港区で学校を探すなら、まず「何歳から何歳まで通うか」を決める
港区には、幼児期だけ英語で過ごすプリスクールから、幼稚園・小学校・中学校・高校相当まで連続して学べる学校まで、性格の異なる施設があります。検索で同じ「インターナショナルスクール」と表示されても、Kspaceのように14か月から6歳までを対象とする園と、Tokyo International School(TIS)のようにキンダーガーテンからGrade 12までを設ける学校では、卒園後の進路も年間費用も違います。まず「今の英語環境を増やす」のか「小学校以降の主な通学先を探す」のかを分けると、候補を狭めやすくなります。
港区内の学校を調べると、麻布・白金台・三田・高輪・東麻布といった場所に施設が点在し、最寄り駅も一つではありません。港区在住でも、家の最寄り駅から学校までの乗り換え、登校時間帯の混雑、徒歩区間、バスの有無を確認する必要があります。住所が同じ区内であることは、毎日の送迎が楽であることを意味しません。下記では、学校の課程・公表費用・年齢を分けて紹介し、確認できなかった点は「要問い合わせ」としています。
港区内の学校を検討する際の入口は、東京都の「東京インターナショナルスクールポータル」です。学校種別・区・年間授業料・国際認証・カリキュラム等を条件に検索できる公的な案内ですが、幼児向けのすべての施設が同じ基準で掲載されるとは限りません。ポータルに載っていることだけで日本の学校制度上の扱いまで判断せず、各校と港区教育委員会へ別々に確認しましょう。
この記事で比較する港区の主な選択肢
この記事では、港区内に所在地を置く学校・幼児施設のうち、対象年齢や費用、カリキュラムを公式資料で確かめられた4校を取り上げます。TISは国際バカロレア(IB)の小中高相当課程を持つ学校、Nishimachi International Schoolは幼稚園からGrade 9までを対象とする学校、The British School in Tokyo(BST)は英国式の課程を提供する学校、Kspaceは乳幼児・幼児を対象にしたプリスクール/キンダーガーテンです。
この4校は、同じ年齢の子どもを一律に受け入れる競合校ではありません。たとえば、小学校段階でIBの学習環境を希望する家庭と、0歳後半から就学前までの保育時間を重視する家庭では、比較軸そのものが変わります。進学先を決める前に、希望する卒業資格、授業言語、日本語の学習時間、保護者が担う家庭学習の量、次の学校へ移る場合の出願時期を確認しましょう。
| 学校・施設 | 港区内の所在地 | 主な対象・課程 | 費用を確認できる範囲 |
|---|---|---|---|
| Tokyo International School | 三田(2026年8月移転後の新住所) | Kindergarten–Grade 12 | 2026–27年の年額・初回費用を公表 |
| Nishimachi International School | 元麻布 | 幼稚園–Grade 9 | 2026–27年の年額・初回費用を公表 |
| The British School in Tokyo | 麻布台(初等部)、世田谷区昭和(中高等部) | Nursery–Year 13 | 2026–27年の年額・初回費用を公表 |
| Kspace International Preschool & Kindergarten | 白金台 | 14か月–6歳 | 2026–27年の年額・入会費を公表 |
上表の学費は、学校が掲示している料金表の範囲です。昼食、制服、通学バス、教材、端末、課外活動、出願料、寄付・法人拠出プログラムなど、料金表の外にある費用が別に生じることがあります。金額は学年・入学時期・契約条件でも変わるため、単純な「年間授業料」だけで家計を比較しないでください。
Tokyo International School(TIS):三田の新キャンパスとK–12の学年構成
TISは、公式サイトでIB World Schoolとして案内されている国際学校です。2026年8月にTAKANAWA GATEWAY CITYへ移転することを学校自身が告知しており、新住所は東京都港区三田3-15-2、TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCEです。移転に伴い、過年度の所在地やアクセス情報を転載した紹介ページが残っている可能性があります。訪問や通学経路を計画する際は、古い案内ではなく学校の最新アクセスページを確認してください。
学校の募集資料と料金表は、KindergartenからGrade 12までの構成を示しています。幼稚園年齢の受入れがある一方、単に「幼児英語教室」の延長ではなく、初等・中等・高等段階までを含む学年編成です。国際バカロレアの教育プログラムは学年や認定状況を単位に確認し、IB校であることだけから、入学したすべての生徒が同一の資格・ディプロマを取得できると考えないようにします。希望学年で実施されるプログラムと卒業要件は、募集要項で確かめてください。
2026–27年度の料金表では、新入生の一回限りの費用として出願料3万円、登録料40万円、開発費100万円、計143万円が示されています。年間費用は、Kindergarten–Grade 2が建物維持費20万円を含め330万円、Grade 3–5が340万円、Grade 6–9が350万円、Grade 10–12が360万円です。たとえばKindergarten–Grade 2の初年度は、表示された年間費用330万円と初回費用143万円を合わせて473万円が目安となります。制服・一部活動・昼食・Grade 6以上の端末・住宅を伴う行事等は別費用となり得るため、実際の請求額は入学時に個別見積もりを取る必要があります。
授業料は一括または複数回に分けた納入日程が設けられています。学校はバスサービスの片道料金28万円・往復38万円も掲示していますが、運行ルート、停留所、対象学年、年度ごとの変更を確認してください。新キャンパス移転後は通学バスや放課後プログラムの運用変更もあり得ます。出願時には、英語力・過去の成績・面談や評価の内容だけでなく、転入学の空き状況、支援体制、募集締切、兄弟姉妹の在籍条件をまとめて尋ねると比較しやすくなります。
Nishimachi International School:元麻布の幼稚園からGrade 9まで
Nishimachi International Schoolは港区元麻布2-14-7にある学校で、公式案内ではElementary SchoolのKindergarten–Grade 5とMiddle SchoolのGrades 6–9を紹介しています。英語による学習に加え、日本語・日本文化を扱うプログラムも学校の教育内容に含まれます。日本国内で生活する子どもにとって、授業を英語で受けるだけでなく、日本語の読み書きや地域社会とのつながりをどのように続けるかは、入学前に具体的な時間割を見て確認したい点です。
2026–27年度の公表費用は、出願料3万円、登録料30万円、建物維持費82万5,000円が一回限りです。年間費用は授業料312万9,000円、Education Enhancement Fee 20万円、School Growth Fund Fee 20万円です。したがって、掲載費目を単純合算した初年度総額は468万4,000円、翌年度以降の年間掲載費用は352万9,000円となります。ただし、出席するクォーターの一部だけ在籍する場合も1クォーター分が必要と記載されているため、年度途中の転入では支払い規定を必ず確認してください。
奨学金制度としてOutreach Scholarship Programが案内され、経済的必要性、入学要件、学年、家庭の文化的背景等を含めて選考するとされています。これはすべての家庭に自動的に適用される値引きではありません。申請資格、必要書類、対象となる費目、更新条件、申請時期を学校へ問い合わせ、奨学金を前提にした予算ではなく、適用前の金額でも支払い計画を立てることが大切です。
学年の終わりが一般的な日本の年度と一致しない学校では、転校・帰国・国内の一条校への編入時に学年判定が調整されることがあります。Nishimachiの教育内容が希望に合うかだけでなく、卒業後に日本の中学校へ進む場合の受入れ条件、学齢の確認資料、日本語での教科学習をいつ補うかも、学校と教育委員会の双方へ相談してください。
The British School in Tokyo(BST):麻布台の初等部と昭和キャンパス
BSTは英国式の教育課程を提供し、港区のAzabudai Hills Campusを初等部、世田谷区のShowa Campusを中等部の拠点として案内しています。港区内の校舎はNursery(3歳)からYear 6(11歳)までが対象です。Year 7以降を希望する場合は、同じ区内で完結する学校ではなく、三軒茶屋の昭和キャンパスへ通う可能性を含めて通学時間を見積もる必要があります。きょうだいで初等部と中等部に分かれる家庭も、二つのキャンパスの送迎方法を確認しましょう。
2026–27年度の新入生費用として、出願料4万円、入学料50万円、教育資源費68万円が公表されています。年間授業料はNursery・Receptionを含むPrimaryが296万円、Year 7–9が298万円、Year 10–13が307万円です。全校に対するCapital Development Tuition Feeが年10万円加算されるため、初等部の年間掲載費用は306万円、初年度は初回費用を加えて428万円が目安です。学校の公式料金表は、行事・制服・端末等の扱い、納付期限、途中入学の按分ルールも示していますので、入学年度の最新版を必ず読みましょう。
英国式のYearと日本の学年は年齢区分が完全には一致しません。誕生日による学年判定、過去の在籍校、学習履歴、英語で授業を受ける準備、空席、サポートの可否を出願前に確認してください。港区のAzabudai Hills Campusは神谷町駅・六本木一丁目駅から徒歩圏と案内されていますが、朝の集合場所、保護者の送迎導線、スクールバスの範囲は居住エリアごとに実際の所要時間を調べるのが確実です。
Kspace International Preschool & Kindergarten:白金台の就学前プログラム
Kspaceは港区白金台5-13-39にあるInternational Preschool & Kindergartenで、公式サイト上の対象は14か月から6歳です。日中のプリスクールだけでなく、All Day、Parent Support、土曜クラス、放課後プログラム等が別建てで案内されています。年齢が同じでも、通常のクラス時間だけを利用する場合と、夕方までの預かりを組み合わせる場合では、年間支出と子どもの一日の過ごし方が異なります。
2026–27年度の料金表では、入会金にあたるInternational School Membership Feeが一回20万円、年度ごとのAnnual Feeが12万5,000円と掲載されています。5日通園のCaterpillar(14か月–2歳)、Chrysalis(2–3歳)、Butterflies/JFB(3–4歳)は年間授業料253万1,250円、BUGS(4–6歳)は292万5,000円です。5日All Dayは337万5,000円、5日Parent Supportは382万5,000円とされています。授業料の表記には消費税が別途かかる旨があり、Term 2・3の料金が変更される可能性も記載されているため、入園希望学期の請求書を基準にしてください。
この施設は小学校課程を持つ学校ではなく、就学前の保育・教育環境として比較します。卒園後に進む小学校をどこにするか、英語で身につけた読み書きと日本語の文字・数の学習をどうつなぐか、転居や帰国時に在籍証明をどのように用意できるかを、年中・年長になる前から相談するのがおすすめです。幼児期の園選びだけで小学校以降の進路まで決まるわけではありません。
4校を「対象年齢・学年・年間費用」で並べて見る
同じ区内であっても、課程の長さと費用の含め方に差があります。比較表では、学校の2026–27年度または2026年度に掲示された公式料金を使い、初回費用と毎年の費用を分けています。通学バス、昼食、制服、端末、課外活動、寄付制度、延長保育、税金などを加えた総費用とは一致しないため、「この額だけで通える」と受け取らないでください。
| 候補 | 対象段階 | 初年度の公表費用の目安 | 翌年以降の掲載費用 | 確認したい追加項目 |
|---|---|---|---|---|
| TIS | Kindergarten–Grade 12 | 約473万円(K–G2) | 330万円から | バス、昼食、制服、端末、学校活動 |
| Nishimachi | Kindergarten–Grade 9 | 約468万4,000円 | 約352万9,000円 | クォーター納付、教材・活動費 |
| BST | Nursery–Year 13(校舎は港区・世田谷区) | 約428万円(Primary) | 約306万円(Primary) | 通学先キャンパス、昼食、制服、端末 |
| Kspace | 14か月–6歳 | 授業料253万1,250円+初回・年度費 | 授業料+年度費 | 税、預かり時間、食事、出願審査費 |
初年度費用は、学校が明示した入学・登録費や年次費を合算した概算です。TISの金額はKindergarten–Grade 2、BSTはPrimary、Kspaceは週5日の通常クラスを一例にしています。Nishimachiは全学年で同じ授業料と掲載費用の構成として案内されています。年齢・学年や選ぶプログラムが異なるため、横並びの「安い・高い」ではなく、卒業までの総額と移行時の費用を個別に試算してください。
学費以外に港区の家庭が見落としやすい費用
国際学校の家計負担は、授業料だけでなく一回限りの登録・開発費、毎年の施設維持費、学習資材、端末、制服、交通費、給食や昼食、課外活動、旅行、延長保育などに広がります。港区の4校の料金表でも、授業料以外の費目が複数あります。転居・転校する可能性がある家庭は、途中退学時の返金規定、入学金の返金不可条件、分割納入の手数料、次年度値上げの告知時期まで確認しておくと、予算の見通しが立ちます。
家計表を作るときは、初年度だけ発生する費用と、毎年繰り返す費用を別の列にしてください。兄弟姉妹が複数在籍する場合も、登録料や施設費が一人ずつ発生するのか、きょうだい割引があるのか、バス代は片道・往復のどちらで請求されるかが学校によって違います。海外からの送金や円建て請求、為替変動により実質負担が変わるケースもあり、外国籍・日本籍で料金が変わらないかも確認しましょう。
奨学金・寄付・企業拠出制度は、対象条件と学校との契約を確認できてから計算に反映します。申請すれば必ず給付されるものではなく、選考、家計審査、学年、在籍期間、成績や更新条件が設けられることがあります。学校に問い合わせる際は「費用はいくらですか」だけではなく、「入学初年度に必要な全費目」「2年目以降の年間総額」「保護者が別途購入する物品」「値上げ履歴と次年度の見通し」を書面で確認すると比較しやすくなります。
入学条件は英語力だけでなく、学年・空席・家庭の準備も見る
港区の各校は、対象年齢や申請手順が異なります。出願料を支払う前に、希望する入学年月、学年判定の誕生日基準、現地校・日本の学校からの転入条件、必要な成績証明・健康記録、保護者面談、子どもの評価、英語支援の有無を確認しましょう。願書を提出できることと、希望する学年に合格・入学できることは別です。特に年度途中の入学を考える場合は、募集枠が空いているかどうかを個別に尋ねる必要があります。
英語が初級でも受け入れるかは学校・学年・空席によります。入学後の英語追加支援(EAL等)が必要な場合、その費用や週あたりの支援時間が別途示されることがあります。反対に、英語力の審査を通過しても、日本語での読解や作文が保たれるとは限りません。家庭内で使う言語、学校の日本語教科、外部の補習、読書習慣を含めて、本人が無理なく継続できる支援計画を確認しましょう。
港区の通学圏を町名・路線・キャンパスに分けて考える
港区は鉄道駅が多く、同じ区内でも麻布台、元麻布、白金台、三田・高輪では通学経路が変わります。学校が駅から徒歩数分と案内していても、自宅の最寄り駅から乗換えを含めると朝の所要時間は延びます。通学時間は平日朝の実時刻で調べ、駅の階段や混雑、雨の日の徒歩、保護者が付き添える期間、放課後の迎えまで含めて検討してください。
BSTのように初等部と中等部のキャンパスが港区外に分かれる学校では、進級時に通学先が変わる可能性があります。兄弟の校舎が別になる場合、同じ家庭から同じ時刻に送迎できるかを学校へ相談しましょう。TISの高輪ゲートウェイ移転も、以前の住所を前提にした住宅選びやスクールバスの検討を見直す契機になります。キャンパス再編や路線の変更はあり得るため、通学経路とバスルートは毎年度の案内で再確認します。
港区外から通う場合は、学校までの電車の本数だけでなく、欠席連絡・災害時の迎え・保護者会の参加頻度・長期休暇中のプログラムの有無も見てください。片道40分の通学でも、乗換えが少なく座れる場合と、複数路線を移動して混雑する場合では子どもの疲れ方が異なります。見学時には、実際の登校時間帯に最寄り駅から歩いてみて、校門での受渡し方法や遅刻時の受付も確認するのが現実的です。
国際カリキュラムと日本の就学制度は分けて確認する
「インターナショナルスクール」「IB校」「英語で授業をする学校」という呼び名だけから、日本の学校教育法上の設置区分や、就学義務の履行、卒業後の入学資格を決めつけることはできません。東京都は学校検索ポータルを設けていますが、個々の学校の教育内容や国際認証の掲載と、日本の一条校・各種学校等の法的位置づけは別の確認事項です。港区民は、学校が発行する在籍・修了証明の種類と、区教育委員会が求める就学手続きをそれぞれ確認してください。
特に日本国籍で日本に居住する児童については、一般的な義務教育の手続き、住民登録、在籍の届け出、就学猶予等の扱いに関わることがあります。インターナショナルスクールの在籍だけで自動的に日本の小学校・中学校の卒業資格や出席扱いが得られると説明することはできません。逆に「インターナショナルスクールはすべて同じ扱い」と一括りにするのも正確ではありません。学校名と課程名を伝えたうえで、港区教育委員会へ個別相談してください。
卒業後の進路も学校ごとに違います。IBディプロマ、英国式の課程、米国式・国際的な成績証明は、それぞれ出願可能な大学や入学資格の確認方法が異なります。海外大学に進む場合は、希望大学が認めるプログラムと履修科目、日本の大学に進む場合は学校教育法施行規則上の入学資格に関わる条件、国内高校へ転校する場合は単位・学年の認定方法を調べましょう。最終学年になってから確認するのではなく、入学前に想定する進路の要件を確認することが大切です。
港区の学校で合わない条件がある場合、学びの形を広げる
希望する学校の空席がない、毎日の移動が負担になる、日本語環境との両立が難しい、英語の強い刺激より本人の安心や得意を活かす場を優先したいなど、学校の条件が家庭に合わないこともあります。その場合は「通学型の国際学校を選ぶか、何もしないか」の二択にせず、国内の学校・地域の学習支援・オンライン型の学びを並べてみましょう。オンラインには移動時間を減らせる可能性がありますが、対面の友人関係や日中の居場所、卒業資格の制度は別に確認する必要があります。
オンラインという選択肢:NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)の対象・カリキュラムを確認する
NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、公式サイトでオンライン型の学びとして案内されています。港区の対面型インターナショナルスクールとは、通学場所、在籍制度、学年課程、日々の活動が異なるため、同じ学校の種類として単純比較はできません。検討する際は、入学対象年齢、2027年9月の開校予定、学習時間、担任・メンターとの関わり、英語を使う場面、評価方法、費用、出席や卒業資格との関係を、公式サイトで最新情報として確認してください。
オンラインの利点として、港区内外の移動が難しい子どもも自宅等から参加しやすい点が挙げられます。一方で、ネット環境や端末の準備、生活リズム、学習への参加を支える大人、対面での運動・体験機会は家庭側で設計が必要になることがあります。NGAを選べば海外カリキュラムの卒業資格を得られる、あるいは小中学校の就学手続きが自動的に完了する、といった意味ではありません。現在の在籍校や教育委員会との相談を並行させてください。
NGAが合うか考えるときは、学校に通えない・通いづらい理由、本人の興味や得意、必要な支援、保護者が参加できる時間を整理します。毎日決まった時間に通学して多文化の集団で学ぶことが本人の希望なら、対面の学校を優先するのがよい場合があります。自宅から対話的に学びたい、学校生活で自信をなくした経験がある、興味のあるプロジェクトを軸に人とつながりたいといった希望があれば、オンライン型を比較候補に加える価値があります。サービス内容は開校前後で更新されるため、費用・定員・入学条件は現時点の公式案内を基準にしましょう。
| 確認軸 | 港区の通学型スクール | オンライン型を比較するとき |
|---|---|---|
| 移動 | 駅・バス・校舎への毎日の通学 | 通信環境と参加時刻を確認 |
| 集団生活 | 同じ校舎で対面の友人関係を築く | 画面上の交流と対面体験を区別 |
| 課程 | 学校ごとの国際カリキュラム | 学習プログラムと在籍制度を分けて確認 |
| 支援 | 校内のEAL・学習支援・保健体制 | 家庭と運営側の支援分担を確認 |
| 卒業・資格 | 在籍校・課程の修了条件を確認 | 資格付与や就学扱いを個別確認 |
港区の家庭で起こりやすい3つの思い込み
一つ目は「英語で授業をする学校に入れば、日本語も自然に同じ水準で伸びる」という思い込みです。授業の主言語が英語の場合、日本語の読解・作文・漢字は家庭や別プログラムで補う必要が出ることがあります。学校の日本語授業の週時間、対象レベル、母語話者向けの指導、教材、評価方法を確認し、現在の日本語の力をどのように保つか計画しましょう。
二つ目は「幼児園から高校まで、同じ学校の中で進級できる」という考えです。Kspaceは就学前が対象で、BSTはキャンパスが初等部と中等部で異なり、NishimachiはGrade 9まで、TISは高校相当までの学年を掲げます。入学後に転校が必要な場合、学年の空き、英語力、学習記録、転校時の試験、通学先、出願費用が問題になります。現在の年齢だけで決めず、5年先までの進路の節目を見てください。
三つ目は「年間授業料を払えれば通える」という理解です。TISやBSTでは初年度に100万円以上の一回限りの費用が加わる構成で、学年が上がると授業料や端末等が変わります。Nishimachiも入学時に登録・建物維持費があり、Kspaceも税や年度ごとの費用、預かりプログラムが別に設定されています。実際の請求書を出してもらい、二年目以降と転校する場合の費用まで試算してから判断しましょう。
見学・説明会で確認したい質問リスト
見学では、校舎の雰囲気だけでなく、子どもが毎日過ごす時間と、家庭が担う役割を聞きます。できれば希望学年の時間割、学習成果物、学校カレンダー、費用明細、支援・安全に関する方針を見せてもらい、複数校で同じ質問をしてください。説明会の口頭回答と契約書・規程に差がある場合、書面の条件を優先して確認します。
- 希望する学年の年齢基準、出願時期、途中入学の空席、評価・面接内容は何か。
- 英語初級者や日本語支援が必要な子どもに、どの頻度・費用で支援があるか。
- 日本語の読み書きと日本文化・教科の授業は週何時間あり、どのように評価するか。
- 初年度・次年度の全費目、教材・端末・制服・バス・食事・活動費はいくらか。
- 兄弟割引、奨学金、法人拠出制度の条件と、申請しても適用されない場合の金額は何か。
- 欠席・転校・退学時の授業料返金、退学通知期限、成績証明書の発行条件は何か。
- 希望する卒業後の学校・大学に進むために、必要な科目・資格・履修証明は何か。
- 災害・感染症・校舎移転時の授業、保護者連絡、登下校の対応はどうなるか。
港区での学校選びを進める順番
最初に、年齢と希望課程を決めます。幼児期の英語環境なのか、初等教育を担う学校なのか、中学・高校まで続けられる教育なのかで候補は変わります。次に、年間総額と毎日の通学を同時に確認します。港区は学校の選択肢が比較的多い一方、キャンパスの場所が違えば通学の負担も異なります。学校の魅力だけでなく、家庭の勤務時間、きょうだいの予定、災害時の迎え方を含めて検討してください。
候補が絞れたら、入学条件と卒業後の進路を確かめます。英語で学ぶ環境が本人の力を伸ばすのか、日本語の学びをどう補うのか、次の学校へ移る場合に必要な証明書を得られるのかを学校に質問しましょう。制度上の区分が不明な場合には、区教育委員会へ学校名と課程名を伝えて個別に確認します。見学は子ども本人も参加し、授業の雰囲気や休み時間の過ごし方を見て、本人の希望を聞いてから決定することが大切です。
調査した4校はいずれも異なる強みを持ちます。TIS・Nishimachi・BSTは長い学年課程と国際カリキュラム、Kspaceは就学前の長時間保育・教育を検討する家庭に向く候補です。しかし、空席や募集年度、学費、キャンパス運用は変わります。最新の募集要項と見積もりを基に、家庭の教育方針と子どもの状態に合うか比較し、合う選択肢がない場合は国内の学校やオンライン型も含めて進路を組み立てましょう。
よくある質問
港区のインターナショナルスクールは小学校から入れますか?
学校により異なります。TISやNishimachi、BSTには小学校相当の学年がありますが、希望学年の募集枠、年齢基準、英語力、評価内容はそれぞれ違います。年度途中の募集は保証されないため、最新の募集案内を確認してください。
港区で学費が比較的低いインターナショナルスクールはありますか?
対象年齢と課程が異なるため、授業料だけで比較することはできません。幼児向け施設とK–12校ではサービスが異なり、初回登録費・施設費・通学費も加わります。家族が利用する学年・日数・預かり時間の見積もりを学校から取り寄せて比較してください。
英語が話せなくても入学できますか?
一律の基準はありません。年齢の低い幼児クラスと、教科学習が進む上級学年では求められる言語力や支援が異なります。希望学年の選考とEALの有無・追加費用を各校に問い合わせましょう。
インターナショナルスクールに通えば日本の義務教育を終えたことになりますか?
学校・課程の法的位置づけ、在籍手続き、個別事情によって確認が必要です。学校の広報上の名称だけでは判断できないため、港区教育委員会と学校へ個別相談してください。
港区外から通えますか?
各校の通学圏やスクールバス、出願条件によります。住所制限の有無に加え、実際の朝の移動時間、乗換え、下校後の迎え、保護者会への参加を確認してください。
初年度の費用はいくら用意すればよいですか?
TIS・Nishimachi・BSTは2026–27年度の授業料とは別に入学時費用を公表しています。本記事の合算は代表学年の目安で、バス・食事・活動等を含みません。必ず希望学年の全費用見積もりを依頼してください。
調査に使った学校・公的機関の一次資料
- 東京都「東京インターナショナルスクールポータル/学校検索」
- Tokyo International School「School Fees 2026–27」
- Tokyo International School「Admissions / 新住所案内」
- Nishimachi International School「Tuition + Fees 2026–27」
- The British School in Tokyo「Fees 2026–27」
- The British School in Tokyo「Azabudai Hills Campus」
- Kspace International Preschool & Kindergarten「School Fees 2026–27」
- 港区「就学・学校に関する案内」
記載の募集状況・費用・アクセスは、2026年10月15日に確認できた公式情報に基づいています。制度、料金、募集枠、移転後の校舎運用は変更されるため、出願や契約の前に各校および港区の担当窓口で最新情報をご確認ください。




