にじいろは株式会社NIJINが運営しています。この記事で紹介するNIJINアカデミーも同社の事業です。志布志市で学校に行きづらい小中学生の学び場を探すときは、市内の教育支援センター「松風」、市立の学びの多様化学校「悠志学園」、市外の民間フリースクール、オンラインの学び場を、通い方と在籍校との関係から分けて考えると整理しやすくなります。松風は在籍校を変えずに通所を相談する場で、悠志学園は条件を満たした子どもの転入学先です。どちらも民間フリースクールではありません。
この記事は2026年10月21日に自治体・施設・事業者の公式情報を確認して作成しました。掲載基準は、志布志市に住む家庭が市内で相談できる、または市外・オンラインで利用を検討できる学び場であることです。掲載順は「市内の公的な場→市外の民間施設→自宅から使えるオンライン」の順で、優劣や人気順ではありません。市外施設は志布志からの受け入れと実際の交通負担を申込前に確認してください。料金や募集状況は変わるため、表の「要問い合わせ」は推測で埋めていません。
志布志市で最初に比較する学び場は四つ
志布志市に住んでいる子どもがまず相談できるのは、市の不登校支援ガイドにある「松風」です。学校に行きづらい児童生徒が通所でき、午前はタブレットを使った個別学習、午後は交流や体験活動を行うと市が説明しています。体験通所は在籍校の教頭に相談する方式です。校内のスペシャルルームや相談電話も市の支援策に含まれます。
2026年には市立の悠志学園も選択肢になりました。これは学びの多様化学校であり、転入学を検討する公立学校です。市内在住または転入予定の小中学生で、欠席状況や本人・保護者の意思などの条件があり、希望すれば必ず入れる制度ではありません。学校に籍を置いたまま別の場所を試したい場合と、学校そのものを変えたい場合では、相談の入り口が異なります。
市外まで通える家庭には、鹿屋市の民間フリースクールスタディルーム中等部などがあります。同施設は中学生向けと明記しており、小学生の候補にはできません。志布志から毎週通えるかは、住所からの移動経路、送迎に使える時間、子どもが移動で疲れないかを家庭ごとに確かめる必要があります。鹿児島県教育委員会の不登校支援ガイドには県内の教育支援センターと民間施設が分けて掲載されています。
自宅での参加から始めたい家庭には、NIJINアカデミーのメタバース通学があります。公式サイトは、オンライン授業、少人数クラス、担任サポート、学びの記録を案内しています。ただし画面越しの活動より対面の居場所が必要な子、家以外の生活リズムを作りたい子には、市内や通える範囲の対面の場が合うこともあります。通える距離、本人が安心できる参加方法、在籍校との連携を並べて選ぶことが大切です。
比較表で「通う場所」と「学校との関係」を分ける
以下は2026年10月21日に確認した公式ページをもとにした比較です。同じ列で比べられるように、費用が公表されていない箇所は要問い合わせとしました。公的施設、学校、民間フリースクール、オンライン事業は制度上の種類が違います。月額が安い順や利用しやすい順には並べていません。交通費、昼食、イベント費などの追加負担も個別に聞いてください。
| 候補・種別 | 対象学年 | 場所・通い方 | 利用頻度 | 月額・入学金・追加費用 | 体験・見学 | 在籍校との連携・出席扱い |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 松風・市教育支援センター | 学校に行きづらい児童生徒。詳細は市へ確認 | 志布志市総合体育館内。通所 | 利用日・時間は要問い合わせ | 月額・初期費用は要問い合わせ。送迎費補助の対象になり得る | 体験通所は在籍校の教頭へ相談 | 在籍校を変える場ではない。通所の記録方法は学校へ確認 |
| 悠志学園・市立学びの多様化学校 | 条件を満たす小中学生 | 志布志市有明町野井倉1756番地11。通学・転入学 | 学校の時間割による。詳細は説明会で確認 | 学校に伴う費用・通学費は要問い合わせ | 親子面談・体験通所等を経て転入学を審査 | 転入学先となる学校。民間施設の出席扱いとは別の制度 |
| スタディルーム中等部・民間フリースクール | 中学生 | 鹿屋市打馬1丁目14番8号。市外通所 | 個別に相談。平日昼間の通学可 | 公式掲載は1日500円、送迎は片道100円など。月額・入学金は要問い合わせ | 見学可能。事前連絡 | 在籍中学校との連携を案内。出席扱いの可否は在籍校に確認 |
| NIJINアカデミー・民間のオンライン学び場 | 小中学生など。学年ごとの受け入れは公式に確認 | 自宅からメタバース通学。リアル教室の併用は所在地を確認 | オンライン授業や交流に参加。実際の時間割は体験時に確認 | メタバース通学は税込月25,443円、初月の入学金33,000円。任意オプション等は別途 | 体験案内を確認 | 活動記録・在籍校との連携を案内。出席扱いは学校長が個別判断 |
スタディルームの「1日500円」とNIJINアカデミーの「月額25,443円」は、提供内容も通学日数も異なるため、数字だけを並べて安さを決められません。たとえば市外への送迎が週に何回必要か、家で使う端末や通信環境を整える必要があるか、子どもが参加しやすい時間帯かで総負担は変わります。松風や悠志学園についても、自治体の施設だから費用が一切かからないと決めつけず、教材・行事・交通の費用を確認します。

松風は在籍校を変えずに相談する市内の入口
「いまの学校に籍はあるが、教室には入れない」「まず短時間だけ別の場所を試したい」というとき、松風は具体的な相談先です。志布志市の案内では、市体育館に置かれた学びの多様化教室と説明し、午前の個別学習と午後の交流・体験活動を紹介しています。いきなり集団活動から始める必要があるのか、見学から入れるのか、予定を決める前に学校の教頭を通じて聞けます。
松風を考える際は、本人が落ち着ける時間帯と活動を具体的に話すことが役立ちます。午前の学習には参加したいが午後は疲れる、先に施設を見たい、友達との交流はまだ難しい、といった希望を整理しておきましょう。公式ページは活動例を示していますが、毎日の時間割や全員に同じ活動を求めるかどうかまでは読み取れません。体験時に「欠席が続く日でも短時間だけ利用できるか」「送迎の時間をどうするか」を確認します。
公的な教育支援センターと民間フリースクールの制度や費用の違いを先に整理したい場合は、にじいろの教育支援センターとフリースクールの違いも参考になります。ただし志布志市の利用条件は、この記事中の市公式案内を優先してください。
また、松風に通う日を学校がどのように把握し、学習の成果をどう共有するかは重要です。体験前に在籍校との窓口を一人決め、活動記録を誰が、どの頻度で渡すかを相談してください。通所できることと、出席扱いになることは同じ意味ではありません。 日数を前提に予定を立てず、学校の確認を受けてから利用計画を組むのが確実です。
市の案内には校内のスペシャルルームと「424ひまわりダイヤル」も載っています。子どもが外出を嫌がる段階なら、保護者だけで相談を始めても構いません。「松風に今すぐ通う」か「何もしない」かの二択ではなく、校内の別室、家庭での休息、市の相談、施設見学という複数の小さな入口を持てます。市の情報は不登校支援ガイドから確認できます。
悠志学園は市立学校への転入学を検討する選択肢
志布志市立悠志学園は、2026年4月に開校した学びの多様化学校です。一般的な民間フリースクールの会費を払って通う形とは異なり、学校を変えるかどうかを本人と保護者で考える選択肢です。市の2026年10月の説明会案内は、市内在住または転入予定の小中学生で、おおむね30日以上の欠席などの条件、本人・保護者双方の転入学意思、面談や体験通所の意思を挙げています。該当していても、転入学は教育委員会と検討委員会が総合的に判断します。
現在の学校での友人関係を保ちたい、いずれ教室に戻る可能性を残したい、別の施設を週に数日だけ試したいという家庭には、まず松風や民間施設の相談が合うかもしれません。一方、これまでの学校環境そのものが合わず、長い目で学校生活を組み直したい場合は、悠志学園の説明会で学年ごとの時間割、教科学習、支援体制、学校行事、進級時の扱いを確認できます。
所在地は志布志市有明町野井倉1756番地11です。志布志・有明・松山のどこに住むかで毎日の移動の負担が変わります。地図上の直線距離ではなく、登校時間帯の交通手段、雨の日の送迎、保護者の勤務時間、帰宅後の疲れ方まで含めて考えます。学校を変える選択は急いで決める必要はありません。まず説明会と体験で子どもの感じ方を聞き、合う点と気になる点を書き出すことができます。
悠志学園を「志布志市のフリースクール」と一括りにすると、在籍校を変えない松風や民間施設との違いが見えなくなります。進路を考える中学生は、卒業に向けた書類、評価の方法、進路相談の担当も市教育委員会に聞いておきましょう。悠志学園の公式案内には転入学までの流れを説明する窓口が載っています。
鹿屋市の民間施設は対象と送迎を先に確認する
県教育委員会の不登校支援ガイドは、鹿屋市に「みんなの家ふらっと」「スタディルーム」などの民間施設を掲載しています。県の掲載は施設の存在や学校との連携を調べる手掛かりになりますが、志布志市の子どもが今受け入れられること、毎週無理なく通えること、希望する曜日に空きがあることまでは保証しません。市内の選択肢が合わない家庭は、候補施設に住所と学年を伝え、体験・送迎・費用を確認してください。
スタディルーム中等部の公式サイトは、対象を中学生とし、鹿屋市打馬1丁目14番8号で平日昼間の通学も可能と案内しています。個別学習、相談、在籍中学校との連携、見学の流れが説明されています。掲載費用は1日500円で昼食を含むとあり、送迎費の記載もあります。ただし志布志市から直接送迎する範囲、月に何日通うか、別の初期費用があるかは利用者ごとに確認が必要です。小学生向けには紹介しません。
「みんなの家ふらっと」は県の一覧に載る民間施設です。対象年齢、現在の開所日、利用費、志布志市からの受け入れ、子どもへの支援内容は、運営者の現行案内を確認してから比較表への追加を検討します。この記事では未確認の費用や活動を推測していません。県の一覧にあるからといって、どの家庭にも向く施設と判断することもできません。
市外の施設は「家から車で行けるか」だけでなく、子どもが施設で過ごす時間と移動時間の釣り合いを見ます。午前のみ参加するのに往復の移動が長いなら、近くの公的支援やオンラインを先に試す方が負担が小さいかもしれません。逆に、対面でスタッフや同年代の子と会うことが本人の希望なら、移動時間をかける価値があります。通学の可否は大人の都合だけでなく、子どもの回復に使える時間も含めて判断しましょう。
市外への移動が難しい家庭向けには、にじいろの近くにフリースクールがないときの選択肢で、送迎の負担を検討する方法も整理しています。志布志市の場合は、松風と学校内の支援を先に確認し、通所したい理由と移動の負担を並べて考えると、一般的な記事の助言を地域の状況に当てはめやすくなります。

志布志市の通学費補助は申請条件を先に聞く
志布志市はフリースクール等通学支援事業を案内しています。民間フリースクールや松風を利用する児童生徒の保護者に、送迎に関する補助を行う制度です。公式ページには、就学援助世帯は10割、それ以外は7割という補助割合と、距離・通所日数による計算例が載っています。ただしページの更新日は2023年です。2026年現在の予算、対象施設、手続きの詳細を市教育委員会に必ず確認してください。
市のページは、対象となる民間施設側にも要件や資料提出が必要と明記しています。保護者が「通いたい施設」を見つけても、その施設で自動的に補助を使えるわけではありません。見学を申し込む前に、施設が市の条件を満たすか、必要書類を出せるか、市教育総務課へ相談すると無駄が少なくなります。補助金が年度末にまとめて支払われるという案内もあるため、いったん家庭で立て替える金額と時期を確認します。
試算するときは、施設の利用料と通学費を分けます。たとえば週に数日だけ市外へ送迎する場合、ガソリン代だけでなく運転する大人の時間、きょうだいの予定、悪天候時の経路も考慮します。補助金は送迎負担を軽くする制度であり、民間施設の月額利用料そのものが全額補助されるという意味ではありません。詳しい条件と申請時期は、市の教育総務課が問い合わせ先です。
月額や初期費用の見方は、にじいろのフリースクール費用ガイドにも整理しています。全国的な相場をそのまま志布志市の施設料金として扱わず、候補ごとに最新の見積もりを取り、交通費とは別の欄に書き込んでください。
オンラインだけの利用について、この通学補助の対象になるとは市の案内から読み取れません。NIJINアカデミーなど自宅から参加するサービスの利用料に、この制度を当てはめて計算しないでください。自治体の別の支援制度が使えるかも含め、利用前に市へ直接確認するのが確実です。「使えるはず」で予算を組まず、対象施設・対象費用・支給時期の三点を書面で確認しておきましょう。
オンラインの学びは移動の負担を減らせる
志布志市の中でも、近くに希望する民間施設がない家庭、送迎を続けにくい家庭、外出への不安が強い子には、オンラインの学びが候補になります。NIJINアカデミーの公式サイトは、メタバース校舎、オンライン授業、異年齢の少人数クラス、担任による支援、活動記録などを紹介しています。カメラやマイクを使わずに参加を始められるという案内もあります。毎日決まった時間に顔を出すのが難しい子は、どの活動から参加できるか体験時に相談できます。
2026年10月21日に確認した公式の学費ページでは、メタバース通学の月額総額は税込25,443円、初月の入学金は税込33,000円と案内されています。ハイブリッド通学はリアル教室の料金が加算され、教室ごとに対象学年や開校日などが異なります。志布志から日常的に使えるリアル教室があるかは公式の教室一覧で個別に確認してください。専任サポートなどの任意オプションも別費用です。月額だけでなく、初月に必要な金額と解約・休止の条件まで確かめます。
オンラインには良い面と難しい面があります。送迎を減らせ、家という安心できる場所から参加できますが、家の中で過ごす時間が長くなりやすく、対面の友人関係や体を動かす場が別に必要な子もいます。通信が不安定な住環境、端末をきょうだいと共有している家庭では、実際の参加時間に支障が出ることもあります。体験では子どもの表情や疲れ具合を見て、授業後に気持ちを聞き、必要に応じて松風や地域の活動と組み合わせます。
NIJINアカデミーは学校の外の学び場です。小中学校の卒業資格や在籍校の出席を、事業者だけで決めるものではありません。公式サイトは在籍校との連携や出席認定サポートを案内していますが、出席扱いの可否は子どもの状況、活動内容、学校との連携を踏まえて判断されます。市内の対面の居場所が合う家庭にオンラインを一律に勧めることはせず、本人が続けられる形を優先してください。

小学生と中学生で優先して確かめること
同じ「フリースクールを探す」でも、学年によって確認する点は変わります。小学生の場合、子どもが一人で移動することを前提にせず、誰が送迎できるか、体験中に保護者が同席できるか、疲れたときに早く帰れるかを考えます。鹿屋市のスタディルーム中等部は公式に中学生向けとされているため、小学生の比較候補には入りません。松風と悠志学園については、学年ごとの受け入れ方法、同年代の子との活動、学習の進め方をそれぞれの窓口で確認します。家からのオンライン参加を試すなら、端末の準備だけでなく、子どもが一人で画面に向かう時間と大人がそばにいる時間を決めておくと、体験後に負担を振り返りやすくなります。
中学生は、本人の希望に加えて高校進学までの見通しが気になることがあります。ただし進路を急がせると、いま安心して過ごせる場を探す作業が難しくなります。まずは週のうち何日なら通えるか、学習を再開したい教科はあるか、集団活動をどの程度希望するかを聞き、在籍校の担任や進路担当に必要な書類と相談時期を確認します。スタディルームのような市外施設は、通所そのものに使う時間が長くなる可能性があるため、短時間の見学だけでも往復を試す価値があります。
きょうだいで同じ選択肢を使いたい家庭も、年齢条件を個別に確認してください。公的な支援室、学校、民間施設では受け入れ方が違い、オンラインでも学年によって参加できる授業が変わります。施設名を一つ決めてから子どもを合わせるのではなく、学年と本人の状態から候補を絞る順序なら、無理の少ない体験計画を立てられます。
出席扱いは契約前に学校へ相談する
「フリースクールに行けば学校の出席になる」とは決まっていません。文部科学省の通知は、自宅でICTを使った学習について、一定の要件を満たし、在籍校の校長が適切と判断する場合に指導要録上の出席扱いが可能と説明しています。保護者と学校の連携、対面指導、学習計画、活動の報告などが論点になります。民間施設への通所も学校が活動内容と連携を確認して判断します。
まず在籍校の担任や教頭に、子どもがどこで、どのような活動なら始められそうか伝えます。「何日分になりますか」と結果だけを尋ねるより、施設の資料、日々の活動記録、学校に共有できる学習内容、面談の希望を持って相談すると具体的になります。学校側が必要とする記録形式や、保護者・施設・学校の連絡頻度を確認し、体験中から同じ方法で記録すると後の行き違いを減らせます。
松風は市の教育支援センター、悠志学園は転入学先となる学校、民間フリースクールは在籍校と別の施設、オンラインは自宅からの学習というように、確認すべき制度が違います。「出席扱い」と「成績評価に活動を反映すること」も同一ではありません。学校から説明を受けたら、どの記録を誰が残すか、いつ見直すかを確認してください。進路が近い中学生は、内申書や卒業後の進学についても在籍校と早めに話しておくと安心です。
子どもが今は相談の場に出られない場合、保護者が先に学校や市教育委員会へ事情を伝えることもできます。本人が安心して過ごすことを急がせない一方で、学校と連絡を絶ってしまうと支援の調整が難しくなることがあります。出席扱いを「入会の条件」にせず、学びの場の相性を確かめながら学校と協議する順序が大切です。
家庭に合う場を選ぶための確認リスト
最初の見学や体験では、どの施設が有名かより、子どもが過ごせるかを確かめます。子どもの希望が言葉にならないときは、「会話は少ない方がよい」「静かな場所がよい」「勉強から始めたい」「友達と遊びたい」のように、いくつかの選択肢を見せて反応を聞いてみましょう。保護者の希望と違っても、本人が安心して続けられることが長期的には重要です。
| 確認すること | 質問の例 | 確認先 |
|---|---|---|
| 対象と受け入れ | この学年と現在の状態で体験できるか。市外在住でもよいか | 施設・学校 |
| 一日の過ごし方 | 最初は見学だけ、短時間だけ、静かな部屋だけでもよいか | 施設・学校 |
| 通学負担 | 朝夕の移動時間、送迎方法、雨の日の対応はどうか | 家庭・交通機関・施設 |
| 費用 | 初月、月額、昼食、教材、イベント、交通に何がかかるか | 施設・市 |
| 学校との連携 | 活動記録を誰が作り、どの頻度で学校へ共有するか | 施設・在籍校 |
| 中止・変更 | 子どもの状態が変わったときに休止や通所日変更ができるか | 施設 |
この表は候補を点数化するためではなく、見落としを防ぐためのメモです。一度の体験で結論を出さなくてもかまいません。帰宅後に「楽しかったか」だけでなく、「どの場面で安心したか」「疲れたところはあったか」を聞きます。体験前は行きたがっていても、その日の体調で気持ちが変わることもあります。候補を二つほど残し、数週間かけて試す方が合う家庭もあります。
志布志市では、松風の体験通所は在籍校の教頭へ、悠志学園の転入学は市教育委員会の説明会・面談へ、民間施設は運営者への見学へと窓口が違います。迷ったら市の不登校支援ガイドにある学校教育課へ相談し、今の状態に合う入口を一緒に整理するとよいでしょう。
問い合わせは三つの順番で進める
情報を集めると、施設の写真や料金表だけで決めたくなるかもしれません。しかし、実際に使えるかを確かめるには、問い合わせの順番が大切です。第一に、子どもが何に困っていて、どのくらいの時間なら外出やオンライン参加ができそうかを家庭で整理します。学校を休み始めたばかりで生活を整える段階なら、見学を急ぐより保護者だけで市や学校に相談する方が負担が小さいこともあります。反対に子どもが「別の場所へ行ってみたい」と言っているなら、希望があるうちに見学先の候補を確かめられます。
第二に、在籍校と市の窓口に連絡します。松風を考える場合は教頭へ体験通所を相談し、悠志学園を考える場合は市教育委員会へ転入学の条件と説明会を問い合わせます。民間施設やオンラインを考える場合も、学校に「施設を利用したい」「活動記録を共有したい」と早めに伝えておくと、出席扱いを含む話が具体的になります。ここで施設を決める必要はありません。学校から求められる情報を確認し、それを候補施設に質問するための準備をします。
第三に、施設へ学年・住所・現在の状態・希望する参加頻度を伝えて、受け入れ、体験、費用、連携方法を聞きます。鹿屋市の施設なら市外からの利用や送迎、志布志市の通学費補助に必要な資料提出に対応できるかも確認します。オンラインなら端末・通信環境、授業への入り方、対面支援の相談方法を聞きます。後で比較できるように、同じ質問を二つ以上の候補へ送り、返答の日付を残します。子どもが体験してから判断できる余白を残すことが、情報収集を急ぎすぎないための目安です。
どの段階でも、相談した日に契約や転入学を決める必要はありません。子ども自身がうまく気持ちを言えないときは、表情や翌日の疲れ方も判断材料になります。学校、施設、家庭で見えている姿が違う場合は、それぞれの観察を持ち寄り、数週間単位で計画を見直すことができます。志布志市内の公的な支援と市外・オンラインの民間の場を同時に調べることも、子どもに合う環境を探す自然な進め方です。
よくある質問
志布志市内に民間フリースクールはありますか
今回確認した市と県の公式情報では、市内の公的支援として松風と悠志学園を確認できました。県が公開する民間施設一覧には県内各地の施設が載りますが、市内の民間フリースクールの現行募集を一次情報で確認できなかったため、「市内にある」とは断定していません。最新の施設情報は志布志市教育委員会と県の不登校支援ガイドで確認してください。
松風に行くには学校を変える必要がありますか
松風は市教育支援センターで、学校を転校する制度としては案内されていません。市は体験通所を在籍校の教頭に相談するよう案内しています。利用を始める前に、通所日数、学校への連絡、学習記録の扱いを在籍校と確認してください。市の案内が窓口です。
悠志学園は誰でも申し込めますか
市は市内在住または転入予定、欠席状況、本人と保護者の転入学意思などの条件を示し、面談や体験通所の結果を踏まえて可否を判断するとしています。条件を満たしているか迷うときは、欠席日数だけで判断せず市教育委員会に相談してください。説明会案内に連絡先があります。
鹿屋市の施設に志布志から通えますか
県の一覧に施設名があることだけでは、志布志市在住者の受け入れや送迎対応は分かりません。施設に学年、住所、希望曜日を伝えて確認してください。スタディルーム中等部は中学生向けで、小学生の通所先としては扱えません。移動時間は自宅の場所や交通手段で変わるため、実際の時間帯に経路を確かめます。
フリースクールの費用に市の補助を使えますか
市には通学支援事業がありますが、案内は送迎に関する補助です。施設側の要件と書類提出が必要で、掲載ページの更新日も古いため、対象施設、計算方法、申請時期を市教育総務課へ確認してください。施設の利用料がすべて補助される制度として計算しないでください。
オンラインでも出席扱いになりますか
文部科学省は、一定の要件の下で校長が出席扱いとすることができると案内しています。利用するサービスだけで結果は決まりません。学校との連携、対面指導、学習計画や活動記録などについて、契約前に在籍校へ相談してください。文部科学省の通知で条件を確認できます。
いま子どもが見学を嫌がる場合はどうすればよいですか
本人をすぐ施設へ連れて行くことだけが相談の方法ではありません。保護者が先に在籍校や市の相談先に連絡し、施設の雰囲気、短時間の見学、オンライン体験の可否を聞けます。本人が負担に感じる理由を決めつけず、写真や活動内容を見せて、どのくらいなら試せそうかを一緒に考えてください。
まとめ:市内の相談から始め、通える範囲を広げる
志布志市でフリースクールを探すときは、最初に「在籍校を変えずに別の場所を試したいか」「学校そのものを変えたいか」「家から出るのが難しいか」を分けて考えると、問い合わせ先がはっきりします。松風は市内で体験通所を相談できる教育支援センター、悠志学園は条件のある市立学校への転入学先です。市外の民間施設は対象学年と送迎の負担を確認し、オンラインの学びは家から始められる利点と対面交流の必要性の両方を考えます。
NIJINアカデミーは、志布志から日々の送迎なしで学びや交流を試したい家庭には選択肢になります。一方、家以外の居場所や地元の対面活動を強く望む子には、松風や通える施設を先に見学する方が合うこともあります。費用、参加頻度、学校との連携を同じ基準で比べ、本人が安心して続けられる場を選んでください。公式情報は2026年10月21日に確認しました。申込・転入学の直前には、各窓口で最新の条件を再確認してください。
参照した一次情報
- 志布志市「不登校支援ガイド」(2026年10月21日確認)
- 志布志市「悠志学園説明会」(同日確認)
- 志布志市「フリースクール等通学支援事業」(同日確認)
- 鹿児島県教育委員会「不登校支援ガイド」(同日確認)
- スタディルーム中等部(同日確認)
- NIJINアカデミー公式サイト・学費・プラン(同日確認)
- 文部科学省「自宅でICT等を活用した学習活動の出席扱い」(同日確認)
- アイキャッチの志布志港の元写真:Sanjo撮影、Wikimedia Commonsでパブリックドメイン公開(同日確認)。文字と色調を編集。
- 本文の三枚は学び方を示すイメージ画像であり、掲載施設や実際の授業を撮影したものではありません。


