甲府市から通えるフリースクール5選|県と市で月最大3万円の補助、その必須要件【2026年最新】

甲府市から通えるフリースクール5選
甲府市には、フリースクールの利用料に対する補助が2つあります。山梨県の助成(1人あたり月上限15,000円)と、甲府市の補助金(1人につき月上限30,000円)です。全国的にも珍しい手厚さですが、どちらにも共通する2つの必須要件があります。「就学援助の認定を受けていること」と「在籍校が出席扱いと認めていること」。この記事では、その2つを軸に甲府市から通える5つを比較します。
この記事でわかること
  • 山梨県の助成(月上限15,000円)と甲府市の補助金(月上限30,000円)の要件の違い
  • ⚠️ どちらも「就学援助の認定」+「在籍校の出席扱い」が必須であること
  • 出席扱いへの対応を公式に明記している施設はどこか
  • 1回4,400円で試せる場所と、対象が20歳まである場所
この記事について

掲載しているのは、甲府市・山梨県の公式サイトおよび各施設の公式サイトで実在を確認できた場所だけです(2026年9月10日確認)。掲載は推薦や保証ではありません。NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。その前提でお読みください。費用や開設日は変わることがあるので、最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。

目次

甲府市は、補助が「県」と「市」の二重になっています

甲府市は、不登校の子どもの学びに対する費用支援が全国的にも手厚い自治体です。山梨県と甲府市の2つの制度があります。

山梨県の助成は令和7年度から新設されたもので、上限は1人あたり月額15,000円。対象は就学援助制度対象世帯の小中学生で、在籍校が出席扱いを認めているフリースクールの利用者です。窓口は県特別支援教育・児童生徒支援課(055-223-1789)。

甲府市の「フリースクール利用支援事業費補助金」は、上限が1人につき月額30,000円。要件は3つすべてを満たすことです。①甲府市に住所があり原則として対象児童生徒と同居していること ②対象期間中に甲府市就学援助制度の認定を受けていること ③フリースクールの利用が在籍学校から出席扱いとして認められていること。窓口は甲府市教育委員会 学事課学事係(本庁舎9階/055-223-7322)です。

📌 共通しているのは「就学援助の認定」と「出席扱い」の2点です。とくに②の出席扱いは、施設を決めてから相談するのでは遅くなります。見学の段階で「出席扱いの実績はありますか」を聞いておく。この順番が、甲府ではそのまま金額の差になります。

甲府市から通えるフリースクール5選(比較一覧)

費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設の公式サイト・電話でご確認ください。

スクール名 エリア 対象 形態 費用の目安
ステップアップくらぶ 甲府市美咲2-14-17 小学3年生〜高校3年生 月〜金 8:15〜13:00(出入り自由) 入会金なし/月額29,000円(税込)。所得状況に応じた減免制度あり。教材費・検定料は実費
山梨YMCA わいわいクラブ 〒400-0032 甲府市中央3丁目10-7 にじの家東館 6歳〜15歳(小学1年〜中学3年) 月〜金 11:00〜15:00 毎日利用 月33,000円/週2日利用 月13,200円/1回利用 4,400円
フリースペース ぴーす 山梨県甲府市堀之内町773 ハイツあずさ202号室 〜20歳(入会は〜18歳) 火〜土 9:00〜16:00(個別学習タイムは〜17:00) 月額会費 最大29,700円(税込)/学習サポートコース 11,000円(税込)
ボードゲームスクール あめかえる 山梨県甲府市貢川本町13-1-E 公式サイトは「中学生以上」(県資料は12歳以上) ⚠️ 公式サイト「水曜 13:00〜18:00」/県資料「月・木 13:00〜17:00」と不一致 月額2万円(都度利用も可。都度料金の額は記載なし)
NIJINアカデミー メタバース校舎 オンライン(自宅から) 小1〜中3(就学前も入学可/高校段階は別組織) 平日毎日開校。月100コマ以上の授業から選んで受講 月25,443円(税込)/入学金33,000円

5校を1校ずつ紹介します

1. ステップアップくらぶ(甲府市美咲・北新子供食堂を併設)

運営:ステップアップくらぶ with北新子供食堂(代表 阿部福生・公認心理師)

出席扱いへの対応を公式に明記している唯一の施設。補助の要件に直結します。

この記事の中で出席扱いへの対応を公式に明記している唯一の施設です。「在籍校・教育委員会と連携し、出席扱い認定をサポート」と書かれています。甲府市と山梨県の補助制度はどちらも「在籍校が出席扱いと認めていること」を要件にしているので、この一点は費用面にも直結します。

運営しているのは公認心理師です。心理支援と学習指導を両輪で回す設計で、発達特性や理解度に応じた個別の学習支援を行います。ボードゲーム、農業体験、eスポーツも活動に取り入れられていて、検定の実施会場にもなっています。

開いているのは月曜から金曜の8時15分から13時。出入り自由とされているので、途中から行く・途中で帰るができます。入会金はかからず、月額29,000円(税込)。所得状況に応じた減免制度もあります。子ども食堂を併設しているので、食事の面でも支えがあります。

  • 所在地:甲府市美咲2-14-17
  • 対象:小学3年生〜高校3年生
  • 開所日時:月〜金 8:15〜13:00(出入り自由)
  • 費用:入会金なし/月額29,000円(税込)。教材費・検定料は実費。所得状況に応じた減免制度あり
  • 支援:公認心理師による心理支援と学習指導。発達特性や理解度に応じた個別学習支援。ボードゲーム・農業体験・eスポーツ。検定実施会場
  • 出席扱い:「在籍校・教育委員会と連携し、出席扱い認定をサポート」と公式に記載
  • 問い合わせ:055-207-8128

出典:ステップアップくらぶ 公式サイト(2026年9月10日確認)

2. 山梨YMCA わいわいクラブ(甲府市中央・にじの家東館)

運営:公益財団法人 山梨YMCA

1回4,400円・週2日13,200円と刻みが細かく、11時スタートで朝が苦手でも間に合います。

1回利用が4,400円で用意されているので、月額の契約をする前に試すことができます。週2日利用なら月13,200円と、毎日利用(月33,000円)の半額以下。使う頻度に応じて費用が細かく分かれているので、家庭の予算に合わせて組み立てやすくなっています。

開いているのは月曜から金曜の11時から15時。11時スタートなので、朝が苦手でも間に合います。4時間という長さも、いきなり1日を過ごすより負担が軽い設定です。

YMCAならではの活動として、保育園や高齢者施設との交流があります。同年代だけの集団がつらい時期に、年齢の離れた人と関わる時間があることは意味を持ちます。臨床心理士によるカウンセリングもあり、YMCAの各行事にも参加できます。⚠️ 開所時間・費用は法人公式サイトには掲載がなく、山梨県が公開している施設紹介資料(PDF)に基づく情報です。出席扱いについては記載がないため、確認してください。

  • 所在地:〒400-0032 甲府市中央3丁目10-7 にじの家東館
  • 対象:6歳〜15歳(小学1年〜中学3年)
  • 開所日時:月〜金 11:00〜15:00
  • 費用:毎日利用 月33,000円/週2日利用 月13,200円/1回利用 4,400円
  • 活動:保育園や高齢者施設との交流活動、臨床心理士によるカウンセリング、YMCA行事への参加
  • 出典について:日時・費用は山梨県が公開している施設紹介資料(PDF)に基づく。法人公式サイトには掲載なし
  • 出席扱い:記載なし(要確認)
  • 問い合わせ:055-235-8543(法人代表)/070-3953-0319(直通)

出典:山梨県 施設紹介資料「YMCAわいわいクラブ」(PDF)(2026年9月10日確認)

3. フリースペース ぴーす(甲府市堀之内町)

運営:フリースペース/フリースクール ぴーす(代表 内藤好祐)

対象は20歳まで。土曜も開いていて、3つの機能を使い分けられます。

対象が20歳までと幅広く設定されています(入会は18歳まで)。中学を卒業したあとに行き場がなくなる時期は支援の網から抜けやすいのですが、ここは同じ場所に居続けられます。年齢の離れた人との関わりが自然に生まれるのも、同学年の集団がしんどい子には合うことがあります。

機能が3つに分かれています。「たまりば」「まなびば」「学習サポートコース」。何をする場所かが一つに固定されていないので、その日の状態で使い方を変えられます。学習サポートコースだけなら月11,000円(税込)と、費用の面でも段階が用意されています。

代表は自身が不登校を経験し、フリースクールでの実習経験も持つ方です。開いているのは火曜から土曜の9時から16時(個別学習タイムは17時まで)。土曜が開いているのは、この記事の中でここだけです。⚠️ なお公式サイトには「来年度より平日の夕方以降(不定期)」への変更予定の告知があります。出席扱いについては記載がないため、あわせて確認してください。

  • 所在地:山梨県甲府市堀之内町773 ハイツあずさ202号室
  • 対象:〜20歳(入会は〜18歳まで)
  • 開所日時:火〜土 9:00〜16:00(個別学習タイムは〜17:00)。⚠️ 公式サイトに「来年度より平日の夕方以降(不定期)」への変更予定の告知あり
  • 費用:月額会費 最大29,700円(税込)/学習サポートコース 11,000円(税込)。入会金の記載なし
  • 構成:「たまりば」「まなびば」「学習サポートコース」の3機能
  • 出席扱い:公式サイトに記載なし(要確認)
  • 問い合わせ:090-3696-9570(担当:内藤)

出典:フリースペースぴーす 公式サイト(2026年9月10日確認)

4. ボードゲームスクール あめかえる(甲府市貢川本町)

運営:ボードゲームスクール あめかえる(代表 雨宮正直)

ボードゲームが軸。雑談を成立させなくても同じ場にいられる構造です。

ボードゲームを軸にしたスクールという、この記事の中で唯一の性格を持つ場所です。1日は二部構成で、13時から15時が学習、15時から17時が遊び。ただし勉強は強制ではなく、読書や創作活動をしていても構わないとされています。

ボードゲームには、会話が苦手な子にとって実務的な意味があります。ルールという共通の枠があるので、雑談を成立させなくても同じ場にいられる。「何を話せばいいかわからない」という段階で、いきなり自由な居場所に放り込まれるより過ごしやすいことがあります。コミュニケーション能力の向上を目的に掲げているのも、この構造からです。

費用は月額2万円で、都度の利用もできるとされています(都度料金の額は記載なし)。⚠️ 注意点が2つあります。ひとつは開所曜日が公式サイトと県の紹介資料で食い違っていること(公式サイトは水曜13:00〜18:00、県資料は月・木13:00〜17:00)。もうひとつは対象年齢の表記も「中学生以上」と「12歳以上」で異なることです。080-3448-7841で必ず確認してください。

  • 所在地:山梨県甲府市貢川本町13-1-E(番地は山梨県の紹介資料に基づく。公式サイトには記載なし)
  • 対象:公式サイト「中学生以上」/山梨県資料「12歳以上」(⚠️ 不一致)
  • 開所日時:⚠️ 不一致。公式サイト「水曜日 13:00〜18:00」/山梨県資料「毎週月曜・木曜 13:00〜17:00」。要確認
  • 費用:月額2万円。都度の利用も可(都度料金の額は記載なし)
  • 1日の構成:13:00〜15:00 学習(強制ではなく読書・創作活動も可)/15:00〜17:00 遊び
  • 出席扱い:記載なし(要確認)
  • 問い合わせ:080-3448-7841

出典:あめかえる スクール(公式サイト)(2026年9月10日確認)

5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)

運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)

家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。

ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、甲府市のどこに住んでいても条件は変わりません。

メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。

費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。

  • 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
  • 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
  • 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
  • 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
  • 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
  • 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
  • サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
  • 体験:オンラインの無料体験会あり

出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月10日確認)

その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください

甲府市の適応指導教室は「あすなろ学級」で、市内3拠点にあります。本級=甲府市岩窪町261(北部幼児教育センター2階)、東分級=甲府市城東一丁目12-28(甲府市教育研修所1階)、南分級=甲府市国母四丁目1-12(甲府市国母教育プラザ2階)。対象は甲府市立小中学校に通う小学3年〜中学3年で、開設は月〜金 9:00〜15:00(祝祭日等を除く)。各学級に指導員が2人います。活動は仲間との交流、5教科の学習、指導員とのふれあい、体験活動、遠足など。入級は各学校の担任か生徒指導担当の先生に相談する形です。問い合わせは学校教育課 055-223-7321。⚠️ 費用の記載はありません。

相談の窓口は甲府市児童生徒支援センター「すてっぷ」です。甲府市城東一丁目12-28(教育研修所1階)、電話055-232-8019、フリーダイヤル0120-078-070。月〜金 9:00〜16:30で、相談はすべて無料。自立支援カウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー(発達相談員)、特別支援教育担当、生徒指導アドバイザー、指導主事が対応します。

このほか、南西中学校と北西中学校に校内教育支援センター「ほっとルーム」が設置されています(令和5・6年度の2年間指定)。「学びたい時に学べる居場所」という位置づけです。また「甲府学びくらぶ」という無料の居場所・学習支援があり、子ども応援センター(甲府市宝二丁目8-19 西庁舎3階)は火・金 16:00〜20:00で出入り自由、玉諸校(玉諸悠遊館)は毎月第2・4土曜 9:00〜12:00。問い合わせは子ども未来総室 子ども応援課 青少年係(055-237-5679)です。

そして民間施設の一覧を山梨県が公表しています。県教育委員会「教育支援センター・フリースクール等」のページに甲府市分が掲載されており、この記事で紹介した4施設のほか、KAI高等学院中学生部、森のがっこう森っこくらぶ、ほんもの寺子屋、つくば開成高等学校山梨校中等部なども載っています。フリースペース「ゆこか」や親の会「甲府不登校を考える親の会」の情報もあります。問い合わせは県特別支援教育・児童生徒支援課(055-223-1789)。⚠️ なお、甲府市内の学びの多様化学校・公設フリースクール・メタバース事業は、公式情報の範囲では確認できませんでした。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。

そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。甲府市と山梨県の補助はどちらも就学援助の認定が要件で、一般の世帯は対象外です。費用の壁は地域ではなく制度の設計から来ることもあります。フリースクールの数と性格は地域によって大きく違い、都市部と同じ前提で探すと必ず行き詰まります。

そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。

オンラインが向いているのは、こういうときです

オンラインを検討したほうがいいサイン
  • 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
  • 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
  • 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
  • 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
  • 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい

とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。

オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと

ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。

  • ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
  • ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
  • ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
  • ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します

③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。

⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。甲府市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。

見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。甲府では特に、補助の要件に直結する1つを必ず聞いてください。

見学のときに聞くこと
  • これまで何人が在籍校で出席扱いになりましたか(県・市どちらの補助にも必須の要件です)
  • 「出席扱いに関する申出書」の作成に協力してもらえますか
  • 今日みたいに気持ちが不安定な日に、途中で帰ることはできますか
  • 在籍校への出席報告は、誰がどの頻度で行っていますか
  • うちの子と年齢の近い子は、今何人くらい来ていますか
  • 合わなかったときに、途中でやめる手続きと費用はどうなりますか

よくある質問

甲府市の補助金は、いくらもらえますか。
上限は児童生徒1人につき月額30,000円です。要件は3つすべてを満たすことで、①甲府市に住所があり原則として対象児童生徒と同居 ②対象期間中に甲府市就学援助制度の認定を受けている ③フリースクールの利用が在籍学校から出席扱いと認められている、です。窓口は甲府市教育委員会 学事課学事係(055-223-7322)。就学援助の認定が前提なので、一般の世帯は対象外です。
山梨県の助成と、甲府市の補助金は両方使えますか。
制度としては別のものです。県の助成は上限月15,000円、市の補助金は上限月30,000円で、どちらも就学援助対象世帯と出席扱いを要件にしています。併給できるかどうかは窓口に確認してください(同趣旨の補助の重複を認めない自治体が多いためです)。県は055-223-1789、市は055-223-7322です。
申請はいつまでにすればいいですか。
甲府市の補助金ページには「令和7年9月30日までなら4月に遡及可能。10月1日以降は申請月分から」という記述があります。⚠️ これは令和7年度時点の文言です。年度が変わっている可能性があるため、必ず学事課学事係(055-223-7322)で最新の締切を確認してください。必要書類は交付申請書、出席扱いに関する申出書、利用料額確認書類、口座振込登録申請書、実績報告書兼請求書、出席状況等報告書、領収書等です。
出席扱いにしてもらえるか、まだ分かりません。
まず在籍校の担任かスクールカウンセラーに相談してください。山梨県は「公立小・中学校における不登校児童生徒の『指導要録上の出席扱い』等に関するガイドライン」を公表していて、支援を登校という結果だけでなく社会的自立を目指すものと位置づけています。この記事の中ではステップアップくらぶが「在籍校・教育委員会と連携し、出席扱い認定をサポート」と公式に明記しています。
まず1回だけ試したいのですが。
山梨YMCA わいわいクラブに1回利用(4,400円)があります。週2日利用も月13,200円なので、毎日利用(月33,000円)より負担を抑えて始められます。ステップアップくらぶは入会金がなく、所得状況に応じた減免制度もあります。初期費用がかからないことは、始めるときのハードルを大きく下げます。

まとめ

甲府市は、フリースクールの費用支援が全国的にも手厚い自治体です。山梨県の助成(月上限15,000円)と甲府市の補助金(月上限30,000円)の2つ。ただしどちらも「就学援助の認定」と「在籍校の出席扱い」が必須です。この2つを満たせるかどうかが、実質的な負担額を大きく変えます。

だからこそ、施設を選ぶときの最初の質問は「これまで何人が出席扱いになりましたか」になります。この記事の中で出席扱いへの対応を公式に明記しているのはステップアップくらぶだけでした。他の施設も対応している可能性はありますが、必ず数字で確認してください。

無料の選択肢としては、市のあすなろ学級(小3〜中3・月〜金 9:00〜15:00)と、無料の「甲府学びくらぶ」があります。相談は「すてっぷ」(0120-078-070)が無料です。そして、どれも難しいと感じたなら、それは探し方の問題ではありません。開いている日数、参加のしかたの自由度、出席扱いの実績、学校とのやりとりを誰がやるのか。この4つを最初に聞いておいてください。

内容を確かめるための一次資料

  1. 甲府市 フリースクール利用支援事業費補助金(ページ)
  2. 甲府市 あすなろ学級(ページ)
  3. 甲府市 児童生徒支援センター「すてっぷ」(ページ)
  4. 甲府市 甲府学びくらぶ(ページ)
  5. 山梨県 教育支援センター・フリースクール等一覧(ページ)
  6. 山梨県 出席扱いガイドライン(ページ)
  7. ステップアップくらぶ 公式サイト(ページ)
  8. 山梨県 施設紹介資料「YMCAわいわいクラブ」(PDF)(ページ)
  9. フリースペースぴーす 公式サイト(ページ)
  10. あめかえる スクール 公式サイト(ページ)
NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校

甲府市で「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、メタバース校舎に平日毎日通えるオルタナティブスクールです。全国どこからでも同じ条件で参加でき、出席扱いの申請も担当がサポートします。まずはオンラインの無料体験会から、様子だけ見てみてください。

文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月10日 / 最終更新:2026年9月10日
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