料金表に「授業料○円」と書いてあっても、それだけで入学に必要な金額はわかりません。入学金や施設関連費に加え、制服、通学、行事などの費用が別にかかる場合があるためです。
学校ごとに費目の名前が違い、年額と学期ごとの金額が混ざっていることもあります。同じ年度・学年の料金をそろえ、入学時だけの費用と毎年払う費用を分けると比較しやすくなります。
この記事では、公式料金表を使った計算例と、家庭で記入できる費用比較シートを用意しました。合計額とあわせて、いつ支払うのかも確認しておきましょう。
- 一時費用・毎年の費用・別途費用の分け方
- 公式料金から作る小学生の計算例
- 費用比較シートと支払カレンダー
学校の対象年度・学年で条件は異なります。掲載中の案内をもとにした具体例と、家庭向けの準備の提案を区別してご利用ください。
費用は3つに分けると、比べやすくなる
比較する料金表には、学校名だけでなく対象年度と学年、入学月も書いておきます。学年によって授業料が変わる学校や、途中入学で計算方法が変わる学校もあります。年額と学期額をそのまま比べないよう、単位もそろえてください。
表は横にスクロールして読めます。
| 区分 | 確認する費用の例 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 入学時の一時費用 |
|
|
| 毎年の費用 |
|
|
| 利用・条件に応じる費用 |
|
|
下の分類は、家庭で比較するための目安です。名前が似た費用でも、含まれるものは学校によって違います。不明な項目を0円で埋めず、「未確認」と残して学校へ聞きましょう。
2026–2027年度の公式料金で見る、初年度の計算例
小学生が新しく入学し、通年で在籍する場合の計算例です。確認できた費目を合計しており、学校が出した見積書ではありません。対象学年と、表のあとに記した除外項目もあわせてご覧ください。
表は横にスクロールして読めます。
| 費目 | KISTG2の例 | FISG1〜5の例 |
|---|---|---|
| 出願料 | 30,000円 | 52,000円 |
| 入学・受入関連 | 300,000円 | 350,000円 |
| 初回の資本・開発関連 | 700,000円 | 500,000円 |
| 年間授業料 | 2,850,000円 | 1,891,000円 |
| 年間の施設関連 | 200,000円 | 200,000円 |
| その他の年額費用(この例に含むもの) | CA会費 1,000円 | 保険 4,800円学習拡張 10,000円年鑑 6,000円図書 5,000円 |
| 上記だけの小計 | 4,081,000円 | 3,018,800円 |
出典:KIST:School fees(2026年8月〜2027年6月) / FIS:Tuition & Fees(2026–2027年度)
表の小計のほかにも支出があります。FISのWeek Without Wallsなどの行事費、給食など利用するサービス、個別の購入品は含めていません。また、FISはG3〜10にPHE用トップの購入を指定しているため、G1〜5の中でも必要額は変わります。
KISTは一部学年のキャンプ費や進級関連費を別に掲載しています。この例では、それらの対象外となるG2で計算しました。入学を検討する学年が違えば、同じ小計は使えません。

年額だけでなく「いつ払うか」を確認する
初年度の合計を払える見込みがあっても、合格直後にまとまった納入が必要なら、その時点で資金を用意しなければなりません。請求書が届いたら、金額だけでなく、対象期間と支払期限もカレンダーへ書き込みます。
分割納付でも、入学金などは最初にまとめて払う場合があります。何を何回に分けられるのか、手数料はあるかを確認してください。途中入学の計算や翌年度の改定についても、わからない点は見積もりを頼むときに尋ねます。
- 出願する前:出願料と、その返金条件
- 入学を決める前:合格後に必要な納入額と締切
- 通い始める前:制服・端末・通学等の支出
- 在籍中:授業料の各回支払と行事等の追加請求
出典:KIST:School fees(2026年8月〜2027年6月) / FIS:Tuition & Fees(2026–2027年度)
辞退・転校の可能性も、契約前に確認しておく
入学を辞退する可能性があるなら、納入前に返金条件を読んでおきます。「授業料は返金される」と書いてあっても、入学金や施設関連費まで同じ扱いとは限りません。
KISTは出願料と入学金を返金不可とし、初登校日前の辞退について、ほかの一定費用の返金条件を示しています。FISも費目ごとの条件を掲載しています。連絡期限や通知方法まで含めて、それぞれの原文を確認してください。
補助金や勤務先の支援を使う予定がある場合は、対象条件に加えて、いつ受け取れるのかも確かめます。本稿では個別制度の対象かどうかは判定していません。学校への支払いが先になる場合もあるので、受給が確定していない金額を差し引いて納入資金を考えないようにしてください。
出典:KIST:School fees(2026年8月〜2027年6月) / FIS:Tuition & Fees(2026–2027年度)
そのまま使えるテンプレート
メール文例は文中の [ ] を置き換えて使えます。管理シートは項目ごとの欄に記入してください。コピー・印刷には編集した内容が反映されます。学校の公式書式ではなく、依頼・整理用の資料です。指定フォームや証明書の代用にはできません。
入力内容は外部送信・保存されません。再読込前にコピーまたは印刷してください。
学校別・初年度費用比較シート
基本情報を記入し、確認したい項目を開いて書き込んでください。全部を埋める必要はありません。
※未確認は0円にせず「未確認」と記入。
出願料未記入
入学・登録・受入関連未記入
資本・開発・初回施設関連未記入
授業料(年額へそろえる)未記入
年間施設費・会費・保険未記入
教材・端末・制服未記入
行事・試験・英語支援未記入
給食・バス・その他未記入
確認できた初年度小計未記入
コピー・印刷する内容を確認
入力内容は外部へ送信・保存されません。再読み込みや画面を閉じる前にコピー・印刷してください。学校の公式書式・証明書の代用にはできません。
支払カレンダー・見積もり依頼メール
記録欄に必要な内容を書き、連絡するときは下のメール文例を使ってください。
支払カレンダー
記録 1未記入
記録 2未記入
記録 3未記入
学校へ送るメール文例
日本語訳を確認・編集する
コピー・印刷する内容を確認
入力内容は外部へ送信・保存されません。再読み込みや画面を閉じる前にコピー・印刷してください。学校の公式書式・証明書の代用にはできません。
よくある質問
Q. 授業料だけで学校を比較してよい?
初回費用、年間の必須費用、別途購入・利用費も含めて比較しましょう。両校の公式料金表でも授業料以外の費目が掲載されています。
根拠・確認範囲:FIS:Tuition & Fees(2026–2027年度)
Q. 年度が違っても同じ額で考えてよい?
次年度も同額とは限りません。KISTは毎年の料金調整について説明しています。希望年度の料金表と請求書を確認してください。
Q. 入学を辞退すれば全額戻る?
戻るとは限りません。出願料・入学関連費とほかの費用で条件が違います。期限と手続きを費目ごとに確認してから納入しましょう。
見積もりを頼む前に、条件をそろえる
希望年度・学年・入学月と、利用したいサービスを決めたら、学校へ費用の内訳を問い合わせます。未確認の欄が残ったまま合計を決めず、納入期限と返金条件まで確認してから家計の予定を立ててください。
参考資料・出典
2026年10月15日確認。希望年度・学年への適用は出願前に再確認してください。

