にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJIN高等学院も同社の事業です。通信制高校の保護者面談は、学習の進み具合や学校生活、進路について家庭と学校が情報を共有する機会です。実施の有無・回数・方法は学校によって異なり、保護者だけで相談できる学校もあります。面談を必ず設ける制度ではないため、入学前に相談窓口と連絡方法を確認しておくと、困ったときの次の行動を決めやすくなります。情報は2026年10月24日に確認しました。
通信制高校の保護者面談は学校ごとに回数や参加方法が違う
通信制高校では、保護者面談や三者面談を実施する学校があります。面談の回数や対象、来校・オンラインなどの方法は一律ではありません。毎年決まった時期に行う学校、本人や家庭から希望があったときに相談する学校、学習の遅れなど個別の状況に合わせて連絡する学校があります。「通信制だから面談がない」「必ず年に何回」と決めつけず、志望校・在籍校の募集要項や保護者向け案内で確かめましょう。
文部科学省の「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン」は、履修登録をしていない生徒や、添削課題・面接指導への参加が難しい生徒について、生徒や保護者への面談、電話などを通じた個々の実情に応じた支援に努めるよう示しています。これは、すべての学校に同じ回数の保護者面談を義務付けるものではありません。制度上の配慮と、各校が用意する面談・連絡方法は分けて確認してください。
| 確認すること | 学校への聞き方 | 分かること |
|---|---|---|
| 面談の機会 | 保護者面談や三者面談はありますか。定期ですか、希望制ですか。 | 相談機会の有無と、申し込み方法 |
| 参加できる人 | 保護者だけで相談できますか。本人の同席が必要ですか。 | 本人に話しづらいテーマがあるときの相談方法 |
| 形式・場所 | 来校のほか、電話やオンラインでも相談できますか。 | 遠方や来校が難しい家庭の参加方法 |
| 担当・連絡先 | 普段の相談は誰に、どの方法で連絡しますか。 | 担任・学年担当・事務窓口など相談先の使い分け |
| 記録・共有 | 面談で決めたことは、どのように本人・家庭へ共有されますか。 | 次の確認時期や、連絡内容の残し方 |
たとえば英風高等学校の公式案内では、年2回の三者懇談と毎月の学習状況報告が掲載されています。ルネサンス高等学校グループの公式案内では、保護者を交えた三者面談を実施し、遠方の場合などはオンラインも可能としています。これらは各校の実施例であり、他校にも同じ内容があるとは限りません。家庭が必要とする頻度や共有方法を、候補校ごとに確認する材料として読んでください。
学校選びの段階で、保護者だけの個別相談を設けている学校もあります。本人がまだ進学先を決めていない場合でも、説明会・個別相談で制度や費用、支援方法を質問できることがあります。参加条件や予約方法は学校の案内を確認し、本人の気持ちやプライバシーも尊重して相談の範囲を決めましょう。
面談の回数だけで学校の支援を判断せず、相談しやすさ、連絡への返答、困ったときの担当者、記録の共有方法をまとめて確かめることが大切です。通学日数とスクーリングの違いも気になる場合は、通信制高校の登校日数・スクーリングを整理した記事も参考にできます。
入学前の個別相談では家庭が気になっていることを整理する
入学前の相談は、面接試験と同じものではありません。学校の仕組み、学び方、必要な費用、支援体制を家庭が確かめ、入学後の生活を具体的に考える機会です。学校によっては本人が参加する説明会と別に、保護者だけで話せる相談枠を用意しています。本人がまだ話しにくいことを家庭が先に伝えたい場合は、保護者のみの参加が可能か、相談内容が本人にどのように共有されるかも尋ねてください。
面談前に、相談したいことを「学習」「通学・生活」「費用」「連絡・支援」「進路」に分けておくと、限られた時間でも優先順位をつけられます。完璧な説明を準備する必要はありません。欠席や転学の経緯を細かく語るより、今困っていること、本人が負担に感じる場面、続けやすそうな条件を事実として共有します。
| テーマ | 確認質問の例 |
|---|---|
| 学習 | レポートの進み具合はどう把握できますか。遅れたとき、本人や家庭にはどのような連絡がありますか。 |
| 通学・スクーリング | 登校日やスクーリングに参加できない場合、振替や相談の方法はありますか。 |
| 費用 | 授業料以外に必要な費用、支援制度の申請時期と手続きを教えてください。 |
| 支援 | 担任以外の相談窓口はありますか。本人が話しやすい方法を一緒に考えられますか。 |
| 進路 | 卒業後の進路はいつごろから、誰と相談できますか。 |
候補の学校が複数ある場合は、質問を同じ形にして回答を並べると違いが見えます。「面談は年何回か」だけでなく、何を話すのか、誰が対応するのか、定期面談以外の相談手段があるかを聞きます。コースやキャンパスごとに対応が異なる場合もあるため、検討している学び方・所属先を具体的に伝えてください。
家庭が一番知りたいことを二つか三つ選び、回答の担当者・次に確認する時期までメモしておくと、相談を次の行動につなげやすくなります。相談時点で分からないことは、後日回答の方法と目安を聞けば十分です。

入学後の面談では学習の進み具合と生活の変化を共有する
入学後の保護者面談で取り上げられる内容は学校によって違いますが、レポート提出、スクーリングや試験への参加、履修科目、単位修得の見通し、本人の学校生活、今後の希望などが相談テーマになり得ます。文部科学省の調査報告書には、通信制課程の取組例として、生徒・保護者・教員の三者面談、保護者懇談、家庭訪問、電話やメールでの連絡などが紹介されています。取組は学校ごとの例であり、すべての通信制高校が同じ方法を実施するという意味ではありません。
学習状況を聞くときは、単に「遅れているか」だけでなく、どの科目のどの課題で止まっているか、提出期限、試験やスクーリングとの関係、本人が再開するために必要な支援を確認します。支援方法には、担当者との短い面談、課題の分け方の相談、学習環境の調整、連絡の頻度の見直しなどがあります。学校が提供できる内容は各校に確認が必要です。
家庭からは、学校に見えにくい生活の変化を共有できます。起床や睡眠の乱れ、外出への不安、体調、家庭内での負担、本人が話した希望など、支援を考えるうえで必要な情報を、本人の同意や気持ちを確認しながら伝えます。全部を一度に伝える必要はなく、学校に相談する目的に関係することを選びましょう。
個人情報や家庭の事情を伝えるときは、「どの担当者に共有されますか」「記録はどのように扱われますか」と確認できます。緊急性の高い健康上のことや安全上の心配は、定期面談まで待たず、学校が案内している連絡先へ早めに相談してください。学校だけで対応できないときに、保護者の同意を得て専門窓口や医療機関につなぐ場合があるかも、事前に確認しておくと安心です。
面談では「困っている事実」「本人の希望」「家庭が相談したいこと」を分けて伝えると、学校側も対応を検討しやすくなります。たとえば、「レポートが遅れています」だけではなく、「数学の課題で手が止まり、本人は先生に質問しにくいと言っています。質問の方法を一緒に考えられますか」と伝える形です。
レポートの仕組みや提出の流れを先に把握したい場合は、通信制高校のレポートと進め方の記事もあわせて読めます。
保護者面談の前に本人の気持ちと話す範囲を確認する
三者面談では、本人が自分の状況や希望を話せることが大切です。保護者が説明を補うことはできますが、本人の答えを先回りしたり、家庭だけで今後を決めたりすると、本人の意向が面談に反映されにくくなります。面談前に「今日は何を相談するか」「本人から話したいことはあるか」「家庭から学校に伝えてよいことは何か」を短く確認しましょう。
本人が話したくないことや、保護者の同席では言いにくいこともあります。学校に本人だけの相談時間を設けられるか、保護者のみの面談を別にできるか聞いてください。面談後に家庭へどこまで共有されるのか、共有方法をあらかじめ確認すると、本人が安心して相談できる範囲を考えやすくなります。
本人が面談に参加できない場合も、保護者が学校へ相談できることはあります。ただし、本人に関する情報の共有や対応の決定には、学校の規定や本人の意思が関わることがあります。「本人が来られないので、まず保護者だけで相談したい」「今回は欠席理由ではなく学習の進め方を確認したい」のように、相談したい範囲を明確に伝えましょう。
話し合いの後は、決まったことを三点以内にまとめて本人と共有します。たとえば「次の面談までに数学のレポートを一題進める」「困ったときは担任へメールする」「次回面談日は本人と相談して決める」など、具体的で負担が大きすぎない内容にします。学校に求める対応と家庭でできることを分け、無理な計画を立てないようにします。

面談では困りごとを責めず、事実と希望を分けて話す
出席や課題の遅れを相談するとき、本人や家庭が「できていない理由」を弁解するように説明する必要はありません。まず、起きていることを具体的に伝えます。次に、本人がどう感じているか、家庭として何を知りたいかを分けて話します。責任の所在を決めるより、次に試す支援を相談する場として面談を使います。
| 話し方 | 例 | 相談につながる確認 |
|---|---|---|
| 事実 | 「今月は理科のレポート二回分が未提出です」 | 提出期限、再提出や補習、単位への影響 |
| 本人の様子 | 「課題を開くと手が止まり、質問方法が分からないと言っています」 | 質問先、相談時間、課題の分け方 |
| 家庭の希望 | 「家では急かすより、進捗を確認する方法を知りたいです」 | 保護者への共有方法、連絡の頻度 |
| 次の行動 | 「本人が担任へ一度質問し、次の面談で様子を確認します」 | 担当者、期限、確認日 |
話を聞いてもらえなかった、相談内容がうまく伝わらなかったと感じたら、その場で「今日決まったことを確認させてください」と言い、要点を一緒に整理します。面談記録の共有がある場合は、記録に誤りがないか、次回の相談先が明記されているか確認しましょう。説明が不十分なまま大切な手続きや履修選択を迫られた場合は、資料を持ち帰って確認する時間を求めても構いません。
担任とのやり取りだけで解決しないときは、学年担当、教頭、相談窓口など学校の正式な連絡経路を確認します。感情的な対立を避けるため、日時・相談した内容・回答・次に求める対応を簡潔に記録しておくと、担当者が変わったときにも状況を説明しやすくなります。学校ごとに窓口の名称や順序は異なるため、保護者向け案内に従ってください。
面談の結論は「誰が、いつまでに、何を確認するか」まで具体化し、本人に過度な約束をさせないことがポイントです。その場で解決しない問題は、持ち帰って考えることや、別の相談機会を設定することもできます。
来校できない場合もオンラインや電話の相談方法を確認する
仕事、介護、距離、体調などで学校へ行くことが難しい家庭もあります。学校によってはオンライン面談、電話、メール、学習状況の定期配信などを用意しています。利用できる方法、予約先、本人の参加条件、接続環境、面談時間、資料の受け渡し方を確認しましょう。オンライン相談が常に選べるとは限らないため、個別に問い合わせてください。
オンライン面談を使う場合は、事前に資料を送ってもらえるか、画面共有で学習状況を見られるか、面談後の記録を受け取れるかを聞きます。家庭の通信環境や本人が画面に映ることへの抵抗がある場合は、音声のみや電話が可能か尋ねてください。機微な相談では、同席者や周囲に聞こえない環境を確保し、オンライン記録の保存有無も確認するとよいでしょう。
保護者への連絡頻度が少ない学校の場合、必要な情報を家庭から問い合わせる方法を決めておくと安心です。反対に、学校からの連絡が多い場合は、家庭が受け取れる時間帯や優先度の高い連絡方法を相談できます。メールを見落としやすい、電話に出られない時間があるなど、家庭側の事情も具体的に伝えておきます。
面談が定期的にない学校でも、困ったときに誰へ何で連絡できるかが分かれば、必要な相談を始められます。入学前に、担当者名または役割、連絡先、受付時間、緊急時の連絡方法を確認してください。

定期面談を待たずに相談したい変化もある
課題の提出が急に止まった、スクーリングへ行けない状態が続く、体調が悪化している、本人が転学や休学を繰り返し口にするなど、生活や学習に大きな変化があるときは、次の定期面談を待つ必要はありません。学校が案内する窓口へ連絡し、今の状況と、何について相談したいかを伝えます。
学校との相談では、支援を受けるために共有が必要な範囲を確認できます。たとえば「スクーリングの代替や日程変更の可否」「履修や単位修得への影響」「医療機関や外部支援と連携する場合の手続き」「本人が同席できる相談方法」など、具体的な質問にします。制度や卒業要件は学校や在籍状況によって異なるので、一般論だけで判断せず、本人の記録をもとに学校へ確認してください。
心身の不調や安全に関わる緊急の心配がある場合、学校の面談だけで対応しようとせず、必要に応じて医療機関や自治体の相談窓口へつなぎます。学校には、家庭がすでに相談している支援者と情報を共有してよいか、本人の同意も含めて確認します。
高校を続けるか、転学するかを考えるときは、感情が強い日だけで結論を出さず、休学・転入・編入の扱い、修得単位の引継ぎ、学費、出願時期をそれぞれ確認します。全日制から通信制高校へ転入する手順の記事では、在籍中に確認したい時期や単位の考え方を整理しています。個別の扱いは在籍校と転入先の両方へ確認してください。
面談後は学校と家庭の役割を小さく決めて振り返る
面談で決めたことは、学校と家庭の役割を分けて、本人が取り組める範囲にします。学校側には質問への返答や課題の進め方の確認、家庭側には相談時間の確保や連絡の見落としを減らす工夫などがあります。家庭が先生の代わりに授業を教えたり、課題を仕上げたりする必要はありません。本人が取り組む範囲と、学校が支援する範囲をはっきりさせましょう。
- 面談内容を本人と一緒に短く振り返る。
- 学校が確認・連絡することを記録する。
- 家庭での見守り方を本人と決める。
- 次に状況を確認する日を決める。
振り返りでは、目標を達成できたかだけでなく、やり方が本人に合っていたかも確認します。予定通り進まなかったときは、意思の弱さと決めつけず、課題の量、時間帯、質問のしにくさ、体調など、続けにくさの要因を探します。面談で決めた方法が負担になっていた場合は、学校に調整を相談してかまいません。
保護者の関わり方は、本人の年齢や希望、学校の規則、手続き上の役割で変わります。本人が自分で先生に連絡したいときは、最初の一通を一緒に考えるなど、本人が主体になれる支え方もできます。本人の同意なく学校へ連絡することに迷う場合は、まず学校に、保護者が相談できる範囲や本人への伝え方を尋ねてください。
面談は、家庭が学校を監督する場でも、本人に結果を約束させる場でもありません。次の一歩を一緒に考える相談の場として活用しましょう。定期面談がない学校でも、必要なときの連絡先と相談方法を確認しておけば、状況に応じた連携を始められます。
入試の親子面接と入学後の保護者面談は目的が異なる
「通信制高校の面接に保護者も参加しますか」という疑問は、入学選考の場面で生じるものです。保護者面談は、入学前の個別相談や在籍中の相談を指して使われることがあり、同じ「面談」という言葉でも目的が違います。入試の親子面接では、学校が志望理由や本人の希望を確認することがあります。一方、入学後の保護者面談は、学習・生活・進路の情報を共有して支援方法を相談する機会として設けられる場合があります。
| 場面 | 主な目的 | 確認しておくこと |
|---|---|---|
| 入学前の親子面接 | 選考や、本人の希望・学習環境の確認 | 保護者の同席可否、本人のみの面接か、面接以外の選考方法 |
| 入学前の保護者相談 | 仕組みや費用、支援体制、家庭の疑問の確認 | 予約方法、保護者のみの参加可否、相談内容の取り扱い |
| 入学後の保護者面談 | 学習・学校生活・進路の共有と相談 | 回数、担当者、連絡方法、本人への共有方法 |
入試で保護者が同席するかは、学校や課程、募集区分、実施方法によって異なります。募集要項に書かれていない場合は、「保護者は面接に同席しますか」「選考とは別に保護者だけで個別相談できますか」と分けて問い合わせると、質問の意図が伝わりやすくなります。過去の説明会で聞いた内容と今年度の募集要項に記載された条件が異なる場合は、最新の募集要項を優先してください。
家庭から学校に伝える内容も場面によって整理できます。入試面接では本人の考えを中心にし、保護者は必要に応じて補足します。入学前相談では、家庭が費用や連絡方法を詳しく確認してもかまいません。入学後面談では、本人の生活の様子と学習上の課題を共有し、次の支援について相談します。どの場面でも、本人の意向を確認せずに家庭だけで進路や支援の内容を決めないことが重要です。
すでに入試面接について情報を探している場合は、NIJIN高等学院公式サイトの面接に関する案内も参考にできます。各校の選考方法や質問内容は個別の募集要項を確認してください。
面接に同席するかという質問と、入学後の相談体制についての質問を分けると、学校が答えるべき内容が明確になります。入学前に、入学後に利用できる面談の機会まで確認しておくと、入学後の連絡先を早めに把握できます。
面談の頻度だけでなく相談しやすさと担当の継続性を見る
面談回数が多いことは、保護者の相談機会を確保する一つの方法です。しかし回数だけで支援の充実度を比べることはできません。相談の予約が取りやすいか、誰が相談を受けるか、担当者が変わったときに情報を引き継ぐか、本人に合う伝え方が選べるかなども確認しましょう。学校の規模や通信制課程の運営方法によって、定期面談以外の連絡が中心となることもあります。
学校の公式案内を読むときは、次のような項目を分けて確認すると、広告的な表現だけで判断せずに済みます。
| 見る項目 | 確認できる情報 | 案内に書かれていない場合 |
|---|---|---|
| 面談の対象 | 全員、希望者、個別支援が必要な生徒など | どのような場合に保護者へ連絡するか問い合わせる |
| 担当者 | 担任、学年担当、キャンパス職員、相談員など | 日常的な相談先と担当者不在時の窓口を聞く |
| 面談以外の共有 | 学習状況のメール、アプリ、電話連絡、保護者会など | 保護者に共有される情報の種類と頻度を確認する |
| 相談できる内容 | 学習、進路、生活、費用、履修に関する相談など | 窓口ごとの担当範囲や外部機関への連携方法を確認する |
| 卒業資格の手続き | 在籍する高校が行う単位認定・卒業認定など | サポート校等を併用する場合は高校と支援施設の役割を分けて尋ねる |
通信制高校本体と、学習を支援するキャンパスやサポート校を併用する場合、保護者面談をどの組織が行うのか確認してください。学習支援施設が面談をしても、在籍校が担う単位認定や卒業認定の手続きまで施設が代わりに決めるとは限りません。レポートやスクーリングに関する支援はどこに相談するか、履修・単位・卒業条件はどの学校に確認するかを分けておくと、連絡先を間違えにくくなります。
公開されている面談例を見る場合も、「年二回の三者面談がある」という情報だけを抜き出さず、誰が対象か、何を話すか、毎月の学習情報共有があるか、オンライン参加できるかをあわせて読みます。公式サイトの説明は確認日時点の案内であり、年度やキャンパスによって運用が変わることがあります。自分が入学を検討している課程・キャンパスの最新案内を確認してください。
面談の回数、連絡の頻度、相談相手、困ったときの次の窓口を組み合わせて確認し、家庭に必要な支援が実際に受けられるかを見ましょう。比較する場合は各校へ同じ質問を行い、回答が得られなかった項目を推測で埋めないことも大切です。
保護者面談の相談メモは短くても具体的にまとめられる
面談のために長い報告書を作る必要はありません。スマートフォンのメモや紙に、相談したいこと、本人の様子、確認したい質問を数行ずつ記録しておくと、話が逸れたときにも戻りやすくなります。家庭の事情をどこまで伝えるか迷うときは、面談の冒頭で「今日は学習と連絡方法について相談したいです。家庭の事情は必要な範囲で説明します」と伝える方法もあります。
- 最近の様子:いつ頃から、どんな変化があったか。
- 本人の言葉:本人がどうしたいと言っているか。本人の許可なく話しにくい内容は別にする。
- 家庭の希望:学校に相談したいことや、避けてほしい連絡方法。
- 確認したい質問:制度、期限、担当者、次回の相談方法など。
- 面談後の確認:誰が何をいつまでに行うか、次に話す日。
メモは困りごとを証明するためではなく、必要な支援を相談するためのものです。書き出しにくいときは、「うまく説明できないが、何を優先すればよいか一緒に考えたい」と伝えてかまいません。本人の話した内容をそのまま伝えるか迷う場合は、本人に確認する時間を取ります。本人の同意を得られない話題でも、健康や安全に関わる懸念があるときは、何をどの窓口へ相談すべきか学校に確認してください。
面談後に質問が出てきたら、学校が案内する方法で追加相談を申し込みます。「次回まで待つべき」と思い込まず、相談の緊急度を伝えて対応可能な時期を尋ねてください。制度や費用の説明を受けた場合は、口頭だけで終わらせず学校の案内資料や公式ページも確認します。申請期限や在籍状況が関わることは、学校の事務担当者に確認して記録に残します。
短いメモでも、本人の希望・家庭が相談したい点・学校に尋ねる質問がそろっていれば、面談の準備として役立ちます。当日すべて解決することを目指すのではなく、次に誰へ連絡するかが分かる状態を目標にしてください。
通信制高校の保護者面談についてよくある質問
必ずあるとは限りません。定期面談、希望制の相談、個別の状況に応じた連絡など、学校ごとに異なります。募集要項や保護者向け案内で確認してください。
回数は学校によって異なります。年2回の三者懇談を案内する学校もあれば、必要に応じて相談を受ける学校もあります。志望校へ実施時期と予約方法を確認しましょう。
保護者のみの相談を受け付ける学校もあります。本人の同席が必要か、保護者だけで相談できる内容は何かを学校に尋ねてください。
学習状況、レポートやスクーリング、学校生活、家庭での様子、進路などが話題になり得ます。実施内容は学校と本人の状況によって異なるため、事前に議題を確認しましょう。
面談の進め方は学校ごとに異なりますが、困っている事実と本人の希望、家庭からの相談を分けて伝えると、次の支援を話し合いやすくなります。不安があれば事前に相談の目的を伝えてください。
保護者だけで相談できるか、本人だけの相談時間や電話・オンライン面談があるか学校へ確認します。本人が話したくない範囲や、家庭から伝えてよい内容も一緒に確認してください。
オンラインや電話で相談できる学校もあります。利用できる形式、予約方法、本人の参加条件、資料共有や面談記録の方法を在籍校に確認してください。
担任、学年担当、学校が案内する相談窓口などへ連絡します。担当者名や連絡方法、受付時間を入学前または在籍中に確認しておきましょう。
共有方法や記録の有無は学校の運用によります。面談後に本人・保護者へ何が共有されるか、本人だけに話した内容をどう扱うかを事前に確かめてください。
大きな変化や緊急の心配があれば、定期面談を待たず学校の連絡先へ相談してください。心身の不調や安全に関わる緊急時は、学校に加えて医療機関や自治体の窓口への相談も検討します。
学校の面談は、学習や生活の状況を家庭・本人・学校で確かめ、次の相談先を共有するための機会です。実施の回数や形式だけでなく、困ったときの窓口と支援内容を確認し、本人の気持ちを尊重しながら活用しましょう。
参考にした公式情報(2026年10月24日確認)
- 文部科学省「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン」
- 文部科学省「定時制・通信制の課程を置く高等学校について」調査研究報告書
- 文部科学省「通信制高等学校情報発信サイト よくあるご質問」
- 英風高等学校「学習・学校生活・進路のサポート」
- ルネサンス高等学校グループ「サポート」
- ヒューマンキャンパス高等学校「保護者様向け個別相談会」


