全日制高校から通信制高校へ移るときは、今の学校に在籍したまま次の学校へ相談し、受け入れ日・引き継げる単位・卒業時期を確かめることから始めます。気持ちの整理だけで退学日を先に決めると、編入学としての手続きになり、予定していた履修に間に合わない場合があります。にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJIN高等学院も同社の事業です。今の学籍を保ちながら、次の高校本体に本人の履修状況を確認してもらう順番で、転学の判断材料を整理します。
この記事は特定の学校への入学を決めるためではなく、全日制から通信制への移行を考える人が、募集時期、卒業資格、毎週の学び、費用を自分の条件で確かめるための案内です。確認した国と各事業の公式情報は末尾に掲載し、2026年10月21日時点で整理しています。
全日制から通信制へ転入する前に、在籍と卒業条件をそろえる
現在の高校に在籍している人が別の高校へ移るのは通常「転入学」、退学した後に入るのは通常「編入学」と呼ばれます。募集月や書類、前籍校の単位と在籍期間の扱いは受け入れ校ごとに決まります。通信制高校へ転入すれば必ず同じ卒業月になるとは限りません。今までに修得した単位と履修中の科目、転学先の必履修科目と対面日を合わせて、学校から卒業見込みを文書でもらいましょう。
| 確認する順番 | 家庭が用意するもの | 次の高校へ聞くこと |
|---|---|---|
| 1. 在籍を確認 | 在学状況、休学や欠席の扱い、現在の学年 | 在籍したまま転入を相談できるか、受け入れ日 |
| 2. 単位を整理 | 成績・修得単位・履修中の科目が分かる資料 | 認定される単位、必要な残り科目、卒業予定月 |
| 3. 日程を確認 | 本人が参加できる曜日と移動条件 | レポート、面接指導、試験、特別活動の会場と期限 |
| 4. 費用を比較 | 初年度と残り在学期間の予算 | 高校学費、通学コース、サポート校、交通宿泊の請求元 |
通信制高校は、文部科学省の案内にあるように添削指導、面接指導、試験などを組み合わせて単位を修得する高校です。オンラインの支援があっても、在籍校の必須の対面日がどうなるかを確認します。学習拠点やサポート校へ通う場合、卒業証書を出す高校の正式名称を別に書き出してください。
NIJIN高等学院はオンラインでの対話やプロジェクト活動を用意する通信制サポート校で、学校の外からつながる方法を試せます。学院だけでは高校卒業資格を取得できず、提携する通信制高校などに正式に在籍して、その高校のレポート、スクーリング、試験を満たします。毎日の教室通学が合わない人には比較候補ですが、宿泊を伴う対面日が難しい人や費用を抑えたい人には別の高校が合う場合があります。まずは卒業資格を出す学校と必須会場を確認しましょう。
転入と編入の違いは、退学の順番と学校の受け入れ条件に表れる
今の全日制高校を続けるのが難しいと感じても、進路が決まる前に退学届を出す必要があるとは限りません。まず担任や学校の事務室に、在籍中に転入の相談を進めたいこと、単位修得状況を示す資料が必要なことを伝えます。転学先には現在在籍中であることを伝え、受け入れ可能な月、必要書類、前籍校の退学・転学手続きの日付を確認します。学校間で送る書類があるため、本人や家庭だけで日付を確定しないようにします。
すでに退学している人は編入学の相談になります。退学した高校に在籍期間や修得単位の資料を依頼し、受け入れ校へ卒業までの計画を個別に作ってもらってください。学校によっては新入学、転入学、編入学の募集を別ページに分けています。「いつでも相談できる」ことと「希望日に高校の学籍を移せる」ことは同じではありません。年度途中の転学では、選ぶ科目のスクーリング日が残っているかも重要です。
前の高校での在籍期間がどのように扱われるか、既修得単位のうち何を認めるかは、転学先の学校から確認します。欠席が多かった期間がある場合も、在籍していた月数と修得した単位は別に記録します。「高2だから来年3月に卒業できる」と学年だけで決めず、必要な科目、単位、特別活動、在籍期間を一つずつ照合してください。
転学先では高校本体、キャンパス、サポート校の役割を分ける
通信制高校の名称で探すと、本校のほかにキャンパス、学習センター、学習等支援施設、サポート校の案内が並びます。毎週通う教室がどの種別でも、卒業資格を認定する主体は正式に在籍する高校です。日常の教室と卒業に必要な面接指導・試験の会場を同じものと思わないことが、転学後の予定を立てる出発点です。
| 利用する場 | 主な役割 | 卒業資格 | 確認する費用 |
|---|---|---|---|
| 通信制高校本体 | 教育課程、単位認定、面接指導・試験 | 卒業要件を満たした在籍校が出す | 入学金、授業料、学校諸費、教材、対面日の移動 |
| 高校のキャンパス・学習拠点 | 普段の授業、相談、通学コース等。内容は学校ごとに異なる | 正式な在籍高校を確認 | 高校学費と選択コース・拠点の追加費用 |
| 通信制サポート校 | レポート管理、対話、活動、進路などの支援 | サポート校単独では出さない | 支援サービスの費用と在籍高校の学費を別々に確認 |
NIJIN高等学院は三つ目のサポート校に当たります。公式案内ではワオ高校、鹿島山北高校、開志創造高校などとの連携を説明しています。どの通信制高校に正式入学するかで、卒業証書を出す主体、スクーリングと試験の場所、移動費が変わります。既に別の通信制高校へ在籍していて学院の支援だけ使う場合も、双方に利用条件を確かめましょう。週に何回オンラインで活動するか、本人がレポートに詰まったとき誰に相談するかを体験で確認できます。
レポート、スクーリング、試験を転学月から逆算する
通信制高校では、自宅でレポートを提出するだけで卒業できるわけではありません。各科目で学校が指定する添削指導、面接指導、試験に加え、卒業に必要な特別活動等を確認します。途中の月に転入すると、その年度の科目の対面日程が既に進んでいる場合があります。受け入れ可能な月と、希望する履修科目を同時に相談する理由はここにあります。
学校へは「本人が転入した場合、今年度の残りのレポート提出期限はいつか」「面接指導は何日で、どの会場か」「試験と再試験はいつ、どこか」「不足する単位を翌年度に回す場合、卒業月はいつになるか」を聞きます。オンライン授業がある学校でも、メディア視聴等による取り扱いは学校・科目で異なります。学校の年間予定表と本人の履修表を並べ、必須日に参加できるかを確認してください。
家から近いキャンパスへ週3日行けても、本校の面接指導が遠方でまとまった日程なら、その移動は別に考えます。反対に毎週の通学が少ないコースでも、家でレポートを進めるための支援が必要かもしれません。体調に波がある場合は、欠席時の連絡先と補充方法を学校に聞き、説明会では「理想的な週」だけでなく、調子の悪い週の予定も考えておきましょう。
費用は高校の学費と追加支援、移動費を分けて見積もる
全日制から通信制へ転学すると、授業料の表示だけでは家計の総額が分からないことがあります。入学金や選考料、単位に応じた授業料、学校諸費、端末、教材、通学コース、学習支援、必須の面接指導への交通・宿泊を分けます。年度途中から始める場合は、初年度に請求される額と次年度の額を別に確認しましょう。月払いができる契約と、返金されない年払いの契約も区別します。
高等学校等就学支援金などの公的な支援は、在籍する高校の授業料と本人の条件について学校へ確認します。サポート校の全費用が同じ制度で補われると考えず、支援適用前と適用後の見積書をもらってください。通学キャンパスを選ぶなら毎週の交通費、遠方の本校へ行くなら宿泊費、オンラインを中心にするなら端末と通信環境も費用に含めます。コース変更や途中解約の条件も契約前に確認します。
NIJIN高等学院の公式入学案内には、学院側の入学金55,000円、授業料年398,000円(2026年9月時点)が載っています。提携する通信制高校の学費とスクーリングの費用は別です。月払い、希望者のスタッフ支援、キャンパス利用などの追加条件もあります。公立通信制高校本体の費用を重視する家庭や、遠方への移動が難しい家庭は、学院を含め複数の学び方で卒業までの総額を比較しましょう。
見学では本人の一週間と、体調が落ちた週を試す
パンフレットには理想的な一週間が載りますが、転学後に続けられるかは本人の生活と合わせて判断します。起床、家から駅まで、校舎で過ごす時間、帰宅後の回復時間、自宅でレポートに取り組む時間を紙に書きます。通う回数だけでなく、レポートが遅れたときにどの支援を使えるかを見学で質問してください。
- 正式に在籍し卒業証書を出す高校はどこですか。
- 前籍校の単位と在籍期間をどう認定し、いつ卒業できますか。
- 必須の面接指導・試験・特別活動はどこで何日必要ですか。
- 今の体調で参加できない日があったら、何をいつまでに連絡しますか。
- 高校学費、通学コース、サポート費、交通宿泊の支払先と総額は何ですか。
- 体験で実際の教室やオンライン活動、レポート相談を試せますか。
駅に近い教室を好む人も、毎日の移動が少ないオンラインを好む人もいます。保護者だけで結論を急がず、本人が「相談できそうか」「一日の終わりに疲れすぎないか」を話せる余地を残してください。今の高校での別室利用や履修の調整も含め、転学以外の選択肢を学校に尋ねることができます。
全日制から通信制への転学でよくある質問
欠席が多いと転入できませんか
受け入れ条件は学校により異なります。欠席日数だけで決めつけず、在籍状況、修得単位、希望する転入月を候補校へ伝えて確認してください。選考方法や必要書類も当年度の募集要項を見ます。
今の高校を先に退学する必要はありますか
在籍中なら転入学として相談できる可能性があります。受け入れ校と現在校の両方に日付と書類の手順を確認してから決めてください。退学後は編入学の手続きになることがあります。
オンラインなら面接指導や試験へ行かなくてよいですか
オンラインでの日常学習ができても、在籍する高校の必須要件は残ります。本人の学校、学年、科目ごとの会場、日数、宿泊の有無を学校に確認します。
サポート校だけで高卒資格を取れますか
取れません。NIJIN高等学院を含む通信制サポート校は日々の学習や生活を支えます。高校卒業資格は正式に在籍する通信制高校の卒業要件を満たして取得します。
相談から転学決定まで、二つの学校の回答をそろえる
全日制から通信制へ移る判断には、本人の希望と同時に、学校が確認した卒業計画が必要です。今の学校から単位・在籍の資料を受け取り、候補校へ受け入れ日と単位認定、必要な対面日を確認します。その後に費用の見積りと体験を比べ、本人が続けられる学び方を選びます。退学や転学の日付を決める前に、現在校と受け入れ校の回答を一枚にそろえると手続きの行き違いを減らせます。
NIJIN高等学院は毎日の移動が難しくオンラインの対話やプロジェクト活動を試したい人には候補の一つです。提携高校の必須日程、学院と高校の二つの費用を確認してから判断してください。対面で教員と会う機会を多く求める人、公立高校の費用を優先する人には別の選択肢が合います。複数の学校・支援方法を比べ、本人の言葉で選べるように進めましょう。
確認した公式情報
以下の国と各事業の一次情報を2026年10月21日に確認しました。転入時期、費用、スクーリングは変わるため、出願前に当年度の募集要項と本人の履修条件で確かめてください。


