材、評価方法 |
| 交流・探究 | 国際交流、プロジェクト、プレゼンテーション | 参加するレベルの条件 |
| 発展 | 起業セミナー、PBL、スタディトリップ、フィールドワーク | 開催頻度、費用の有無 |
ここで気をつけたいのは、レベルの判定方法が公式に書かれていない点です。入学時に簡単なチェックがあるのか、面談で担任と決めるのか、学期ごとのCEFR確認の結果で見直すのか。カリキュラムのページには「学期ごとにCEFRの確認がある」とありますが、入学時の判定については記載がありません。
また、授業の表にあるフォニックスや読み聞かせは、英語を初めて学ぶ子に相性がよさそうな名前ですが、どの授業が初心者向けかは、公式のレベル対応表を見ないと分かりません。体験クラスや個別相談で、実際の授業名と対象レベルを聞いておくと安心です。
毎日15分の単語アプリと、学期ごとのCEFR確認
英語が苦手な子が不安に感じやすいのは、「周りと比べて自分だけ遅れていないか」という点です。公式サイトには、その不安に関わる仕組みが2つ書かれています。毎日15分の単語アプリと、学期ごとのCEFR確認です。
AIが出題する単語アプリ:その子に合った単語を、毎日15分
学びのしくみのページによれば、1日の始まりにAIがその子に合った単語を出題します。時間は毎日15分程度です。カリキュラムのページでは「AI適応型の語彙アプリ」と表現されています。周りと同じ内容を同じ速度でやるのではなく、その子のレベルに合わせて出題される設計だと読めます。
ただし、アプリの名称、問題数、正答率の扱い、保護者が進み具合を見られるかどうかは、公式に書かれていません。子どもが単語アプリを毎日続けられるかは、家庭にとっても大きな関心事のはずなので、公式で要確認です。
学期ごとのCEFR確認:成長を「順位」ではなく「レベル」で見る
カリキュラムのページには、CEFR assessment(確認)が各学期にある、と書かれています。公式のよくある質問では、順位をつける一斉テストは行わず、偏差値や順位で子どもを測らない「脱偏差値」を学校の中心に据えているとされています。
そこで、英語力の変化は、順位ではなくCEFRというものさしで見る形になるようです。日本の学校のテストで「クラスの中で下のほう」と感じやすい子にとって、他の子と比べず自分のレベルの推移を見る仕組みは、安心につながる可能性があります。ただし、確認の方法(テストの形式、面談の有無、結果の伝え方)は書かれていません。
単語アプリとCEFR確認で、公式で要確認なこと
- アプリの内容(名称、問題数、進み具合を保護者が見られるか)
- 学期ごとのCEFR確認の形式と、結果の伝え方
- レベルが上がった場合、授業の選択はどう変わるか
- 英語がなかなか伸びない時期の相談先
ここまでで、「英語ゼロから始める仕組み」の骨格は見えてきました。毎日15分の単語、レベル別の授業、学期ごとの確認の3点セットです。次は、日本の学校に通いながら参加する場合の時間の使い方を見ます。
放課後・土曜に通う場合:英語ゼロの子の一週間モデル
日本の学校に通っている子の場合、公式サイトが想定するのは「ダブルスクール型」です。放課後(16:00〜)と土曜に参加し、日本の学校の在籍はそのまま続けます。英語が話せない子にとって、通う時間が短いことは、メリットにも課題にもなります。
ダブルスクールのページには、共働き家庭を想定した「モデル週」が載っています。月・火・木は昼に日本の学校で日本語で学び、水・金の夕方に帰宅後のライブ授業(60〜90分)、土曜の午前に少人数チームでのプロジェクト、という形です。曜日・時間・回数は家庭に合わせて調整できる、と公式は書いています。
カリキュラムのページによれば、土曜のセッションは10:00から12:30とされています。ダブルスクールのページでは「開始時刻や所要時間は明記されていない」と読み取れる部分もあり、ページによって情報の細かさが違います。
表4 ダブルスクール型の一週間モデル(共働き家庭の例)(NGA公式サイト「ダブルスクールという選択」「カリキュラム」より整理。公式は「一例」としている)
| 曜日 | 日本の学校 | NGA | 英語初心者の視点 |
|---|---|---|---|
| 月・火・木 | 昼に日本語で学ぶ | なし(例) | 日本語中心の日。英語の宿題や準備が負担になるかは公式で要確認 |
| 水・金(夕方) | 帰宅 | ライブ授業(60〜90分) | 初めての子は、授業中の使用言語と日本語のフォロー度合いが鍵 |
| 土曜(午前) | 休み | 少人数チームのプロジェクト(10:00〜12:30と記載のページもある) | 英語で話す場面が最も増えそうな時間。メンターの関わり方は公式で要確認 |
| 日 | 休み | なし(例) | 休息や、学びの振り返りの日 |
ダブルスクール型の具体的な時間割は、公式サイトでは公開されておらず、開校情報メールで案内される予定だと説明されています。また、公式のページには「長期休みブースト」という始め方も紹介されています。夏・冬・春休みだけ試して、合えば通年に移るという形です。
英語に自信がない子が最初から週3回を続けるのは、思ったより疲れるかもしれません。そのため、長期休みから試す案は、現実的な選択肢の一つです。ただし、長期休みブーストの料金や定員は公式に書かれていないため、公式で要確認です。

ダブルスクール型の場合、週に数回の授業で英語の力がどこまで伸びるのかは、公式にも書かれていません。通う時間の長さと、英語の習熟の見込みは別の問題なので、期待を先走らせず、家庭の時間割に無理がないかを先に確かめる姿勢が大切です。
日本語と英語の比重、メンター:確認できたこと・できなかったこと
英語初心者の子の安心感は、授業中に分からなくなったとき、日本語で聞けるかで大きく変わります。この点について、公式サイトの記載を整理します。
確認できたこと
よくある質問は「最初は日本語の比重を高くしながら、無理なく英語に触れていきます」という趣旨で、日英バイリンガルのメンターが伴走すると答えています。1期生向けの対話は、英語または日本語で行うとされています。朝のサークルでは、今日の気分を英語と日本語で仲間とシェアする例が示されています。
確認できなかったこと
日本語と英語の比率、授業ごとの使用言語、どのタイミングで英語中心に移るのか、といった具体的な数字や基準は書かれていません。また、授業を担当する教員とメンターが同じ人なのか、別の人なのか、メンターは1対1で話す時間を持つのかも、確認した範囲では分かりませんでした。
表5 英語初心者が気にする点と、公式サイトの記載状況(NGA公式サイトより整理。2026年10月29日確認)
| 気にする点 | 記載状況 | ページ |
|---|---|---|
| 日本語で質問できるか | 日英バイリンガルのメンターが日本語も交えて伴走するとある | よくある質問、NGAとは |
| 英語を話す場面を強制されないか | 明記なし。「無理なく英語に触れる」とある | NGAとは |
| 周りの子との英語力の差 | CEFRレベル別の選択授業と、順位をつけない方針 | 学びのしくみ、よくある質問 |
| 欠席した場合のフォロー・録画 | 整備中 | よくある質問 |
| 宿題・テスト | 順位をつける一斉テストはない。振り返りやIGCSE等の準備はある | よくある質問 |
| 日本語・国語の学び | 開校に向けて整備中。家庭の状況に応じて相談できる | よくある質問 |
この表で分かる通り、公式は「英語に無理なく触れる」という方向性を示しているものの、実際の授業での言語の使い分けは決まっていない、あるいは公開されていない部分があります。欠席時のフォローや録画の方針が整備中という点も、英語に不安がある子には気になる点です。聞き逃した部分を後から見直せるかどうかは、英語の習得ペースに直結するからです。
日本の学校との在籍と出席扱い:文部科学省の資料で確認できること
ダブルスクールを考えるとき、もう一つの疑問は「日本の学校との関係はどうなるのか」です。NGAは日本の学校教育法上の「一条校」ではない、と公式サイトに明記されています。つまり、NGAに通っても、日本の学校の在籍がなくなるわけではなく、NGAが日本の学校の代わりになるわけでもありません。
日本の学校に在籍したままNGAを併用するのがダブルスクール型です。放課後や土曜の参加なので、日本の学校に通う時間とは重なりません。日本の学校の学籍、友だち関係、進学ルートはそのまま残る、と公式は説明しています。
「出席扱い」についての文部科学省の考え方
学校に通いづらい子の場合、「出席扱い」が気になる保護者もいます。文部科学省が公表している「出席扱いの主な要件について(義務教育段階)」には、次のような趣旨の記載があります。
表6 出席扱いの主な要件(義務教育段階)(文部科学省「出席扱いの主な要件について」より整理)
| 場面 | 主な要件 |
|---|---|
| 学校外の施設で相談・指導を受ける場合 | 保護者と学校の間で十分な連携・協力が保たれていること。施設は教育支援センターなどの公的機関が基本。民間施設は、公的機関で指導を受ける機会がない、または通うことが困難であり、本人・保護者の希望があって適切と判断される場合に考慮される。適切かどうかは校長が設置者の教育委員会と連携して判断する |
| 自宅でICT等を活用した学習を行う場合 | 保護者と学校の間で十分な連携・協力関係があること。訪問などの対面指導が定期的かつ継続的に行われること。計画的な学習プログラムであること。校長が学習活動の状況を十分に把握していること。公的機関や民間施設で相談・指導を受けられない場合の学習活動であること |
NGAについては、公式サイトに出席扱いに関する記載がありません。公式サイトの一部にある「出席認定率97%」は、姉妹校のNIJINアカデミーの数値であり、NGAの実績ではありません。したがって、「NGAに参加すれば日本の学校で出席扱いになる」とは書けません。出席扱いの可否は、学校長が教育委員会と連携して判断する仕組みだと、文部科学省の資料から読み取れます。
出席扱いを検討する場合は、まず在籍校の担任や校長に相談し、NGAの説明資料を見せながら、学校としてどう判断するかを聞くのが手順です。NGAとしての対応は公式で要確認です。英語が苦手でも苦手でなくても、この点は同じです。
開校時期と学費:公式で確認し直す
開校時期は、「8月」「9月1日」など断片的な情報が出回ることがあります。2026年10月29日にNGA公式サイトのトップ、NGAとは、ダブルスクール、カリキュラムの各ページを確認したところ、いずれも「2027年9月開校」「2027年9月」と書かれており、8月開校の記載は見当たりませんでした。何日に始まるかは書かれていません。
参考までに、NIJINアカデミー秋田にかほ校の開校日が「2026年9月1日」とプレスリリースに書かれており、別の事業の日付が混ざって見えることがあります。NGAの開校日と混同しないようにしてください。NGAの開校日の詳細は、公式で要確認です。
表7 開校・費用に関する公式サイトの記載(NGA公式サイト、2026年10月29日確認)
| 項目 | 公式サイトの記載 | 備考 |
|---|---|---|
| 開校時期 | 2027年9月(予定) | 日付は未記載。8月開校の記載は確認できなかった |
| 1期生 | 100名を予定 | — |
| 無料体験クラス | 2026年9月から毎月開催予定 | 所要時間・費用・申込方法は記載なし。公式で要確認 |
| 学費の金額 | 未公開。開校情報メール登録者に最初に案内される | 対面のインターナショナルスクールの「約5分の1」を目指すとの記載はあるが、金額ではない |
| 含まれるもの | 教材費込みの月額制。入学金・施設費・制服代などはないとされる | IGCSEなどの受験料は別途かかる場合がある |
| オプション | 1対1サポートや放課後クラブに有料オプションの記載(カリキュラムのページ) | 金額は記載なし |
| 割引 | きょうだい割引あり | 割合は記載なし |
インターネット上では年額の目安を推計した数字も見かけますが、公式が示したものではありません。今回の確認でも具体的な学費の金額は公式サイトに載っていません。そのため、この記事では金額を書きません。学費は公式で要確認です。
公式が書いているのは「教材費込みの月額制で、入学金や制服代などの追加費用はない」という点と、「対面校の約5分の1を目指す」という方向性です。金額が出たあとに、他の選択肢と同じ条件で比べるのが、後悔の少ない順番です。

英語に不安がある子の別の悩み:人見知り・不登校・画面時間
英語への不安は、たいてい他の不安と重なっています。公式のよくある質問が答えている範囲を、英語初心者という視点で読み直します。
人見知り・内向的な子
8名の少人数と毎朝のサークルで、自分のペースで関係を育てるとされています。競争ではなく応援し合う場だと説明されています。英語で話すのが怖い子に、いつまで見守る形か、発話を求められる場面があるかは公式で要確認です。
学校に通いづらい子
母体のNIJINアカデミーの少人数・対話の知見を活かすとされています。NGAとしての不登校支援の具体策や実績は、公式サイトに書かれていません。
発達の特性がある子
一人ひとりのペースや特性を尊重し、心理的に安全な環境を最優先すると説明されています。事前相談も可能です。具体的な配慮の中身は公式で要確認です。
画面の見過ぎが心配な子
受け身の動画視聴ではなく、対話とプロジェクト中心の設計で、画面時間や身体性にも配慮するとされています。ホーム体育が週3回あるのも、その一環と読めます。
これらはどれも運営側の説明であり、第三者が検証した結果ではありません。実際に子どもに合うかは、体験や面談で確かめるのが確実です。公式サイトのよくある質問には「合わなければ無理に続けなくてよい」という姿勢が書かれていますが、途中入学や退会・返金の規定は整備中とされています。
英語が苦手な子が、「できない自分」を見せることに慣れていない場合、画面越しの対話は安心にも緊張にもなり得ます。画面の向こうの相手に表情がどう見えるか、カメラやマイクをオフにしてよい場面があるかなども、体験の際に確認しておくと、入学後のミスマッチを減らせます。
英語に自信がない家庭の準備:体験・面談で聞くことと、いま家庭でできること
開校は2027年9月の予定ですが、無料体験クラスは2026年9月から毎月開催予定、個別相談もお問い合わせフォームから受け付けていると公式サイトにあります。英語に不安がある家庭こそ、開校前の体験や相談を使う価値があります。ただし体験クラスの所要時間や申込方法は公式に記載がなく、公式で要確認です。
入学までの流れ(公式サイトの入学案内より)
1 開校情報メールに登録
費用や日程の案内は、まずここで知らされると公式サイトにあります。
▼
2 オンライン説明会・対話
学校の考え方を共有し、家庭の希望(英語への不安を含む)を伝えます。
▼
3 無料体験クラスに参加
実際の授業の雰囲気を確かめます。所要時間・費用は公式で要確認。
▼
4 2027年9月に入学
開校は2027年9月の予定。受付時期や手続きは、メール登録者に最初に案内されます。
この流れのうち、英語初心者の家庭が力を入れたいのは2番目の対話の場です。公式は、英語の要件がない代わりに、まず対話から始めるとしています。そこで英語への不安を隠さず伝えることが、学年やレベルの判断に生きるはずです。
体験・個別相談で聞いておきたい質問リスト(筆者作成)
- この子のレベルだと、どの選択授業から始めるのが想定されますか。
- 最初の数か月、授業中の日本語と英語の割合はどのくらいですか。
- 授業で分からなくなったとき、日本語で質問できる場面はありますか。
- 欠席した授業は録画で見られますか。
- カメラやマイクをオフにしてよい場面はありますか。
- ダブルスクール型の具体的な曜日・時間・回数はいつ決まりますか。
- 学費の金額と、有料オプションの金額はいつ分かりますか。
- 在籍校に出席扱いを相談する場合、提出できる資料はありますか。
もう一つ、家庭でできる準備があります。子どもに、英語に対してどんな気持ちがあるかを聞いておくことです。「英語が苦手」の中身が、発音が恥ずかしいのか、文字が読めないのか、間違いが怖いのかによって、合う授業は違ってくるからです。
また、一週間の予定表に、NGAの授業が入る場合の枠を仮に書き込んでみてください。ダブルスクール型の場合、モデル週の例を足すと、週に3回、合計4〜5時間ほどになります。ただしこれは公式のモデルを足し算しただけの筆者の試算で、公式が「週何時間」と明示しているわけではありません。
読むときの注意:公式情報の食い違いと、まだ決まっていないこと
最後に、この記事を書く過程で見つかった、公式サイト内の食い違いと、未確定の事項をまとめます。書かれていないことを「ない」と決めつけず、書かれていることを「保証」と読まないためのチェック表です。
表8 公式サイト内の食い違い・記載のない事項(2026年10月29日確認)
| 項目 | 状況 | この記事での扱い |
|---|---|---|
| 1日の開始時刻 | 「学びのしくみ」は9:30、「NGAとは」は朝のサークル9:00 | どちらも例として併記。公式の最新情報で要確認 |
| 日本語の支えの記載 | よくある質問・NGAとは・ダブルスクールには記載あり。カリキュラムのページには記載が見当たらない | ページごとの説明範囲の違いと読み、問い合わせ事項に入れた |
| NIJINアカデミーの在籍者数 | 800名以上と1,000名以上の2通りの表記が公式内にある(確認時期によって異なる) | 本記事では人数を使わない |
| 出席認定率97% | NIJINアカデミーの数値で、NGAの実績ではない | NGAの出席扱いには使わない |
| 学費の金額 | 未公開 | 書かない。公式で要確認 |
| 欠席時対応・録画・途中入学・退会・返金 | 整備中 | 書かない。公式で要確認 |
これらの未確定事項は、開校までの間に公式サイトが更新される可能性があります。記事の内容は2026年10月29日時点のものです。意思決定の前には、必ず公式サイトの最新情報を確認してください。
よくある質問
英語が話せない子の保護者から出やすい質問を10問にまとめました。回答は公式サイトで確認できた範囲に限り、書かれていないことは「公式で要確認」としています。
Q1. 英語がまったく話せない子でも入れますか。
A. 入学試験や選抜はなく、英語の要件もないと公式サイトに書かれています。日英バイリンガルのメンターが、最初は日本語の比重を高くしながら伴走するとされています。入学後に授業についていけるかの保証や、段階別プログラムの中身は書かれていないため、体験や個別相談で確認してください。
Q2. 保護者が英語を話せなくても大丈夫ですか。
A. 公式のよくある質問は、保護者に英語力を求めず、つきっきりも不要だと答えています。家庭で必要な支えの具体的な内容は、公式で要確認です。
Q3. 授業のレベルはどのように決まりますか。
A. 選択授業は、CEFRレベルとコンテンツを基に、担任と一緒に選ぶとされています。授業はPre-A1からB2+までのレベルに紐づけられていると書かれています。入学時のレベル判定の方法は公式で要確認です。
Q4. 授業中、日本語で質問できますか。
A. 日英バイリンガルのメンターが日本語も交えて伴走するとされています。ただし、授業ごとの使用言語や日本語と英語の比率は公式に書かれておらず、公式で要確認です。
Q5. 日本の学校に通いながら参加できますか。
A. ダブルスクール型があり、現在の学校に通いながら放課後(16:00〜)と土曜に参加する形が紹介されています。具体的な時間割は、開校情報メールで案内される予定です。
Q6. NGAに参加すると、日本の学校で出席扱いになりますか。
A. NGA公式サイトに出席扱いに関する記載はありません。文部科学省の資料では、出席扱いは保護者と学校の連携のもと、校長が教育委員会と連携して判断するとされています。まず在籍校に相談してください。
Q7. 開校はいつですか。8月ではないのですか。
A. 公式サイトの複数のページで「2027年9月開校(予定)」と書かれており、8月開校の記載は確認できませんでした。具体的な日付は書かれていないため、公式で要確認です。
Q8. 学費はいくらですか。
A. 2026年10月29日時点で、具体的な金額は公式サイトに公開されていません。開校情報メール登録者に最初に案内されるとされています。教材費込みの月額制で、入学金・施設費・制服代などの追加費用はないとされています。有料オプションの金額も公式で要確認です。
Q9. 体験はできますか。
A. 無料体験クラスを2026年9月から毎月開催予定、個別相談はお問い合わせフォームから受け付けていると公式サイトにあります。所要時間、費用、申込方法は記載がなく、公式で要確認です。
Q10. 授業を欠席した場合や、合わなかった場合はどうなりますか。
A. 欠席時のフォローや録画の方針、途中入学・退会・返金の規定は、公式サイトで整備中とされています。「合わなければ無理に続けなくてよい」という姿勢は書かれていますが、具体的な規定は公式で要確認です。
まとめ:「始められる設計」と「合うかどうか」は、体験で確かめる
NGAは、英語の要件も入学試験もなく、日英バイリンガルのメンターが伴走し、CEFRレベル別の授業と毎日15分の単語アプリで英語に触れていく設計だと、公式サイトから確認できました。英語が話せない子が「入れない」学校ではない、と言えます。
一方で、日本語と英語の比重、レベル判定の方法、欠席時の対応、出席扱い、学費の金額は、2026年10月29日時点で公式に書かれていないか整備中です。開校は2027年9月の予定で、8月開校の記載は確認できませんでした。書かれていることと書かれていないことを分けて、体験や個別相談で質問するのが、いちばん確実な進め方です。
出典(確認日:2026年10月29日):NIJIN GLOBAL ACADEMY公式サイト(トップ、入学案内、学びのしくみ、カリキュラム、NGAとは、ダブルスクールという選択、よくある質問)、文部科学省「出席扱いの主な要件について(義務教育段階)」。


