英語で届く学校からのお知らせ、先生との面談、急なお迎えの電話。子どもの入学を考えたとき、自分が学校とやり取りできるか心配になる保護者もいるでしょう。
保護者に求める英語力は学校によって違います。また、日本語で見学や面談ができても、入学後の連絡は英語という場合があります。出願資格と、実際に使える言語支援の両方を確認する必要があります。
学校の公式案内でわかる条件を紹介しながら、どの場面で何を聞けばよいかを整理します。問い合わせや聞き返しに使える短い英文も掲載しています。
- 保護者の英語条件と、言語支援の違い
- 学校に確認する5項目と家庭の連絡体制
- 聞き返し・要点確認・日本語支援の英文例
学校の対象年度・学年で条件は異なります。掲載中の案内をもとにした具体例と、家庭向けの準備の提案を区別してご利用ください。
「親の英語条件」は、学校ごとに確かめる
翻訳アプリを使えば条件を満たせるのか、日本語で相談できればよいのかは、学校の規定によります。まず出願資格として求めることを読み、そのうえで利用できる支援を尋ねてください。
表は横にスクロールして読めます。
| 学校 | 公開案内で確認した範囲 | 別に確認したいこと |
|---|---|---|
| FIS | 少なくとも保護者1人にある程度の英語力が重要と説明。 学校からの連絡は英語。 入学後には一定の翻訳支援を案内。 | 支援の範囲・対象場面・緊急時の対応。 |
| ASIJ | 保護者の英語の流暢さを条件として説明し、学校との連絡は英語。 | 希望時期の家庭への適用と条件の詳細。 |
| KIST | 保護者面接は日本語または英語。 日常の多くの場面でも日英の対応を案内。 願書は英語入力。 | 面接以外の日常連絡の言語、最新年度の条件。 |
出典:FIS:Admissions Policy / ASIJ:Admissions Guidelines / KIST:Admissions procedure / KIST:Applications / KIST:保護者との連絡 §2.04
表は2026年10月15日に公開案内で確認した範囲です。日本語対応や翻訳支援があっても、保護者の言語条件が免除されるとは限りません。
出願前に聞いておきたい5つのこと
「日本語対応はありますか」と聞くだけでは、面接のことなのか、毎日の連絡のことなのかが伝わりません。ご家庭で困りそうな場面を挙げて聞くほうが、使える支援を確かめやすくなります。
- 出願資格として、保護者にどのような言語条件があるか
- 願書を入力する人、記入言語、翻訳の条件
- 面接の使用言語、通訳利用の条件と申請方法
- 欠席連絡・緊急連絡・学習報告は何語で届くか
- 日本語スタッフや翻訳支援を利用できる場面と範囲
たとえば日本語で面接を受けられても、急なお迎えの電話は英語かもしれません。面接の言語を確認できたら、連絡アプリ、通知文、緊急電話についても尋ねておきましょう。

翻訳ツールは補助に。数字・否定・締切は原文と照合する
英語の長い案内を読むとき、翻訳ツールで全体の意味をつかむ方法はあります。ただし、締切、金額、返金、参加できるかどうかなど、間違えると手続きに影響する部分は原文と照らして確かめます。判断できなければ、学校に確認してください。
KISTは、オンライン願書をブラウザで自動翻訳すると不具合が起きる可能性があるため、英語表示で使うよう案内しています。案内文の意味を調べることと、入力フォーム自体を翻訳することは分けて考えてください。
本人確認書類や健康・学習に関する記録には、外部のサービスへ渡す必要のない情報が含まれることもあります。翻訳する前に必要な範囲を確認し、機密書類や他の家庭の情報をそのまま貼り付けるのは避けます。
家庭の連絡担当を決め、短い英文で確認する
メールは長く立派に書かなくても、用件が伝われば足ります。件名に確認したいことを書き、本文には希望学年・入学時期などの手がかりと、質問を添えます。一度に多くの用件を詰め込まないほうが、回答も確認しやすくなります。
家庭では、学校のアプリを見る人、緊急電話を受ける人、支払いの期限を確かめる人を決めておきます。子どもだけが大人同士の重要な連絡を訳すことにならないよう、学校に頼れる窓口も聞いておきましょう。
電話で十分に理解できなかった内容は、要点をメールでもらえないか頼む方法があります。ただし、緊急連絡で返信を待ってよいとは限りません。急いで対応が必要なときの手順は、入学前に学校と確認してください。
そのまま使えるテンプレート
メール文例は文中の [ ] を置き換えて使えます。管理シートは項目ごとの欄に記入してください。コピー・印刷には編集した内容が反映されます。学校の公式書式ではなく、依頼・整理用の資料です。指定フォームや証明書の代用にはできません。
入力内容は外部送信・保存されません。再読込前にコピーまたは印刷してください。
保護者の言語条件・支援を確認するメール(日英)
送る文面の [ ] を置き換え、不要な任意項目を削除してください。英語と日本語は別々にコピーできます。
日本語訳を確認・編集する
入力内容は外部へ送信・保存されません。再読み込みや画面を閉じる前にコピー・印刷してください。学校の公式書式・証明書の代用にはできません。
聞き返し・要点確認の短い英文集
使いたい表現を選び、必要なら英文を直してコピーしてください。日本語の説明はコピーに入りません。
少しゆっくり話してほしい
少しゆっくりお話しいただけますか。
別の言葉で説明してほしい
もう少しわかりやすい言葉でご説明いただけますか。
要点をメールでほしい
要点をメールでお送りいただくことは可能でしょうか。
締切を確認する
[項目]の締切を、時刻・時間帯を含めて確認できますか。理解を確かめる
[日付]までに[行動]が必要という理解で合っていますか。認識違いがあれば直してほしい
ご案内の理解に誤りがありましたら、お知らせください。
コピー・印刷する内容を確認
入力内容は外部へ送信・保存されません。再読み込みや画面を閉じる前にコピー・印刷してください。学校の公式書式・証明書の代用にはできません。
よくある質問
Q. 翻訳アプリがあれば保護者の英語条件を満たせる?
そうとは限りません。ASIJのように保護者の言語能力を条件として示す学校もあります。利用できる支援と資格条件は分けて問い合わせてください。
根拠・確認範囲:ASIJ:Admissions Guidelines
Q. 日本語面接なら、学校からの連絡も日本語?
面接の条件だけでは判断できません。KISTは別の案内で、多くの場面で日英の対応を行うと説明しています。ただし、すべての資料・連絡の日本語対応を保証する記載ではないため、必要な場面を具体的に確認しましょう。
根拠・確認範囲:KIST:Admissions and eligibility
Q. 日本語で相談できる人がいれば安心?
支援の範囲を確認してください。FISは一定の翻訳支援を案内しますが、少なくとも保護者1人の英語力が重要とも説明しています。
根拠・確認範囲:FIS:Admissions Policy
不安な連絡場面を、学校に具体的に伝える
面談、通知文、緊急電話のどこに不安があるのかを書き出してみてください。使える言語と支援がわかれば、家庭で何を準備するかも決められます。問い合わせには、後半の英文を必要な部分だけ使っていただけます。
参考資料・出典
2026年10月15日確認。希望年度・学年への適用は出願前に再確認してください。

